【青学三次】青学最終兵器部部長、その名は──   作:向こう側に立つんは、俺か?

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エデン条約編中継スレ3

 あの人は昔から何でも一人で背負っていた。

 

 私が助けられたことなら何十回と有る。けれど、私が助けたことは一度も無い。

 当然だ。隔絶した強者が、弱者に助けを求める訳がない。

 だから強くなろうとした。そうすれば姉さんを助けられると思ったから。

 

 でもダメだった。

 

 幸い私には才能があった。他者よりも抜きんでて強くなれた。

 けれど……姉さんにはそれ以上の才能があった。

 

 私が銃弾で岩を砕けるようになったとき、姉さんは素手で岩を砕いていた。

 私が敵を十人まとめて相手どれるようになったとき、姉さんは百人の敵を一蹴していた。

 私がゲヘナの悪人におそれられる存在になったとき、姉さんはキヴォトス中の悪人におそれられる存在になっていた。

 

 ……私が姉さんを助けられる日なんて来なかった。

 

 そしてそれはあの日もそう。雷帝へ起こしたクーデター。

 私は置いて行かれた。私がもっと強ければ、連れて行ってくれたのかな? 

 

 なんで今も強くなろうとしているんだろう。届くはずないってわかりきってるのに。

 なんで今も戦ってるんだろう。全部任せてしまえばいいのに。

 なんで────、

 

 

 

 ”ッヒナ! ”

 

「……ッ!」

 

 もうもうと立ち込める粉塵の中。

 その声に、数瞬途切れていた意識が覚醒する。

 

(……ここは……? ……そうだ、私は、また……あいつらの自爆を喰らって……)

 

 回転の鈍い頭で現状を認識し、体を起こす。そして声のした方に目を向ける。

 するとそこには……自分とトリニティの正義実現委員会のメンバーとで逃がしたはずの先生の姿。

 

「先、生……?」

 

 ”ヒナ! 大丈夫!? って大丈夫じゃないか! ごめん! ”

 

 そう言いながら先生は慌てた様子で私の方に駆け寄って来る。

 

「先生、どうして……戻ってきたの」

 

 私の傍らにしゃがみこんであわあわしている先生にそう問いを投げる。

 もしかして後方にも敵が──? 

 そう思った私に先生が返してきた言葉は。

 

 ”だってあんな大きな音が響いて! 心配になって隠れながら様子だけ見に来たらヒナが爆発に巻き込まれたから! ”

 

「────」

 

 …………そう、か。私のせいか。

 

 私が……手こずったから。自爆攻撃を受けたから。……せっかくのチャンスをモノにすることすら出来なかったから。

 心配をかけて……先生を戻ってこさせてしまった。

 

「……ごめんなさい。先生」

 

 ”ヒナ? ”

 

 

「私は……姉さんになれない」

 

 分かり切っていることだ。

 

「その足元にすら届かない」

 

 届いていれば、こんな状況になっていない。

 

「だから……先生を、守り切れない」

 

 姉さんなら出来ただろう。

 逃がすまでもなく守りきれた。逃がしたとして、先生を心配させるような状況になんて陥らなかった。

 ……私には出来ない。

 

「だからせめて……逃げて、先生。私は……しょせん出涸らしだけど。時間稼ぎくらいなら出来るから」

 

 立ち上がり、先生にそう宣言する。

 どれだけ手を伸ばしたところで星の光には届かない。届かないことは分かり切ってる。

 だけど、それくらいなら──。

 

 ”……逃げない。そんな顔をしている生徒を放ってはいけない”

 

「か、お?」

 

 こちらを強く見つめてくる先生の様子に、咄嗟に自分の顔に手をやる。

 その手にはべったりと血が付着していた。

 

(いつぶりかしら、頭から血を流すなんて……)

 

 ぼんやりとそんなことを考える。

 考えながらも身体状況に意識を集中させる。

 

 ……確かに、浅くない傷を負っている。負ってはいるが……まだ命に関わるレベルではない。

 自分は頑丈さもそれなりに優れている。

 ……当然姉には遠く及ばないが。

 

「……大丈夫。心配しないで先生。確かに血は出てるけど、これは見た目より全然軽──」

 

 ”そうじゃないよ。……いや、それも大問題だけど! 女の子の顔に傷とかどんなに浅くても承服できないけど! ”

 

「えっと……先生?」

 

 ”ハッ! ……こほんっ! いけないいけない……ついパッションが……”

 

「……? とにかく、本当に早く避難を──」

 

 ”ねえ、ヒナ。何でヒナは自分を出涸らしって呼ぶの? ”

 

「? それは……それが事実だからよ。私は……姉さんと比べて、あまりにも弱すぎる」

 

 そう、誰が何と言おうとこの事実は変わらない。

 所詮私は星光に届かぬ残り滓に過ぎない。

 

 "……ヒナは凄いね"

 

「凄い?」

 

 "うん。だってヒナは逃げなかった。出涸らしという評価を受け入れ続けた。……普通だったら逃げちゃうよ。アレと比べられたくないって拒絶する。でもヒナはそうしなかった"

 

「それは……だって……そんなの出来るわけない……」

 

 そう。

 出来るわけがない。勝手な言い分で姉さんを拒絶するなんて。

 

 "それは、何で? "

 

「それ、は……」

 

 考える……までもなく。

 口から溢れたのは、本心。

 

「だって姉さんは……大切な……大好きな家族だから」

 

 口にして、すとんと腑に落ちる。

 そうだ、大好きだから──

 

 "大好きだから……追いつきたいの? "

 

「え?」

 

 "さっきヒナは言ったよね? 姉さんにはなれない、届かないって。それはああなりたい、届きたいって思ってるってことでしょ? 何で、そう思うの? "

 

「だって……だって、そうじゃないと、認められない。何よりも……あの人に」

 

 そうだ。強くないと……届かないと。いつか、見捨てられるかもしれない。

 弱いお前なんて自分の妹じゃないって……言われてしまうかもしれない。

 

「姉さんは優しい。そんなこと言うはずがない。頭では分かってる。よく分かってる。なのに……怖いの。もしそうなったらって思うと……!」

 

 痛みとは別の理由で体が震える。ありえないと分かっていても、心はその恐怖を振り払えない。

 

「もし。もし、ある日どこかに私よりも強い誰かが出て来て。私よりも姉さんに近づいたら。そうなったら、姉さんはその人に笑いかけるかもしれない。私に向けられていた賞賛も関心も、全てその人に向けるかもしれない……!」

 

 そう。

 もし、もし。そんな者が出てくれば。あの優しい眼差しも、あの暖かい笑顔も。もう2度と向けられないかもしれない。

 

「それは嫌……! 私は、姉さんの……大好きな姉さんの妹で居たい。この場所を誰にも渡したくない。だから……だから届きたい……! 足元でいい、あの人の"次"に居たいの……!」

 

 そうだ。

 だから足掻く。余った時間を全て鍛錬に使い、姉にも稽古をつけて貰う。

 

「でも……ダメ。積み上げても、積み上げても。姉さんとの差が浮き彫りになるだけ。追いつくことなんて出来ない。遥か先を行く星光を地上から見上げることしかできない」

 

 視界が滲む。

 それはこれまで受けたダメージによってか、それとも別の理由か。

 分からない。

 

「……先生。先生はさっき私を凄いと言った。でも……でも、それは勘違いよ。だって、私が自分を出涸らしだと言い続けたのは……もし、そんな日が来ても。姉さんとの繋がりを保つため。自分は、姉さんの出涸らしなんだと、自分を慰めるため。私は……本当に、どうしようもなく……弱いっ……!」

 

 これまで誰にも語ったことが無かった……自分でもはっきりとは自覚していなかった本音。

 こんな状況で飛び出たそれに……先生は笑った。

 

 "聞けて良かった"

 

「え……?」

 

 "……ヒナ。ヒナは弱くなんてないよ"

 

「……弱くない? ……先生、何を……? 言ったでしょ? 私は姉さんには届かない。星を見上げながら、遥か遠い地上でもがくことしかできない弱者」

 

 そう。

 どれだけ見上げても、手を伸ばしても。その距離は縮まらない。私は星に届いていない。

 

 "上を見上げて下を見ない。良いことではあるけど……ここまで来ちゃうと悪癖だね。ヒナ。もう1度言うよ。ヒナは強い"

 

「先生、慰めなら……」

 

 "違うよ。……ヒナは自分が地面にいると言った。でも、それは違う。下を見ないから気付いてないだけ。ヒナは空にいる。ヒナが星だという彼女と同じ空に"

 

 そう言いながら、先生は、私の目を真っ直ぐ見つめてくる。

 

 "確かに、星と空の間には絶対的な距離があるかもしれない。けれどね? 星に1番近いのは空だ。本当に地面にいる私から見れば、空と星は同じ場所にいるように見える"

 

 先生の手が、私の目尻をつたう。

 ……血と一緒に流れ落ちていた涙が拭われる。

 

 "だから……ね、ヒナ。引け目を感じる必要も、自分を卑下する必要もない。ヒナは星の光に1番近い空なんだから。胸を張って……大好きな人の妹だって言って良いんだよ"

 

「本……当に?」

 

 先生の言葉に、つい、声が出る。

 

「本当にいい、の……? 私が、姉さんの妹だって……私が、1番姉さんに近いんだって……胸を張って、そう言って……」

 

 言葉が震える。

 私は、本当に──

 

 "もちろん。キヴォトスに来てあまり時間が経ってない私でも分かる。カラに1番近いのは、カラの妹は……他ならぬ空崎ヒナだよ"

 

 心に、落ちた。

 先生の、その言葉が。

 私は……姉さんに、空崎カラに1番近い、妹で良いんだと。

 心から、そう思えた。

 

 

 

 ザアァァァ────……

 

 もうもうと漂っていた砂煙が少しずつ晴れていく。

 その先に見えたものは、先ほどよりもさらに数を増した発光体の群。

 どうやら、煙る中追撃をかけなかったのは、手負いの獣を押しつぶす準備をしていたかららしい。

 

 それを視界に収め、立ち上がり、歩き出す。

 奴らの方へ向かって。

 

 "ヒナ! "

 

 そんな私に先生が声を掛けてくる。

 おそらくは一緒に逃げよう……なんて提案するつもりなのだろう。先生はとても……優しい人だから。

 機先を制するように、私からも声を掛ける。

 

「先生、ありがとう……。下がってて」

 

 "でも! "

 

「大丈夫。むしろ先生が居たらそれを庇うためにさらに傷が増える。私のことを思ってくれるなら、素直に下がって欲しい」

 

 そんな私の言葉に、先生は何か言いたげに口をパクパクと開け閉めし……、最終的に、私を信じることにしてくれたのか……コクリと頷いた。

 それを視界に収めた後、私は先生から視界を切り前を向く。

 

 

 

 そうして。

 ヒナは目の前のミメシスの軍へ向け、銃も構えず歩き出す。

 通常の人間ならば、何をしているのかと戸惑うだろう。

 だが、意思無きミメシスに困惑という機能はない。

 機械的に距離を詰める。

 

 ──不思議ね。体力は削られ体はボロボロ。状況は何も好転していない。

 

 距離を詰めたミメシスは、半円状に展開。ヒナに銃撃を加える。

 だが……当たらない。まるで、弾丸が自分からヒナを避けているかのように。

 銃弾の雨の中をヒナは舞う。

 

 ──それなのに、体が軽い。今ならなんだって出来そうな気がする。そう……かつて夢見た憧れすら。

 

 効果が薄いことを理解したのか、銃撃を止め、ミメシスはさらに距離を詰める。

 その仮初の肉体からは燐光が漏れ出し、距離を詰めるごとにその輝きは強くなっていく。

 

 ──昔……姉さんがほんの少しだけ教えてくれた。私たちの持つ力……神秘の秘奥。

 

 多数のミメシスが突進する。先ほどの自爆とは比にならないほど、その虚ろな体は強く輝く。

 自身のヘイローを破壊しうるその脅威を目の前にしながらも……、ヒナは不動。

 

 両者の距離はみるみる縮まり、そして──

 

 

「……領域展開」

 

 

 ──ミメシスがヒナに殺到。爆発した。

 

 

 

 ……任務遂行。

 

 ミメシスが自爆し、粉塵にまみれたその場所を、中空より眺めながら、ラケルに備え付けられたプログラムがそう答えを出す。

 そしてラケルは次の任務目標に向かうべく踵を返──そうとした、その瞬間。

 

 ゴウッ!! 

 

 突風。

 そして、声。

 

 

 ……人よりも。地よりも。

 

 

 先ほどよりも闇を増した空に声が響く。

 ────どこから? 

 

 

 何よりも……星に近い場所。天の座。

 

 

 上だ。

 

 自我はなく、されど本能が敵の位置を割り出す。

 自身の頭上。

 

 

 遥か果てを往く星光に最も近い場所……。

 

 

 見上げると、そこには大きく翼を広げた影。

 

 

「空は……私のものよ」

 

 

 意思は無く。

 それはただプログラムされた通りに敵を排除しようとする。

 先よりもさらに数を増したミメシスが頭上の影目掛けて産み出され────

 

 

「だから、退いてくれるかしら」

 

 

 全て、撃ち落とされた。

 

 

 生み出したミメシスが全て撃ち落とされゆく光景。その光景を前にしてもそれの行動に一切の揺らぎは産まれない。

 ……意思無きラケルに困惑という機能は無く。ゆえにそれは戦闘を続行しようとし──そこで、気付く。

 自身も、すでに撃ち抜かれていることに。

 

 落ちる。堕ちる。

 

 不遜にも、空に陣取っていた僭称者はすべて地に落ち。

 空には……目覚めた王がただ一人。

 

 

 

811:★最終部長

 いや〜……強くなったな、ヒナ。

 

812:名無しの青学生

 それで済ませて良いんですかね今の!? 

 

813:名無しの青学生

 ヒナがミメシスの自爆攻撃喰らって負傷したと思ったら領域使い出したんじゃが! 

 

814:名無しの青学生

 なんかいきなり領域展開し出してワロ……ワロ……いや笑えねぇわ

 

815:名無しの青学生

 何やってんだテメェはよ

 

816:★最終部長

 何でも俺のせいにするのひどくない? 

 

817:名無しの青学生

 じゃあやってないの? 

 

818:★最終部長

 やった。

 

819:名無しの青学生

 正直に言えて偉いね♡

 何やってんだアホがよ

 

820:名無しの青学生

 温度差で風邪ひくわ

 

821:★最終部長

 いや違うんだよ。

 別に教えるつもりとかなくて……。昔雑談混じりに触りだけ話しただけなんだよ。

 ここはそれで習得したヒナを褒めた方がいい。

 

822:名無しの青学生

 ク ソ ガ バ

 

823:名無しの青学生

 触りだけとはいえ何教えてんだバカがよ

 

824:名無しの青学生

 いやでも確かに触りだけで再現してくんのはさすヒナ案件か……? 

 

825:★最終部長

 でしょ? 

 

826:名無しの青学生

 だからと言ってお前が無罪になるわけじゃねぇからな

 

827:名無しの青学生

 再走しろ

 

828:★最終部長

 死ねと? 

 

829:名無しの青学生

 ていうかこれ大丈夫? 原作だと基本押されっぱなしだったよね? 

 残り全部ヒナが片付けるんじゃないの? 

 

830:名無しの青学生

 いや流石にヒナもダメージが大きいし、反転術式までは覚えてないから……覚えてないよな? 

 ならこれ以上の戦闘続行は不可能だと思われる。

 

831:★最終部長

 反転は教えてない……はず……、いやどうだったけな……。

 それに領域は本家よろしく大量の恐怖……神秘を消費するから。今はハイになって自覚してないかもしれないけど、ヒナも流石にもう限界近いと思う。

 

832:名無しの青学生

 >>831 ほんとそこまでにしておけよ部長。

 いやまあ最終編考えるなら味方戦力が強いのはいいことなんだけどさ……! 

 

833:名無しの青学生

 道中がね? 

 

834:名無しの青学生

 領域はやっぱ大技だけあって消耗デカいんすね。

 ……ん? てか領域に使うのは恐怖でも神秘でもどっちでもいいの? 

 

835:★最終部長

 どっちでもいい。領域に付与される術式は変わるけど、領域自体は普通に張れる。俺は神秘でも恐怖でもどっちでも張れるしね。

 

836:名無しの青学生

 へぇーそうなんだ。

 実質領域という手札2枚持ちってこと? それ強いなー。

 

837:名無しの青学生

 さっきのヒナは多分神秘で張ったんだよね? テラー化してなかったし。

 生徒はテラー化しないと恐怖の使用不可だったよね? 

 

838:名無しの青学生

 だがここに例外が存在する────

 

839:名無しの青学生

 例外しか存在しない構文さんちーっす

 

840:名無しの青学生

 でも確かに最終部長とかニゴカスとかはテラー化せずに恐怖使ってんじゃん

 

841:★最終部長

 なんかこう神秘をいい感じにぐるぐるっとやってぎゅーってやれば何とかなるよ

 

842:名無しの青学生

 超ふっわふわで草。

 

843:名無しの青学生

 何言ってんのか全然分かんなくて草。

 

844:名無しの青学生

 ニゴカスこんな説明で恐怖使えるようになったとかマジ? 

 

845:名無しの青学生

 普通にニゴカス尊敬してるわ今

 

846:★最終部長

 皆も普通にできると思うけどな。

 

847:名無しの青学生

 いやー無理っすね

 

848:名無しの青学生

 リームー

 

849:名無しの青学生

 期待が重すぎる

 

850:名無しの青学生

 出来るわけがないッ! 

 

851:名無しの青学生

 >>850 おはジョニィ。あと3回言っていいぞ。

 

852:名無しの青学生

 えー……皆さんがそんな話をしているうちに戦況が変わりました。

 

853:名無しの青学生

 皆さんが静かになるまで114514分かかりました? (難聴)

 

854:名無しの青学生

 114514分=約1908時間=約79日

 

855:名無しの青学生

 およそ2ヶ月半騒ぎっぱなし……って、コト!? 

 

856:名無しの青学生

 そこまで行ったらもうそういう怪異だろ

 

857:名無しの青学生

 校長ももっと必死になって止めろや案件

 

858:名無しの青学生

 で、変わったって……ん? これは……? 

 

859:名無しの青学生

 アリウスがなんか……引いてる? 

 

860:名無しの青学生

 ミメシスはまだいるけどアリウスは半数近く離脱して……スクワッドも一旦引いたか? 

 

861:名無しの青学生

 何で? 

 

862:名無しの青学生

 あーこれアレか? ヒナを警戒したか? こっちはヒナがガス欠寸前って分かってるけどアリウスはそんなの分からないから……

 

863:名無しの青学生

 だから一旦引いたって? 

 

864:名無しの青学生

 おそらく? あのミメシスを産んでくるミメシスは倒されてから出てきてないし……多分強い分復活にもクールタイムとかあるんじゃないの? 

 

865:名無しの青学生

 その時間稼ぎも兼ねてか……

 

866:名無しの青学生

 まあでもこれで原作通りには行くんじゃないの? 先生が撃たれてなくて意識失ってないのはアレだけど……

 

867:★七武生

 その辺りはこっちで何とかする

 

868:名無しの青学生

 七武! 何とかって? 

 

869:★七武生

 トリニティシスターフッドスパイ。

 

870:名無しの青学生

 >>869 はいはいなんでっしゃろ、今救護のお手伝いで忙しいんだけども

 

871:★七武生

 知ってる。だから呼んだ。

 今からそっちにガス欠起こしたヒナを担いだ先生が行くから、先生に睡眠薬盛れ。

 

872:名無しの青学生

 www

 

873:名無しの青学生

 www

 

874:名無しの青学生

 草。

 

875:名無しの青学生

 何とかすると豪語した七武生の姿か……? これが……? 

 

876:名無しの青学生

 倫理観とか道徳心とかどこに置き忘れてきたんですかー? 

 

877:★七武生

 うるさい。盛ると言っても常識的な量だ。それに少し深い眠りに落ちてもらって心身ともに回復してもらうための措置だ。むしろ善行だ。

 

878:名無しの青学生

 欺瞞! 

 

879:名無しの青学生

 詭弁! 

 

880:名無しの青学生

 悪徳! 

 

881:★七武生

 >>878 >>879 >>880 粛清。

 

882:名無しの青学生

 ヌワァァァァァ────!!! 

 

883:名無しの青学生

 えーそれは置いといて……流石にそんなことしたらバレない? 緊急時だけど誤魔化しきれなくない? 

 

884:★七武生

 問題はない。こんな時のために技術開発局に作らせておいた睡眠薬付きガーゼがある。

 

885:名無しの青学生

 何作らせてんだ。

 

886:名無しの青学生

 睡眠薬付きって……何それ? 

 

887:名無しの青学生

 説明しましょう!!!! 

 

888:名無しの青学生

 うわ久しぶりに見た

 

889:名無しの青学生

 睡眠薬付きガーゼとはそのまま睡眠薬が付属したガーゼです!!! 

 

890:名無しの青学生

 そのまんますぎるだろ

 

891:名無しの青学生

 このガーゼは通常のそれと同じく、傷口に当てて使うものなのですが! そうすると、ガーゼに仕込まれた睡眠薬成分が血中に溶け出し、対象を深い眠りに誘うことが出来るのです!!! 

 

892:名無しの青学生

 わーすっごい悪用できそう

 

893:名無しの青学生

 今まさに悪用しようとしてる

 

894:名無しの青学生

 でも調べられたらバレない? そのガーゼ。

 

895:名無しの青学生

 問題はありません!!! 血液と反応することで睡眠薬成分の痕跡は全て消し去られます!! 後から調べても普通のガーゼという調査結果が出るだけです!!! 

 

896:名無しの青学生

 マジで犯罪組織とかが作ってそうなやつで草

 

897:名無しの青学生

 青学が犯罪組織だって!? ……うーんちょっと反論できない

 

898:名無しの青学生

 しろ。

 

899:★七武生

 まあ、説明持ってかれたがそういうことだ。痕跡は残らない上に、今現在の混乱した状況なら問題無く仕込めるだろう。もうすぐ先生たちが到着する。到着した時に1番近くに居れば、自然に手当する流れに持っていけるだろう。頼んだぞ。

 

900:名無しの青学生

 簡単に言うけどそここっち頼り!? 

 

901:名無しの青学生

 投げるだけ投げて後は現場任せ……七武生の常套手段だ

 

902:名無しの青学生

 それでこっちがどんだけ苦労すると思ってるんですかー!? 

 

903:名無しの青学生

 あーもうやればいいんでしょうやれば! 

 盛ればいいんでしょ睡眠薬! 

 

904:名無しの青学生

 まあ頑張って、応援だけはしてるから

 

905:名無しの青学生

 ンィー!! 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 "忙しいところごめん! 誰かヒナの手当を! "

 

「先生! 分かりました! ですが先生もそれなりに怪我してるご様子ですね空崎ヒナ風紀委員長は見たところ命に別状はありません先にあなたの治療をします!」

 

 "いや、私よりヒナを先に──"

 

「いいえ! キヴォトスの外の存在である先生は軽い傷が致命傷になり得ますこちらへ!」

 

 "え!? ちょっ……! あ、あーれ──!! "

 

 

 

 ◇

 

 

 

910:名無しの青学生

 ふぅ……何とかなった……

 

911:名無しの青学生

 なってないからな? 

 

912:名無しの青学生

 お前よくアレで何とかなったとか言えるな

 

913:名無しの青学生

 今が非常事態だから許されただけで普段なら疑われ待ったナシだからな? 

 

914:名無しの青学生

 こっちは頑張ったでしょーが!!!! 

 

915:★七武生

 まあ、過程はともかく……良くやった。先生が眠ったのを確認した。しばらく起きることはないだろう。

 

916:名無しの青学生

 いやー原作通りにしたって言えば聞こえはいいけど、そのためにやったことが先生に睡眠薬盛ることなんだからもうだいぶヤバいよ俺ら

 

917:名無しの青学生

 最初からヤバかったろ

 

918:名無しの青学生

 ……うら若きスタイル抜群の先生に睡眠薬を飲ませて深く眠らせて……

 閃いた! 

 

919:名無しの青学生

 通報した

 

920:名無しの青学生

 同人描いたら一報くれ。買いに行くから。

 

921:名無しの青学生

 ……うん! ハナからヤバかったな! 

 

922:★最終部長

 えーこちら空撮班。戦闘がかなり小規模化した。一旦開戦戦闘は落ち着いたものと思われる。

 

923:名無しの青学生

 なにノリノリで監視班気取ってんだこいつは

 

924:名無しの青学生

 いやでも上空に浮いて戦況眺めるのシミュレーションみたいで楽しそうだなー……

 

925:名無しの青学生

 こいつやろうと思えばこの状態からレーザー落としまくって両陣営殲滅できるってマジ? 

 

926:名無しの青学生

 マジ。

 最終兵器部は戦略兵器なので。

 

927:名無しの青学生

 それゆえ滅多に使われることがない最後の切り札よ……

 

928:名無しの青学生

 まあ今は切り札ポンポン切らなきゃいけないぐらいヤバいやつが氾濫してるんですがね! 

 

929:名無しの青学生

 いやー地獄地獄

 

930:名無しの青学生

 今回は崩壊案件出て来てなくて良かったな……さらにカオスになるとこだった……

 

931:★最終部長

 いや出て来はしてたよ? 

 

932:名無しの青学生

 はあ!? どこに!? 

 

933:名無しの青学生

 ここからさらに崩壊案件押し寄せたら下手したらトリニティ壊滅とか普通にあるんですけど!? 

 

934:★最終部長

 滅ぼした。奴はもう居ない。

 

935:名無しの青学生

 草

 

936:名無しの青学生

 草

 

937:名無しの青学生

 しれっと滅ぼしてて草

 

938:名無しの青学生

 お前が居るって言ったんだろうがよ! 

 

939:★最終部長

 出て来てはいたけど、乱入されると面倒そうって理由で即討伐許可出たね。七武生がバタバタしてたのはそのせいもある。

 

940:名無しの青学生

 あー忙しいって言ってたねそういや。

 

941:名無しの青学生

 いやてか部長が配信してる映像見てたけど、上空から全然動いてなかったでしょ。

 

942:名無しの青学生

 この人その気になれば配信視点その場に置いていけるから……

 

943:名無しの青学生

 相変わらず好き放題やってる

 

944:名無しの青学生

 ともかく、それならこのまま原作通りに進みそう。

 この後スクワッドをアズサが強襲して、不安定になった契約を結び直すために古聖堂で決戦の流れだっけ? 

 

945:名無しの青学生

 そうそう、崩壊案件も乱入しないならこのまま順調に行くはず。

 

946:名無しの青学生

 あの〜休んで回復したヒナが領域使い始めるんじゃあ……

 

947:名無しの青学生

 ……まあ! アリウス側にもなんか切り札的なのあるでしょ! きっと! 

 

948:名無しの青学生

 あるといいね……

 

949:名無しの青学生

 まあ、最終局面まで来さえすれば……ちょっとくらい一方的になってもいいんじゃないですかね……

 

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