魔法科高校の魔術師達   作:兼永一真

15 / 27
もう一人の追憶編:突入作戦

翌朝、あいつらが到着したためUSNAとの四者間協議を行うために国連本部ビルへと向かう。先日と同じ24階の部屋へと入る。

「お久しぶりです。マウスード・ラジャイ、サビ二アノ・エウラリオ」

マウスード・ラジャイはアラブ同盟の司祭集団、アイマンの代表であり、サビ二アノ・エウラリオは西EUの聖職者集団、真なる契約者たちの長だ。

「挨拶はよい。」

「それよりも現状の情報共有を」

先日話した司令官は目に特大の隈がある。彼も色々と苦労しているのだろう

「それでは。異界化の起点はワン・ワールド・トレード・センターです。不明な組織が大陸横断便をハイジャック。その飛行機を使い、飛行機雲を利用して魔法陣を作成し、この事案を引き起こしました」

魔法陣の写真をモニターに写す。

「我々は彼らの目的は神、我々はイマーゴと呼称していますが、そのイマーゴを誕生させることであると考えています。」

そう言うとマウスードとサビニアノは少し顔をゆがませる。

「イマーゴは神に近しいもであろうというだけで神かどうかは分かりません。我々は悪魔の長ではないかと考えています」

一応、フォローを入れておく。意味があるかどうかはわからんがやらないよりはましだろう。

「我々は突入のための門の作成に成功しています。お二方の部隊には悪魔どもの対処をお願いしたい」

「貴様らが抜けた穴を埋めろと。いいだろう」

「我らの信徒もこの国には多くいる。悪魔どもに人を殺させる訳にはいかん」

構成は一旦まとまった。

「ニミッツ司令官、戦略級魔法師についてはどうなっていますか?」

「今日の正午より発表があります。使用は決定、ただし人道的配慮から48時間の猶予が設けられるとのことで」

「…つまりはあと2日でこの事案を収束させなければならないと」

「哀れなる非典の民とはいえ、安全は保護せねばならん」

「同じくだ。まして我らの信徒はこの国に多い」

「頼みます。我らUSNA軍は避難民の誘導を、スターズはマンハッタン島での交戦を担当します。」

「我らもマンハッタンへ?」

「いや、2個小隊を突入部隊に編入したい。スターズからも一部隊借りれるか?」

「大丈夫です。」

「そんで真なる契約者達はマンハッタンの空いた戦力の補充、アイマンは川への警戒を行ってもらいたい」

「川か」

「あぁ。うちの奴が昨夜水生悪魔を観測してな」

補給を船に頼っている以上、水生悪魔は並みの悪魔よりはるかに厄介だ。

「承知した。」

「突入作戦は正午に決行する。精鋭を頼む」

「承知しました」

「よかろう」

「我らの世界のために協力しましょう」




人物紹介
・マウスード・ラジャイ
アラブ同盟の司祭集団、アイマンの代表。

・サビ二アノ・エウラリオ
西EUの聖職者集団、真なる契約者たちの長。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。