この先どういう風に書けばいいか思案してました。
ハージ村の孤児院で生活するようになってから早半年。私は幸せな日々を送っている。
神父様やシスター、アスタ達と毎日慌ただしいけど王宮にいた頃と大違いな日々。
虐められることも罵られることも無い。質素だけど温かな料理、狭いけど一人ぼっちじゃないと感じられる温かな寝床。
アスタは毎日「魔法帝になる」と息巻いてそもそも魔法が使えないのに「馬鹿じゃない」と呆れるが真っ直ぐなその姿勢に心が動かされる。
ユノは何時大人しく本を読んだりしていて引っ込み思案な性格。
でもアスタとはまた違う優し人で心が安らぐ。
そんな風に日々が過ぎある冬の日お使いの買い出しの帰りに酔っ払いがユノのペンダントを奪おうとした。
「や、やめてよ・・・」
「うるせぇ。ちょっと金に換えてくるだけだっつの」
「やめなさいよ!!」
「貧民の捨て子が・・・、分布相応なモン持ちやがって・・・。
この世界は魔法が全てなんだよ・・・!!」
魔法で氷の塊を見せつけられかつて兄姉に虐められるた事を思い出し足がすくむ。
「やめろおおおおおおお!!」
「うお!?何だこのガキ!!」
アスタが男に飛びかかりペンダントを取り返そうとした。
「これはユノのだ・・・!!返せ」
「薄汚い手で触るんじゃねぇ!!貧民が!!!」
「あ、アスタ」
「まだだ!!!」
魔法をぶつけられたのにも関わらずアスタはそれでも立ち上がり向かって行った。
「まだだこの野郎!!」
「まだまだ!!」
「まだだ・・・!!!!」
何度も何度も叩きのめされたのにも関わらずアスタは立ち上がり続け、
「~~~~・・・、分かった。返してやる」
余りのしつこさに男はペンダントを返した。
「アスタ!!大丈夫?!」
「ありがとうアスタ・・・」
私達がボロボロのアスタを介抱すると、
「この世界は魔法が全て・・・か、なら証明してやろうじゃねーか・・・。貧民でも、捨て子でも・・・、生まれつき魔力が少なくても・・・俺達でもこの世界の誰よりも凄くなれるって‥!」
傷だらけになりながらも立ち上がったアスタは、
「俺、魔法帝になる!!」
そう宣言した。
何故だろう、その言葉を聞いた瞬間、熱い気持ちが心に宿ったのは。
「俺も、魔法帝になる!!」
ユノもその言葉に動かされたのか立ち上がりそう宣言した。
「私だって・・・!!魔法帝になってみせるわ!!」
「なら・・・、」
「「「どっちが魔法帝になるか勝負だ!!」」」
雪降りしきる夜、私達三人はそう誓い合ったのだ。
傷だらけのアスタを孤児院に連れ帰ると神父様達が驚いた顔で迎え入れた。
事情を説明し、アスタはお咎め無しになった。
翌日、あれだけボロボロだったのにも関わらずアスタは早速肉体を鍛え始めた。
ユノも魔法の練習を始め、私はアスタの筋トレとユノの魔法練習両方をするようになった。