新・昂次元ゲイム ネプギア SISTERS GENERATION 2   作:ゆーじ(女神候補生推し)

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090ユニチームVS神次元ノワールチーム

 G.C.2021年5月29日 土曜日の夕方。

 

ゴッデスファイト予選の終盤。

 

次の注目のカードは予選第二グループの最終戦。

 

百発百中スナイパーのユニと鉄壁の守りを持つうずめのチーム。

 

対するのは、高水準でコストと戦力のバランスが取れた神次元のノワールと、やや耐久寄りだがバランスの取れた神次元ブランだ。

 

 

「第七グループの会場では、グラジオラスプレッジ様とオレンジハート様のチーム対神次元のブラックハート様と神次元のホワイトハート様による最終戦が行われようとしています。この戦いの勝者が決勝トーナメントに駒を進めることになります」

 

 

 デンゲキコの実況に、「女神様の苦戦が続きましたが、先程のグリーンハート様とパープルハート様が快勝をしまして、女神様の面目躍如と言ったところでしょうか?」とファミ通が質問する。

 

 

「そうですね……私が思っていた以上に女神様が苦戦をして勝負が分からなくなってきておりますね」

 

 

 イストワールとファミ通の言う通り、先程に第五グループで、ベール&箱崎チカ対アイエフ&コンパの試合とネプテューヌ&プルルート対日本一&がすとの試合は両方とも女神の快勝に終わったのだ。

 

 

「今大会初めての女神様同士の戦いとなりますが、イストワール様はどちらが優勢とみますか?」

 

 

 ファミ通の質問に、「そうですね。かなり難しい質問ですが、ユニさんの狙撃が上手く行けば、ユニさんの有利になりますが、狙撃が阻止された場合は厳しくなるでしょう」とイストワールが答える。

 

 

「そろそろ、試合開始です」

 

 

 デンゲキコの言葉通り、ユニのチームも神次元のノワールのチームもバトルフィールドの端に配置して審判の開始の合図を待っていた。

 

 

「ゆにっち~! うずめ達もなにかドカーンと一発大技決めちゃおうよ!」

 

 

 戦闘前、うずめがユニに話しかけていた。

 

 

「なによいきなり?」

 

 

 うずめの態度に怪訝そうな顔をするユニ。

 

 

「だってー、大きいねぷっち、あんみつっちとかエスーちゃっちやビーシャっちも、すごーい技使ったよね?」

 

 

 うずめが両腕を大きく広げて凄さをアピールするように、「ふーん……それで?」とユニの反応は冷たい。

 

 

「えー? ゆにっち、ノリが悪いよー」

 

 

 うずめが両腕を振り回して抗議するが、「そんな遊んで勝てる相手じゃないよの? 神次元のお姉ちゃん達は?」とユニが両手を組みながら、説教をするように言う。

 

 

「でも、ジェネリックって、ねぷっちが言ってたよー」

 

 

 うずめがそう言って口を尖らせるが、「ネプテューヌさんの言う事はあんまり信じない方がいいわよ」とユニは落ち着いた声で言う。

 

 

「えー? やろう! やろうよ! ゆにっちー! 面白そうじゃーん。普通に勝ってもつまらないよー」

 

 

 うずめが必死に両手を上下に振ってアピールをするが、「つまらなくてもいいのよ。コツコツとダメージレースに勝てばいいのよ。ラムみたいなワガママ言わないでよね」とユニの態度は変わらない。

 

 

「むぅ~、そんなことだから、ゆにっちって地味って言われるんだよ?」

 

 

 

 うずめが口を膨らませてそう言うと、「……そんこと言っても即興で出来るものでもないし、格ゲーとかでも慣れない超必殺技のコマンドをガチャガチャやるものみっともないじゃない」と少し不機嫌そうな声で言う。

 

彼女には地味とか影が薄いはNGワードなのだ。

 

 

「ほにゃー! だから、ゆにっちは影が薄いんだよー!」

 

 

 うずめがはっきりそう言うと、「なんですって! 誰の影が薄いのよ!!」とユニが怒りを露わにする。

 

 

「ゆにっちだよー! つよーい必殺技が無いって個性がないもん!」

 

 

 うずめはそう言いながらそっぽを向いてしまう。

 

 

「むむむむっ! わかったわ! やってやろうじゃないの! お手軽な超必殺技を見せてあげるわ!」

 

 

 ユニはそう息巻くと、「やったー! じゃあ決まりだねー!」とうずめはご機嫌に返事をする。

 

 

、「それでは、ゴッデスファイトぉーー!」

 

 

 審判のエフーシャが右手を大きく上げる。

 

 

「「「「レディィィィ……ゴォォォォ!!!」」」」

 

 

 ユニのチームと神次元のノワールのチームのメンバーの声が重なり会い、試合が開始される。

 

 

「ふん……この次元の私がみっともない姿晒したけど、私はそうはいかないわよ」

 

 

 神次元のノワールがそう言って全力でバトルフィールド中央に向かうと、「本当に大丈夫かよ?」と神次元のブランが不安そうに尋ねる。

 

 

「何言ってるのよ。あなただって他人事じゃないのよ? キセイジョウ・レイも負けちゃうし神次元のメンツがかかってるんだから!」

 

 

 神次元のノワールがそう言うと、「それはそうなんだが、こっちの次元のお前の妹のレンジって端から端までじゃなかったか?」とブランが言うと、「はっ!!」と神次元のノワールが我に返る。

 

 

ズキューン!

 

 

 同時に銃声が鳴り響く。

 

 

「しまった! 防御してブラン!!」

 

「ちっ、言わんこっちゃねぇ……」

 

 

 防御態勢を取る神次元のノワールと神次元ブランだが、何時になっても弾は飛んでこなかった。

 

 

「外した?」

 

 

 思わずつぶやく神次元ノワールだが、「あんな真正面から突っ込む的にどうやって外すんだよ?」と悪態をつく神次元のブラン。

 

 

「そんなこと言っても実際に当たって……」

 

 

 神次元のノワールがそこまで言うと続けざまに【ズキューン! ズキューン!】二発三発と銃声が鳴り響く】

 

 

「なんのつもりだ? ワザと外してるのか?」

 

 

 神次元のブランがそう言うと、「もういいわ。突っ込んで距離を詰めましょう」と神次元のノワールが言う。

 

 

「そうだな、行く……」

 

 

 神次元のブランがそう言った瞬間だった。

 

 

カキンカキンカキン!!!

 

 

 何かが弾ける音が周囲にこだまする。

 

 

「なに?」

 

 

 神次元のノワールがそう言うと、「ぐわっ!?」と神次元のブランが声を上げる。

 

 

「ちっ……背中から攻撃が……」

 

 

 神次元のブランがそう言うと1258のダメージを受けてHPゲージが一割減少する。

 

 

「どういうこと後ろに回り……」

 

 

 神次元のノワールがそこまで言うと、再び【カキンカキンカキン!!!】と言う音が響く。

 

 

「あうっ!?」

 

 

 神次元のノワールが悲鳴を上げると、今度は神次元のノワールに1421が当たり、HPゲージが一割減少してしまう。

 

 

ズキューン!

 

ズキューン!

 

ズキューン!

 

 

カキンカキンカキン!!

 

カキンカキンカキン!!

 

カキンカキンカキン!!

 

 

 更に増加する射撃音と弾ける音。

 

同時に四方八方から神次元のノワールと神次元のブランに弾が命中する。

 

一発のダメージは低いがジリジリとHPゲージ減って行く。

 

 

「何なのよ!? 一体!!」

 

「くそっ……何人敵がいやがる!?」

 

 

 混乱する神次元のノワールと神次元のブラン。

 

 

「わかったわ! ネプギアの使うビットね!」

 

「そうか! 姑息な手を使いやがる!!」

 

 

 神次元のノワールと神次元のブランはそう言うと、二人して回転して全周囲を攻撃する。

 

ネプギアの使うGビットは合計の威力こそ高いが一発一発の火力は低い上にビット自体の射程は長くないので、事前に気付いてリーチの長い武器で全周囲に攻撃をすれば破壊することも可能なのだ。

 

 

「これでどう!!」

 

「綺麗さっぱり撃墜してやったぞ!!」

 

 

 勝ち誇る神次元のノワールと神次元のブラン。

 

 

ズキューン!

 

ズキューン!

 

ズキューン!

 

ズキューン!

 

 

カキンカキンカキン!!

 

カキンカキンカキン!!

 

カキンカキンカキン!!

 

カキンカキンカキン!!

 

 

 しかし、銃撃音と弾ける音は減るどころか更に増えて来る。

 

みるみる内に神次元のノワールと神次元のブランのHPゲージが減少していく。

 

 

「何が起きているか分かりませんが一方的な試合展開です!」

 

 

 デンゲキコの実況に、「イストワール様、これは一体何が起きているんですか?」とファミ通がイストワールに質問する。

 

 

「これは、跳弾ですね」

 

 

 イストワールの答えに、「跳弾って壁で弾を跳ね返して当てる高等技術の? しかし壁なんか無いですよ」とファミ通が言うと、「いえ、あるんです。あると言うより作っているんです」とイストワールが答える。

 

 

「作って? 一体どこに?」

 

 

 ファミ通の疑問に、「一般人では捉えられません。女神様のでも捕らえられない場所に配置しているんですよ」とイストワールが答える。

 

 

 「しかし、そんな場所から効果的な射撃が何度も出来るんですか?」

 

 

 ファミ通の質問に、「あります。ネプギアさんの発明とユニさんの技が合わされば可能なのです」とイストワールが答える。

 

 

「なんだなのかさっぱり分かりません? 正体を教えてもらえませんか?」

 

 

 ファミ通が降参気味に言うと、「正体はリフレクタービットです」とイストワールが答えを言う。

 

 

「リフレクタービット? 反射するビットですか?」

 

 

 ファミ通がそう言うと、「その通りです。よく見ていて下さい」とイストワールが言う。

 

 

ズキューン!

 

ズキューン!

 

ズキューン!

 

ズキューン!

 

 

カキンカキンカキン!!

 

カキンカキンカキン!!

 

カキンカキンカキン!!

 

カキンカキンカキン!!

 

 

 再び鳴り響く銃声を何かが衝突する音。

 

 

「きゃあああああ!?」

 

 

「うおおおおおお!?」

 

 

 神次元のノワールと神次元のブランが同時に撃墜されてしまう。

 

 

「さ、さっぱり何が起きているのか分かりません!」

 

 

 ファミ通がそう言うと、「では。お二人の再出撃の間にスローVTRを見てみましょう」とイストワールが答える。

 

ファミ通はスローのVTRを目を凝らして見るが、「ダメです。お二人が蜂の巣になってるぐらいしか分かりません」と首を左右に振る。

 

 

「では、別のカメラを見てみましょう」

 

 

 イストワールが画像を変更するが、「こんな遠くのカメラに何が映ってるんです?」とファミ通が疑問顔になる。

 

 

「よく見ていて下さい」

 

 

 イストワールの言葉に半信半疑のファミ通が画面を見るが、「こんな明後日の方向の射撃になんの意味が?」と首を傾げる。

 

 

「ファミ通さん、私はさっき跳弾と言いましたよ?」

 

 

 イストワールがそう言うと、「はっ!?」とファミ通が息を呑み画面を見る。

 

 

「ま、曲がった!? 何であんな方向に!!」

 

 

 ファミ通の目に見えたのは明後日の方向に飛んでたビームがとんでもない方向に曲がって、神次元のノワールと神次元のブランに当たってる光景だった。

 

 

「これがリフレクタービットによる跳弾です」

 

 

 イストワールは事もなげに言うが、「いや、それにしたっておかしいですよ?」とファミ通がツッコミを入れて来るが、「愛の力に不可能はありません」とイストワールが平然と答える。

 

 

「愛……ですか?」

 

 

 ファミ通がイストワールにやや押され気味に答えると、「残念ながら、ユニさんにはネプギアさん程のビットコントロールの才能はありません」とイストワールがドヤ顔で言い放つ。

 

 

「あ……何となく言いたいことは分かります」

 

 

 ファミ通は取材を始めて二年弱になるが、こういう時のイストワールは教祖では無く、我が子であるネプギアのことを自慢したい、親バカモードなのは理解していたし、実際にネプギアはそれだけの活躍をしていた。

 

 

「で、ネプギア様がどう凄いんですか?」

 

 

 時間も無いので単刀直入に尋ねるファミ通に、「ネプギアさんはユニさんの癖や攻撃パターンを全て記憶して、ビットに常の最善の配置につくようにプログラムしているです!」とイストワールがこれでもかと言うぐらい嬉しそうに言う。

 

 

「は、はぁ……そうですか。それでどの辺が愛なんでしょうか?」

 

 

 若干引きぎ気味にファミ通が言うと、「ここまで言っても分かりませんか?」とイストワールが突然不機嫌になる。

 

 

「す、すみません。無学なもので……後学の為に教えていただけないでしょうか?」

 

 

 平謝りでイストワールに尋ねるファミ通。

 

 

「仕方ありませんね。ちゃんと聞いてて下さいよ」

 

 

 鼻を【フン】と鳴らしてネプギアのことを話そうとするイストワールの姿はめちゃくちゃ嬉しそうだった。

 

 

「ユニさんもまたネプギアさんの組み込んだビットの動きを理解して正確無比な狙撃をしてくれるです」

 

 

 イストワールが両手を腰を当てて自慢気に言うと、「これぞ正に相思相愛のコンビネーション!!」と

続けて嬉しそうに言い放つ。

 

 

「そ、そうですか……」

 

 

 更に引き気味に返事をするファミ通が、そこがイストワールの癪に障ったようだ。

 

 

「なんですか? その生返事は? 私の言う事に間違いがあるとでも? ネプギアさんが生まれた時から母として教祖として愛を持って、おはようからおやすみまでネプギアさんを見守り続けてきた私に間違いがあるとでも!!」とイストワールがファミ通の間近に迫ってもの凄い圧を加えてくる。

 

 

「い、いえ……特に何も……」

 

 

 ファミ通がやっとの思いでそれだけ言うが、「はっ! まさかファミ通さんもネプギアさんを狙って!? いけません!! お母さんが認めた人以外と付き合うことは許しませんよ!!」とイストワールが眉間に青筋を立ててファミ通に迫る。

 

 

「え、えーと、デンゲキコさん、試合の方は……」

 

 

 ファミ通が助けを求めるようにデンゲキコに話を振るが、「グラジオラスプレッジ様のチームの圧勝です。勝負にならないと言うか話にもならない状況です……」とデンゲキコが答える。

 

イストワールが親バカしてる間に神次元のノワールと神次元のブランは撃沈して敗北したとのことだった。

 

 

「や、やりましたね! 流石はネプギア様のフィアンセ! 素晴らしい活躍です!!」

 

 

 ファミ通が祈るような気持ちでおだてを言うと、イストワールすっかり機嫌を直し、「そうでしょうそうでしょう。やはり、ネプギアさんにはユニさんですね」と嬉しそうに言う。

 

 

「ほっ……ところで気になっているのですが、神次元のノワール様と神次元のブラン様を跳弾だけで倒せるものなのでしょうか?」

 

 

 ファミ通は安堵の溜息を吐きつつイストワールに質問をする。

 

すると、「可能です。跳弾は最強の連携技ですから」とイストワールが事も無げに答えた。

 

 

「最強? 跳弾がですか?」

 

 

 ファミ通が質問し返すと、「はい、跳弾はどんな技とでも、ほぼ連携可能なのです。現に【跳弾跳弾跳弾跳弾跳弾跳弾】という連携技もあります」とイストワールが答える。

 

 

「……何かハメ技のゴリ押しっぽくありませんか?」

 

 

 ファミ通がややジト目で言うと、「シンプルイズベスト。例えハメ技だとしても、ユニさんの銃技とネプギアさんの知識がないと成り立たない超高等技術です。その辺はファミ通さんも理解してますよね?」とイストワールがファミ通に圧を加えながら質問してくる。

 

 

「も、もちろんですよ!」

 

 

 慌てて返事をするファミ通であった。

 

 

「ちょっとーーーーーー!? なによこの試合!! インチキよインチキ!!」

 

 

 バトルフィールド中央では神次元のノワールが審判エフーシャに文句を言うと、「ふざけんな! こんな試合があってたまるか!!」と神次元のブランが凄む。

 

 

「負け犬の遠吠えだな。不正は認められない。ユニチームの勝利だ」

 

 

 エフーシャが冷静沈着に言うと、「くそっ……」と神次元のブランが唸り、「く、くやしい……」と神次元のノワールが呟く。

 

 

「いやー、何て言うかゴメンね。うずめは何もしてないけど」

 

 

 うずめが右人差し指で頬を掻きながら申し訳なさそうに言うと、「うずめ。敗者に情けは無用よ」とユニがピシャリと言い放つ。

 

 

「でもさー、うずめ的にもアレは無いと思うよ?」

 

 

 うずめがやや不満気に言うと、「射程は正義よ。タワーディフェンスとかやると思い知るわ」とユニが冷たい声で言い返す。

 

 

「うずめ達、女神なんだしさ……」

 

 

 うずめがそう言い返すと、「あるゲームでは剣聖と謳われた人物が、石化魔法で戦場を蹂躙してるのよ。肩書なんて実戦の勝負の前に何の意味もないわ」とユニの態度は変わらない。

 

 

「ゆにっちって意外とハードなんだね~」

 

 

 うずめの言葉に、「そうよ。ハメ技なんてハマる方が悪いのよ。やるなら徹底的にやるべきよ」とユニが冷徹に言う。

 

 

「ゆにっちって、ゲーセンで睨まれたり椅子蹴られたりしなかった?」

 

 

 うずめの指摘に、「それぐらいでビビるならゲーセンなんて行かないわ」とユニがさらりと言い放つ。

 

 

「お手軽な超必殺技を見せてあげるって言ったじゃないの?」

 

 

 ユニが更にそう言うと、「えーーーーーーー!? そこでうずめの所為になるのー? うずめ的にはもっとロマンティックでドリーミーな展開でキラキラな技を期待してて、こんなハメ技……」とうずめが言いかける。

 

 

「あなたの所為なのね……」

 

「テメェ、フザけたことしやがって……」

 

 

 神次元のノワールと神次元のブランがうずめを恨めし気に睨む。

 

 

「ほにゃ~~! 何でそこだけ反応するのー!? うずめの所為じゃないよー!」

 

 

 うずめが目をグルグル回しながら弁明してると、神次元のノワールと神次元のブランの後ろから、「はぁ~い」と妖艶な声が聞こえてくる。

 

 

「げ……この声は」

 

「マジか……」

 

 

 神次元のノワールと神次元のブランが恐る恐る振り返ると、そこには変身したプルルートとネプテューヌが居た。

 

 

「ノワールちゃんもブランちゃんも、とーってもいい試合だったわ~」

 

 

 満身の笑みで右手に持った乗馬用の鞭をペシペシと左手の手のひらで軽く叩くプルルート。

 

 

「格下と思ってた子に手も足も出ずに無様にパーフェクト負けなんて、あたし興奮しちゃった~」

 

 

 ウットリしながら、舐めるような視線を神次元のノワールと神次元のブランに向けるプルルート。

 

 

「いや……これには訳があって……」

 

 

 神次元のノワールがしどろもどろに言い訳をしようとすると、「オイ! ネプテューヌ! 何とかしろよ!」と神次元のブランがネプテューヌに言うが、「無理よ。あなた達がぷるるんの嗜虐心を刺激し過ぎたのよ。運命だと思って諦めて」とネプテューヌが冷たく言い放つ。

 

 

「ちょっと待って、プルルート!? 私達和解したのよね? ねぇ?」

 

 

 神次元のノワールが必死に言うが、「それとこれとは話がべーつ。あたしをこんなに火照らせておいて、おあずけはないでしょ? ノワールちゃん、責任取ってね……うふふっ」とプルルートが妖艶な声で言う。

 

 

「な、なんだよ……この展開は……パーフェクト負けの上にこれはヒデェんじゃねぇのか?」

 

 

 神次元のブランがそう愚痴ると、「仕方ないのよ。ノワールとブランの試合は前にもやってるし、同じようなことするもの作者の人も面倒だし、読者も望んでないわ」とネプテューヌが変身後にしては珍しいメタ発言をする。

 

 

「だからって、こんな……」

 

 

 神次元のノワールがそう言いかけると、「ああっ! もう我慢できないわ!! ノワールちゃん、ブランちゃん。ユニちゃんにどこをどうハメられたの? あたしがキッチリとハメなおしてあげるわ!!」とプルルートが興奮の絶頂で襲い掛かって来る。

 

 

「「きゃああああああああああああああ!!??」

 

 

 恐怖の絶叫を上げる神次元のノワールと神次元のブランであった。

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