新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2 作:ゆーじ(女神候補生推し)
ネプギア達、超次元の女神達はプラネタワーに向かっていた。
「なに? あれは!!」
目の良いユニが驚きの声を上げる。
「どうしたのユニちゃん?」
ラムが質問をすると、「プラネタワーの一部が緑色の液体で覆われているわ!」とユニが答える。
今は夜だが女神化したユニの目にはハッキリと色まで見えていた。
「緑色の液体?」
ロムが不思議そうに尋ねると、「うねうねと動いて気持ち悪い」とユニが答える。
ネプギアは顔を引き締めると、「お姉ちゃんが心配だよ。急ごう!」と言う。
すると、「うん、ネプギアお姉さん!」とプラエが言った。
***
プラネテューヌの街は阿鼻叫喚に包まれていた。
緑色のスライムのような液体が無差別に人々を襲っているのだ。
逃げ惑うプラネテューヌの住人達。
「うわー……なにこれ。キモーイ」
うずめは気味悪そうに緑色のスライムを見ると、「べるっち何だか知ってる?」とベールに問いかける。
「知りませんわ。と言いますか何でわたくしに聞きますの?」
ベールは不機嫌そうにそう言うと、「だって、同じ緑色だし」とうすめが答えた。
すると、ベールは、「こんなのと一緒にしないで下さいまし」と憤慨した。
「うわあああああん!!」
女の子の泣き声が響き渡る。
そんな彼女の後ろに、緑色のスライムの触手が迫る。
「ラジカルセイバー!!」
ネプギアは素早く飛び上がると、縦斬りで緑色の触手を切り裂き女の子を守る。
「もう大丈夫だよ。泣かないで」
ネプギアが女の子に優しい声で呼びかける。
すると女の子は、「パープルシスター様……」と言って泣き止む。
「今、安全なところまで避難させてあげるから」
ネプギアはそう言うと左手で女の子を抱き上げる。
「みんな、まずは逃げ遅れた人達を保護しよう」
ネプギアの言葉に、「了解よ」とユニが頷き、他の女神達も同意する。
「システィーナ軍を呼んで、まとめて保護してもらいましょ。私もラステイションに連絡するわ」
ノワールがそう言うと、「ああ、ルウィーにも連絡する」とブランが、「リーンボックスの軍も出動させますわ」とベールが言った。
「ありがとうございます」
ネプギアが手短にお礼を言うと、「手分けしましょ」とユニが言う。
それに対して、ネプギアが、「うん」と頷くと女神達はプラネテューヌの各所に分散して行く。
「逃げ遅れた人はいませんかー!」
ネプギアは緑色のスライムをM.P.B.Lのブレード部分で切り裂いて道を作りながら、逃げ遅れた人を探し前に進む。
何人かの住人達を救出している内にネプギアはプラネタワーの内部に入って行った。
「た、助けてくれ~~」
ネプギアの耳に助けを求める声が聞こえて来る。
急いで声の元に向かうネプギア。
ネプギアが向かった先には数人のプラネテューヌの兵士達がスライムの触手にぐるぐる巻きにされて捕らわれていた。
「今助けます!」
ネプギアは、M.P.B.Lのブレード部分で触手を切り裂いて兵士達を救出した。
「助かりました、ありがとうございました。パープルシスター様」
兵士の一人がお礼を言うと、「「「ありがとうございました」」」と残りの兵士達もお礼を言う。
「一体何があったんですか?」
ネプギアは相手が一般市民ではなく兵士と言うことで、情報を得る為に質問をした。
「それが私達にも……突然、上の階から緑色のスライムが押し寄せて来て……」
兵士の一人が困惑しながら言う。
他の兵士からも似たような証言しか得られなかった。
「俺、パープルハート様の悲鳴を聞いたんだ!」
兵士の一人がそう言うと、「お姉ちゃんのですか?!」とネプギアが慌ててその兵士の方を向く。
すると、その兵士は。「はい、最上階で。その直後、緑色の化け物に追われてここまで逃げて来たんです」と答えた。
「わかりました。最上階ですね。ありがとうございます」
ネプギアがお礼を言うと同時に、後ろから、アイエフとコンパが現れる。
「逃げ遅れた人達ね」
アイエフが言うと、「はい、今助けました」とネプギアが答える。
コンパが、「怪我した人はいませんかー」と尋ねると、兵士達全員が首を左右に振る。
「アイエフさん、コンパさん、この人達を安全な場所までお願いします」
ネプギアがアイエフとコンパに頼む。
今まで救出した人々もこのように、アイエフとコンパに頼んでシスティーナ軍の居る場所まで避難させていたのだ。
「いえ、自分達はこれでも兵士です。自力で戻れます。それよりパープルハート様をお願いします」
兵士の一人がそう言うと、他の兵士達も頷いた。
「わかったわ。それじゃあ、ここが避難地よ」
アイエフはそう言って兵士の一人にスマホを見せる。
兵士は、「了解しました」と言って去って行った。
「お姉ちゃんが最上階にいるみたいなんです。急ぎましょう」
ネプギアがそう言うと、「わかったわ」とアイエフが頷き、「ねぷねぷ、今行くです~」とコンパが言う。
***
その頃、最上階ではネプテューヌがボークの触手に捕らわれていた。
「ネプテューヌ様ぁぁぁぁぁ~~! 何故私を拒むのですか~~! 世界一優秀で敬虔な信者の私ぉぉぉぉぉぉ~!」
ボークが不気味な声を上げる。
ネプテューヌはそれに対して、「冗談じゃないわ。わたしのプラネテューヌをこんなメチャクチャにして、絶対に許さないわよ!」と眉を吊り上げる。
「ふっふっふっ……街や役立たずな信者など、どうなろうと構わないじゃありませんか~~? さあ、私の愛に応えて下さい」
ボークはそう言うと舌を出して、ネプテューヌの頬を【レロォ】と舐める。
「~~っっっっ!?」
気持ち悪そうに身震いをするネプテューヌ。
その光景を少し離れた場所で見ていたニャルラトホテプは、「いいね。今のは良いSAN値が取れたよ」と嬉しそうに言う。
「こちらは順調。サオヤクの方は上手くやっているかな?」
ニャルラトホテプはそう言うと、スマホを操作して画面を見ながら、「うん、サオヤクも上手くやってるみたいだね。この調子なら良いSAN値が稼げそうだ」と言った。
「ふっふっふっ……時間ならいくらでもあります。私の愛がパープルハート様の心を溶かすまで愛を囁き続けましょう」
ボークはそう言いながら、【ニヤリ】と笑うと、「はあっはあっ……パープルハート様パープルハート様……」とネプテューヌに密着して体を上下に動かし身を擦り寄らせる。
その姿は盛りのついた犬のようだった。
「やめてちょうだい! 気持ち悪いわ!」
心の底から気持ち悪そうな声を上げるネプテューヌ。
「私……私もう我慢が出来ないんです!」
ボークはそう言うと、ネプテューヌのスーツを掴んで力一杯引っ張る。
しかし、スーツは伸びるばかりで破れる気配を見せない。
激しい戦いに耐えられるよう作られたスーツなので丈夫なのだ。
ニャルラトホテプはその光景を呆れた顔で見ながら、「やれやれ……もう少し、じっくりSAN値を搾り取って欲しいんだけどな」と言った。
「パープルハート様ぁぁぁぁぁ!」
カクカクと腰を振りながらスーツを引っ張るボーク。
ネプテューヌはそんなボークを、「こ、このっ、変態!!」と罵る。
「まぁ、ボーク程度の人間じゃ、この辺が我慢の限界か……しょうがない僕が手伝ってあげよう」
ニャルラトホテプはそう言うとネプテューヌに近づくと、ネプテューヌのスーツ掴む。
ビィーーーーーッ!!
ニャルラトホテプがスーツを引っ張ると、スーツは紙のように簡単に裂ける。
「……っ!?」
たまらず声を上げるネプテューヌ。
ビィーーーーーッ、ビィーーーーーッ、ビィーーーーーッ!!
立て続けにネプテューヌにスーツを引き裂くニャルラトホテプ。
ネプテューヌスーツは乳房と股間の一部を隠すだけでズタズタに引き裂かれた。
「おや? 今、僕に恐怖しているね? いいSAN値が取れたよ」
ニャルラトホテプが嬉しそうに言う。
ネプテューヌはそんなニャルラトホテプを睨みながら、「くっ……」と唇を噛んだ。
「ほら、大事な部分は残しておいてあげたよ。存分に楽しむといい」
ニャラルトホテプがそう言うと、「は、はいいいいっ!!」とボークが興奮しながら返事をする。
「はあ……はあ……はあ……パープルハート様、パープルハート様……」
ボークは興奮を抑えられないと言った感じで、ネプテューヌの僅かに残された乳房部分のスーツを引き裂こうと力を込める。
「くぅ!!」
悔しさと羞恥で顔を赤くするネプテューヌ。
ドカーーーーーーーン!!
その瞬間激しい爆発音と共に壁が破壊される。
「な、なんだ!?」
思わず爆発のした方に振り向くボーク。
「お姉ちゃん!!」
ネプギアが叫ぶと同時に爆発で空いた穴をくぐってくる。
「ネプ子!!」
「ねぷねぷ!!」
更にアイエフとコンパもそれに続く。
三人の視界に、ほぼ全裸のネプテューヌが映る。
「お姉ちゃんになにをしてるんですか!!」
ネプギアはボークに向けて怒りを込めた大声で叫ぶ。
「わ、わわわわ私はネプテューヌ様と同意の上での神聖な契りを……」
ボークが慌てながら言い訳のように言うが、「手足を拘束しておいて何が同意よ!!」とアイエフが怒鳴りながらボークを睨む。
更に、「ねぷねぷをイジメるなんて許せません!!」とコンパが憤る。
「だ、黙れ、魔女め! 私の力を思い知るがいい!!」
ボークはそう言って開き直ると、緑色のスライム触手を三本出してネプギア達に向けて飛ばす。
「……っ!」
avoid。素早い横ステップで攻撃を避けるネプギア。
「はあっ!!」
parry。アイエフは自分に向けて来て飛んで来たものとコンパに向けて飛んで来たものを、カタールで切り裂いて叩き落とす。
「プラネテューヌがこんなになってしまったのはあなたの所為なんですね!!」
緑色のスライム触手を操るボークを見たネプギアがボークを糾弾するように言う。
「これは、私がパープルハート様と結ばれる為に得た神聖なる力」
ボークが光悦した表情で言うと、「何が神聖なる力よ。どこからどう見ても邪そうな力じゃないの」とアイエフが蔑むように言う。
更にコンパも、「気持ち悪いです~」とそれに続く。
「邪で結構だよ。なんと言っても邪神の力だからね」
今まで黙っていたニャルラトホテプがそう言うと、「あなたは誰ですか?」とネプギアが質問をする。
「僕はニャルラトホテプ。邪神の一人だよ」
ニャルラトホテプが冷静な声で言うと、「あなたがマホちゃんのぴーし大陸を!!」とネプギアが怒りを込めた声で言う。
「おや? 彼女を知っているのかい?」
ニャルラトホテプはネプギアの怒りを意にも解せず言う。
「ISクリスタルを返して下さい!」
ネプギアの言葉に、「そう言われて返すぐらいなら、初めから奪ってないよ」とニャルラトホテプは冷静に答える。
「邪神ってことはダゴンやハイドラの仲間?」
アイエフが問いかける。
「彼等とは派閥が違うけどね。さあ、おしゃべりはここまでだ。君達にもニョグタの苗床になってもらおう」
ニャラルトホテプがそう言うと、「死ねぇい、魔女共!!」とボークがスライム触手を大量に伸ばしてくる。
「数が多すぎるわ!」
アイエフが叫ぶ。
彼女の言う通り、狭い室内で避けきれるような数ではなかった。
「それなら切り開くまでです!!」
ネプギアはそう言うとM.P.B.Lを振り回してブレード部分でスライム触手を切り裂く。
アイエフも同じようにスライム触手を切り裂いていく。
「無駄無駄ぁ~。ニャルラトホテプ殿に授かったニョグタの力は無敵なのだぁぁぁ!!」
ボークがそう言うと、更にスライム触手の数が増える。
「捌ききれないわ!」
アイエフが叫ぶ。
しかし、ネプギアは冷静に、「ゲハバーン!」と叫ぶと左手にゲハバーンを装備する。
そして、「仁義八行の力よ!!」と叫ぶとM.P.B.Lとゲハバーンの二刀流でスライム触手の群れに突っ込んで行く。
「考っ!!!」
ネプギアが気合の声と共に考の珠と同調する。
その瞬間、ネプギアの両手が目に見えない速度で動き回り、スライム触手の群れを全て切り落とす。
「なぬぅ!?」
驚き目を見開くボーク。
「ギアちゃん、凄いですぅ~」
コンパがそう言ってネプギアを褒めると、「強くなったわね、ネプギア」とアイエフもネプギアを褒めた。
「それがゲハバーンか。生贄を捧げないとナマクラだと聞いたけど、どうやらそうでもないみたいだね」
ニャルラトホテプが感心したふうに言うと、「このゲハバーンには、ウラヌスさんの魂が宿っています。もうただの剣じゃありません」とネプギアが凛とした声で答える。