東方ニセモノ異変   作:そこけせ

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グロに走るか、完全シリアスか…
しかし、ほのぼのがこちらを見ている…
レーティング変わったらそう言う事だと思ってください。
あと時系列はぐちゃぐちゃです。


紅白巫女と白黒魔女の話

 博麗神社、妖怪神社とも噂されるこの場所の縁側で、紅白の巫女、博麗霊夢はお茶を飲みながら来ることの無いお賽銭(参拝客)を一人待ち続けていた。

 いつもなら、ここに妖怪や妖精が居て五月蝿いぐらいだが、珍しく今日は誰一人として来ていなかった。こんな事があったのは異変が起きた時くらいか、偶にある紅魔館炎上、若しくは破壊、或いは爆発ぐらいのものだ。尚、対紅魔館(これら)の犯人は全て紅い悪魔の妹(フランドール・スカーレット)の仕業である。

 

 そして、紅魔館の方から煙は出ていない。よって異変が起きている!

 

と、そこまで考えた霊夢だが、まず、異変と呼べる現象が起きていないし、第一異変が起きていたらそれを目掛けて真っ先に飛んでいく奴*1が動いていない。そもそも、妖怪や妖精(あいつら)は気まぐれだし当てにする方が馬鹿らしい、と結論付けた。全くもってその通りである。

 

 そして、先程と変わらずお茶をすすっていると、

 

「うわぁぁぁあぁぁあぁ!」

 

 虹色の何かが突っ込んできた。

 その何かは鳥居を潜り、石畳に突っ込んだ。そして何回か跳ねて賽銭箱の前で止まると、

 

「くっそ、文の野郎ちゃんと前見て飛べよな、全く」

 

 むくりと起き上がって、愚痴をこぼす。

 

「何、流れ星の真似でもしてるの?」

「それ良いな。願い事するなら今のうちだぞ」

「うちは神社よ。願い事なら神様に祈るわ」

「じゃあ私は自分自身に祈るぜ」

 

 虹色の何か、霧雨魔理沙は光り輝きながらバカなことを口走る。

 

「目に悪いからやめてくれるかしら」

「弾幕だってみんなこんなもんだろ」

「弾幕は一瞬だけど、それはあなたがいる限り永遠よ。永遠と一瞬ならどっちが長いかなんて一目瞭然でしょ」

「そうだな、明らかに一瞬の方が長いな」

「そうね」

 

 それにしても本当に眩しい。どうにかしてやめさせられないだろうか。

 

「早くそれやめてくれる? 眩しくて鬱陶しいぐらいよ」

「じゃあ霊夢がやってくれ」

「魔法のことなんて知らないわ」

「いやこれどっちかって言うと封印とかの類でな。私の手に負えないんだ」

 

 はっはっはと偉そうに笑いながら、そう宣う魔理沙。どうせ魔理沙の事だ、何かの祠でも壊して祟られたのだろう。

 眩しくて鬱陶しいので、さっさと解呪する。忽ちいつもの白黒魔法使いの姿に戻った。

 

「で、何しにきたのかしら」

「ああそうだ、新しいスペルカードを考えたんだ。実験台になってくれ」

「嫌よ、面倒臭い。そこらの妖精か人形使いにでも試してくれば良いじゃ無い」

「いやー、それがな、妖精を探してもいないし、アリスの家はもぬけの殻だしで手頃なのがお前しかいないんだよ」

「アリスはともかく、妖精がいないなんて有り得ないわ。ただの勘違いか早とちりよ」

「じゃあ、今日一度でも妖精の姿を見たか? 少なくとも私は見てないぜ」

「妖精どころか妖怪の姿も見てないわよ。静かで良いわね、いつもこれなら嬉しいわ」

「私は賑やかな方が好きだな。お酒飲んでも何も言われん」

 

 勝手に神社のお酒飲んでいる癖に何を言っているのだろうか。

 まぁ、魔理沙の言い分に乗ってみるのも良いかもしれない。どうせ嘘だろうが、ボコボコにしたら気分転換にはなるだろう。

 

「まぁ、いないなら仕方が無いわね。戦ってあげる」

「何だ、やけにあっさり引き下がるな。負けても賽銭はやらんぞ」

「することなくて暇だったのよ。あんたをボコボコにしたら退屈凌ぎにはなるかと思って」

「別に私は負ける気はないぜ」

「あんたに負ける気がなくても私には関係ないわ」

「その言葉そのまま返すぜ。取り敢えず準備してこいよ」

 

 そう言うと、魔理沙は箒に跨り空へ飛んでいった。

 

 神社に入って箪笥からお祓い棒とお札、陰陽玉を取り出し空へ飛ぶ。

 先に空に飛んでいた魔理沙が帽子を弄りながら喋り掛けてくる。

 

「準備は出来たか?」

「えぇ、とっくに」

「じゃあ行くぜ!」

 

「魔符「ミルキーウェイ」!」

「夢符「二重結界」!」

 

 魔理沙の掛け声とほぼ同時に、スペルカード宣言をする二人。

 そして空は、大量の流れ星とお札で埋め尽くされる。

 魔理沙の周りからあたりに撒き散らされる星型弾幕と、霊夢が放つ()()()()()()()()()魔理沙の周りを取り囲むお札がぶつかり合い、互いに塵となって消える。

 

「もう一枚、恋風「スターライトタイフーン」!」

 

 魔理沙の周りに魔法陣が浮かび、少し離れた場所で彼女を中心に回転しながらレーザーを照射し、更に魔理沙に向かって星型弾を放つ。

 レーザーは近付くお札を焼き払い、星型弾は魔理沙の周りのお札を打ち壊す。

 

 徐々に近付いて来る星型弾を見ながら、霊夢は次のスペルカードを取り出す。

 

「夢境「二重大結界」」

 

 宣言と同時に、先程とは比べ物にならない量のお札が魔理沙へ向かう。

 レーザーを()()()()星型弾では消せない程の密度の数のそれは、じわじわと、そして確実に魔理沙は迫ってくる。

 向かってくるお札を掠る様に避けながら、星型弾を放つ魔理沙。しかしそれはお札の壁に阻まれ霊夢に届く事は無い。これではとても勝つこれなど出来無い。

 

「くそっ、出し惜しみ無しだ!」

 

 そう言うと、帽子の中からミニ八卦炉を取り出して構え、

 

「恋符「マスタースパーク」!」

 

 極太のレーザーを霊夢に向かって照射する。

 魔法陣から放たれる物とは比べ物にならない程の火力を持つそれは、射線上のお札を跡形も無く焼き尽くしながら真っ直ぐ霊夢へと向かう。

 しかし、難なく避ける霊夢。だが…

 

「ふふふ、掛かったな! くらえ新技 彗星「ブレイジングスター」!」

 

 ミニ八卦炉を後ろに構え、マスタースパークに匹敵する程の光線を推進力に、物凄い勢いでマスタースパークが作ったお札の無い空間を突き進む。

 そのまま霊夢へ向かって突撃するが、お祓い棒で受け流されその後ろへと飛んでいく。

 しかし、方向を変え再度突撃。今度は更にスピードが速くなっている。これを受け流すのは骨が折れるだろう。

 

「夢符「封魔陣」!」

 

 受け流すのは下策、避けるのは不可能と結論付けた霊夢はボムを使って待ち構える。

 

「甘い!」

 

 それを狙っていたのか、魔理沙は弾幕を迂回し上から進んで霊夢の後ろを取る。

 

「なっ」

「残念だったな! これで終わりだ!」

 

 勝ちを確信した魔理沙が大声で最後の一撃を放つ。

 

「恋符「マスタースパーク」!」

 

 ミニ八卦炉から放たれたレーザーは至近距離で霊夢に直撃し…

 

 ボスンッ

 

 なかった。

 

「あっ…」

「・・・」

 

 情けない音を立て、ミニ八卦炉が煙を吐き出す。

 しばし無言の時間が過ぎ、

 

「殴打「お祓い棒振り下ろし」」

「ぎゃふん」

 

 謎の新スペカで決着がついた。

 

 勝者 博麗霊夢!

*1
白黒魔法使い




Explanation:博麗霊夢
種族:人間
二つ名:楽園の素敵な巫女
能力:主に空を飛ぶ程度の能力
活動場所:博麗神社•人里周辺
詳細:妖怪神社の妖怪巫女。誰にでも平等で、喜怒哀楽が激しい。金儲けに興味があり何度も企むが、一度も成功した試しがない。
一言:腋巫女、色々とラスボス向き

今回は質問がない様なので無駄知識を披露。
偽物を見破れる人物は、

八雲紫
鈴仙・優曇華院・イナバ
古明地さとり
豊聡耳神子

の四人です。

偽物がわかる人は、

博麗霊夢
条件次第でレミリア・スカーレット
摩多羅隠岐奈

の三人です。

阿梨夜は無理です
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