コーラル共存ルート〜ウォルターとラスティを添えて〜但しイグアス、テメーは駄目だ。   作:シルキー・ブランケット

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ここまでのあらすじはあとがきで。
ウォッチポイント襲撃後半戦から、はじまりはじまり〜


一話 四週目は突然に

《レイヴン。聞こえますか、レイヴン》

 

頭の中に声が響く。無機質な女の声だ。

 

「… えあ」

 

私はこの声を知っている。いや、思い出している。

 

《覚えているのですね、貴方も》

 

最期の記憶を辿る。

私は、世界の全てと対話した。そのつもりだった。対話を終え、全てを一つにした。人と、コーラル。その全てを。そして、誰も居なくなったのだ。

 

《私達は、間違っていました》

 

あの時は、あれで満足だった。全てと戦って、戦って、戦い尽くして、燃やしたのだ。宇宙を、まるごと。

私も、エアも、人というものを理解していなかった。当然だ。私は人ですらなかった。壊れた人形。アーマード・コアそのものだった。

 

《人とは何か、それを間違えていたのです》

 

思い出していた。一度目と、二度目を。

コーラルを燃やすため、エアを撃ったことを。コーラルを守るため、ウォルターを撃ったことを。私達は、思い出していた。コーラルに焼き付いた前宇宙の記憶が、奔流と共に私に流れ込んだのだ。

そこには確かに、人の想いがあった。ウォルターの、カーラの、ラスティの…。

 

《やり直しましょう、レイヴン。今度こそ、人とコーラルの共存を為すために》

 

「あぁ」

 

今度は間違わずに居られるだろうか。分からない。きっと、いくらか間違うだろう。また誰かを、死なせるだろう。けれど、彼らは…きっと生かして見せる。

 

「いこう えあ」

 

《はい、レイヴン》

 

奴が来る。武装チェック。右にランセツ、左手にパルスブレード。慣れ親しんだLOADER 4だ。右肩に軽量ミサイル。左肩にはタキガワのパルスシールドが積んである。問題ない。

 

《システム、戦闘モード起動》

 

機体が唸る。戦いだ。だが思うところはない。何より今さらこれ(バルテウス)に負けはしない。

アサルトブーストを点火する。

 

《レイヴン、この機体との戦いは四回目になります。問題はありませんね》

 

長距離の飛行からジェネレーターを休ませるための最初の低速機動。逃さずにアサルトブーストを吹かす。ミサイルベイの展開。シールドで受けて突貫するだけ。

 

「!?」

 

本能的に右方向にクイックブースト。シールド展開。バルテウスからグレネードが放たれ、直撃した。直撃?

 

《戦術パターンが違う…?レイヴン、警戒を》

 

イニシャルガードで受けられたのは僥倖。ミサイルもそのまま押し潰し、すれ違うようにブレードを当て擦る。距離を離される事を想定してブースト姿勢に移る。が、脳がざわつく。エアの悲鳴だ。

 

《危険です、レイヴン!》

 

バルテウスの空中機動はアーマード・コアのそれよりもずっと柔軟だ。こちらが一撃入れ始める頃には、離脱と旋回が始まっている。記憶では、それに合わせて接近を試み追撃。大きく離されるようなら仕切り直しで良かった。が、こいつは旋回しながら火炎放射器を構えている。

 

機体を上昇させながらアサルトブーストを停止、後方に向かってブーストを吹かして代わりにミサイルを放つ。シールドを合わせて火炎放射は躱したが、動きが直線になったところにグレネードが飛んでくる。

 

《やはり読まれている。レイヴン、私も協力を》

 

「いい かてる」

 

《…わかりました。信じます》

 

恐らく、BAWS工廠の件で交戦した際にデータを取られているのだろう。だが。

 

「もっと やっかいなやつを たおしたばかり」

 

バルテウスは無人機だ。何か一つでも綻んでいれば、そこが致命的な弱点になる。人間ならば直ぐに修正できるような些細なものでも、プログラムは気付けない。

 

こちらに隙が出来ればミサイルとマシンガンをばら撒きながら接近機動、こちらとの相対速度が死んだところでショットガン。ジェネレーターの限界に追い込んで火炎放射。記憶より機敏で正確。立体的な動きも冴えている。押せば引き、引けば押される。手強い相手だ。

 

が、それでも。

 

《パルスアーマー消失…流石です、レイヴン》

 

こちらの攻撃が外れるわけじゃない。癖を知っているのがお互い様になっただけ。細かくでもライフルを当てていけばいずれ勝てる。

パルスアーマーが剥がれようと、バルテウスが動きをとめることはない。が、冷却中であれば流石に火炎放射は撃てないらしい。それに機動力も落ちている。今度はこちらが翻弄する番だ。

 

ミサイルにライフルで追い込みアサルトブーストで接近する。シールドで無理矢理突破して蹴りを放ち、ブレードを叩き込んでバーストショット。更に加速して蹴り込み、ミサイルベイを掴んでバックパックに乗り上げる。こうなれば全ての武装の死角だ。好き放題にライフルを叩き込む。このまま破壊出来れば楽なところだが、そうはいかないだろう。タイミングを読んでクイックブーストで背後側に退避する。間髪入れず、バルテウスのアサルトアーマーが辺りを吹き飛ばす。

 

《レイヴン、気を付けてください。敵の戦術パターンが激化します》

 

危険は増す。だがそれが好機を呼び寄せる。攻撃と隙は表裏一体。ミサイルの為、グレネードランチャーの為、機体を安定させなければならない瞬間が必ずある。そして、こいつの場合はアレもある。こちらは待つだけだ。奴のパルスアーマーに負荷をかけながら、じっくりと。そう考えていたが…。

 

《こちらに急速接近する熱源があります。これは…AC?いえ、違います。この反応は惑星封鎖機構の有人機…エクドロモイです!》

 

記憶にないことばかりだ。通信を開いてウォルターに報告した時が楽しみだな。きっと驚くだろう。

 

「おもしろい」

 

《レイヴン…笑っているのですか?》

 

「ひみつ だ」

 

バルテウスの撃破は目前だ。今しがた手痛い損傷を与えてやった。もう後二度も好機があればと言ったところか。だが、その好機はしばらく来ないだろう。機影がカメラに映る。

 

『やれやれ、事故だと聞いて救援に来てみれば、まさかお前の襲撃だったとはな』

 

『独立傭兵レイヴン。バルテウスを単騎で落としかねんとは、肝を冷やさせてくれる』

 

『だが、ここまでだ。これ以上、お前の好きにはさせん』

 

《レイヴン、やはり私も協力します。あの機体を使えば、不可能ではありません》

 

「だめ だ」

 

《しかしレイヴン…!》

 

「まかせろ」

 

バルテウスの攻撃を警戒しながら、PG型のプラズマライフルを凌ぐ。その間、EP型からも目を離せない。どこかで攻勢を成功させなければじりじりと削られていく構図だ。

 

『諦めろ、独立傭兵。既に援軍を要請済みだ。しぶといお前も、ここから一部隊丸々が相手では手も足も出まい』

 

PG型のパイロットから挑発が入る。だが無意味だ。私は動揺しない。EP型に肉薄し、一気に攻め立てる。

 

『エクドロモイに食らいつくとはな…。AC如きでよくやる』

 

だが攻めきることは出来ない。PG型のプラズマライフルも、バルテウスのグレネードも、直撃は貰えない。とは言えのんびりもしていられない。少しでも窮地の素振りを見せればエアがアレに手を出してしまう。この段階からオールマインドを挑発するのは流石に不味いだろう。とは言え、死んでしまえばそこで終わりだ。さて、どう切り抜ける?

 

『何…?馬鹿な』

 

PG型のパイロットが動揺した。その瞬間だ。

 

『貰ったぞ』

 

上空からプラズマミサイルとパルスガンの雨。あっという間にパルスアーマーを剥がされたバルテウスは、続く大爆発で大破した。

 

『なんだと…!?新手か…!』

 

『キングらではない…独立傭兵……スッラだと…!?何故貴様のような狂人がレイヴンと!』

 

『ふむ…お喋りに興じるのも悪くはないが…。おい、そこの犬。今だけは手を貸してやろう。雇い主の気が変わった。お前は暫く泳がせておくそうだ』

 

何故スッラが生きている?確かに私は……。いや、違う。それは後だ。

 

「あしを ひっぱるな よ」

 

『くっく、言うじゃないか。まぁ一度は退けさせられた身だ。お前の事は一目置いてやろう』

 

エンタングルがPG型に圧力を掛けに行く。こちらはEP型との一対一。一気に問題が片付く。残念だ。折角の楽しみが。

 

そこからはあっという間だ。特筆すべき点もなく、封鎖機構の特務機体は散っていった。残ったのは二機のAC。エンタングルと向かい合う。ここから殺し合っても良いくらいだ。

 

『こいつらの援軍だが、雇い主が始末したそうだ。運が良かったな』

 

「よけいな おせわ だ」

 

『くっく、お前、やはり狂犬だな。用は済んだだろう?さっさと帰れ』

 

そうは言うが、私の方にこいつを見逃す理由はない。ここで殺しても構わないだろうが…。

 

《レイヴン、ここは引きましょう。どうやら、伏兵が居るようです》

 

対AC仕様のゴーストが群れを成しているとすると、確かに分が悪い。ウォルターの意識をオールマインドに向ける為の言い訳になってもらうとしよう。

 

『あぁ、そうだ、狂犬。ハンドラー・ウォルターに伝えろ』

 

 

 

『"不測を予測しろ"とな』

 

 

 




現時点でのアセンブル(内装のみ)
BST-G2/P04
FCS-G2/P05
Ming-Tang
ターミナルアーマー

パーツ持ち越し無しで、一周目と同じタイミングに追加されるものと考える。


以下、本編までのあらすじ

ルビコンに落っこちた後、シュナイダーと大豊の両企業から依頼を受けた、公平に両方をしばきつつ解放戦線にもちょっかいをかけていたのがこの私C4-621。大豊のテスターACも軽々撃破出来ちゃった♡
ウォルターってばご機嫌で『ミシガン、お前のところの半端者はうちの猟犬がぶち殺してやったぞ』とでも言いたげに私を作戦のおまけにしろって交渉してくれたの。あれ死んだのかな。脱出したのかな。初期ライの火力で死ぬほど貫徹出来たとはちょっと思えないんだけど。まぁいいや。弱い奴がくたばった。それだけの事よ。
ミシガンおじさまはとっても素敵なおじさまで、早速私にG13ってコールサインをくれたの。ウォルターも「また名前が増えたな」って嬉しげよ。新しい機体"TENDERFOOT"も頂いてウキウキでしゅっぱーつ♡
って思ってたのになんだこのクソ犬!?人を野良犬呼ばわりしやがって!このしっかりハンドルされたリードが見えねえってのか、おい?あんまり舐めたこと言ってるとぶち殺すぞ……。っていっけなーい、殺意殺意♡後ろからと言わず真正面からぶち抜いてやりたい気持ちを抑えながら粛々とダムを破壊してると、秘密の通信が。
なんとお相手はダナムおじさま。大変。おじとおじで私の取り合い!?どうしましょうウォルター!え、私が決めていいの?じゃああの負け犬と遊んじゃおっかなー!
『たいくつ だ』と、ひと言入れてバトルスタート!この裏切りはあくまで私がレッドガンの先輩をつまみ食いしたくなっただけで、内通なんかじゃないんだからね!だからダナムおじさまも出て来ない。加勢されちゃったらその後の身の振る舞いが苦しいんだもの。なーに、こんな負け犬根性染み付いた坊やなんてちゃちゃっと…いや結構キツイわね!ランセツがいくら優秀でも二人同時に相手は出来ないわ!片やイキり散らしてる割には相棒頼りのガン盾スタッガー、片や耐久に物を言わせてバカスカ高火力を叩き込んでくるガチタンク。レッドガンは伊達じゃないのね!いや、冗談抜きで何か記憶より強くない?しばらくやってなかったから流石に下手にはなってるけど、こんなだっけ?え?強化?あぁ、そう…。
でもそんな二人も機動力の差につけ込んで突出させればこちらのもの。丁寧に軽ミサで壁際に追い込んだならば、食らいなさーいブーストキッーク!必殺ぶった切り!トドメのチャージ撃ち!全く手こずらせてくれたわね。いつものアセンならレーザーランスでコンボしてリペアキットも使わせないけど、このお話のために特別にほぼ初期装備でフルセット戦ってあげたんだから感謝しなさい!
でもミシガンおじさまには悪いことしちゃったわ。今度はちゃんとお手伝いしなきゃいけないわね!え、今度はアーキバスからお仕事?ストライダーの破壊…?何これ、ほっといてもそのうち壊れそうよ。え?解放戦線からは護衛の依頼が…?ふーん。どうせやられるならその前に私を雇っちゃおうって事ね。中々大胆じゃない。気に入ったわ。
ウォルターも「お前の選択が運んできた仕事だ」って褒めてくれたから、やる気100倍ね!さぁどこからでもかかってきなさい、アーキバスAC!って、えぇ!?ストライダーが爆発してるわ!一体どうなっちゃったの〜?ってのんびりしてると機動戦を仕掛けられてボコボコにされる未来が見えたので大急ぎでアサルトブースト。着地と同時に片方にミサイル!キック!ブレード!チャージショット!またキック!
後はひたすらチャンスを待って同じ事の繰り返し!悪いわね。初期装備をランセツに持ち替えてパルスシールド持っただけのLORDER4じゃ貴方達の相手は辛いのよ。いやほんとにマジで。いつもならここはグリッドウォーカー載せた四脚でミサイルばら撒いて完封するんだけどね。またもこのお話のために頑張らせてもらったってわけ。機体アセン?しないわよ。このお話では私は最後までLORDER4。レッドガンとして行動する時だけTENDERFOOTに乗る形。読者が想像しやすいようにって言うか、単に私の拘りね。どうせお話になるならやりたいじゃない。自機縛り。FINDEREYE載せてるの作中で私だけだし。
この後はひまわり畑で華麗なステップを披露。ちょこちょこ火炎放射に巻き込まれて焦げたけど何とか無事に乗り切ったわ!ウォルターもホッとしたみたい。でもC兵器って何かしら?賢い私はその辺きちんとしたくてウォルターにご質問。へぇ、アイビス。はぁ、コーラル。なるほどなー。
解放戦線のあんちゃんから送られた詫びの言葉はするりと飲み込んで、良い女っぷりを披露。こりゃまたお仕事になるだろうな〜参っちゃうな〜。え?壁越え?あぁ、あの負け犬が言ってた。ほぉ、アーキバスから?今度は解放戦線の拠点を襲撃するってことね。解放戦線を助けたから解放戦線をしばく。となると、この次はアーキバスをしばくことになるのか。と賢い猟犬っぷりにウォルターもにっこり。顔見えないけど。
でも壁越えってレッドガンもやるのよね。ベイラムとアーキバスの共同作業ってこと?え?ベイラムは先行して全滅?あらぁ〜。
沢山の砲台やMTからの攻撃を躱しながら進んでいるとヴォルタちゃんの遺骸を発見。真正面からコックピットをぶち抜かれてて生存は絶望的…。まぁでも脱出した後に破壊されたのかもしれないし、ちゃんとしたことは分かんないわね。ブラックボックスは生きてるみたいだしログだけ吸い出してあげましょ。ぴろぴろ〜。ふはっ、負け犬バックレててワロタ。どうせ謹慎食らったんでしょ?ほぼ部外者の私にベラベラと壁越えのお話してたもんね。
その後は何事もなくジャガーノートを撃破して終わり。の、はずだったんだけど……妙に色気たっぷりの男から通信が来始めてドキドキ!ウォルターは期待するなって言ってたから、私も騙されないように気を張ってたんだけど…えっやだ何この男…颯爽と現れてきちんと仕事をしているわ!カッコいいじゃない……。
って思ってたのに、増援に対処しなくちゃいけなくなったみたい。残念。でも仕事をやり遂げた後にきちんと連絡をくれたわ。ふーん、アーキバスは私を謀殺するつもりだったのね。でもそんな中で出来る限り援護してくれたってわけ?ふーん。
ふーん。
その後のお仕事は何と解放戦線から。壁の崩壊から逃げ切れなかった人達の救出ですって。その壁崩したの私なんだけど…貴方達ってほんと大胆ね。特に困ることもなくベイラムのMTを片っ端から落として最後に出迎えてくれたのは何とレッドガンのNo.2。私を試そうってわけね。ボコボコにしてあげるから覚悟しなさい!…っていっけなーい!私ってばナイルさんと遊ぶのに夢中で運ばれてくるMTをガン無視してたわ!ヘリがボコボコじゃない!ギリギリのところでお掃除を完了して半分燃えてるヘリを見送ってたら少し申し訳ない気持ちになったわ。今度から護衛対象にもきちんと気を払わないといけないわね。でもあのドルマヤンって人、何だか諦め切ってたみたいだけど大丈夫かしら?ツィイーって子にもやたら辛かったし…。何だかレイヴンって名前に意味があるような事も言っていた。まぁいっか。
次のお仕事はBAWSの工廠にかけられる強制監査の妨害。依頼人は独立傭兵のケイトさん…独立傭兵?BAWS専属とかではなく?妙ね…。独立傭兵が独立傭兵を雇ったら報酬チャラになっちゃうと思うけど。
ウォルターも訝しげだけど、この仕事は受けるみたい。虎穴に入らずんば虎子を得ずって言うものね。裏切られる準備はしておいて、いざ出陣。
監査部隊はさくっと倒してお仕事終了かと思いきや、特務機体とやらのお出ましでウォルターもびっくりしたみたい。しかもお相手は私を名指しで警戒していると来た。何かしたっけ?そう言えばライセンスを拝借したときも、取った途端にヘリが襲いかかってきたような。レイヴンとは一体?ただの独立傭兵ではないのか。それで言うとケイトさんも妙だよね。この人めちゃくちゃ強いし私を雇えるくらいの資金持ってるみたいだけどランキング外らしい。どういう事?ウォルターも気になってるみたい。私は賢いからごすの機嫌もわかるんだ。わんわん。
とか言ってたらウォルターが神妙な声色で仕事を依頼してきた。初めてのことだ。ウォルターの仕事を私に任せてくれるらしい。きっととても大事な事なのだろう。他の誰も手が出せない事を任されるのは誇らしい事だ。気合が入るね。
ウォッチポイント襲撃は中々厳しい戦いだった。ストライダー護衛の時を思い出したね。LORDER4が悲鳴を上げた気さえしたから。あの奇妙なステルス機も厄介だったけど、一番の強敵は間違いなく独立傭兵スッラだ。危うく死ぬところだった。第四世代強化人間の癖と言うのだろうか。無意識に選び取る判断を的確に読んで追い詰められた。私が勝てたのは、何か、ほんの少しだけ、読みから外れる選択が出来たからだろう。そんなスッラの言葉を思い出す。私に何を感じたんだろう。ウォルターとの間には中々の因縁があったようだけど、私を指して警告していた。ウォルターは気にするなと言ってくれたけど、やっぱり気になっちゃう。一体何を知って……え、なんて?うわっ、まぶしっ
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