家に帰った俺は夢の世界で目を覚ます、ゼッツがいたので近づいた。
泊夜「なぁゼッツ、アンタに聞きたいことがあるんだ。」
ゼッツ「大方ジャネットの事だろう?」
泊夜「ジャネット?」
ゼッツ「ジャンヌダルクの本名だよ、アイツが村娘だった時のな」
ゼッツは意外にも過去を話してくれた、自分がこれまで乗り移ってきた人物達は皆自分を見て戦う・逃げる・懇願すると言った拒絶の意思を露わにしていたと。ゼッツ自身も知らなかったことらしいがどうやら拒絶をするとゼッツの意識が元の所有者の意識を消し成り変わるようだ。それが精神崩壊をして人が変わるの意味だったらしい。
そしてそんな中ヨーロッパにて新しく乗り移った人間の魂を消し成り変わった時にジャンヌダルク.......ジャネットと同じ村で出会ったらしい。
最初は酷いもので悪魔が乗り移ったなどと言われていたらしいがそれでもジャネットが話しかけ来るので話を一回したらそれから毎日会いにきていたらしい。どうやらその優しさはジャンヌダルクの持つ生来のものだったらしい。
そんな暮らしをして数年経ったある日ジャンヌが戦場へと向かうと言ったようだ、どうしてと聞けば神からの啓示を貰ったと言っていた。ゼッツはそれを止めようとしたがジャンヌの意思は強かった。ジャンヌの母にも話をして止めてもらおうとしたがすでに話しはしていたようだ。
しかしゼッツはそれでは終わらなかった、ゼッツはこの時初めて失いたく無いと願い力を使わない代わりにジャンヌを守るために一緒に戦場へと向かった。
戦地をかけ沢山の人を手にかけた、そしてジャンヌと話す時は心の支えになる為に寄り添った。
そしてジャンヌが捕まり火刑にされると知った日ゼッツは砦に乗り込みジャンヌを助けようとした。しかしジャンヌはそれを拒んだ。理由を聞けば自分がこの火刑にされることは啓示を聞いた時からわかっていたと。最終的に死んでしまう事を知りながらジャンヌはこれまで戦っていたのだ。
ゼッツ「俺はあの時初めて怒りを露わにした、そんな馬鹿げた話があるかとなぜ神はこんなに残酷なことが出来るのかとしかしジャネットはそれが主の導きと言っていた。
火刑の日、磔にされたジャネットを見て俺はもう止められないとわかった。日が放たれ焼かれる中ジャネットはただ空を見上げ祈りを捧げていたんだ。そこに怒りも憎しみもないただそうであったように」
泊夜「もしかしてあの時言ったのは」
ゼッツ「あぁ、同じ神や教会のせいで無理やり聖女にさせられたあのシスターを見てジャネットと重ねてしまったのかもな。それよりもドロッパーがあるぞ回さないのか?」
ゼッツに言われて後ろを見てみると確かにカプセムドロッパーがあった、俺は目が覚めないうちにドロッパーを回す。電子音が鳴り開けると明るい青のカプセムがあった。
泊夜「新しいカプセム!これは一体どんな力を........ってもう一回回さないと」
あの日から回せる回数がランダムだが増えていた、一回だけの時もあれば起きるまで回せる日もあった。しかし大体は被っていたりしていてゼッツに預けているんだけどな。
回して開けてみると緑色のカプセムがあった
泊夜「よっしゃー!今回ラッキー!」
新しい2つのカプセムを手に次を回そうとしたが回せなかった、今日はどうやら2回までらしい。
とりあえず手に入れたカプセムを見る事にした
泊夜「最初のやつは.......プロジェクション、光学迷彩の力にリカバリー、復元か。」
俺がカプセムを懐にしまうと意識が覚醒していく感覚に陥る、今日は最初に話を聞きすぎた。
ゼッツ「あぁそれと、あの聖剣はエクスカリバーらしいがお前には効果は無いだろうが気をつけろ、あくまでも剣だからな。」
ゼッツはそう言いのこし俺の視界は暗転した。
目を覚まして学校には来たがやはり祐斗は欠席、探そうにも手がかりはないし連絡先も知らない。まぁオカ研や一誠の任せようと思い俺は授業を聞きその日を過ごした。
帰り際にファミレスにより適当にポテトを食べジュースを飲みながら現状使えるカプセムを考える。赤いカプセム、インパクト・トランスフォーム・ウイング、青いカプセム、ストリーム・マシーナリー・プロジェクションそして現在では珍しい緑のカプセム、リカバリー
泊夜(インパクトとかは基本的な戦闘では使うしトランスフォームもかなり有用性がデカいウィングは翼に特化しちゃうからちょっと使い所が難しいんだよな。ストリームはこの前使った感じだと結構汎用性が効くしできることも多いな。)
それらを考えまだ使っていないマシーナリー・プロジェクション・リカバリーを考える。
泊夜(マシーナリーは機械の力ってあったけどなんだろうな........プロジェクションとリカバリーは今後使いながら考えるか)
そう考えているといつのまにかポテトが無くなっていた、再度注文し飲み物もついでに取って来る。窓際の席だと通行人がよく見える。
泊夜(ん?あれは昨日の教会の........って!一誠に小猫さんにあれは生徒会の匙?ってやっば!ここに来る!?)
俺はメニュー表で顔を隠し気づかれないように息を潜める、するとものすごく多い注文が次々に聞こえ少しすれば大量の料理が運ばれていた。
泊夜(あれ全部食うの!?)
すると教会の2人は次々に料理を食べていく、何をどうしたらあんな量を食べる事になるんだ??
暫く動けない状況で俺は聞き耳をたて会話を聞く事にする、どうやら教会の2人も聖剣を破壊してでも持ち帰りたいと言うことそして祐斗の目的は聖剣の破壊。結果が同じなら手を組みたいと言っていた。
泊夜(確かに理に適ってはいるが相手がそれを承諾するわけ)
ゼノヴィア「良いだろう」
イリナ「ゼノヴィア!?」
泊夜(ウソーン...........)
俺はメニュー表の奥で少し呆れるようにそう言って机に顔を突っ伏す、その後は段取りなどが決まりゼノヴィアとイリナはファミレスから離れていった。俺は一誠達が店から出るのを待った。
ここで出ていけば絶対に巻き込まれると俺の直感がそう言っている。
メニュー表に顔を向けていると誰かが横に立った、恐る恐る顔を向けるとそこに居たのはファミレスの店員だった。俺は安堵すると同時になぜここに来たのかを聞こうとした時、向かいの席から声が聞こえてきた。
小猫「ストロベリーパフェを一つ」
店員「かしこまりました」
顔を向ければ小猫が何食わぬ顔で席に座っておりさっきまでいた席を見れば一誠と匙がこちらを見て手を軽く振っていた。
どうやら逃げられないようです。
チクセウ