TIGER&BUNNY~雨の騎士~   作:ミソカ

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今回は今までの中で最長です・・・といっても、
まだ話数少ないからあれですけど。

とりあえず、どうぞ。


The pilot of GU○DAM? (ガ○ダムのパイロット?)

ニット帽をかぶった少年がリンク場内に入ってきた。

 

「ここがスケートリンクビルかあ?

 初めて来たな」

 

辺りをきょろきょろ見回していた。

 

「てかっ、さむっ。あいつどこにいるんだ?」

 

身震いしながら、手を額に当て人を探していた。

 

「おっ!いたいた」

 

目的の人物を見つけた少年はそこに近づいて行った。

 

「よっ!」

 

手を上げながら、声を掛けた。

 

「えっ!?どちらさまですか?」

 

声を掛けた少年より2~3歳下だと思われる少女は警戒した。

 

「あー、俺だよ。ユウト。というか、

 見に来いってメールよこしといて、それはないだろ。泣くぞ、俺」

 

「ユウト!ニット帽被ってるから誰だかわからなかったよ」

 

「それにしても、まさかあの孤児院で一緒だった泣き虫娘が、

 今や世界的なフィギュアスケートの選手とはな。

 ポスターにも載ってるし、すごいな!」

 

「まあね。頑張ったもん。

 それにどうせ休日は彼女もいなくて、ヒマしてるんでしょ」

 

「失敬な、こう見えて結構いそがしいんだぞ」

 

「まだ高校生なのに?バイトとか?」

 

「あー、バイトっちゃあ、バイト・・というか、仕事というか・・・」

 

「えっ!?何?最後の方が聞こえなかったんだけど」

 

「まあ、いいじゃねえか。とりあえず、見てるからさ。

 そろそろ練習戻った方がいいんじゃね?

 あっちからコーチぽい人がこっちじっーっと見てるし」

 

ユウトが指差した方向には、コーチらしき40代前後の女性が

こちらを見ていた。

 

「あっ!?やばい!?じゃあ、またね」

 

「おうっ、応援してるよ」

 

あせった様子の少女はいそいでコーチらしき女性の元に向かっていった。

ユウトはひらひらと手を振っていた。

 

「ふうっ、まさか、ヒーローやってるとは言えないもんな」

 

 

 

 

~OBCスイッチングルーム~

 

「そんな言い方はしていない」

 

ワイルドタイガーがバーナビーの真似をしながら、

両手を頭の上に持っていって動かしながら喋っていた。

その時、ヒーローTVのプロデューサーのアニエスから通信が入った。

 

「ボンジュール。今度は別の像が動き出したわ」

 

タイガーは場所を聞き返した。

 

「場所は?」

 

「日本から借りてきたガ○ダム像がニューモルゲン地区に向かって逃走中」

 

「了解」

 

タイガーとの通信を切った。

 

「他に一番近いヒーローは?」

 

「レインナイトがニューモルゲン地区にいるようですけど、

 出動要請をタイガー達にしか、していないので、スーツなしですよ」

 

「問題ないわ。彼の場合、眼さえ何かで隠れていれば、

 放送はいける。呼び出して!

 それが済み次第、他のヒーローも呼び出しといて」

 

~スケーリンクビル内~

 

「キャッ!」

 

その声を聞いてその方向を見ると、10歳ぐらいの女の子がリンク内で転んでいた。

状況をみるにちかくにいる少年とぶつかって転んでしまったようだ。

 

「おい!いこーぜ」

 

「ああ」

 

少年たちはその女の子を起こそうともせず、行ってしまった。

 

「まったく、ぶつかったら手を差し出す常識だろ。

 大丈夫かい?」

 

ユウトはその女の子に手を差し出して、手を掴まれたと同時に引っ張り起こした。

ユウトの眼だけが青くわずかに発光していた。スケートリンクの上に立つために能力を発動し、

靴の裏に薄く水を纏わせ氷に吸着させていたため、滑らず、氷の上に立つことが出来ていたのだ。

 

「あ、ありがとうございます」

 

立ちあがりながら、女の子はお礼を言った。

 

「いやいや、本来なら、ぶつかった男がやるべきなんだけどね。まったく・・。

 とそんなことより、ケガはないかい?」

 

「はい、大丈夫です・・・・NEXTの人ですか?」

 

「えっ!?ああ、そうか。目を隠すもんしてないんだっけ」

 

「すいません。変なこと聞いちゃって、私のお父さんもNEXTなんですけど、

 発動時は体全体が光ってたので、お兄さんは体全体じゃなく、一部が光るんですか?」

 

「いや、僕も普段は全体から発光するんだけど、隠密発動っていうのかな?

 昔から、少しの能力発動なら眼からの発光だけで能力が使えるんだ。

 中にはNEXT差別者の人もいるから、こうゆうとこじゃね」

 

二人が話しているとアナウンスが入ってきた。

 

「出場者の皆さんは舞台裏にて準備してください」

 

「っと、ごめんね。長くなっちゃって。俺はこれで」

 

「いえ、私が聞いたんです。ありがとうございました」

 

「うん。頑張ってね」

 

「はいっ!」

 

そういうと女の子は舞台裏へと移動していった。

 

「俺も父親になったら、ああいう素直な子が娘だといいかもな・・って、

 高校生の発言じゃねえなこれは」

 

急に腕のPDAから電子音が鳴り始めた。

 

「んっ?」

 

一方、その娘の父親は・・・

 

~街中~

 

「どこだ?」

 

タイガーはガ○ダムを探していた。

 

「ヒィィイ!」

 

その悲鳴を聞き、その方向へと向かうとそこには、暴れるガ○ダムと

逃げまどう市民がいた。

 

タイガーはそこに近づきながら、ワイヤーを放とうとしていると、

アニエスから通信が入った。

 

「タイガー聞こえる?」

 

「ああ」

 

「今日はワイヤー禁止よ」

 

「はあっ?」

 

「その像は日本から借り物なの。外務省からのお達しで『傷はつけるな』って」

 

「日本からの借り物って。平和のためには仕方ねえだろ」

 

そういいながら、再びワイヤーを構えた。

 

「いいのかしら?賠償金」

 

「賠償金?」

 

「これをきっかけに国際問題にでもなったら、賠償金は天井しらずよ」

 

「了解」

 

タイガーは素直に頷き、ワイヤーを降ろした。

その先ではガ○ダムが止まっていた。

 

もじゃもじゃ頭の少年がガ○ダムの肩に乗っていた。

 

「君・・・、危ないぞ。降りなさい」

 

「来ないで」

 

もじゃもじゃ頭の少年が怯えた表情を浮かべ叫んだ。

すると、ガ○ダムは膝を曲げると大きく跳躍しながら、

ビルの屋上を踏み台にしながら、スケートリンクビルへと向かっていった。

 

タイガーもそれを追っていった。

 

 

~スケートリンク内~

 

「聞こえる。レインナイト」

 

「はい。ハンマー像が動き出しましたか?」

 

「違うわ。今そっちに行ったわ」

 

「はいっ?」

 

ユウトは首を傾げた。

次の瞬間、大きな音の後、リンクの天井を破り、ガ○ダムが落ちてきた。

 

「はああっ!?遅えよいうのが!」

 

あまりの驚きに乱暴な口調となっていた。

 

「とりあえず、他のヒーローが行くまで頼んだわよ」

 

「了解」

 

とりあえず、正体を隠すためにいつも持ち歩いているサングラスタイプのバイザーを

ポケットから取りだぞうとしたが・・・・。

思わず両手を全てのポケットに当てて探したが、見つからなかった。

 

「忘れたー!!」

 

「しょうがない緊急事態だし、ニット帽を眼深に被れば大丈夫だろ」

 

ガ○ダムは暴走し壁に激突した。

その衝撃により突入時に破った天井が崩壊し、下へと大小様々な瓦礫が落ちてきた。

 

「はあああ!!」

 

レインナイトは能力を発動し、水で作成した剣を持ち、

人々の上に落ちてきている瓦礫を切り砕いたり、水の弾で吹き飛ばしていた。

 

天井の破れた所からタイガーが降りてきた。

着地後すぐに出口に向かい、塞いでいた瓦礫を持ちあげて、市民を避難させた。

その時、後ろを見ながら、少女が二人がリンクの上で転んでいるのを見つけた。

片方は自分の娘だった。しかも上からは巨大な瓦礫が落ちてきていた。

持ちあげた瓦礫を横に捨てながらタイガーは自身の娘と少女を助けるために

高速で移動しながら手を伸ばした。

 

しかし、タイガーは届かずタイガーの目の前で瓦礫が表情に突き刺さっていた。

タイガーは絶望の感情に支配された。

 

「かえで・・・」

 

ちいさく消え入りそうな声で呼んでいた。

 

「ありがとう。お兄ちゃんたち」

 

観客席の方からタイガーがよく聞いたことのある声が聞こえた。

 

「えっ!?」

 

すぐさま、その声が聞こえてきた方向を見た。

するとその方向には、一人ずつ少女を抱えた者が二人いた。

片方はタイガーが知っているバーナビー。

もう片方はニット帽を眼深に被った少年だった。

 

「さあ早く逃げな」

 

「君も」

 

「ありがとう」

 

「あの・・?ニット帽のお兄ちゃんもヒーロー?」

 

「僕はレインナイト。まあ今はスーツ着てないけどね」

 

「さあ、避難を・・」

 

「行こう。かえでちゃん」

 

「うん」

 

二人の少女は出口へと向かっていった。

するとタイガー近づいてきた。

 

「ああ、その何だ。ありがとな」

 

「はあっ?あなたにお礼を言われる意味がわかりません」

 

「だな。っと、そこの君も早く避難を」

 

そういいながら、タイガーはニット帽の少年を指差した。

 

「えっ!?まだわからなかったんですか?」

 

「おじさん。彼はレインナイトですよ」

 

バーナビーは呆れた表情でタイガーをみていた。

 

「何!?なんでスーツ着てないんだよ!」

 

「まあ、色々ありまして」

 

急に悲鳴が聞こえてきた。

 

「わああ、助けて!」

 

ガ○ダムが指で少年の襟首をつまんでいた。

 

 

 




あまり、ストーリー進んでないような。
でもこれくらいの方がいいんですかね?
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