ハイスクールD×Z   作:攻月レイド

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殴り込む

 目を覚ました俺は頭を抑えながら顔を上げる、そこは見慣れた自分の部屋ではなく何処かの部屋だった窓を見ればその先は紫ともなんとも言えない訳の分からない空間が広がっていた。

俺が困惑していると仔猫が入ってくる

 

仔猫「目を覚ましましたか」

 

泊夜「えっと、此処は?」

 

仔猫「ついてきて下さい」

 

俺が聞くと仔猫はそう言って部屋を出る、俺は立ち上がると服は試合の時のままであったが気にすることなく仔猫の後をついていく。扉が開きその場所を見ると祐斗と朱乃が待っていた。

 

泊夜「祐斗に朱乃さん?此処は」

 

俺が聞くと祐斗は説明をしてくれる

 

祐斗「此処は冥界行きの列車の中だよ、本来は君を連れて行くことは出来ないんだけど、魔王サーゼクスルシュファー様が君と話してみたいと言ってね。それで悪かったんだけど眠っていた君をそのまま連れてきたって訳さ」

 

泊夜「魔王が俺に?それまたなんで?」

 

祐斗「さぁね、僕たちは連れてきて欲しいとしか言われてないし」

 

俺はなぜ魔王がただの人間である俺を呼んだのか考えていたが心辺りが全くなかった。ついには冥界に到着し駅に降りると既にメイドのグレイフィアが待っていた。

 

グレイフィア「皆様お待ちしておりました、そして本日はお越しいただき感謝いたします夢路泊夜様」

 

泊夜「え?あぁいえ、どうも」

 

なんとか挨拶を返すと3人とは別れ俺はグレイフィアに連れられ魔王サーゼクスがいる場所へと連れて行かれた。馬車を走らせて暫くすると大きな場所へと到着し馬車は止まる。外へ出ると複数の悪魔が俺を見て目の敵にしていた。

俺が身構えるとグレイフィアは口を開いた

 

グレイフィア「このお方は魔王サーゼクスルシュファーのお客人です、手を出そうものなら私はお相手いたします」

 

とした凛とした言葉に俺は少し押されながらも前を歩くグレイフィアの後についていった。廊下を歩き続けるとやがて大きな扉の前に立ち止まる。グレイフィアがノックをして何かをいうと返事が返ってくる。そして大きな扉はゆっくりと開き中から入室を促す声が聞こえる。

俺は意を決して中に入るとそこには4人の魔王が待っていた。

 

サーゼクス「よく来てくれたね夢路泊夜君、私はサーゼクスルシュファー今の魔王と言われている存在だ。」

 

サーゼクスは優しく言ってくるが彼の中にあるオーラに俺は警戒して少し後ろに下がってしまった。

 

サーゼクス「おや?もしかして私の力が見えているのかい?これでも消しているんだけどね」

 

セラフォルー「凄いね彼私でも分からないのにサーゼクス君の魔力を感知するなんて」

 

ベルゼブブ「サーゼクス彼に一体何の用があって呼んだんだ?」

 

サーゼクス「あぁそうだね、実は君に聞きたい事があるんだ」

 

泊夜「な、なんですか........」

 

サーゼクス「そう警戒しないでくれ、ただ質問に答えてくれれば良いよ」

 

サーゼクスはそう言うと魔法を発動させ何かの映像を映し出す、それは俺では無い誰かが赤い龍と白い龍に向かって歩いている所だった。

 

???『お前を壊す』

 

その人物は見たこともないアイテムを取り出すとそれを開きゼッツドライバーに装填した。

 

カタストロム!

 

メェェツァメロ......メェェツァメロ..........

 

???『変身』

 

パルパライズ!ライダー!

 

ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!

 

カタストロム!!

 

黒いモヤがその人物の身体を包むとそこから現れたのはゼッツに似ているがそれとは明らかに見た目が異なる筋骨隆々なマッシブなスタイルのゼッツ、つまりあの世界にいるゼッツだった。

その人物は2体の龍からのブレスを喰らっても何事もないように歩き何やらバズーカを生み出すとそれを手に持ち何かを操作すると銃身が回転し巨大なエネルギーがチャージされていく

 

???「壊れろ」

 

トリプルバスター!

 

ゼゼゼッツ!ゼゼゼッツ!ゼゼゼッツ!!

 

放たれた砲撃は龍を貫き龍の背後にあった岩山や山を抉っていた

その圧倒的な力を見て俺は口を塞ぐことしか出来なかった、あの力はなんなのか、あの威力はどうなっているのか、俺はやがてあぁなってしまうのか.........

俺がそう考えているとサーゼクスは改めて口を開いた

 

サーゼクス「今映像を見てもらったが、君はあのような力を持っていたりはするのかい?」

 

泊夜「フゥ~.........いや、俺はあんな出鱈目な力は持っていない.....です」

 

サーゼクス「ふむ........そうか、いやすまないもし君があの時の彼もしくは彼の子孫であればお礼を言いたかったんだ。しかし調べた限りで君はあの人物とは血は繋がって居ないし関係者でもない。何より国籍が違うからね」

 

泊夜「それじゃあどうして俺を此処に?」

 

サーゼクス「念の為の確認さ、彼と似た力を持って居たからね。そうだわざわざ冥界に来てくれたんだ私としては少しばかり願いを聞こうと思うのだが」

 

魔王の言葉に俺は願いを叶えると聞こえ今すぐにあの映像はなんなのか、あの力はなんなのかを聞きたかったが今それは聞かなくて良い今は

 

泊夜「リアスグレモリーとライザーフェニックスの結婚式を中止にして欲しいです」

 

俺の願いはこれだけだ、リアスが望まない結婚をするのを俺はみたくない。俺の願いを聞いてサーゼクスは少し笑うと

 

サーゼクス「すまないね、もはや決まった事をいきなり中止する事は難しい」

 

泊夜「ッ」

 

サーゼクス「しかしあの結婚式に意を唱えるなら殴り込むのも手ではあるね、確か赤竜帝の彼も納得していないような様子だったしね」

 

サーゼクスは考える様にそう呟くしかしそれは呟きと言うよりはそうするのも手ではあると言ったよな感じだ。

 

泊夜「そうですか、それでは俺の願いは聞いてもらったのでもう大丈夫です」

 

俺は頭を下げて扉へと近づいていく、扉を出る時俺は再びサーゼクスを見ると一礼すると部屋を後にする。

 

その翌日婚約パーティーが開かれる俺は祐斗朱乃仔猫の3人と共に婚約パーティーの会場で待っているとライザーが炎から現れそしてライザーがリアスを紹介しリアスが現れた時入り口の扉が大きな音と共に開かれる。

そこには籠手を装備した一誠がいた

 

泊夜「来ないと思ってヒヤヒヤしたぜ」

 

祐斗「僕らも行きましょう」

 

朱乃「あらあら、うふふ」

 

仔猫「行きます」

 

祐斗は氷の魔剣で兵士を斬り、今駅は自慢の力で薙ぎ倒し、朱乃は雷で兵士達を吹き飛ばす。俺はインパクトカプセムを回転させ力を増幅させると兵士の1人を蹴り飛ばし吹き飛ばされた兵士は飛ばされた兵士を巻き込み倒れる

 

周りの悪魔達が困惑しているとサーゼクスが現れ余興と言って一誠とライザーの一騎打ちを準備する。

何処までこの魔王は考えているのか

サーゼクスの申し出を一誠は受けサーゼクスは一誠に褒美を取らせると言い出す、周りの悪魔がそれに意を唱えるがサーゼクスは悪魔であれば褒美の権利はあると言い黙らせる。一誠はリアスを返してほしいと申し出ると決闘のフィールドに向かう。

 

試合が始まり一誠は女王へプロモーションしブーステッドギアを掲げると赤く輝きその身を鎧の包む、『禁じ手(バランスブレイク)』と呼ばれた禁忌の手段らしい。

一誠の魔力弾はライザーの火球を上回り後ろの支柱を破壊する、次に突撃すればライザーはそれを躱し一誠を見ると炎を拳に纏わせ一誠も背中のスラスターを蒸すとライザーに向かって突撃しお互いに拳をぶつける。

血を吐く一誠、ライザーは余裕の表情だったが瞬間血を吐き苦しんでいた。一誠の左手の中が光り目を凝らして見ると十字架を持っていた。

 

泊夜「十字架!」

 

前に聞いたが悪魔にとって十字架や聖水などの聖なる物は毒であり持っているだけでも激痛が走るらしい。それを悪魔の一誠が何故持っているのか、そして何故苦しくないのか、答えは単純である

 

泊夜「アイツまさか左腕を!?」

 

そう()()()()()()()()()()()()()()()()のだ、一誠はこの為に左腕を宿っているドラゴンに捧げたのだ。普通出来るとわかっても実行には移せない。いや、移そうなんて考えない。

普通の感情を持つ人であれば正気ではない行動、しかし俺にはわかる

 

泊夜「あいつ.......そこまでリアスさんの事を.........」

 

俺は知っている、一誠は他人の為に泣いたり怒ることが出来る優しい奴だって、アーシアの時もそうだった。たった一度出会って話した相手の為に相手の本拠地に無策で挑む馬鹿なんだ。

そんな自分を犠牲にする様な馬鹿がただの高位の悪魔にましてや不死だからと調子に乗っている奴に負けるわけが無い!

一誠は強化した聖なる力でもう一度殴りライザーを後ろに下がらせる、そうしてもう一度拳を叩き込もうとした時宝玉が光ると鎧が粒子となって消えていった。鎧がなくなり地面に倒れる。

ライザーが一誠を掴み手に炎を宿し一誠を殺そうとして俺はドライバーを装着し突撃しようとしたが、一誠は懐から瓶を取り出しそれに強化を施すとライザーに向けて中の水をかける。

 

泊夜「ただの水でどうなるって........」

 

ゼッツ(いいや、あれはただの水じゃない)

 

泊夜「ッ!ゼッツ?」

 

 俺がそう思っていると内側にいるゼッツが話しかけてきた、何気に初めての事で驚いていた。

 

ゼッツ(あれはおそらく聖水だな、あのシスターから十字架だけじゃなくまさか聖水までもらって来るとはな。この時代の赤龍は面白いやつだ)

 

ゼッツが説明をしていると一誠は聖水をドラゴンの腕に振りかけ更に強化、そして光り輝く左腕がライザーの体に突き刺さるとライザーは身体から炎を出すことなく地面に倒れる。

不死と言っても心には限界があったんだと俺は初めて知った。

 

 

 

その後一誠は魔王から貰った紙からグリフォンを呼び出しリアスを乗せてひと足先に帰るということになった。俺は朱乃、祐斗、仔猫の3人と明日の列車で帰ることになった。

3人について行こうとした時背中に視線を感じ後ろを見たがそこには誰もおらずただ庭が広がっていただけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泊夜がその場所から消えた時建物の物陰に1人の人物が壁に寄りかかっていた。その人物はマントとローブで見た目はわからないがその人物は懐から白いカプセムを取り出し回転させる

 

イレイス

 

その音声と共にその人物はその場から消えていった

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