ジャスティスタワー前のステージには、多くの観客が集まり、
ヒーローの7人がステージ上に立っていた。
ステージ上の司会者が喋りはじめた。
「それでは、皆さん、大変お待んたせしましたー!!
HEROTV、今シーズンの結果発表です!」
スポットライトが一人ずつヒーローたちを照らし出した。
一つだけ人がいない場所をスポットライトが照らしていた。
そこはワイルドタイガーの場所だった。
ステージの巨大モニターに各ヒーローの映像が映し出された。
「ファイアーエンブレム!ロックバイソン!ドラゴンキッド!
オリガミサイクロン!スカイハイ!レインナイト!ブルーローズ!
ワイルドタイガー!さあ!栄冠に輝くのは誰だー!」
ワイルドタイガーが合流してきた。
「よっ!」
「遅いぞ」
ロックバイソンが返事をしていた。
「MVPの発表は?」
タイガー聞いてきた。
「今からですよ」
レインナイトが話に加わってきた。
「セーフだな」
「いや、絶対お前じゃないから。普通に考えて
こいつかスカイハイのどっちかだから」
ロックバイソンが左隣りのレインナイトを指しながら答えた。
「うっせえ!」
「ハッハハハ!」
「ハハハハ・・」
ロックバイソンが笑っていて、渇いた笑いをレインナイトがしていた。
すると、突如、会場の照明が落ちた。
「お待んたせしましたー!!いよいよ、MVPの発表です」
しばしの間、会場が静まりかえり、
バックミュージックが大きく聞こえているだけになった。
モニターに下から、順位が映し出され始めた。
「獲得ポイント12730ポイント。キングオブヒーロー。
スカイハイ!」
再びステージがライトアップされ、スカイハイが前に進み出た。
観客たちからは大きな歓声が上がっていた。
「おめでとうございます!」
「皆さんの応援のおかげです。ありがとう。そして、ありがとう」
モニターに表示されたポイントをレインナイトは見上げていた。
「ありゃりゃ、あと、500ポイントか。もうちょっとだったな」
「おしかったわね」
つぶやいていたレインナイトにブルーローズが話しかけてきた。
「まあ、結構壊して、ポイントマイナスされたからな」
「タイガーに次ぐ破壊率でその順位なのが驚きだけどね。
おかげでわたしは3位なんだけど」
「知らんがな。そっちは歌もメインみたいなもんだからいいんじゃね?」
「わあー!」
そう二人が話している隣ではドラゴンキッドは空の花火を見上げていた。
「んっ!上?あれが花火ってやつか」
レインナイトは声に反応してドラゴンキッドの方を見て、視線の先を追った。
「なんでも日本から来た職人が作ったという話でござる」
オリガミサイクロンが答えた。
「へぇー、あれが有名な日本製の花火か?」
「日本製とは違うでござるな。こっちに来た日本人の職人が作ったものでござるから」
「まあ、似たようなもんじゃね?」
「違うでござるよ!」
オリガミが叫んだ。さいわいにも歓声に包まれていたため、観客側に聞こえなかったようだ。
「ちょっ、声がデカイ」
「す、すまんでござる」
「だめよ~、オリガミサイクロンは日本のことになるとちょっとうるさいからね」
ファイアーエンブレムが加わってきた。
「あははは・・・、そ、そうですね」
引きつった笑いをしているレインナイトはファイアーエンブレムが
ちょっと苦手であった。番組設定では火と水という対極の能力の為か、
仲が悪いことになっているのだが、それとは無関係に苦手なのであった。
「続きまして、アポロンメディアCEO兼OBC社長アルバートマーべリック氏より、
ご挨拶していただきましょう」
司会者がお偉いさんの紹介を始めた。
紹介されたお偉いさんは壇上に上がり、挨拶の前にある人物を紹介し始めた。
「彼はこのたび司法局のに正式な認可を受けたバーナビー・ブルックスJr。
シュテルンビルドの平和を守ることになったニューヒーローです」
大画面にはバーナビーのヒーロースーツ装着時の姿が映っていた。
「フッ・・・」
バーナビーはポーズを取った瞬間、会場の女性客が歓声を上げていた。
つづけて、バーナビーの能力の説明に入っていた。
「あらあら、これはライバル登場ね。レインナイト。
さしずめ、イケメンVSハンサムってところかしら?」
ファイアーエンブレムが口元に指を持っていきながら言った。
「はぁー、あなたもですか?というか、
それってどうちがうんですか?」
「そうね。しいて言うなら、若さかしら?
未成年と成年の顔がいい男ってとこかしらね」
「えっー、そういう違いなの?」
「えっ、何々?」
「なんにせよ。女性ファンの人気がハンサムの方に流れるってことよ。
今まで顔でイケメンだってわかる男は、あんたしかいなかったけど、
ハンサムは本名と素顔さらしてるからね。あんたにとっちゃ、強敵よ」
「あー、わかるかも。ほかのメンツは基本的にフルフェイスのマスクだから、
顔はわからないけど、わかるのは、レインナイトしかいなかったしね」
「そう言われるとやばいかな?スポンサーさんに影響多ありか?」
「まっ、がんばりなさい」
マーべリックが説明している後ろではヒーローたちがそんな会話をしていた。
タイガーのみの場面は飛ばすか、オリジナルにするかになりますので、ご注意を。
進み具合が遅いため、NEXTバトルまでの間が長いかもしれません。