マブラヴ・インサート 〜白き少佐の因果強化計画〜 作:きのこ大三元
11月4日 夜
国連軍横浜基地・207B宿舎
<< 榊 千鶴 >>
明日、207Bは総合戦闘技術演習へ出発する。
座学と夕食を終え、装備の準備も済ませた。本来なら早めに休むべき時間だったが、誰もすぐに眠れそうな顔をしていない。
千鶴は小さな卓上へ地図と資料を広げた。
「最終確認をするわ」
床へ座っていた美琴が、ぱっと顔を上げる。
「お、真面目モードだ」
「鎧衣、茶化さない」
「はーい」
美琴は両手を上げて笑った。
少し硬くなっていた部屋の空気が、それだけでわずかに和らぐ。こういう時、美琴の明るさはありがたい。本人が自覚しているかどうかは分からないが。
彩峰は壁へ背を預け、腕を組んでいる。いつもの無表情だが、以前のように話を聞く前から背を向けてはいない。冥夜は背筋を伸ばして座り、珠瀬は膝の上で両手を握りしめていた。
ようやく揃った五人で、明日の試練へ向かう。
「演習で見られるのは、個人の能力だけではないわ。五人が分隊として判断し、最後まで行動できるかどうかよ」
千鶴は地図の上へ指を置いた。
「それぞれが正しいと思う方向へ勝手に動けば、分隊としては崩れる。今の私たちには、まだ連携上の課題がある」
「……具体的には?」
彩峰が短く尋ねた。
声には多少の刺が残っているが、ただ反発したいわけではないらしい。
「私とあなたの判断がぶつかること。御剣が一人で前へ出すぎること。珠瀬が焦って射撃を急ぐこと。鎧衣が状況確認より先に動くこと」
「……榊は?」
「え?」
「榊自身の問題」
千鶴は答えに詰まった。
彩峰は目を逸らさず、答えを待っている。
「……私が、全員を管理しようとしすぎることよ」
口にすると胸が痛んだ。
分隊長として正しく判断し、全員をまとめ、失敗を避けたい。その思いが強くなるほど、周囲の判断まで自分で決めようとしてしまう。
神宮寺少佐にも、正解を一人で抱え込む必要はないと言われた。
「必要な時には私が決めるわ。でも、現場で気づいたことは必ず言って。私一人の視界で、全部が見えるわけではないから」
彩峰は少しだけ目を伏せた。
「……分かった」
短い返事だったが、以前とは違う。
それで十分だった。
珠瀬がおずおずと手を上げる。
「あの……私、明日ちゃんと撃てるでしょうか」
「そなたの射撃は、我らに必要な力だ」
冥夜が迷わず答えた。
「でも、焦ると手が震えてしまって……救命講習の時も、最初はうまく動けませんでした」
「あれは皆そうだったよ」
美琴が明るく口を挟む。
「たまなんて、人工呼吸の説明の時は真っ赤だったけど、最後はちゃんとできたじゃん」
「み、美琴さん!」
「それに、射撃なら普段から一番頼りになるよ」
珠瀬は恥ずかしそうに俯いたが、先ほどより表情は柔らかくなっている。
「珠瀬。焦ったら、一呼吸よ」
千鶴が言うと、珠瀬は顔を上げた。
「撃つ前に状況を確認する。慌てて動く前に、周囲を見る。その一呼吸があれば、あなたは狙えるわ」
「……はい」
珠瀬の声へ、少しだけ力が戻った。
「私も、明日は前へ出すぎぬよう心掛ける」
冥夜が静かに言った。
「御剣が自分から言うのは珍しいわね」
「以前の私は、自ら先頭へ立つことが守ることだと考えていた。しかし、私が倒れれば、結果として皆へ負担を残す」
冥夜は一度言葉を切り、五人の顔を見た。
「明日は、進むことだけでなく戻る道も考える」
「私も、気づいたことは言う」
彩峰が続けた。
「勝手に離れない」
「それだけでも助かるわ」
「榊も命令しすぎない」
「……努力する」
千鶴が答えると、美琴が笑った。
「じゃあ私は、皆が暗くならないようにする!」
「地形と状況も確認しなさい」
「ちゃんと見るって」
「自分の体調もよ。復帰してまだ日が浅いんだから」
「分かってるよ」
本当に分かっているかは少し不安だが、美琴は自分の役割を理解している。
五人はそれぞれ違う。だから衝突もするが、違うからこそ補える部分もある。
「明日は、私たち自身で越えるのよ」
千鶴は資料を閉じた。
「まりも教官にも、神宮寺少佐にも、私たちが自分たちで次へ進めると示しましょう」
「うん。早く戻って、真白少佐を驚かせよう!」
「演習は競争ではないわ」
「気持ちの問題だよ」
その時、宿舎の扉が控えめに叩かれた。
「失礼します」
扉の向こうに立っていたのは、神宮寺真白少佐だった。白い制服を着て、少し疲れた顔をしている。
「神宮寺少佐?」
千鶴は立ち上がった。
「この時間に、どうされたのですか」
「明日の前に、少しだけ様子を見に来ました。まりもさんから、長居をしないことと、答えを教えないことを条件に許可をもらっています」
美琴が楽しそうに笑う。
「まりも教官らしいね」
「はい。破ると怖いので、短く済ませます」
真白少佐は室内を見回した。
広げられた資料と地図、五人の表情を確認し、少しだけ安心したように息を吐く。
「最終確認中でしたか」
「はい。分隊行動と、各自の課題を確認していました」
「良いと思います」
千鶴は少し迷ったあと、尋ねた。
「少佐から見て、何か助言はありますか?」
言ってから、答えを求めてしまったことに気づく。
真白少佐も同じことを考えたらしく、少し間を置いて首を横に振った。
「具体的な攻略法は言いません。明日の演習は皆さん自身が越えるものですから、自分が先に正解を渡してしまったら意味が薄くなります」
「……はい」
「ただ、皆さんで今決めたことを、途中で投げ出さないでください」
真白少佐は、五人を順番に見た。
「一人で抱え込まず、気づいたことは言葉にする。焦った時は一度周囲を見る。前へ出る時は戻る道も考えて、誰かが暗くなった時は声をかける。それを五人で続けられれば、皆さんなら大丈夫です」
個別に答えを与えたわけではない。
先ほど自分たちが話した内容を、五人の決定として確認しただけだった。
「皆さん自身が積み重ねてきたものを、明日は信じてください」
「ありがとうございます、神宮寺少佐」
千鶴が頭を下げると、他の四人も続いた。
「こちらこそ。遅い時間にすみませんでした」
真白少佐はそこで何かを思い出し、美琴へ向き直った。
「あ、それと美琴。もし演習が終わって余裕があれば、綺麗な貝殻を一つ拾ってきてもらえませんか」
「貝殻?」
全員の視線が集まった。
明日は総合戦闘技術演習であり、遊びに行くわけではない。
「基地に、あまり外へ出られない子がいるんです。その子へのお土産にしたくて」
「その子、海へ行ったことないの?」
「たぶん、実際の海は見たことがないと思います」
真白少佐は少し困ったように笑った。
「もちろん演習が最優先です。無理に探す必要はありません。ただ、皆さんが無事に戻ってきた証になるものを、その子にも見せられたらと思っただけです」
無事に戻った証。
その言葉が、千鶴の胸へ残った。
貝殻そのものに重要な意味はない。
演習を終え、五人が帰還し、それを誰かへ伝えられることに意味がある。
美琴は一瞬だけ真面目な顔をしたあと、いつもの笑顔を見せた。
「任せてよ。演習を終わらせて、余裕があったら最高の一個を探してくる!」
「無理はしないでくださいね」
「分かってるって」
「美琴さんの場合、本当に心配です……」
珠瀬が小さく呟き、部屋に笑いが起きた。
「その人、喜んでくれるといいですね」
「うん。きっと喜んでくれると思います」
冥夜が静かに頷く。
「ならば我らは、五人で無事に戻らねばなりませんな」
「……貝殻を渡すためにも」
彩峰が続ける。
「貝殻を演習目的にしないで」
千鶴は注意したが、自分でも少し笑っていた。
真白少佐も、その様子を見て表情を緩める。
「皆さんなら大丈夫です」
その言葉は、根拠のない慰めには聞こえなかった。
「それでは、そろそろ戻ります。まりもさんに怒られるので」
「聞こえていますよ」
扉の外から声がした。
全員が固まり、真白少佐もゆっくりと振り返る。
そこには、神宮司まりも教官が立っていた。
「神宮寺少佐。長居はしないという約束でしたね」
「はい。今、帰るところです」
「よろしい」
まりも教官は部屋の中を見回し、207Bへ向き直った。
「あなたたちも、確認はほどほどにして休みなさい。明日は頭も身体も使います」
「はい!」
声が揃う。
まりも教官はわずかに頷き、真白少佐へ視線を戻した。
「少佐。ありがとうございました」
「自分は何もしていません」
「この子たちの緊張を少し和らげてくださいました。それで十分です」
真白少佐は照れたように目を伏せ、一礼してまりも教官と共に宿舎を出ていった。
扉が閉まると、部屋へ静かな余韻が残る。
「よし。じゃあ明日は、演習突破と貝殻探しだね」
「貝殻は任務に追加しない」
千鶴は即座に否定した。
「最優先は五人で演習を終えること。貝殻は全てが終わった後、余裕がある場合だけよ」
「了解、分隊長」
美琴は笑い、彩峰も小さく頷く。
珠瀬の表情からは、先ほどまでの強い緊張が少し消えていた。
冥夜が五人を見回す。
「明日は、五人で越えよう」
全員が頷いた。
不安が消えたわけではない。
役割や作戦にも、まだ不完全な部分は残っている。
それでも千鶴は、今なら一人で全てを決めようとせず、五人で判断できる気がした。
◇
11月4日 夜
国連軍横浜基地・207B宿舎前通路
<< 神宮寺 真白 >>
宿舎を出たあと、まりもさんと並んで夜の通路を歩いた。昼間より静かだが、遠くでは機械音が続いている。戦争を支える基地の機能が、夜になっても止まることはない。
「少佐。先ほどの対応は良かったと思います」
「自分は答えを言わなかっただけです」
「それが必要だったのです」
まりもさんは前を向いたまま続ける。
「今のあの子たちには、誰かから正解を与えられるより、自分たちで考え、決めた結果を背負う経験が必要です」
「……正直に言えば、教えたくなります」
「攻略法をですか?」
「はい。こうすれば失敗しないとか、ここでこう動けばいいとか」
未来を知っているからこそ、口を出せる部分は多い。
しかし、それで明日の演習を突破しても、彼女たち自身の成長にはならない。
「助けたいです。でも、自分が代わりに越えることはできません」
「それでよいのだと思います」
まりもさんの答えには迷いがなかった。
「教官は、答えを与える仕事ではありません。訓練兵が自分で立てるようにし、必要な時に背中を押す仕事です」
「見守るのは難しいですね」
「ええ。手を出した方が早い場面もありますから」
まりもさんの声に、教官として積み重ねてきた時間が滲んでいた。
訓練兵を鍛えれば、その先には戦場がある。
強くすることは、戦場へ送り出すことでもある。それでも鍛えなければ、彼女たちはさらに高い確率で死ぬ。
「明日、自分は横浜基地に残ります」
「その方が良いでしょう。少佐が同行すれば、あの子たちは少佐の判断を意識してしまいます」
「分かっています。でも、見に行きたかったです」
正直に言うと、まりもさんは少し驚き、それから柔らかく笑った。
「あの子たちを大切に思ってくださっているからですね」
「大切です。だから怖いです」
強くなるほど、207Bは戦場へ近づく。
自分が関わったことで成長が早まれば、原作より早く危険へ立つ可能性もある。
「私は、それをずっと見てきました」
まりもさんは静かに言った。
「訓練兵を鍛え、生き残る技術を身につけさせる。その結果、彼女たちは戦場へ出ていきます。ですが、鍛えなければ戦場で死ぬだけです」
「……はい」
「演習を越えることは、戦場へ近づくことでもあります。それでも、越える力を与えるのが教官です」
正しくて、苦しい言葉だった。
「少佐は、その現実に慣れる必要はありません」
「慣れなくてもいいんですか?」
「慣れすぎれば、失うものもあります。心配すること自体は悪くありません。ただし、心配した結果、本人たちの成長を奪わないでください」
「……気をつけます」
「顔に出ても、途中で手を出さないこと」
「顔に出るのは許してください」
「努力してください」
少しだけ空気が緩んだ。
「貝殻は、社霞さんへのお土産ですね」
「分かりましたか」
「少佐が基地の子と説明すれば、他に思い当たりません」
「……無事に戻った証が欲しかったんです」
自分は小さく答えた。
「皆が戻ってきたと、霞にも目に見える形で伝えられたらと思って。でも、自分が頼むと重くなりすぎるので、美琴に任せれば少し明るくなるかなと」
「少佐らしい考えです」
「そうでしょうか」
「ええ。ただし、鎧衣が貝殻探しを主目的にしないよう、明日の朝にも確認します」
「お願いします。自分もかなり心配です」
二人で少しだけ笑った。
「少佐は横浜基地で、ご自分の役割を果たしてください。私は教官として、あの子たちを送り出します」
「はい。207Bをお願いします」
「それは私の台詞です。少佐も、こちらで無理をしないように」
「……お互い様ですね」
「そうですね」
宿舎前の分岐で足を止め、互いに頭を下げる。
まりもさんは再び207B宿舎へ、自分は居住区へ向かった。
明日、彼女たちは自分たちの力で試練へ向かう。
自分にできるのは、答えを渡さず、戻ってくると信じることだけだった。
◇
11月5日 朝
国連軍横浜基地・搬送区画
<< 神宮司 まりも >>
朝の搬送区画には冷たい空気が流れ、南方へ向かう輸送機の準備音が響いていた。
207Bの五人は、機体から少し離れた場所で装備の最終確認をしている。榊は資料と地図を何度も見直し、彩峰は眠そうに見えながら周囲の動きを見逃していない。珠瀬は緊張で表情が硬く、御剣は静かに輸送機を見上げていた。
鎧衣だけは、必要以上に荷物が多い。
「鎧衣。その荷物は何ですか」
「演習に必要なものです」
「全てですか?」
「……多分?」
「鎧衣」
「だ、大丈夫です! 正式装備は全部入っています!」
まりもはため息をついた。
演習に不要なものがあれば現地で負担になるが、この場で一つずつ確認している時間はない。明らかな規定違反がないことだけを見て、五人を整列させた。
「これより、総合戦闘技術演習へ向かいます。予定期間は最長一週間です」
五人の表情が引き締まる。
「現地では、地形、天候、視界、通信状態、罠、物資管理まで、全てが評価対象になります。目的は誰か一人が優秀な結果を出すことでも、最短時間で終わらせることでもありません」
まりもは、五人を順番に見た。
「五人で考え、五人で判断し、五人で戻ること。それが今回の目的です」
「はい!」
「前回、あなたたちは難所で失敗しました。訓練で失敗すること自体は問題ではありません。しかし、原因を理解せず、同じ形で失敗することは許されません」
誰も目を逸らさなかった。
昨夜、自分たちで課題を言葉にした成果だろう。
「榊。分隊長として判断しなさい。ただし、全てを一人で抱えないこと」
「はい」
「彩峰。気づいたことを、行動だけでなく言葉で共有すること」
「……はい」
「御剣。先頭へ出る時は、分隊が続ける位置と、退く経路を確認すること」
「承知しました」
「珠瀬。焦った時ほど、呼吸と周囲を確認しなさい」
「はいっ」
「鎧衣。地形を見ること。自分だけで先に行かないこと。それから、ふざけすぎないこと」
「はい! ……最後だけ少し扱いが違いません?」
「違いません」
張り詰めていた空気が、少しだけ和らいだ。
緊張は必要だが、身体が動かなくなるほど抱え込ませるべきではない。その境界を整えるのも教官の仕事だった。
「真白少佐!」
美琴の声に振り返る。
搬送区画の入口から、神宮寺真白少佐が小走りで近づいてきた。白い制服姿で、少し息を切らしている。
「すみません。出発前に、少しだけ」
真白少佐は207Bの前へ立った。
まりもは何も言わず、一歩だけ下がる。
「自分から言えることは、昨夜と同じです」
真白少佐は五人を見回した。
「昨日、皆さんで決めたことを信じてください。一人で抱え込まず、迷ったら声をかけ合って、五人で戻ってきてください」
「はい!」
榊を中心に、五人の返事が揃った。
真白少佐はそれ以上、個別の答えを繰り返さなかった。昨夜の話を覚えているかどうかは、彼女たち自身の問題だからだ。
「それと、美琴」
「貝殻でしょ。覚えてるよ」
「本当に余裕がある時だけでいいですからね」
「演習が終わって、皆で戻ってから探すよ」
「それならお願いします」
珠瀬がおずおずと口を開く。
「その子に、私たちがちゃんと戻ったと伝えられるように頑張ります」
真白少佐は、一瞬だけ目を細めた。
「はい。横浜基地で待っています」
その声には優しさと同時に、隠しきれない重さがあった。
真白少佐は、いつも誰かの帰還を願っている。その願いが強すぎて、本人を押し潰しそうに見える時もある。
「少佐。出発時間です」
「はい」
真白少佐が一歩下がる。
「皆さん、行ってらっしゃい」
207Bの五人が敬礼した。
「行ってきます!」
五人は装備を背負い、輸送機へ向かって歩き出す。
先頭には榊がいる。彩峰は少し離れながらも、その歩調に合わせていた。珠瀬と御剣が続き、美琴は最後尾から何かを話しかけている。
五人はまだ完成された分隊ではない。
それでも、昨夜までよりは互いを見て歩いていた。
輸送機の扉が閉まり、エンジン音が大きくなる。
真白少佐は、機体から目を離さなかった。
「少佐」
「はい」
「あの子たちは戻ってきます」
「……はい」
「信じてください」
真白少佐は少しだけ間を置き、今度ははっきりと頷いた。
「はい。信じます」
輸送機が滑走を始める。
教官は、訓練兵へ答えを渡すことはできない。代わりに困難を越えることもできない。できるのは、必要な力を教え、自分の足で進む背中を押し、戻ってくる場所で待つことだけだ。
「少佐は、横浜基地でご自分の仕事へ戻ってください。あの子たちは、私が見ています」
「お願いします」
「任されました」
真白少佐は深く頭を下げ、格納区画の方向へ歩き出した。
その背中を見送ったあと、まりもは再び輸送機へ視線を戻す。
機体は滑走路を離れ、南の空へ上がっていった。
207Bは、真白から正解を与えられたわけではない。
前夜に自分たちの不安を言葉にし、それぞれの課題と役割を確認したうえで、自分たちの足で試練へ向かった。
次にこの基地へ戻ってくる時、五人が何を得ているのか。
それを確かめるために、まりもは教官として帰還を待つ。
第23話「五人で越える朝」 END