シュタインズ・パラレル   作:キャラメルソーダ

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始まりの予感

「ゴットフィンガー」

 俺は一望した。

 この世界を救っているのは、こいつではないかと。

「ええ、まあモエピ」

 彼女は笑っている。

 俺はどうしたらいいのかわらかなくなった。

「世界はどうなっている」

「普通よ」

 メガネが暗くなったあと光っている。

「なあ、このドクペふつうに新商品じゃない」

「わかっているわ、だってふつうに私の両親の会社だもの」

 メガネが三度光る。

 ほうほう。

 

 俺はあの地獄を知っている。

 もし助けを求めたのが、この桐生萌香だったとすれば⋯⋯

 そうなのだ。

 俺はまっすぐに向かわなければならない。

 あのアトリエの中を。

 

「トゥットルー」

 まゆしぃの髪が揺れた。

「よう、まだかダルのやつは」

 あいかわらずだ。

 世界は変わっていない。

 ところでこの秘密道具でテレビを付ける。

 

「ドラえもん、確かにタイムマシンは開発されていた」

「これこれのび太くん」

 ドラえもんが発狂をしている。

 そうのび太には内緒にしていた。

 空知のび太という継ぎ名をした男の子がタイムマシンを作るからだ。

「家系図を持ってきてくれないか」

「いやだよ、のび太くんはキョウマをしらないんだね」

「あったりまえだ」

 画面の中で罵倒をしている風邪がキョウマの耳をかすった。

 

「こんなことはしていられない」

 書類を見る。

 どうなっているか、キョウマは考える。

「なんて世界だ」

「いうなお、提供者が歴史からいなくなるってあの⋯⋯ん」

 ダルと同時に、ズズハが帰ってきた。

「スズハ、彼が責任担当者なのか」

「ああ、のび太二世だよ」

 誰にも言えなかった世界だ。

 するとこんな映像が流れてきた。

「ところでぎっちょん」

「なんでグラハム・エーカーが⋯⋯」

 

「世界の歪み⋯⋯ 俺は⋯⋯ 明日というシアターを掴んだのか」

 

 アリー・アル・サージェスが通信をしてきた。

 

「ここは包囲されている、そこの技術者諸君」

 

「な、ロボッだお」

 

「クインシーがここまで来るとは」

 

「それ違う!!」

 

 とにかくたくさんの世界が融合しているようだ。

 ニューロン加速器の世界を覗き込んだ。

 時計は十一時。

 何かが集団の前で、蠢いている。

 

「まゆしー気づいたんです」

 

「なんだその言葉は」

 

「ゲームの世界じゃないかなと」

 

 てくてくうまい歩きとセリフがしてくる。

 みんなは東京の町に降臨した男の名を知っている。

 

「「「「「「「「「「「「「「ひろゆき」」」」」」

 

 

 すべての盤上が揃った。

 組織を裏で操る、キョウマ率いる、「シュタインズ・ゲーター」と。

 そしてすべてを握っていた、「のび太」率いる「パラレルゲーター」と。

 イナクトカスタムに登場している、「世界政府」と。

 世界を作った、「クインシー・一族」と。

 

「その技術は貰っていくぜ!」

 

 アリー・アル・サージェスがイナクトで強襲する。

 

「グアぁっ!!!」

「ここは意地でも」

「そうだ、もう一度」

 

 世界がどうなっているだと、のたうち回るダル。

 俺はどうなってるんだと、カッコいい期待が煙をかすっている。

 

「えーとりあえずまたジャンプ」

「言われなくともっ!!」

 

 ひろゆきが言うには。

 この言葉を十年後でも若者が歌うかのように言わせて見せる。

 

「「「「「「「キョウマ」」」」」」」

 

 時計が戻る。

 どうやらタイムマシンに亀裂が入ったらしい。

 時間と日付を見る。

 

 あの時より、三時間前。

 ひろゆきとどうして会話をするか考える。

 すべてあいつがどうしてもよくなるような世界に連れてってくれるはずだ。

 

「そうだツイッターで」

 

「SNSはだめって言ったでしょ」

 

 珍しくキレている。

 どうなっているんだダルは。

 このままでは⋯⋯

 ゴッドフィンガー!!

 

『実はタイムリープしてきた』

 

『わかったわ、マニュアルどうりに』

 

『よし、どうしたらいいのか、その人工物で占ってくれ』

 

「お安い御用」

 

 モエカの前には映画館が広がっていた。

 ちょうど、何度も死んだような青年が、女性を救っている。

 

「この理論ね」

 

『どうだモエカ』

 

 三時間待っている。

 どうなっていくか俺にはわからない。

 あの大きなロボット、そして、見知らぬ少年がこちらを見ているかのようなアニメ⋯⋯

 なんでこちらをメタ的に見ているアニメを見ていたんだ。

 

「メタ的なアニメによると⋯⋯」

 

『早く頼む』

 血まみれの青年が倒れていた。

 ヒザマづく、これからの人生なんて⋯⋯

 

『ようし、このまま頼む』

 レムが死んでしまった。

 なんて世界だ。

 

「な、こんなアニメがあるだなんて⋯⋯」

 

 キョウマはテレビを消した。

 すると窓を開けると、白鯨が空を飛んでいた。

 

「「もう、死んでやる」」

 

 隣の佐藤というひきこもりが同じことを言っていた。

 

 気づけば事件から5日も経っていた。

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