あれから30回ほど身体を乗り移った、俺と対峙したやつは逃げ出すか、挑んでくるか、その場に座り許しを乞う者が殆どだった。
ゼッツ「対話する奴なんて珍しい方だよな〜」
と新しい身体で草原に寝そべりながらそう呟く、俺は今日本の京都で侍の格好で寝て居る。俺に移った先の人はどうやら剣を嗜む人だったらしい
ゼッツ「それよりどうしようっかな〜、もう面倒くさいし籠もろうかな」
なんて考えて居ると遠くから女性の悲鳴が聞こえる、ここで見捨てれば楽なんだけど自然と身体は悲鳴の聞こえた方へ向かっていた。
森の奥
俺は聞こえてきた声の場所へと来たが特に何も見当たらない、普通なら此処で引き返すが
ゼッツ「何か居るよな........」
目を凝らしてみると奥の茂みに影が見えた。そこへ近づくと黄色い狐耳に黄色い狐の尻尾それが9本........
ゼッツ「九尾?」
その人物はよくゲームとかで美少女で有名になる妖怪の九尾の女性だった、何故此処に?その人を見て居ると足に怪我をして居ることがわかった
ゼッツ「アンタ怪我してるのか?」
???「構わないで下さい、いずれ治ります」
いや何か逃げてる風ですやん、この人優しいタイプの人........いやもしかしたらよくある人間嫌いか!?なんて考えて居ると四方を他の気配が囲んだ俺は立ち上がって周りを見ると如何にもゲスっぽい三下野郎どもが囲んでいた。ん?アレは天狗?あっちは河童か?
若い天狗「人間何故このような場所にいるかは知らぬが此処で出会ってしまったのが運のつきだ!」
天狗はそう言って槍を向ける、俺はゼッツドライバーを装着し天狗に向き直る
ゼッツ「アンタら一体何が目的なんだ?」
若い天狗「決まっておる!そこの八坂を打ち倒し我が新たな妖怪の統領となるのだ!」
あーはいはい、把握把握。コイツら力で遊びたいアホだな(空気読み)
こいいう輩って残しとくと面倒なんだよね〜
俺はデュアルメアカプセム(カタストロム)を装填.........する前に偶にはヒーローぽく言ってみるか
ゼッツ「
そう言って再び装填する
カタストロム
メツァメロ..........メツァメロ...........
拳を作りカプセムのボタン.......メアトリガムを力強く押す
ゼッツ「変身」
黒いモヤが広がり姿を変えていく、ムキムキの逞しい肉体に変わりモヤが消えると複眼が緑色に彩られる。
天狗達はとても驚いている、まぁ何度も見てるから思うけどいきなり普通の人が筋肉モリモリのマッチョマンになればビビるよね
ゼッツ「俺の側を離れるな」
八坂「は、はい........」
狐の女性、八坂も驚いていたが素直に聞いてくれた、なんかちょっと嬉しい
若い天狗「み!見た目が変わっただけだ!やれ!!」
天狗の号令で他の奴らが向かってくる、俺は拳を作り棒立ちのまま何もしない
やがて他の妖怪たちの武器や爪などが俺の体に向かってくるが、俺には傷一つ付いていない。
ゼッツ(改めて思うけどカタストロムの防御力パネェ)
俺は体に力を入れて少し体を張ると攻撃してきた奴らは吹き飛ばされる、そして目の前の奴らに向かって拳を振るうと
ゴシャ!
という鈍い音と共に5人の妖怪が一撃で上身体がと下に分かれた
ゼッツ(慣れたな.........他の命を奪うこと)
俺はゆっくりと他の妖怪たちに近づこうとしたが八坂さんから離れる訳にはいかない.........あ、そうだ
俺は八坂さんに近づき左腕で抱きよせ抱えながら歩いていく
八坂「あの」
ゼッツ「喋らない方がいい」
その声と同時に後ろから攻撃されるが八坂さnは俺の体に隠れて居るので攻撃は俺に来たが俺には全く効かない
ゼッツ「壊れろ」
力を込めて空気ごと殴り敵を吹き飛ばすリーダー格の天狗に近づき身体に足を乗せ力を込めて動きを封じる。
若い天狗「ゴハッ!」
ゼッツ「・・・」
どうしようかと考える、八坂さんに任せた方が良いのかな.............いや此処で壊した方が楽だ
メアトリガムを3回押すと右手の拳に黒いモヤが集まる。そしてゆっくりと拳を構えるとそれを振り下ろす
カタストロム!クラッシャー!!
ゼェッツ!ゼェッツ!ゼェェッツ!!
打ち付けられた拳が天狗の身体を貫き黒炎を走らせ死体すらも残さず消し去った。
777の後に横線が引かれZZZになると砂となってその文字が消えた。
俺は八坂さんを下ろして周りを見る、さっきまで攻撃していた他の妖怪たちは戦意を喪失したらしい。
しばらくその場でどうするかを悩んでいると茂みの奥から更に妖怪が現れる、ファイティングポーズをとったが八坂さんが声をかけると後から来た妖怪たちはその指示に従った。戦意を喪失した妖怪たちは縄に縛られ連れて行かれていた。
ゼッツ(八坂さんの仲間かな)
俺はカプセムを外し変身を解除し八坂さんに近づくと緑色のカプセムエスプリムリカバリーを取り出しカプセムの中央を回転させ八坂さんの怪我した足に近づける。
傷を治し俺は立ち上がるとそそくさとその場を後にした、何か言っていた気がしたけどまぁ気にしなくて良いか。
それから俺は更に身体に入れ替わる生き方を何十回と繰り返した