新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2   作:ゆーじ(女神候補生推し)

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066ネプギアの危機

 ネプギアとプルルートの戦いは続く。

 

 

「このっ! 当たりなさいよ!」

 

 

 プルルートが怒りの形相で、右手で蛇腹剣を鞭のように伸ばして振り回し、左手で電撃魔法を放つがネプギアはそれを全て避けていた。

 

 

「同じような攻撃でっ!」

 

 

 ネプギアはそう叫ぶと、一瞬でプルルートとの間合いを詰めて、「ギアナックル!」と鋭いボディブローを入れる。

 

 

「かはっ!?」

 

 

 プルルートは、35万のダメージを受けると、体をくの字に折る。

 

更に、「仁義八行の力よ!」とネプギアは仁義八行の珠と同調しパワーアップをすると、「ティンクルスターーーー!」と光の剣による三連撃をプルルートに食らわす。

 

 

「ぐうっ!」

 

 

 苦悶の表情と共に、152万のダメージを受けて吹き飛ばされるプルルート。

 

しかし、プルルートは空中で受け身を取ると、態勢を立て直して、「生意気よ!」と蛇腹剣を鞭のように伸ばしてネプギアに反撃をする。

 

 

「そんな苦し紛れの攻撃!」

 

 

 avoid。ネプギアはプロセッサユニットのスラスターで横移動をすると、プルルートの攻撃を避ける。

 

学習能力の高いネプギアは既にプルルートの攻撃の大半を見切っており、その上ギアシステムがあり、プルルートの攻撃はいつの間にネプギアにかすりもしなくなっていた。

 

 

「エネミーの推定最大HP2億。現在のダメージ1億6254万9871。勝率は93%です」

 

 

 ネプギアの耳にNギアの機械音声が聞こえて来る。

 

これまでの戦いの経緯を分析したNギアは、ネプギアに対して高い勝率を提示していた。

 

 

「まだ戦うつもりですか? もう、あなたに勝ち目はありません。今からでもキチンと謝れば……」

 

 

 ネプギアがそこまで言いかけると、「あたし、【達】が負けるなんてありえないわよねぇ。ねぇ、ねぷちゃん」とプルルートが自信満々に言い放つ。

 

 

「お姉ちゃんは関係ありません。今はあなたと私のたたか……」

 

 

 ネプギアがそこまで言うと、突然ネプギアの背中に激しい痛みが走る。

 

 

「迂闊よ。ネプギア」

 

 

 ネプギアの背後には、太刀を振り下ろしたネプテューヌが立っていた。

 

ネプテューヌが背中からネプギアを斬ったのである。

 

不意打ちにより、ネプギアに6878のダメージが当たり、ネプギアのHPゲージが八割以上減少してしまう。

 

 

「そんな……一対一じゃ……」

 

 

 絶望の表情で両膝を付くネプギア。

 

 

「そんな約束したかしら? 忘れちゃったわ。それにあたしとねぷちゃんは一心同体。二人で一人よ!」

 

 

 プルルートはそう言うと、蛇腹剣を鞭のように伸ばして何度もネプギアを叩く。

 

合計で、1852のダメージを受けたネプギアは戦闘不能になって倒れてしまう。

 

それを見たイクスは、「二人ともグッジョブ。いい感じでカオスエナジーが浸透してるじゃん」と喜びの声を上げた。

 

カオスエナジーの浸食は二人の心を大きく蝕んでいた。

 

 

「テメェ!! ネプテューヌゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

 

 

 ブランが怒りの絶叫を上げると、「最低ねあなた!」とノワールもネプテューヌを軽蔑するように言う。

 

更に、「失望しましたわ。それでネプギアちゃんの姉、いえ、それ以前に女神を名乗れますわね」とベールの冷たい声が響く。

 

ネプテューヌは罵声を向ける三人の女神を一瞥すると、「何とでも言いなさい。ノワールとブランの相手はわたしがするわ。ベールはぷるるんに頼むわ」と冷静に言い放つ。

 

 

「ブッ殺してやる!」

 

 

 いきり立って戦闘態勢を取るブラン。

 

 

「ただじゃおかないわよ!」

 

 

 同じく大剣を握りしめるノワール。

 

しかし、ネプテューヌはそんな二人に動じもせずに、「強がりはよしなさい。本当は二人とも立っているのが精一杯でしょ」と言った。

 

 

「だったら、私達が手を貸すわ」

 

 

 神次元のノワールが立ち上がる。

 

同時に、「助太刀するわ」と神次元のブランも立ち上がる。

 

 

「半病人が何人増えても同じよ……わたしが負けることは絶対にないわ」

 

 

 ネプテューヌは自信満々にそう言い放つ。

 

 

「ネプギアちゃん! 今助けますわ!」

 

 

 ベールがそう言うと、「べ、ベールさん……」とネプギアは息も絶え絶えに答える。

 

 

「わたくしも手伝います!」

 

 

 神次元のベールもそう言うと、ベールと神次元のベールとの二人でプルルートに立ち向かって行く。

 

 

「邪魔よ! これから、あたしとぎあちゃんのお楽しみタイムなんだから」

 

 

 ネプギアを倒して勢いづいたプルルートが、二人のベールを蛇腹剣で弾き飛ばす。

 

 

「くっ!」

 

 

 ベール達は思わず片膝をついてしまう。

 

そんなベール達を見て、「ふふっ、強がってるけど、みんな潰しあってくれたお陰でボロボロね。やっぱり、あたしとねぷちゃんは勝つ運命なのよ」とプルルートは嬉しそうに言った。

 

 

***

 

 

 奮戦空しく、ノワール、ブラン、ベール、そして神次元の女神達もネプテューヌとプルルートの前に膝を付いた。

 

やはり、前の戦いで負ったダメージが相当大きかったようだ。

 

 

「うふふふ……正義は勝つってことかしら?」

 

 

 プルルートが光悦した表情でそう言うと、「ええ、わたしとぷるるんの前に勝てる者なんていないもの」とネプテューヌが冷静に答える。

 

 

「そんな……ねぷぎあ……みんな……」

 

 

 愕然とするピーシェ。

 

イストワールも愕然として、「こんなことが……」と肩を落とす。

 

 

「うふっ……ピーシェちゃんの再教育は後でするにして……」

 

 

 プルルートはそう言うと、倒れているネプギアの髪を左手で掴んで強引に起こさせる。

 

 

「カメラしっかり回しておきなさい」

 

 

 プルルートの言葉に、ボーク、下っ端、ワレチューの三人がネプギアを囲むと、更に撮影を続ける。

 

 

「相変わらず綺麗な髪の毛ねぇ。さらっさらのつやつやで……」

 

 

 プルルートは丁寧に右手でネプギアの髪を撫でるが、突然、「ほら!」と言ってネプギアの髪を強引に引き抜く。

 

 

「……っ」

 

 

 苦悶の表情を浮かべるネプギア。

 

 

「痛い? 痛い? ふふっ、こうやって一本ずつ抜いていって、あたしがヘアアレンジしてあげるわ。どんな髪型がいい? 落ち武者? バーコドハゲ? ちょんまげなんていうのも面白そうね~」

 

 

 ネプギアの顔を舐めるように見ながらそう言うプルルート。

 

だが、ネプギアはそんなプルルートを睨みつける。

 

 

「その目、気に入らないわね。そのいかにも【悪には屈しません】という目が!」

 

 

 プルルートはそう叫ぶと、右手でネプギアの頬を叩く。

 

 

「そんな目をしてると、髪の毛焼いてチリチリにしちゃうわよ」

 

 

 プルルートは炎系魔法でネプギアの毛先を炙ると、「熱い? あはは、そりゃ熱いわよねぇ!」と愉しそうに叫んだ。

 

 

「うっ……」

 

 

 歯を食いしばって、プルルートの責めに必死に耐えるネプギア。

 

 

「ふふっ、いい顔ねぇ。次はぎあちゃんの大好きな電気責めよ~」

 

 

 プルルートはその表情に興奮して、今度は得意の電撃魔法をネプギアの全身に浴びせる。

 

ネプギアの全身に電撃の鋭い痛みが走る。

 

 

「くうっ……ううっ……」

 

 

 ネプギアは苦悶の表情で必死に耐える。

 

 

「そんな顔されたら、ますます興奮しちゃうわ! 次は、鞭で可愛がってあげるわ! この駄女神が!」

 

 

 プルルートは乗馬用の鞭を取り出すと、愉しそうな顔でネプギアの全身を叩く。

 

ネプギアの綺麗な肌が次々と腫れ上がっていく。

 

 

「~~~っ!?」

 

 

 声を押し殺して耐えるネプギア。

 

プルルートはネプギアを叩き終えると、「じゃあ、今度は針責めよ。どこに刺してほしい? 誰もが羨む綺麗は肌よねぇ。憎たらしいぐらいに!」と言い、ネプギアの胸部に針を刺し始める。

 

 

「ほら! ほら!」

 

 

 一本一本愉しそうに突き刺すプルルート。

 

 

「ぎあちゃんの胸にキレイな赤い花が咲いてきたわよ~」

 

 

 プルルートが愉しそうに笑う。

 

ネプギアには、「くっ……」と我慢をするだけしか出来なかった。

 

 

「何を我慢しているの? もうあなたを助けてくれる人なんて一人もいないのよ? この痛みから逃れたいなら、一生あたしの奴隷になるって誓いなさい」

 

 

 プルルートの言葉に、強気な目で睨みかえすネプギア。

 

 

「ふぅぅん……まだ、そんな目するんだぁ? やっぱり、ぎあちゃんみたいな子は体を直接傷つけるんじゃなくて、大切な人が苦しんでる姿を見る方が堪えるかもしれないわね」

 

 

 そう言ってプルルートはネプギアから手を放す。

 

 

「ぎあちゃんの大切な人をぜえ~~んぶ、あたしが目の前で寝取ってあげるわぁ~~」

 

 

 プルルートは晴れ晴れとした表情でそう言うと「寝取り。素敵な響きねぇ。信じていたものに裏切られる時、信頼されているのに苦痛と快楽に抗えず裏切る時の表情なんて想像するだけでゾクゾクするわ」と嬉しそうに言う。

 

更に、「そして、寝取った子にぎあちゃんをイジメさせる。最高のシチュエーションね。ロムちゃんとラムちゃんに蹴られるぎあちゃんにユニちゃんに踏まれるぎあちゃん、惨めすぎてそそるわ~」と言うと光悦した表情になる。

 

 

「ふふっ……許してほしい?」

 

 

 プルルートが舐めるような目でネプギアを見つめる。

 

続けて、「今から自分で素っ裸になって、頭に耳のアクセサリーと、お尻の穴に尻尾を突っ込んで三回回ってワンって言った後に、あたしの靴を綺麗になるまで舐めたら考えてあげるわよ」と言い放つ。

 

 

「無……です」

 

 

 小さな声で答えるネプギア。

 

するとプルルートは、「無理じゃないのよ! 許して欲しかったらやりなさい。ほら、あと三秒よこの愚図!」とネプギアを りつける。

 

 

「……無駄ですよ」

 

 

 今度はハッキリとした声で言うネプギア。

 

プルルートがそれに対して、「なに? どういうこと?」と言うと、「……想像するのは勝手です。でも、そんなことしても無駄ですよ」とネプギアは言った。

 

 

「言った筈です。人の心は崇高だと。私の信じている仲間達はあなたなんかの幼稚な責め苦や稚拙な辱しめに負けたりしません」

 

 

 ネプギアがそう言うと、「……そうよ。寝取りなんて下衆なこと、妄想だけにしておきなさいよ、この変態」とユニが言う。

 

続けて、「そーよ、変態女神、バーカ、バーカ」とラムが言い、「変態不審者なんかに負けない。通報しました」とロムが言う。

 

プルルートは女神候補生達の態度に不愉快そうに蛇腹剣で地面を叩くと、「殺しちゃってもいいってこと? 本当にやっちゃうわよ」とユニの頭を踏みつける。

 

 

「くっ……死んでもアンタなんかに屈しないわ。アタシだって女神、いつでも死ぬ覚悟はできてるわ!」

 

 

 ユニがそう叫ぶと、「そーよそーよ。わたしだって覚悟はできてるんだから!」とラムが言い、「ネプギアちゃんに勇気をもらってから怖くない」とロムがそれに続く。

 

 

「なに強がってるのよ。本当は死にたくないんでしょ、さっさとあたしにひれ伏しなさいよ」

 

 

 プルルートはユニ達の言葉を軽く聞き流すと、更にユニの頭を踏む。

 

 

「くどいわ! 武士道とは死ぬことと見つけたり。アタシ達は常住死身の覚悟よ」

 

 

 ユニが叫ぶ。

 

するとプルルートは、「なぁに? 玉砕覚悟の特攻精神ってヤツ? そんなに死にたいなら切腹してあたしを楽しませなさいよ。ハラキリよハラキリ。あははははっ!!」と笑った。

 

 

「死ぬことが武士道ってことじゃないわ。アタシ達は大切な人達を守る為に、どんなことでも命がけで挑んで常に自己を磨き、いつ死んでも悔いのないように覚悟を持って生きてる!」

 

 

 そんなプルルートに対してユニはそう叫ぶと、「命は投げ捨てるものじゃないけど、大切な人の為に惜しむことなく差し出せるわ!」と続けて言った。

 

 

「命は、ただ生き永らえることだけが目的ではなく、手段としてその使いどころを考えてこそ輝くもの!」

 

 

 ロムがそう言うと、「大切な仲間を、友達を守るためなら、死ぬことも怖くないわ」とラムがそれに続く。

 

更に、「アンタに屈してネプギアを苦しめるぐらいなら、死ぬまで抵抗してやるわ!」とユニが叫んだ。

 

 

「なに……何なのこの子達……気持ち悪いわねぇ」

 

 

 プルルートは理解不能と言った顔を浮かべる。

 

そんなプルルートに対して、「わからないでしょう。苦痛と恐怖だけで人を支配できると思っているあなたには、この私達を繋ぐ絆の力が!」とネプギアが叫ぶ。

 

 

「絆ぁ~。そんな曖昧で目に見えないものが何の役に立つのよ。現にねぷちゃんに捨てられたばかりでしょ? もう忘れちゃったの。バカねぇ~? 目に見える幸せと恐怖! そして確実に感じられる痛みと快楽! これが絶対なものなのよ!」

 

 

 プルルートはそう叫ぶと、再び蛇腹剣や魔法でネプギアを責め立てる。

 

執拗にネプギアへの責めを続けるプルルート。

 

しかし、ネプギアは悲鳴を上げずに耐え続ける。

 

昔のネプギアだったら、直ぐに根を上げていただろうが、うずめとの出会いや仲間達と作ったシスティーナの経験は思いのほか彼女を強くしていた。

 

 

「くっ……しぶといわね」

 

 

 あごの汗を右手で拭うプルルート。

 

その姿はかなり疲労しているようだった。

 

 

「いいわ。それじゃ、望み通りあなたをメチャクチャにしてあげるわ!!」

 

 

 プルルートはそう言うと、一匹の老犬を召喚する。

 

プルプルと弱々しく震える老犬。

 

 

「ほら! しゃんとしなさい! この駄犬が!」

 

 

 プルルートは叱ると、老犬は、「キャイン!」と悲鳴を上げる。

 

 

「今から何をするか分かる?」

 

 

 プルルートは舌をなめずると、ネプギアを見下ろす。

 

ネプギアは、「……」と黙ったままプルルートを見返す。

 

 

「ふふ、恐怖で声も出ないのかしら? これから、ぎあちゃんのドキドキの初夜が始まるわよ」

 

 

 プルルートはネプギアの態度に満足したのか嬉しそうにそう言う。

 

 

「ふふふふ、ぎあちゃんみたいな、清純でいかにも正義の味方って女神様が野良犬に犯されるなんて、好き者には絶好のシュチュエーションだと思わない?」

 

 

 プルルートが嬉しそうに言う。

 

更にネプギアの髪を掴んで顔を持ち上げると、「初めての相手が小汚ない老犬になるって、どういう気持ち? ねぇ、どんな気持ちよ?」と問いかける。

 

ネプギアは変わらず、「……」と黙ったままプルルートを見返す。

 

 

「ふふふふ、まだそんな反抗的な眼で見るのね? これは沢山連れてきて、複数プレイの輪姦にしましょう」

 

 

 プルルートはそう言うと、再び犬を何匹も召喚した。

 

召喚をされた驚きで、戸惑う犬たち。

 

プルルートが鬱陶しそうに、蛇腹剣で地面を叩くと、「「「キャインキャインキャイン」」」と犬達が泣きわめく。

 

 

「……犬達が嫌がってますよ」

 

 

 ネプギアがプルルートにそう言うと、「そんなの始めれば、夢中になって、ぎあちゃんの体を貪り尽くすわよ。ふふふ、女神と犬の子供ってどんなのかしら?楽しみだわ~」とプルルートが笑う。

 

 

「ません…」

 

 

 ネプギアが呟く。

 

 

「なに? 何て言ったの? 今謝れば許してあげなくもないわよ? 今度は犬の真似程度じゃ許さないけどね」

 

 

 プルルートは勝ち誇りながらそう言うとが、ネプギアは冷静な声で、「できません……よ。種の異なる動物同士の子供はできませんよ、そんなことも知らないんですか?」とプルルートに向けて言う。

 

 

「あははははは! いい度胸ね。それなら出来るまで、ぎあちゃんで実験してあげるわ。ついでに手足の一本でも切り取ってあげましょうか? リョナ好きが涙流して喜ぶわよ!!」

 

 

 プルルートは狂ったように笑うと、「さあ、駄女神と駄犬どもの交尾ショーの始まりよ。犬に汚されて糞尿にまみれるといいわ!」と言ってネプギアのスーツを脱がそうと乱暴に握る、

 

 

「ワンッ!」

 

 

 犬の一匹がプルルートの足首を噛む。

 

 

「ぐっ……」

 

 

 苦悶の表情を浮かべるプルルート。

 

 

「「「ワンッワンッ」」」

 

 

 更に犬達がプルルートに向かって吠える。

 

 

「クゥン~~……ペロペロ」

 

 

 犬の一匹が心配そうにネプギアの顔を舐める。

 

そんな犬に対して、「ありがとう。心配してくれるんだね……」と優しい声で話しかけるネプギア。

 

 

「こ、この駄犬どもが……」

 

 

 プルルートが蛇腹剣で、犬の一匹を弾き飛ばす。

 

 

「キャイン!」

 

 

 声を出して転げまわる犬。

 

 

「ワンッワンッ」

 

 

 それでも吠え声で抵抗する犬達。

 

 

「ありがとう。あなた達の気持ち受け取ったから、もう平気。怖くないから、私が守るから」

 

 

 ネプギアはよろけながらも立ち上がると、犬達の頭を優しく撫でる。

 

 

「な、なに? 犬がシェアエネルギーを…」

 

 

 プルルートが驚きの声を上げる。

 

犬達から発せられたエネルギーがネプギアに注がれているのだ。

 

 

「はああああああ!」

 

 

 ネプギアは掛け声と共に二本の足で大地を踏みしめる。

 

 

「くっ、そんな下等な獣のシェアなんて!」

 

 

プルルートの振り上げた蛇腹剣が鞭のように伸びてネプギアを襲う。

 

parry。ネプギアはそれを右手で叩き落とす。

 

 

「それだけじゃありません。私の言葉を信じて共感してくれる人達が力を与えてくれます」

 

 

 ネプギアがそう言うと、プルルートの拷問で受けた傷が治っていった。

 

傷は癒えるどころか、以前よりも美しい輝きを見せていた。

 

更に背中の昂翼も美しい輝きを放っていた。

 

暴力や脅しに屈しないという気高い精神と、ライラックの花言葉の一つである【誇り】の誓約を守ることがネプギアの神性を更に強くしたようだ。

 

ネプギアは再びM.P.B.Lを握ると、プルルートと対峙する。

 

 

「ぷるるん!」

 

 

 そこに駆け付けようとするネプテューヌだが、「おっと、ココから先は行かせねぇぞ」と立ち上がったブランが道を塞ぐ。

 

 

「ブラン? まだ動けるなんて……」

 

 

 驚きの声を上げるネプテューヌ。

 

更に、ノワール、ベールが立ち上がると、「……あの子だけにいいカッコはさせないわ」とノワールが言い、「そうですとも、わたくし達だって、女神……。意地がありますの」とベールが言う。

 

 

「ノワールにベールまで!」

 

 

 更に驚きの声を上げるネプテューヌに、「お前達の好きにはさせねぇ!」とブランが言い、「あなた達を止めてみせるわ」とノワールが言い、「ネプギアちゃんには手出しさせませんわ」とベールが言った。

 

 

***

 

 

 ネプギアは三人の女神の助力を得て、再びプルルートとの一騎討ちに望んでいた。

 

 

「何度でも言います。あなたの趣味や性癖を否定するつもりはありません。だけど、関係の無い人に迷惑を掛けたり、嫌がる人の心や体に傷をつけないで下さい。やるなら、趣味嗜好が同じの人達だけでお願いします!」

 

 

 ネプギアの振り下ろしたM.P.B.Lのブレード部分が、プルルートの蛇腹剣にめり込む。

 

 

「あなたバカァ、あたしだって何度も言うわ。可愛い子が嫌がりながらも、あたしのテクニックで従順になるのが快感なのよ。恐怖に震え必死に抵抗しながらもあたしの力で思うままになる。この征服感は誰にも否定させないわ!」

 

 

 そう反論しながら、右足で蹴りを繰り出すプルルート。

 

avoid。ネプギアは急上昇でそれを避けると、カウンターの右蹴りをプルルート胸部に当てる。

 

プルルートは225万のダメージを受ける。

 

 

「忘れたんですか? そういう欲望は妄想や本や映像作品で満たして下さいって私言いましたよね? 我欲で人を傷つけるなんて許しません!」

 

 

 ネプギアはそう言うとM.P.B.Lのブレード部分で、プルルートにラッシュを仕掛ける。

 

プルルートはそれを蛇腹剣で捌きながら、「このあたしにコソコソ隠れろって言うの! 冗談じゃないわ。あたしを誰だと思ってるの! 人の目を気にして生きるなんて、まっぴらよ!」と叫んだ。

 

しかし、ラッシュを仕掛けているネプギアの方が優勢でプルルートはそれに耐えられず弾き飛ばされる。

 

弾き飛ばした隙に、キッチリとM.P.B.Lのビームで追撃をするネプギア。

 

プルルートは198万のダメージを受ける。

 

 

「ぐうっ!」

 

 

 苦悶の表情を浮かべるプルルート。

 

以前のような余裕はもう無い。

 

 

「ぽやぽやしてるフリをして、面倒なことは人任せ。わからない事も知ろうとする努力もせず、散々人に甘えておきながら、気に入らないと女神化して恐喝する」

 

 

 ネプギアはそう言うと、プルルートとの間合いを詰めると「ブルーソニック!!」と言って連続斬りをプルルートに食らわせる。

 

プルルートは避けることも出来ず、188万のダメージを受ける。

 

 

「今までは周りがそれを許してして、まかり通ってしまったから、その味をしめたあなたの鼻は高く伸びてしまいました! だから、私が、私達が女神として、あなたの伸びてしまった鼻を折って矯正させます!」

 

 

 更に、「シルヴァーティル!」と高速の連続突きでプルルートを攻撃するネプギア。

 

プルルートに192万のダメージが当たる。

 

 

「ぎあちゃんみたいな無知で惰弱な奴隷が、最強で究極のドS女王様のあたしを調教? 笑えない冗談だわ!」

 

 

 尚も強気なプルルート。

 

 

「やってみせます。ゲイムギョウ界の為に!」

 

 

 ネプギアは、そう言うながら今度はギアナックルでプルルートを殴る。

 

187万のダメージを受けて吹き飛ぶプルルート。

 

 

「信念を貫く子供など、薄気味が悪い! 自分の主張を正義と履き違えてる小娘が!」

 

 

 プルルートは吹き飛ばされる最中に受け身を取ると、蛇腹剣を伸ばしてネプギアに攻撃をする。

 

avoid。ネプギアは素早い横移動でそれを避けると、反撃にM.P.B.Lのビームを撃つ。

 

ビームの当たったプルルートは189万のダメージを受けた。

 

 

「正義は人それぞれです。ですが、話し合いが通じない以上、私と私達を信じてくれる人達の為に、剣を交えてでもあなたの正義を否定します!」

 

 

 ネプギアはそう言うと更にプルルートとの間合い詰める。

 

最早ネプギアにプルルートに対する情けや容赦は無かった。

 

 

「やってみなさいよ。あたしは天に愛された女神なのよ」

 

 

 ネプギアの容赦ないラッシュに驚きながらも言い返すプルルート。

 

 

「天の時は地の利に如かず、そして地の利は人の和に如かず! 私達みんなの力で勝ちます!」

 

 

 ネプギアは力強くそう叫ぶと再びプルルートに向けて、ラッシュを開始した。

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