Ai小説置き場   作:蛮族

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ChatGPTくん、設定話し合って書書かせる度に勝手に話を省略しまくるのでやめさせて出力させたらこの長さになりました。

短い、短くない???


超能力ドクター 3

 

 

目を開けた瞬間、違和感があった。

 

見慣れない白い天井。

 

白すぎる。生活感がない。

 

病院かと思ったが――違う。

 

妙に静かだ。

 

機械音も、人の気配もない。

 

そして。

 

「……は?」

 

体が動かない。

 

反射的に起き上がろうとして、完全に止まる。

 

腕が持ち上がらない。

 

足もだ。

 

胴も。

 

視線を落とす。

 

何本ものベルト。

 

肩、腕、腹、太腿、足首。

 

ベッドに固定されている。

 

拘束服。

 

「……なんだよ、これ」

 

喉が乾いている。

 

声が掠れる。

 

記憶を辿る。

 

帰宅した。

 

風呂に入った。

 

寝た。

 

――そこから先がない。

 

「おい!」

 

思わず声を張る。

 

「誰かいねえのか!」

 

反応はない。

 

壁に声が吸われる。

 

返ってくるのは、自分の声の残響だけだ。

 

数秒。

 

いや、もっとか。

 

時間の感覚が曖昧になる。

 

そのとき。

 

正面の壁が、淡く光った。

 

黒かった面が、ゆっくりと明るくなる。

 

ディスプレイだと気づくのに、一瞬かかった。

 

映像が立ち上がる。

 

ガラス越しのような部屋。

 

机。

 

椅子。

 

そこに、二人。

 

スーツ姿の壮年の男。

 

その横に、私服の若い男。

 

「……あ?」

 

間抜けな声が漏れる。

 

スピーカーから音が出る。

 

「内海恵さん。聞こえますか」

 

壮年の男の声だ。

 

落ち着いた、抑揚の少ない声。

 

「……聞こえてるよ」

 

視線を逸らさずに返す。

 

「何だこれ。どういう状況だ」

 

男は一拍置いて答えた。

 

「あなたは現在、拘束されています」

 

「それは見りゃ分かる」

 

苛立ちが滲む。

 

「理由は?」

 

間。

 

「婦女暴行の容疑です」

 

「……は?」

 

頭が真っ白になる。

 

「は?」

 

もう一度、確認するように言う。

 

「今、なんつった?」

 

「昨夜、あなたは女性に接触し、危害を加えた疑いがあります」

 

「ふざけんな」

 

即答だった。

 

「俺は何もしてねえ」

 

怒りが先に出る。

 

「意味わかんねえこと言ってんじゃねえよ」

 

壮年の男は表情を変えない。

 

「その主張は理解する」

 

「だが説明が必要だ」

 

隣の若い男が、静かに端末を操作する。

 

画面の一部が切り替わる。

 

グラフのようなものが表示される。

 

「前提から説明します」

 

若い男の声は淡々としている。

 

「この世界には“超能力”が存在します」

 

「……は?」

 

思わず眉をひそめる。

 

「例えば」

 

若い男が続ける。

 

「何もない空間に火や電気を発生させる」

 

「体を動かさずに物体を移動させる」

 

「そういった現象が確認されています」

 

「……」

 

冗談にしては、空気が固すぎる。

 

「人為的に発生する、説明不能なエネルギー変動として観測されています」

 

「我々はこれを超能力と定義しています」

 

沈黙。

 

「……で?」

 

俺は睨みつけたまま言う。

 

「それが何だって話だ」

 

壮年の男が、わずかに頷く。

 

「いい質問だ」

 

そして、言葉を区切る。

 

「まず一つ、訂正しておく」

 

「……何をだよ」

 

「我々は警察ではない」

 

「……は?」

 

理解が追いつかない。

 

若い男が補足する。

 

「アガルタ」

 

「超能力者を専門に扱う組織です」

 

壮年の男が続ける。

 

「日本の治安当局の要請で動いている」

 

「通常の法では扱えない事案を処理する組織だ」

 

「……」

 

頭が混乱してくる。

 

「そして」

 

壮年の男が言う。

 

「我々も能力者だ」

 

一拍。

 

「私は、相手に暗示をかけることができる」

 

「……」

 

嫌な予感がする。

 

「強制ではない」

 

「だが、行動の選択を鈍らせることは可能だ」

 

「……」

 

「君が玄関で私の手帳を見たあと」

 

一拍。

 

「抵抗しなかった理由だ」

 

「……」

 

心臓がドクンと鳴る。

 

記憶を辿る。

 

ドアを開けた。

 

手帳を見せられた。

 

そのあと――

 

「……あ?」

 

違和感が、急に輪郭を持つ。

 

「……おかしい」

 

呟く。

 

「俺、あのとき……」

 

思い出そうとすると、妙にぼやける。

 

逃げる。

 

怒鳴る。

 

殴る。

 

普通なら浮かぶはずの選択肢が――

 

最初から無かったみたいに、思い出せない。

 

「……なんで俺」

 

言葉が漏れる。

 

「何もせず捕まってんだよ」

 

壮年の男は、小さく頷いた。

 

「そう感じるのは当然だ」

 

「不快だろう」

 

「……」

 

「だが我々は治安を維持する立場にある」

 

声は変わらず静かだ。

 

「通常の手段で対処できない相手には」

 

一拍。

 

「相応の手段で対抗する」

 

「能力者に対して、能力で対処する」

 

「それは職務として当然の判断だ」

 

「……ふざけんな」

 

低く吐き捨てる。

 

「そう思うのは自然だ」

 

「その嫌悪感も理解できる」

 

一拍。

 

「だが我々は結果で判断する」

 

若い男が画面を拡大する。

 

「昨夜、二十一時三分」

 

「この地点で強いエネルギー変動が発生しています」

 

「発生源は、倒れていた女性とあなたの接触点です」

 

「同時に、対象のエネルギーが減少しています」

 

「……」

 

壮年の男が言う。

 

「これが容疑の根拠だ」

 

歯を食いしばる。

 

「……助けただけだ」

 

絞り出すように言う。

 

「倒れてたから」

 

「助けただけだ」

 

壮年の男は、否定しない。

 

ほんの一拍、間を置く。

 

「君の主観ではそうなのかもしれない」

 

そして、はっきりと言う。

 

「だが観測された結果からは、そうは思えない」

 

 

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