『あと一分もしないうちに来るよ』
『了解』
陣地構築は完璧。後は相手の出方次第。
「来たぞ!」
「あぁ!」
信玄が衝突してこようとする飛行機を視界にとらえる。機種はボーイングか
二機のボーイングが国連本部ビルの1㎞圏内に侵入した刹那、迎撃システムが作動し紫の風がボーイングへと攻撃を加える。
「硬いな」
迎撃システムが攻撃を加えているが大したダメージが与えられていない。だがそれは相手とて同じ。迎撃システムに阻まれこれ以上の接近は困難と判断したのか離脱していく。
「どこに向かう気だ?」
『…カナン。卑弥呼の予言の意味について考えていた』
尊徳が念話に割り込んでくる。
『確かに卑弥呼の予言については俺も考えていた』
『そこがマンハッタンであり敵が飛行機をハイジャック。ならば答えは一つだ』
『…!9.11か。つまり、悪夢の再来ってのは』
『恐らく』
『なら飛行機を撃ち落さないと不味い』
ゴーストドライバーを展開し、ライト眼魂を懐から取り出す
「ウィルバー、オービィル行けるな?」
『勿論だ』
『了解だ』
ドライバーに眼魂をセットする
『アーイ!』
「変身!」
ハンドルを押込み、変身する。
『カイガン!ライト!夢への着陸!空へのテイクオフ!』
ハンドルを引いて再度押し込む。
『『幼き夢を今、現実に』』
『『神々の、鳥たちの空を今こそ我らに!』』
『ダイカイガン!ライト!オメガドライブ!』
『
ライト兄弟の開発した飛行機たるライトフライヤー号。それを顕現させ、ボーイングへと飛び立つ。
『清明!乗客はどうなってる?』
『遠見の結果から言うなら死んでいるだろうね』
『なら気兼ねなく撃ち落とせる!』
ガンガンセイバー・ガンモードをドライバーとアイコンタクトさせる。
『ダイカイガン!オメガシュート!』
飛行機の形を模した3つのエネルギー弾がボーイングのエンジンを破壊し、二機を撃墜する。
二機は海へと墜落し、凄まじい水しぶきをあげる。
撃墜完了。そう思っていると、南側から凄まじい魔力を感知する。
「あれは、」
魔法陣だった。ただそれは今まで見た中で最も大きい。しかも基部になってるのはワン・ワールド・トレード・センターだ。本当に9.11の再来かよ
『あの魔方陣を見たか!?目測だが3㎞はあるぞ』
『飛行機雲を利用しているね。それであんな大きさの魔法陣が作成できてるんだ』
解説している場合かと、清明に文句を言いたくなったが堪える。ここで怒鳴っても何も解決しない
幸いにも飛行機雲を基にしたものであるが故に高火力攻撃であれば魔法陣を吹き飛ばせる可能性が高い。
武器をサングラスラッシャー・ガンモードに持ち替え、ペリー眼魂とワット眼魂をセットする。
『マブシー!マブシー!ダイカイガン!』
『我が使命を果たすため。この船は海を駆ける』
『人類の産業の、未来の進歩はこの手に』
『
『
『オメガフラッシュ!』
膨大な熱と蒸気、それに比例した出力を得て黒き船は目標へと射出される。
「吹き飛べ!!」
黒船が魔法陣へと衝突する瞬間、赤黒い霧が発生し見えなくなる。2,3秒どれだけ待とうと霧は晴れない。どころかその範囲を拡大していく。
その時、実感した。俺達は失敗したのだと。
「…いや、まだだ。このテロを阻止する!」
全員へと念話を繋げる。