TIGER&BUNNY~雨の騎士~   作:ミソカ

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ライジングを見たら、また書きたくなったんですが、
見てから、1ヶ月近く経って投稿というかたちに。

というより、ひさしぶりすぎて、主人公がどんなキャラだったか、
どう文章書いたらいいか忘れてました。




Charity is not for others(情けは人のためならず)

 

「本日午後、シュテルンメダイユ地区にて装甲現金輸送車を強奪、

 逃走する事件が発生!いまだ犯人は逃走中の模様!」

 

大型の街頭ビジョンから、実況の声が響いていた。

スイッチルームでは、アニエスの声が響きわたっていた。

 

「タイガー達の方向に行ったわ。二人ともすぐに向かって」

 

「「了解!!」」

 

その言葉の後、路地裏から黒い影が駆け抜けていった。

 

「俺達の方向じゃなくて、タイガーさん達の方かよ!」

 

「しょうがないよ。犯人の逃げる方向にある程度ばらけさせないと」

 

「まあ、装甲車だもんな。バリケードとかでの誘導もうまくいかないか」

 

バイクにまたがったレインナイトとその後ろに乗っているドラゴンキッドが

犯人たちの乗る装甲車を追っていた。

 

二人はタイガー達とは逆方向の路地裏で待機していたのだった。

 

「二人の方向にいったんなら、今日こそ今季より試験導入された

 コンビーネーションポイントもついにひのめをみるんじゃね?」

 

「どうかなー?あの二人だよ」

 

「だよな。まあ当初の予定通りオレ達で

 コンビーネーションポイントをゲットといきますか」

 

「でもさ、レインナイトの能力なら、僕じゃなくてもブルーローズとの

 能力の方が近いんだし、そっちでも良かったんじゃない?」

 

「なんだよ。オレと組むのは、いやだってか?」

 

「そうじゃないよ」

 

ドラゴンキッドは即座に否定した。

 

「わかってるって、まあ、あっちはアイドルだからな。

 色々と問題があるっていう、アニエスさんの判断だろ」

 

「問題?」

 

可愛らしく首を傾げていた。

 

「キッドはまだわからなくていいんだよぉー」

 

「むうぅ、また僕を子供扱いしてるでしょ」

 

「ソンナコトナイヨ。キッドダケニコドモアツカイハシテナイヨ」

 

「してるじゃん。わざとらしく棒読みだし」

 

「いいんだよ。そのうち、キッドもいやでもわかるようになるさ。

 いや、一部では、キッドも既に・・・・キッドタンぺろぺろだしな」

 

「えっ!?何?最後の方がよく聞こえなかったけど」

 

 

 

その頃、中継車の中からアニエスから指示が飛んでいた。

 

「犯人がブルーローズのポーター(移動車)方向に逃げていったわ。

 ブルーローズの決め台詞後にゴーよ!

 レインナイト、ドラゴンキッド、今日こそ初のコンビネーションポイントを

 獲得してもらうわよ」

 

「「了解」」

 

二人の声が中継車内に響いていた。

 

「今日こそいけますかね?アニエスさん」

 

もじゃもじゃ頭のディレクターがアニエスと声を掛けた。

 

「まったく、タイガーとバーナービーのヒーローコンビの為に

 導入された様なポイントなのに未だにその二人が獲得出来ていないって、

 いったいどういうことよ!お陰で別の二人にわざわざ組んでもらって

 獲得する機会を作らなきゃいないなんて」

 

アニエスは不機嫌そうな顔をしながら、つぶやいた。

 

 

 

レインナイトとドラゴンキッドがブルーローズのポーターの近くへと到着した。

ブルーローズがポーターの中からせり上がってきていつもの決め台詞とポーズを

取ろうとしている所だった。

 

「間に合ったぞ。キッド準備だ」

 

「うん」

 

二人ともバイクから降りながら能力を発動し始めた。

と同時に、犯人の男がブルーローズに向かいマシンガンをばらまき始めた。

 

突然の攻撃にブルーローズは逃げ回る途中で、ポーター上から足を踏み外した。

 

「ちょっと、予定と違ったけど、ゴーよ」

 

中継車のアニエスから、指示が出された。

 

「ハアァァ!!」

 

手を上に掲げてレインナイトが犯人の上空に大きな水球を作り出した。

 

「フッ!」

 

掲げていた手を振り落す動作にあわせて、水球は犯人に向かって落下した。

犯人はびしょ濡れになり、あたりには大きな水たまりでき、

その中心に犯人が倒れている形となっていた。

 

「やぁー!」

 

ドラゴンキッドが掛け声と同時に電撃を発しながら、水たまりの端に

いつも持っている龍の意匠がついている棒を叩きつけた。

 

電撃が水たまりを伝い、犯人へと直撃した。

 

「ひゃーあー」

 

犯人は悲鳴を上げた。

 

「ハイ!ハイ!さぁー!」

 

ドラゴンキッドが拳法の型の様なポーズを決めた。

TV画面には、犯人確保+200ポイントと表示され、

すぐに画面が切り替わりドラゴンキッドとレインナイトを二人を映しだし、

コンビネーションポイント+50ポイントと表示された。

 

そこに実況の声が流れる。

 

「犯人を捕まえたのは、稲妻カンフーマスター、ドラゴンキッド~!

 そして、今季より導入のコンビーネーションポイントがドラゴンキッドと

 レインナイトに+50ポイントずつ加算されます」

 

ドラゴンキッドとレインナイトが手を叩きあうシーンが中継に映された。

 

「やったな」

 

「うん」

 

アニエスの声が二人の通信機に流れた。

 

「ドラゴンキッド、レインナイトお疲れ様。

 これからは、特殊な状況を除き、こっちからコンビーネーションの指示を

 することはないから。

 ともかく、ありがとう、助かったわ」

 

「いえ」

 

「犯人、僕がもらっちゃたけどいいの?」

 

「まあ、能力的にフィニッシュはキッドの方がいいだろ。

 番組的にもね。ねぇ、アニエスさん」

 

「理解があって助かるわ。レインナイト」

 

「持ちつ持たれつって、やつですかね?」

 

アニエスと通信しているレインナイトとドラゴンキッドを

タイガーたちがビルの上から見下ろしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 




次はいつになるか・・・
というより、いつのまにか1年半も放置してたのか・・・。
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