新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2 作:ゆーじ(女神候補生推し)
「ネプギア、やり過ぎよ」
ネプテューヌの冷たい声が響く。
「……お姉ちゃん」
辛そうな顔でネプテューヌの方を向くネプギア。
「あなたがぷるるんを断罪したと言うなら、今度はわたしがあなたを断罪するわ」
ネプテューヌがそう言うと、「わたくし達のこと忘れられちゃ困りますわ」とベールが言う。
しかし、ネプギアは、「いいんですベールさん。私、一対一でお姉ちゃんと戦いますから」と言った。
「なんだよそれ?」
ブランが不満そうに言うが、ネプギアが頭を下げて、「お願いします」と言うと、「仕方ないわね」と言ってノワール共々、三人の女神が折れる。
ネプギアとネプテューヌが、上空で一対一で向かい合う。
「……」
黙って佇むネプギアに、「覚悟はいい」とネプテューヌが語り掛ける。
一瞬で間合いを詰めるネプテューヌ。
「クロスコンビネーション!」
ネプテューヌの鋭い剣技がネプギアを襲う。
parry。ネプギアはM.P.B.Lのブレード部分でネプテューヌの太刀を弾き返す。
「やるわね……」
ネプテューヌは一旦、ネプギアと距離を取る。
そして、「次は避けられないわよ! クリティカルエッジ!!」と言うと再び間合いを詰めてくる。
avoid。ネプギアは横ステップでネプテューヌの達を避けた。
「ちっ!」
更に立て続けてで太刀を振り回すネプテューヌだが、その攻撃はネプギアには当たらなかった。
「……っ、わたしの攻撃が当たらない? ギアシステムを使っているのね!」
ネプテューヌがそう言うと、「そうじゃないよ……私はギアシステムよりも速く正確にお姉ちゃんの動きが見えるの」とネプギアは悲しそうに言う。
それを聞いたネプテューヌは一旦間合いを取って、「どういうこと!」と問いかける。
「わたしはお姉ちゃんの役に立ちたくて、お姉ちゃんを助けたくて、いつもお姉ちゃんの後ろでお姉ちゃんの戦いをフォローしてきた。少しでも……一秒でも早く、一ミリも正確にお姉ちゃんのバックアップが出来るように」
ネプギアが答える。
その顔は未だ悲しそうだ。
「……まさか」
ネプテューヌが驚愕の表情を浮かべる。
それに対してネプギアは、「そう……だから、お姉ちゃんが次に何をするか、手に取るように分かるの。分かってしまうの。……皮肉だよね。お姉ちゃんを助ける為に頑張って来たのに……」と言った。
「本当はこんなことできるの知らないフリしたかった。お姉ちゃんに純粋に憧れていたかった……。でも、お姉ちゃんが本気で戦うって言うなら」
ネプギアはそう言うと、M.P.B.Lを構える。
「そんな筈は……」
そう言いながらネプテューヌがある構えを取った。
それを見たネプギアは、「ネクストフォームになるんだね。でも、無駄だよ」と悲しそうに言う。
「そんなことやってみなくてはわからないわ!」
ネプギアに反論するネプテューヌ。
しかし、ネプギアは変わらず悲しそう顔で、「うん、そう言うと思った。予測や確率なんてどれほどの意味もないって思っているんだよね」と言う。
「……っ! いつまでもわたしの動きや考えが読めると思わないことね」
ネプテューヌはネプギアの冷静な態度に激昂する。
しかし、ネプギアはその態度を崩さない。「私のパワーアップとネクストフォーム、どちらが勝つか試すんだね」と静かに言い放った。
「そうよ、あなたの分析が間違っていると証明してあげるわ。ネクストフォームは無敵よ!」
光り輝きネクストフォームになるネプテューヌ。
***
「……そんな……そんな筈は……はぁ……はぁ……」
肩で息をするネプテューヌ。
ネクストフォームになって猛然とラッシュを仕掛けたネプテューヌだが、その攻撃はネプギアにかすりもしなかった。
「……ネクストフォームもそう、まだ不安定だと分かったから、お姉ちゃんの負担が少しでも軽くなるようにどうすればいいかいっぱい研究した……」
相変わらず悲しみの表情で語り掛けてくるネプギア。
「……くっ……はぁ……はぁ……」
それに対して、汗を流して苦しそうなネプテューヌ。
「……ネクストフォームで消費が増えたから、体力も限界だよね。最後の勝負に出るんだね? 次元一閃」
ネプギアの質問に対して、ネプテューヌは、「そうよ。この一刀は何人たりとも避けられないわ」と自信を持って言う。
「うん、お姉ちゃんならそう言うと思った。お姉ちゃんのそういう自信があるところ大好きだった……でもね……」
ネプギアがそう言った瞬間、ネプテューヌは構えを取り太刀を巨大化させる。
そして今まで以上の速度でネプギアに接近をする。その速度は、正しく神速と呼ぶに相応しかった。
「次元一閃!!」
ネプテューヌが太刀を振る。
しかし、その先にはネプギアは居なかった。
「無駄……なんだよ」
ネプギアが呟く。
「そんな……いつの間に後ろに……」
愕然とした表情を浮かべるネプテューヌ。
ネプギアはいつの間にかネプテューヌの背後に立っていたのである。
「次元一閃は接近して斬る時に一瞬の隙があるの。恐らくプラネットリングからのパワーで刀が巨大化した影響で刀を振るのが僅かに遅くなるからだと思う。その隙を突けばこれぐらいのこと、私でもできるんだよ」
ネプギアがそう言うと、ネプテューヌは、「くっ!」と言って背後のネプギアを太刀で斬ろうとする。
avoid。ネプギアはそれをひらりと避けると、「それに、何人たりとも避けられないっていう完璧な攻撃はないんだよ。技には必ず隙と硬直がある。剣技だけじゃなくて目標に命中させられる状況を作り出すのが大事なの。フェイントも牽制攻撃も無いんじゃ、いくら強力な攻撃だって当たらないよ」と説明をした。
「私はその為にお姉ちゃんをどうフォローするか色々考えていたけど、それも無駄になっちゃうのかな……」
ネプギアが言う。
その姿は悲しそうを通り越して泣きそうであった。
「変身が……」
ネプテューヌが呟くと同時にネプテューヌの体が光る。
「そして、次元一閃を放ったお姉ちゃんは元に戻ってしまう。このデメリットをフォローする為に、私達はあえてネクストフォームにならずにバックアップに徹することに決めたの」
ネプギアが呟く。
(ネプギアはここまでわたしのことを……なのに、わたしはネプギアのことを何も知らない……でも、あの子は一度もわたしを攻撃しなかった……やはり、まだ足りないのね……)
ネプテューヌがそう思うと同時に、ネクストフォームの変身が解ける。
「ねぷぅぅぅぅぅ!?」
絶叫とも共に地面に落ちて、犬神家の一族のように頭から地面に突き刺さるネプテューヌ。
「何で、こんなことになっちゃったんだろう……どこで間違っちゃったのかな?」
悲しそうな顔で涙を流すネプギア。
そこに、「いいねいいね、その泣きそうな顔。これが見れただけでもラッキーかな」とイクスが現れる。
「イクス!! あなたの所為でお姉ちゃん達が!!」
激昂したネプギアは素早く、M.P.B.Lの銃口をイクスに向けた。
しかし、イクスは余裕の表情で、「冤罪だよ冤罪。あたしはボークを助けてカオスアニマを見せただけ、後はそいつ等が調子に乗ってやったことだよ~ん」と言った。
「くっ……あなたは一体……?」
悔しそうに唇を噛むネプギア。
それに、「あたしの趣味は人間観察とネプギアちゃんを苦しめること」と明るい声で言うイクス。
「どうして私を!? 私はあなたに恨まれるようなことをした覚えはありません」
ネプギアの問いかけに、イクスは表情を歪ませると、「この世界ではな。あたしは全ての世界のお前に復讐する為に地獄の底から蘇ったんだぁ。とばっちりだけど勘弁してね~!」と言った。
「ひぃぃぃぃ~!? パープルハート様とアイリスハート様が負けただと!? 馬鹿なそんな馬鹿なぁ~」
絶叫して尻もちを付くボーク。
「こりゃ、ヤベェぞ。ズラかる準備だ」
その横で下っ端がワレチューに向かって言うと、「撤退ちゅ~」とワレチューも逃げる準備をする。
「逃がさないわよ」
そんな二人の前にノワールが立ちはだかる。
続けて、「これまでのツケ払ってもらうぜ」とブランが仁王立ちをし、「観念なさい」とベールも立ち塞がる。
「あなたのことも逃がしたりなんてしません」
ネプギアがイクスにM.P.B.Lの銃口を向けながら言う。
「そうは行かないよ~」
イクスはそう言うと旋回して、ネプギアに負けて放心しているプルルートの方に向かう。
「撃ちます!」
ズキューーーーン! ズキューーーーン!
ネプギアはイクス向けてM.P.B.Lのビームを撃つが、イクスに避けられてしまう。
「おーい、プルルートちゃんよぉ~、お前このままでいいのか? これじゃ、お前なにもなくなっちまうぞ?」
イクスがプルルートに話しかける。
「……なにもなくなる?」
放心しながらもイクスに答えるプルルート。
ズキューーーーン! ズキューーーーン!
ネプギアは更にイクスに向けて、M.P.B.Lのビームを放つ。
イクスは再びそれを避けると、「……そうだ。お前はノワールもブランも捨てた上に、ピーシェもアイエフもコンパもあいつに懐いちまった。このままじゃネプテューヌも、お前を捨ててネプギアの元に走っちゃうかもな~」とプルルートを挑発するように言う。
「……っ!? それは絶対にイヤ、絶対にイヤ、ねぷちゃんに捨てられるのはイヤ、あの子に奪われるなんてもっとイヤ!!」
プルルートが狂ったように首を左右に振り回す。
「じゃあ、カオスアニマを喰らえよ。お前なら相性抜群だろうぜ」
イクスがプルルートに向けて誘惑するように言う。
「プルルートさん! その人の口車に乗らないで下さい!」
ネプギアが叫ぶ。
イクスとプルルートの距離が近すぎてビームが撃てないのだ。
「うるさいっ! ぎあちゃんなんかにあたしの気持ちがわかってたまるか! 生まれた時からずっとねぷちゃんと一緒で、妹だからっていつもねぷちゃんにベットリ張り付いて!」
プルルートが叫ぶ。
ネプギアはその剣幕に、「……っ!?」と圧されてしまう。
同時に、プルルートはポーチからカオスアニマを取り出すと、強引に自分の口の中に入れる。
「げほっ、げほっ、がほっ!」
もの凄い勢いでカオスアニマを喰らうプルルート。
クリスタルだったカオスアニマはバターのように溶けて、黒紫の煙になってプルルートの体内に入る。
「くっくっくっ……いい喰らいっぷりだぜ~!」
イクスがそう言うと、「やめて下さい!」と、急いで近づいて来たネプギアがイクスを掴もうとする。
「ちょっと、遅かったな~。さあ、プルルートちゃん、第二ラウンドの始まりだ~。今度こそネプギアのことをメチャクチャにしちゃってよ」
イクスはそう言うと、上空に飛び上がって行く。
それを追うように飛び立とうとするネプギアだが、その足首に何かが絡まる。
「えっ!?」
ネプギアが驚き間もなく、ネプギアの体が上空に打ち上げられると、すぐさま地面に叩きつけられる。
「くうっ!?」
地面に叩きつけられた痛みで声を上げるネプギア。
ネプギアは痛みを堪えながら、足首に絡み付いたものを見る。
(これは……蛇腹剣……と、言うことは!?)
ネプギアは蛇腹剣の元を視線で追って行く。
そこには女神化したプルルートが立っていた。
いつものボンテージは更に際どくなり、装備しているプロセッサユニットも刺々しくなっていた。
「さあ、ぎあちゃ~ん。第二ラウンド始めましょうか~!」
プルルートが愉しそうにそう言うと、蛇腹剣を通じてネプギアの体に電撃が走る。
「きゃあああああああ!?」
思わず声を上げてしまうネプギア。
ネプギアは、2354のダメージを受けるとHPゲージが三割以上減少してしまう。
「いい声だわ~」
ウットリした表情でネプギアの悲鳴を聞き入るプルルート。
(この電撃……パワーが上がってる!?)
ネプギアはそう言いながら力を振り絞り、「グングニル!」と言ってグングニルの槍を投擲する。
プルルートは、「ちっ……」と舌打ちしながら、蛇腹剣によるネプギアの足首の拘束を解くと、グングニルの槍を避ける。
「戻れ! グングニル!」
ネプギアがそう叫ぶと、グングニルの槍は急旋回し、再びプルルートに襲い掛かる。
グングニルの槍はプルルートに突き刺さると、1254万のダメージが当たる。
「ふぅ~~ん、やるじゃない」
プルルートは余裕の表情でそう言うと、蛇腹剣を鞭のように伸ばしてネプギアを攻撃する。
(前より速くて鋭い!?)
ネプギアはそう思うと、「アメジストの力よ!」と言いながら、左手の防御の魔方陣で蛇腹剣の攻撃をガードする。
ネプギアは、1535のダメージを受け、HPゲージが残り五割になってしまう。
プルルートは、ダメージを負ったネプギアを満足そうに見つめると、「いいわ~、カオスアニマのパワー」と愉しそうに笑う。
「そおれっ!!」
更に左手から電撃魔法を撃ちだすプルルート。
ネプギアは素早く、「ラバーシールド!」と言って防御の魔方陣を絶縁体のゴムで包む。
プルルートの電撃魔法がネプギアの左手の防御の魔方陣に命中する。
「くううっ!?」
苦悶の表情を浮かべるネプギア。
ネプギアは、1231のダメージを受けて、残りHPが三割近くになってしまう。
思わず片膝をついてしまうネプギア。
そんなネプギアに対して、「どうしたのぉ? もう終わり?」と余裕の表情を浮かべるプルルート。
「ネプギア!」
ネプギアの元に、ノワールが駆け付ける。
更に、「しつけぇな、このドS野郎」とブランが駆け付け、「わたくし達が相手になりますわ」とベールも駆け付けた。
「半病人なんて、相手じゃないのよ!!」
プルルートがノワール達に向けて蛇腹剣を振り回す。
蛇腹剣に吹き飛ばされるノワール達。
「……なんてスピードとパワーなの……」
ノワールが悔しそうに片膝を付く、「くそっ……万全の状態だったらこんなヤツ」とブランも片膝を付いてしまう。
「このままではマズいですわね……」
ベールは辛そうな顔で、あごの汗を拭う。
「おおおおおお!! アイリスハート様が御復活なされたぞ! 流石はアイリスハート様!!」
その様子を見ていたボークが立ち上がって歓喜すると、「くっくっくっ……やっぱり、カオスアニマとの相性抜群だったなアイツ」とイクスが笑う。
「ほら、早く回復しなさよ」
プルルートがネプギアにそう命令する。
続けて、「そのまま倒しちゃつまらないでしょ? 痛めつけて回復して、痛めつけて回復して、何度も何度も楽しんだ後に倒さなきゃ」と愉しそうな声で言う。
「くっ……ハイヒール!」
ネプギアは素早く回復魔法を唱えて、自分のHPを回復させる。
「そうよ、それでいいのよ!!」
プルルートはそう言うと、再び蛇腹剣を鞭のように伸ばして振り回す。
ネプギアは何度も蛇腹剣に叩かれ、2154のダメージを受けてHPゲージが三割減少する。
「どうしたの~? さっきまでの余裕はどこに行ったのかしら!?」
プルルートが更に苛烈に蛇腹剣でネプギアを叩く。
「くっ……!」
ネプギアは唇を噛み締めて、それに耐えながらプルルートとの間合いを詰める。
「M.P.B.Lエンペラー!」
チェーンソー化したM.P.B.Lがプルルートを切り裂くと、781万のダメージが当たる。
「ふふふふ……必死の抵抗……可愛いわね~」
プルルートはそう言うと、左手でネプギアの頬を叩く。
「……っ!?」
1524のダメージを受けて吹き飛ばされるネプギア。
地面に叩きつけられたネプギアのHPゲージは残り半分程だ。
「くっ……手強い。これがカオスアニマの力なの……」
そう言ってよろよろと立ち上がるネプギア。
「なあにぃ? もうフラフラなのぉ?」
プルルートがつまらなそうに言う。
続けて、「もっと、あたしを楽しませなさいよ! この愚図が!」と蛇腹剣を伸ばしてネプギアを叩く。
「あうっ!」
蛇腹剣に吹き飛ばされて、2141のダメージを受けるネプギア。
空中で受け身を取って着地するネプギア。HPゲージの残りは、あと三割程だ。
「ほらほらほら! 早く回復しないと、戦闘不能になっちゃうわよ~~」
プルルートはそう言いながら、ネプギアの足元に鞭化した蛇腹剣を叩きつける。
ネプギアの足元の地面がどんどんと抉られていく。
「ハイヒール!!」
ネプギアが回復魔法を使うとネプギアのHPが満タンまで回復する。
「ふふっ、いいわよぉ~。今度はどんなふうに可愛がってあげようかしら?」
プルルートは楽しそうに舌をなめずりながらそう言った。
***
ネプギアとカオス化したプルルートとの戦いはネプギアが劣勢を強いられていた。
ノワールもブランもベールも手を貸してくれたが、疲労しきっている三人ではプルルートに太刀打ちできず今は戦闘不能になって倒れてしまっている。
「ほらほらほら! もっと頑張ってあたしのサンドバッグになるのよ!」
プルルートが蛇腹剣を鞭のように伸ばして、ネプギアを叩く。
プルルートの執拗な攻撃に、回復を繰り返すしかないネプギア。
しかし、MPも残り僅かで、ポーチの中のMPチャージも尽きていた。
「WARNING! WARNING! エネミーの推定最大HP6億。現在のダメージ3012万2151。勝率は1%以下です」
Nギアからは絶望的な解析結果が伝えられ、ギアシステムもネプギアの敗北しか見せてくれなかった。
(ダメ……このままじゃ勝てない……)
ネプギアはそう思うが、激しく首を左右に振る。
(そんな弱気じゃダメ! 私がやらなきゃ。私がみんなを守らなきゃ)
ネプギアはそう思いながら倒れているユニ達に目を向ける。
「そう! 私がみんなを守るんです!」
ネプギアは叫びながら、プルルートに立ち向かって行く。
プルルートとの間合いを詰めたネプギア、「シルヴァーティル!」とM.P.B.Lでの突きの連続攻撃を繰り出す。
攻撃を受けたプルルートは、125万のダメージを受けるが、「いいわよぉ、もっと抵抗しなさい。その方が後の楽しみが増えるから」と余裕の表情を浮かべる。
ネプギアは一旦プルルートから離脱して距離を置く。
「はぁっ……はあっ……」
苦しそうに肩で息をするネプギア。
キセイジョウ・レイと戦った上に、何度もプルルートと激突した彼女はスタミナを大分消費していた。
それに対して、「あ~ら? もうバテちゃったのぉ? だらしないわね~。あたしなんて、まだまだ余裕よ」と余裕の表情を浮かべるプルルート。
カオスアニマにより、HPもスタミナも回復しきっているようだ。
「ほらほらほら! もっと動きなさいよ!!」
ネプギアを嬲るように、蛇腹剣を鞭のように伸ばして攻撃するプルルート。
ネプギアは、「……っ!?」と息を呑むと、素早く横移動で回避をし続ける。
「どんどん動きが遅くなってるわよ!」
プルルートがネプギアを叱り飛ばすように言う。
同時にプルルートの伸ばした蛇腹剣がネプギアに命中し、ネプギアは2254のダメージを受けると地面に墜落してしまう。
「あら? 当たっちゃったわ~」
プルルートはそう言うと、「ぎあちゃんがノロマすぎるからね。あたしを楽しませられないなんて、とんだ愚図ね」と蔑むように言い放つ。
「くっ……」
苦しそうに、よろよろと立ち上がるネプギア。
HPは七割程残っているが、スタミナがもう無いようだった。
「いいわ。そろそろ、ぎあちゃんで遊ぶのも飽きたし、終わらせてあげる」
プルルートはそう言うと、蛇腹剣を伸ばして攻撃してくる。
「くうっ! アメジスト、私に力を貸して!」
ネプギアはそう言うと左手で防御の魔法陣を展開し、背中の昂翼を身を守るように折り畳む。
蛇腹剣は防御の魔法陣と昂翼に当たるがネプギアのHPは一割程減少する。
「そらっ! そらっ! そらっ!」
プルルートは蛇腹剣を伸ばして執拗にネプギアを責める。
ジワジワと減って行くネプギアのHPゲージ。
「ほらほらぁ! ガッツが発動したわよ! 抵抗してみせなさいよ!」
プルルートの攻撃は尚も続く。
プルルートの言う通り、ネプギアのHPゲージは三割を切ってガッツが発動してパワーアップしているのだが、スタミナが無くもう殆ど動けないのだ。
ズキューーーーン!!
突然鳴り響くビーム音。
「っ!!」
ビームに当たったプルルートは、62万のダメージを受ける。
「だぁれぇ~? あたしのお楽しみを邪魔する人はぁ~」
プルルートがもの凄く不機嫌そうな声で、ビームの飛んで来た方向を睨む。
「これ以上、アンタの好きにはさせないわ」
そこにはエクスマルチブラスターを構えたユニが居た。
「ユニちゃん!?」
驚きの声を上げるネプギア。
戦闘不能にされた上にプルルートの責め苦を受けて倒れていたユニが立ち上がっていたのだ。
「もう大丈夫なの?」
ネプギアが心配そうに問いかけると、「……まだ、あちこち痛いけど。いつまでもネプギアだけに戦わせてられないわ」とユニが答えた。
「半病人なのに頑張るわねぇ。そんなにあたしに遊んで欲しいの!」
プルルートが、ユニに向けて蛇腹剣を鞭のように伸ばす。
「ドラウプニル!!」
その声と同時に、八つのバリアビットがユニを守るように配置し、蛇腹剣を弾き飛ばす。
「ロムちゃんも!」
再び驚きの声を上げるネプギア。
ネプギアの視線の先には立ち上がって、ドラウプニルを操ってユニを守っているロムがいた。
「……ネプギアちゃんだけを戦わせたりなんてしない。わたしも戦う」
まだフラフラとしていたが、それでも懸命に立っているロム。
「エターナルフォースブリザード!!!」
その声と共に氷属性の魔法がプルルートに襲い掛かる。
プルルートは、87万のダメージを受けると、「ちっ……この攻撃、ラムちゃんね」と魔法の飛んで来た方向を睨んだ。
プルルートの言葉通り、そこにはラムが居て、「いつまでも、寝てると思ったら大間違いよ。この変態!」とプルルートに向けて強気にあっかんベーをする、
「いいわ。まとめて吹き飛ばしてあげる!!」
プルルートは不愉快そうに叫ぶと、蛇腹剣を激しく振り回すして攻撃する。
次の瞬間、「スロウ・ムーン!!」と叫び声がすると、プルルート動きがスローモーションのように遅くなる。
avoid。女神候補生達は遅くなったプルルートの蛇腹剣を、上空に飛んで悠々と避ける。
「ネプギアお姉さん達はやらせないよ」
プルルートの動きを遅くしたのはプラエであった。
「犯罪者の妹がやってくれるわね……」
プルルートが左手から電撃魔法を放つ。
電撃魔法は真っすぐプラエに向かっていた。
「危ない! プラエちゃん!」
ネプギアは最後の力を振り絞りプロセッサユニットのブースターを全開にしてプラエを庇いに行く。
「女神フリッグの盟約に従い万物から護る聖なる盾を! ユニバース・キャンセラー!!」
impossible
ネプギアは攻撃を無効化し、プラエも無傷だ。
「ネプギアお姉さん、大丈夫?」
プラエがネプギアに尋ねると、「うん、大丈夫。プラエちゃんもみんなも私が護るから」と優しい声で言う。
それを聞いたプラエは、「ネプギアお姉さん……」とウットリした顔をする。
「ふん……仲間が増えたぐらいで調子に乗らないでくれるかしら? 半死人がいくら増えたところで変わらないわ」
プルルートが不快そうに地面に蛇腹剣を叩きつけながら言う。
「仲間の存在は私に力と勇気を与えてくれます!」
ネプギアは凜とした声で言い返す。
「ネプギアお姉さん、スタミナドリンクだよ」
プラエが笑顔でネプギアにスタミナ回復アイテムを手渡すと、ネプギアは、「ありがとう」と手早くそれを飲んでスタミナを回復させる。
更に、「HPはわたしが回復するね。ちりょうするよ!」とロムがHP回復の魔法を唱え、ネプギアのHPを満タンまで回復させる。
「さあ、反撃開始よ。行くわよ、ネプギア」
ユニがネプギアに声を掛け、「ガンガン行こうよ」とラムも嬉しそうにネプギアに声を掛ける。
そんな仲間達の声に、「うん! 頑張ろう!」と笑顔で応えるネプギア。
プルルートはその光景を見ながら、「……気に入らわないわね。沢山の人に好かれてるぎあちゃん。あなたなんて、【扱いが悪いよー】って隅でイジケてればいいのに……」と憎しみを込めた目で見る。「みんな! 行くよ!!」ネプギアの声に、女神候補生とプラエが頷く。
そして、ネプギアを先頭にプルルートに立ち向かって行く。
「その希望に満ちた目、気に入らないわ。直ぐに絶望させてあげる!」
プルルートが蛇腹剣を鞭のように伸ばす。
「みんなは、私が守る!」
ネプギアはそう言うと、仲間を庇うように更に前に出る。
「それなら、ネプギアちゃんはわたしが守るよ! ドラウプニル!」
ロムの言葉にバリアビットのドラウプニルがネプギアを護るように浮遊する。
蛇腹剣はドラウプニルのバリアを突き抜けるが、それで威力が減衰したのかネプギアには835のダメージしか与えられない。
「ナイスよロム!!」
ユニがそう言いながら、「ウィークネスバレット・エンプレス!」と言って脆弱化弾をプルルートに向けて放つ。
脆弱化弾がプルルートに当たると、プルルートに赤い模様が付く。
「このあたしに脆弱化弾なんて!」
悔しそうに唇を嚙むプルルート。
「行きます! 考の珠よ!!」
ネプギアはそう言いながら仁義八行の珠と同調すると、「行って、グングニルっ!」とグングニルを投擲する。
「ぐうっ!」
カオス化しても流石に脆弱化弾からの攻撃は効くのか、苦しそうな声を漏らすプルルート。
プルルートは、4500万のダメージを受ける。
「そーれっ! 追撃っ!!」
更に一瞬で間合いを詰めたラムが、「メギンギョルズ!!」と叫んでアイスハンマーをプルルートに向けて振り下ろす。
「うぐっ!!」
再び苦しそうな声を出すプルルートは、4325万のダメージを受けた。
「あれー? ネプギアの方がダメージが大きい?」
ラムが首を傾げる。
タンクのネプギアがアタッカーのラムよりダメージが出るのが不思議なようだ。
「ネプギアはライラックmk2でパワーアップしてるからよ」
ユニがそう言うと、「えー! ずるーい」とラムが不満そうに頬を膨らます。
「あたしを前に、無駄話とはいい度胸じゃない!!」
そんなラムの態度に腹を立てたプルルートが、ラムに向けて電撃魔法を放つ。
「危ないラムちゃん!!」
ネプギアが叫びならラムを庇う。
続けて、「ラバーシールド!!」と言って左手の防御の魔方陣をゴムで包みガードをする。
「くうっ!」
苦悶の表情を浮かべるネプギア。
ネプギアは、1454のダメージを受けると、HPゲージの残りが七割になる。
「ぎあちゃん……忌々しい子ね……!!」
再度、電撃魔法の構えを取るプルルート。
そこに、「そこっ! 隙だらけだよ! グレイプニル!!」とプラエの巨大化した鎖が当たり、3651万のダメージが当たる。
「ぐうっ!」
短時間でダメージが蓄積受けたことにより、怯み状態になったプルルートの攻撃がキャンセルされる。
「ナイスだよ、プラエちゃん!」
プラエに対してサムズアップをするネプギア。
それに対して、プラエは、「えへへ……」と嬉しそうに微笑んだ。
ネプギアは仲間達の復活により危機を脱したのだった。
***
ネプギア達女神候補生とカオス化したプルルートとの戦いはネプギア達が優勢になっていた。
「食らいなさい! レヴァテイン!!」
ユニのエクスマルチブラスターから放たれた火炎放射がプルルートを焼く。
プルルートに1001万のダメージが当たる。
続けて、「ハイエロファント・テンペスト!!」とラムが巨大な緑色の竜巻を放つ。
竜巻に当たったプルルートは、786万のダメージを受けた。
「エネミーの推定最大HP6億。現在のダメージ3億4254万1125。勝率は48%です」
Nギアからのワーニングも止まり、ギアシステムも仲間達のとの連携を次々に指示してくる。
「いい気にならないでよっ!!」
プルルートは怒りの形相で蛇腹剣を鞭のように伸ばして攻撃してくる。
「ロムちゃん、ローズバリケードだよ!」
ネプギアの指示にロムは、「うん!」と頷き右手に持ったプラントボールを投げる。
プラントボールから、何本もの薔薇の花が咲くとその薔薇の茎が伸びた蛇腹剣に絡み付いて蛇腹剣の動きを止める。
「なっ!?」
驚きの声を上げるプルルート。
「その隙、見逃しません!!」
ネプギアはそう叫ぶとプルルートとの間合いを一瞬で詰めて、「ファンタジックスター!!」と連続斬りで攻撃をする。
125万のダメージを受けるプルルート。
「このぉぉぉぉぉ!!」
プルルートは蛇腹剣を強引に引っ張って、絡み付いた薔薇の茎を外す。
「本当に面白くないわね。最低だわ」
プルルートはそう言うと、不満そうに左手で髪の毛をかきむしる。
「毎日、安心してぐっすりお昼寝が出来て、美味しいもの食べて満足するまで遊ぶ。辛いことや疲れること何て何一つ無い。そして、みんな仲良くてケンカも不満も無いし、つまらない話もせず楽しい話だけして、誰もあたしの事を不愉快にさせない。最後に、溜まった欲求不満をみんなが気持ちよく解消させてくれる」
プルルートはそこまでまくし立てると、「あたしが常に楽しくて正しくて気持ちいい。これがこの世で一番大事なことなのよ!」と叫ぶ。
そんなプルルートに対して、「そんなエゴ、認める訳にはいきません。あなたの為に世界は存在しているんじゃありません!」とネプギアが言う。
「そーよー! そーよ! 何てワガママなの!?」
ラムがそう言うと、「ラムにワガママなんて言われるなんてお終いね」とユニが言うと、「むぅ~! それどーゆー意味よぉ~!」とラムが頬を膨らませる。
「世の中には守るべきルールがあるんです。人に迷惑を掛けない、自分も人に迷惑を掛けることもあるのだから、人の間違いを許してあげる。人は他者を思いやり、そして過ちを許しあいながら、支えあって生きて行き進化を遂げてきたんです。このルールは守って行かなきゃいけないんです」
ネプギアがそう言うと、「嫌よ、古臭いルールに縛られるなんて、ルールは今を生きる人がやりやすいように変えて行くべきじゃない?」と言い返す。
すると、「そうですね。水や空気も同じ場所に止まっていると淀んでしまいます。新しい流れが必要です」とネプギアそれに同意を示す。
「そうでしょ? ふふっ、ぎあちゃんと初めて意見が合ったんじゃない?」
プルルートは嬉しそうに言う。
「ですが、それは世の中の変化に応じて流れを変える物です。人と人とが思いやる世界という基本理念を変えてはいけません。他者を蔑ろにして、自分達だけに都合の良いルールを作るのは流れを変えるのでは無く毒を放り込むようなものです」
ネプギアがそう言うと、「やっぱり、ぎあちゃんとは意見が合わないみたいね」とプルルートつまらなそうに言う。
「今の平和で恵まれた世界があるのは、先人の人達の血と汗と涙の上に成り立っているんですよ。私達は先人の意志を継いで世の中のをより良く発展させる義務があります」
ネプギアが再びプルルートに語り掛けを始める。
しかし、プルルートは、「そんなことに人生縛られてたまるもんですか! あたしは自由に生きたいのよ」と言って蛇腹剣でネプギアに斬りかかる。
ネプギアはその攻撃をM.P.B.Lのブレード部分で受け止めると鍔迫り合い状態に持ち込む。
「四六時中そうしていろとは言いません。ですが、僅でもこの想いを心に留めておくべきです!」
更にプルルートに語り掛けるネプギア。
プルルートは、「そういう面倒なのは、ぎあちゃんがやればいいのよ。あたしの知ったことではないわ!」と言い返す。
「やるやらないは自由かもしれませんが、迷惑を掛けて妨害するのは止めて下さい!」
ネプギアの言葉に、「邪魔者は叩き潰すのが当たり前じゃないの!」と言うと、「では、あなたはインフラ工事も邪魔なら潰すんですか?」とネプギアが質問する。
「当然でしょ。あたしの安眠と安寧を妨げるなんて許さないわ」
プルルートは平然とした態度でそう言うと、「それでどれだけの人が困ると思っているんですか?」とネプギアが言う。
「ルールとか先人の意思とか人に迷惑を掛けないとか。ぎあちゃんは何が楽しくて生きてるのよ?」
プルルートの質問に、「楽しいことなら世の中にいっぱいあります。美味しい食べ物、知的好奇心を満たすもの、楽しい本や映像作品や話、何よりゲイムギョウ界のゲームがあります。これら全ては先人の知恵の積み重ねなんです」とネプギアは答える。
更に、「これらを、節度を守ってみんなで楽しむべきなんです。自分が楽しいから横取りしたり、他の人に迷惑を掛けたり、自分が楽しくないから認めないという独り善がりな考え方は改めるべきなんです」と主張する。
「祖先が作って来た娯楽を楽しめる平和。これは必ず守り通し発展させていかなくてはいけません。それがゲイムギョウ界の女神の役目です」
ネプギアがそう言いきると、「本当に疎ましい程の優等生ぶりねぇ~!」とプルルートが不機嫌そうに言う。
「どうして分って貰えないんですか!?」
ネプギアは悲しそうな声を上げるが、「ネプギア! 敵との戯れ合いはもう止めなさい! その人に何を言っても無駄よ!」とユニが言う。
「ユニちゃんの言う事の方が正しいわねぇ。あたしとぎあちゃんは水と油。いくら話しても平行線なのよ!」
プルルートはそう言うと、蛇腹剣に力を込める。
「くっ……」
押され始めるネプギア。
「強い方が勝って、世界を手に入れるのよ!!」
プルルートがそう言うと、「なら、負ける訳には行きません!」とネプギアが叫ぶ。
同時に、「考の力よ!」と言って仁義八行の珠と同調しパワーアップをすると、プルルートを押し返す。
「あたしが……カオス化したあたしがパワー負けしている!?」
驚きの声を上げるプルルート。
「はああああああ!!」
更にネプギアが力を込めると、プルルートは鍔迫り合いに競り負けて弾き飛ばされる。
「マルチプルビームランチャー!!」
吹き飛ばされたプルルートに向けて、M.P.B.Lのビームを連射するネプギア。
「ぐうっ!?」
ビームの直撃を受けたプルルートは、135万のダメージを受けた。
更に、「飛べ、グングニル!!」と言ってネプギアがグングニルを投擲すると、それが突き刺さり追加で、1254万のダメージが当たる。
「かーっ、使えねぇ。カオス化しても勝てねぇのかよ。最初に舐めプなんかしてるからだっての」
女神候補生とプルルートの戦いを見ていたイクスが叫ぶ。
「こうなったら……」
イクスはそう言いながら、未だに地面に突き刺さっているネプテューヌを見る。
その隣ではボークが必死にネプテューヌを地面から抜こうと悪戦苦闘していた。
「ちっ……手伝ってやるか」
イクスはそう言うと、目から光線を出して地面を抉ってネプテューヌを救出する。
救出されたネプテューヌは、「いやー、助かったよ。あのまま地面に突き刺さったまま、このシリーズ終わるかと思った」と笑いながら言う。
「そんなことはどーでもいいんだよ。それより、お前もカオスアニマを喰らえ」
イクスがそう言うと、「なに? あれ食べ物なの?」とネプテューヌが首を傾げる。
「お前だって、あんなふうに妹に負けたままじゃ締まらないだろ?」
イクスはそう言うが、「う~ん……でも、これ美味しそうには見えないんだよな~~」とネプテューヌはカオスアニマを見ながら難色を示す。
「いいから食え! このボケナスが!!」
イクスはそう言うと、ネプテューヌの頭に体当たりをしてカオスアニマを無理矢理ネプテューヌの口の中に入れる。
「んがぐぐ!?」
ネプテューヌはそう言いながらカオスアニマを喰らった。
すると、ネプテューヌは黒紫の光と共に女神化する。
「カオス化した気分はどうだ? ネプテューヌ」
イクスの問いかけに、「もぅ、強引なのね」と不満の声を上げるネプテューヌ。
そこにはプロセッサユニットがビキニタイプになったパープルハートが居た。
プロセッサユニットも刺々しいモノに変化している。
「でも、悪くないわ。この力ならさっきのような不覚はとらないわ」
カオス化したネプテューヌはそう言うと、プロセッサユニットのブースターを全開にして、ネプギアとプルルートが戦っている戦場に向かった。