思ったより、長くなってしまった。
よかったら、感想などお願いします。
では、どうぞ。
会話続けながら、三者三様にやるべきことをやっていた。
ユウトは次のエレベーターに行き、点検口を開けると再び先ほど解体したものと
同様の爆弾を発見した。
「あったよ。やっぱり・・・、虎徹さんはそっちはどうですか?」
「あったぞ。お前の言う通り、エレベーターの数だけありそうだな」
「バーナビーさん、そっちの解体はどれぐらいかかりそうです?」
聞き返しながら、ユウトは次々と配線を切断していった。
「タイマーの時間ギリギリという所ですかね。すいませんが、他の解体には、
いけそうもないです」
「そうですか。C9は一個だけであることを願いたいですね」
「そうであって欲しいですよ」
「そんなお前らに朗報だ!全部確認したがC9はバニーとこだけだ。
後はレインナイトのとこと同じ型で、タイマーの残り時間は全部同じだ」
「想定していた内の最悪の状況でなくて良かった。後は俺たちが
残りを解体するだけですね」
「そうゆうことです。オジサンはやることなくなったので避難していいですよ」
「バーカ。相棒と後輩残して、逃げるほど落ちぶれちゃいねえよ」
虎徹の発言にユウトとバーナビーは無言で返した。
「「・・・・・」」
二人の無言に堪えらなくなった虎徹は自分から発言した。
「おいっ!なんかあるだろ。今、いいこと言っただろ俺」
「・・まあ、自分で言わなければ、なお良かったんですけど・・・」
「古臭いんですよ。オジサンは」
「うるせえっ!ああ、でもいいか、俺はお前らを信じたわけじゃねえぞ。
ヒーローとしての意地とかプライドというものがだな・・・」
「避難しないのは勝手ですが、少し黙ってて貰えますか?」
「よし、次だ」
虎徹の言い分けというなの照れ隠しにバーナビーは黙る様に伝え、
ユウトは次の爆弾処理へと向かうのだった。
「・・・お前ら、かわいくないな。はあっー、わかったよ。
黙って、撮影してればいいんだろ」
虎徹はおとなしく、アニエスから預かったカメラで次の爆弾に走っていくユウトを
撮影した後、バーナビーの方へと合流するのであった。
一方、その頃、避難したアニエスやスタッフたちは、ヒーローTVの中継をすでに始めていた。
中継車内の画面にはフォートレスタワーの映像が流れていて、その周りでは、
タワー内の三人を除くヒーローたちが避難の誘導や手伝いをしていた。
「情報によりますと、なんとビルに偶然居合わせたバーナビーとワイルドタイガー、
そして、レインナイトの三人のヒーローが爆弾の処理にあたっているとのことです。
ヒーロースーツの無い彼らは、一体どんな心境で爆弾と向き合っているのでしょうか!?」
モニター画面には、タワーの映像の後にバーナビー、ワイルドタイガー、レインナイトの
ヒーロースーツ着用時の映像が画面に映しだされていた。
「もう残された時間の猶予はありません。今やこのビルの命運は、
アポロンのニューコンビとアレスの騎士に託されたのであります」
バーナビーの特集の撮影に同行していなかったスイッチャーのメアリーは
映像を切り替えながら、つぶやいた。
「地味な画だから、あおっても今ひとつ盛り上がらないんですよねー。
せめて中の様子が映せりゃいいんすけど・・・。
結局、爆弾を見たのって、タイガーだけなんでしょ」
メアリーは隣のアニエスを見た。
「本当にあるんですかね。案外これを機に人気者になろうと
考えてるだけだったりして・・・」
アニエスに問いかける様にメアリーは言った。
「ちょっとだまって!」
アニエスは時計を確認した。
ビル内で、ユウトは引き続き解体作業を行っていた。
「ふぅー。これであと残り三分で残り2つか・・・・。
なんとか、間に合いそうだな」
ユウトは再び移動を始めた。
エレベーターホールを移動していたユウトは何か一瞬違和感を感じた。
「???」
しかし、気にしている時間が勿体ないので足を止めず、次のエレベーターに飛び込み、
天井裏へと登った。
「ラスト2つだ。いくぞ」
すぐさま爆弾の蓋を開け、配線を切断していった。
「OK。これで残りは最後の一つのみ」
その声と共に最後の導線を切断した。
時間は残り1分30秒となっていた。
すぐさま最後の爆弾の所へ向かった。
エレベーターホールに飛び出し、最後のエレベーターへ向かった。
そして、ユウトは驚愕したと同時にさきほど感じた違和感の正体を理解した。
「なっ!?エレベーターが閉まってる!しかも、下の階に移動中だと・・・」
彼の視界には、下の階に向かって、点滅している表示が見えていた。
「くそっ!エレベーターは固定されてたんじゃ!?誰かが動かしてるのか?」
ユウトはすぐさま閉まっているエレベーターの扉を能力で切り開き、
エレベーターのワイヤーを能力を使い手でブレーキをかけながら、
滑る様に降りて行った。
「くっ、一気に時間がギリギリになったぞ」
摩擦による火花を散らしながら、ようやく見えたエレベーターの天井裏へと
着地し、すぐさま解体処理に掛かった。
タイマーはすでに30秒を切っていた。
調べる時間は短縮し、配線の切断を行った。
切る順番こそ違うものの手順自体は同じであったため可能なことであった。
残り時間が10秒を切り、このままでは、間に合わないことを悟ったユウトは
一瞬の判断で解体を続けた。
「これで終わりだ!後は待つだ・・」
残り3秒で導線を切断し、タイマーを止め、安心したと同時に上から大きな音が聞こえてきた。
ユウトは上を見つめながら、
「なんだ!?爆発したのなら、はやすぎ・・・」
大きな音のすぐ後に、今度は爆発音が聞こえてきた。
その瞬間、すぐさま能力を発動し、水で自身を包み込むように防御用のフィールドを
纏ったが、いつまでたっても、あるであろう衝撃は来なかった。
「失敗したんじゃないのか?・・・・、いや、待てよ。
爆発音の前の音はなんだ?・・・!!そうか!
天井をぶち破って、外で爆発させたのか。それなら、衝撃がこない説明がつく」
そして、自身の置かれた状況の納得のいくように説明付けると、
その場に寝転がり、背を伸ばす様な動作をした。
「まあ、いいや。疲っれたーーー!!もう寝たい」
さすがに集中力の限界をむかえたのか眼をつぶりながら、愚痴をつぶやくのだった。
「だるいよ。しんどいよ。報告書とか作りたくないよ」
「残念ながら、その望みは叶わないぞ。レインナイト。
報告書は明日までに作成して提出しろよ」
PDAから聞き覚えのあるオッサンの声が聞こえてきた。
「なんとかならんか?」
「なんともならんな!これは悲しき企業戦士の宿命さ」
「子供にこの事実を教えたら、ヒーローになりたくなる子供、確実に減るだろうな・・・」
「知ってるだろ。優雅な白鳥も水の下では、必死にもがいてるのさ。
アイドルしかり、ヒーローしかり、他にも夢を与えられる仕事ってのは
人の屍(過労死寸前の人間)の上になりたってるんだよ。
さあ、頑張れ。レインナイト。負けるな。レインナイト」
「ちびっこのみんな、レインナイトは負けそうです・・・・・」
そのつぶやきは子供に届くことは永久に訪れないことを祈ろう。
ヒーローたちは毎回報告書を作ってるらしいです。
ドラゴンキッドは作れんのか?と思うがアニメだし、まっいっか。
次は原作第4話です。
また無理矢理絡めます。
主人公は虎徹とブルーローズへの援護射撃担当です。
まあ、援護するのは、ブルーローズにですが、味方にあたるかもしれませんが。