魔法科高校の魔術師達   作:兼永一真

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前回の宝具説明書くの忘れてました
今飛び立とう(ライトフライヤー)
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:ー 最大捕捉:ー
ライト兄弟が生前成し遂げた本来飛べないものを飛ばしたという偉業を具現化させる宝具。
普段はライトフライヤー号の形をとっているが真名開放によってあらゆる物体を飛行させることが出来る。
ただし、それが飛行に適さない形であればあるほど魔力消費は上がり、飛行時間が下がる

人に熱と煙の力を(ワット・スチーム)
ランク:A++ 種別:対物宝具 レンジ:ー 最大捕捉:ー
蒸気機関によって人類社会のステージを引き上げたことに由来する宝具。人や人類が作り出した物に蒸気機関の力を与え、強化する。強化したものが熱に弱ければ強化の倍率が下がり、最悪オーバーヒートを起こす諸刃の剣。


もう一人の追憶編:戦闘開始

「あれは?」

赤黒い魔法陣がビルの周りを覆っている。周りを白い物体が飛び回っているのを見ると飛行機雲を利用したものなのだろう。

「さぁな。だがアイツが対処してる。心配ないだろ」

信頼しているんだなと感心していると、赤黒い霧がどんどん発生している

「あれは?」

「…失敗したな」

そう言うと信玄さんは黙る。何か考えているんだろうか。そう考えながら走り出す。何が起こっているのか、それを確認する。

 

 

全員に念話を繋げる。

『霧の中では恐らく異界化が起こってる。全員市民の避難誘導を』

『それが、通信ケーブルが途絶してるんだ。しかも霧から発生してる魔力が電波妨害を起こしてるみたいで』

『…エジソンとダヴィンチは魔力転換型仮想通信網の展開を。できるまでの間はベートーベンが音楽で誘導してくれ。コロンブス、クック、ペリーは船を使って川から避難を』

『もう一つ、もっと最悪なニュースがある』

『これ以上があるのか?』

『どうやら異界から低級の偽性悪魔がどんどん湧き出してる。』

『それを早く言え!卑弥呼、三蔵、ジャンヌ、天草それと戦闘できるやつ。全員俺についてこい。それ以外は指示受けたやつはそれを、受けてない奴は避難誘導を。いいな!』

『『『『『了解!』』』』』

そうして俺たちの戦いの幕が開ける。

 

「私も連れて行って」

その言葉に振り向くと背後にリリスがいた

「それは?」

「私が作った」

彼女が手にしている剣は、干将・莫邪だ。あの宝剣を作った?

「聞きたいことは無限にあるけど、今は聞かないでおく。着いて来てもいいけどこいつは着とけ」

そういって特殊装甲を渡す。

「なにこれ?」

「聖典を刻み込んであるから悪魔どもへの抵抗能力を底上げできる。ただ物理攻撃への耐性は並みの防弾・防刃ベストくらいだ」

「今は並みでもないよりましよ」

それを着込み、俺たちは走り出す。

 

 

私たちがワシントンスクエア辺りまでたどり着いたころにはすでに戦闘が始まっていた。槍やら刀やらを持った人たちが黒い人型のなにかー俗に言う悪魔ーと戦っている。

「やっぱり銃より剣の方が効きやすかったりするの?」

「別に銃だって効きはする。でも使い捨ての銃弾に聖別するのはコスパが悪い」

そう言って彼は走り出す。

 

 

 

ガンガンセイバーを分離し、二刀流モードへと組み替える。

「はぁ!」

始めの一振りで腕を切断、逆手に持ち替え逆袈裟で切り裂き一体を撃破。

順手に持ち替え二刀を振り抜き、二体を同時に撃破。

『ダイカイガン!オメガスラッシュ!』

二刀から斬撃を飛ばし一帯の敵を撃破する。

「…数多すぎだろ」

リリスもあいつらもかなりの速度で撃破できているが悪魔どもが湧き出てくるせいで全く数が減らない。

どころか霧が拡大し続けるせいで後退を余儀なくされている。

こうなれば一旦退いて防衛線を構築すべきだが、市民の避難が不十分である以上それも難しい。

どうしようかと悩んでいるとダヴィンチから念話がかかる。

『通信網の設置が完了したよ』

『ナイスだ。そのまま避難通知を発信して、街頭モニターにも表示してくれ』

『了解だよ』

『こっちはUSNAとの協定が締結できた』

『最高だ清明。だったら政府側にも避難誘導をやらせろ。ここは世界最大の人口密集地帯、避難に費やす時間はどれだけあっても足りん。』

そうなれば避難はより効率的にできる。多少の後退は戦略上やむを得ないか

「信玄と秀吉は23rdストリート、マディソンスクエアパーク辺りまで後退して防衛線の構築を!」

「了解だ」

「承知した」

ワシントンへと念話を繋げる。

『ワシントン?アラブ同盟の司祭と西EUの聖職者に協力要請を。必要なら俺につないでくれ』

『随分と人使いが荒い。了解したが、比叡山への要請は?』

『清明レベルなら別として基本的に悪魔相手に陰陽師は役に立たん。あとあいつらと敵対してる俺達が言ったところで応じないだろ』

『それもそうだ。USNAへの通達は?』

『協力者を呼ぶ、だけ伝えて。名前出せば呼ぶなって言われるだろうし』

『了解』

これで俺たちがいなくなっても大丈夫になった。となれば突入経路の構築だな。

『ダヴィンチ、異界の状態の測定を頼めるか?』

『入るだけならできるけどその後の通信が確立できないって清明は言ってるね』

『どうすっかね』

そうして考えていると龍馬が割り込んでくる

『勝先生の宝具ならいけるんじゃないかい?』

『確かに』

勝の宝具:無血開城ならば異界への門を開けられる可能性がある。試してみてもいいだろう

『清明の式神と勝の宝具使って異界の探索を。入って大丈夫かどうかが分かればいい』

『了解だ。あとはマップの作製もしたほうがいいね』

『頼む』

ここら一帯の避難は完了した。ならばなるべく犠牲を出すべきではない

「遠距離できるやつは殿に。できないやつは防衛線まで後退してくれ」

リリスは遠距離できないし、俺も今後のことに備えて後退する。

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