始まる
ゼッツとして生きてもう何千年と生きたかな...........
俺はまた新しい宿主の元にきていた
ゼッツ(前回は昭和の子供の中でそれなりに生きたな、次はどんな奴が宿主なんだろうな)
景色が変わり崩壊した世界に降り立つカタストロム姿の俺、もう動き回るのも面倒なので俺は瓦礫に腰掛け宿主が来るのを待った。
そうしてしばらく目を瞑って待って居ると近づいてくる気配を感じる。
目を開け視線を正面に向けると目の前に小学生程の子どもが立っていた。
ゼッツ「お前が今回の俺の宿主か..........」
???「あ........貴方は」
ゼッツ「俺はゼッツ、お前の中に宿った力だ。どうする?俺と戦うか?」
俺は立ち上がると子供を見下ろす形になる、子供は俺の姿を見てとても驚いて居る表情だった。
ゼッツ(はぁ、恐ろしいならさっさと身体よこせよ。もう面倒くさいんだよな........この過程が)
今回も俺が身体を奪うと思っていたが
???「カッコイイ!」
ゼッツ「は?」
子供は突然カッコイイなどと言い始めた
???「なんだかテレビで見てるヒーローみたい!僕もあなたみたいになれる!?」
今回の宿主は今までと違い俺を恐れていない、恐怖よりも憧れや期待の気持ちが大きい
ゼッツ「俺が恐ろしくないのか?」
???「全然!ねぇ!俺もあなたみたいになれるの!?」
ゼッツ「・・・あぁ、俺には慣れないがお前も俺のように誰かを助けられる存在にはなれるさ」
???「本当に!俺じゃあ頑張る!」
子供はそう言って手を差し出してきた、俺が困惑していると
???「握手しないの?もう友達でしょ?」
ゼッツ「悪いな、久しぶりの.........本当に久しぶりの握手なものでな」
俺は子供に視線を合わせて握手をする、その時崩壊していた世界の空に澄み切った青空が差し込む。
俺は目の前の子供に聞く
ゼッツ「君、名前は?」
子供は元気よく答える
泊夜「
そう答える宿主..........泊夜に俺はインパクトカプセムを手渡す
ゼッツ「泊夜、お前にコレを授ける、しかし忘れるなそのカプセムは夢を叶える力と同時に悪夢を叶える力でもある。夢を叶えたいなら優しさ邪忘れるな」
そういうと世界から泊夜が消えていった。俺がこの世界にに残ったと言うことは、俺は今回初めて宿主の身体を乗っ取ることはなかったと言うことだ。
コレまで何度も奪ってきたがまさか宿主の身体を奪わない条件が俺と話して俺を恐れない事なのか?
それなら今までの乗っ取りも納得がいくな
ゼッツ「コレからはお前の中から見ているぞ、泊夜」
泊夜視点
不思議な夢を見て数年俺は高校生となって生活していた、あの不思議な夢を見て俺の世界は変わった。あの夢の中の人が俺でもヒーローになれるって言ってくれたんだ。俺も頑張らないと!
泊夜「お婆さん荷物持ちますよ」
年寄り「おや、すまないねぇ」
その為に人の手伝いやこわっている事に関しては人助けを忘れない!俺はヒーローになるんだ!
お婆さんを目的地まで送り届け俺は腕時計を見る、もうすぐ遅刻ギリギリの時間
泊夜「やっべ!急げぇ!!」
俺は今出せる全速力で学校へと向かう
なんとか遅刻ギリギリで登校し俺は机に倒れる、そんな俺に話しかける人物がいた
裕斗「お疲れ夢路君、もしかしてまた人助けで遅刻ギリギリだったのかい?」
泊夜「お、おはよう木場君..........うんお婆さんが困っていたから...........」
裕斗「全く君のその人助けは感心するよ、高校に入る前からやっているんだろう?」
彼は木場裕斗君、クラスメイトで女性にモテている。何故彼が俺に話しかけてくるのかは知らないけど良い友人である。友人と言えば
泊夜「一誠は今頃松田と元浜とまたあの話をしているんだろうな...........」
裕斗「確か一年生の頃のクラスメイトだったんだっけ?」
泊夜「うん、今は別のクラスだけど仲は..........それなりに良かったから」
でも良い思いでは少ない、彼らはこの駒王学園の変態トリオとして有名なのだ。覗きの数々や白昼堂々とエロに関しての談義。俺も巻き込まれたことは何度かある。
でも優しいし気さくに話しかけてくる所はいい所なのだ、エロさえ無ければ良い人なのだ。
それからはホームルームを終えて授業を受ける、特に何事も無く今日も一日を終える。その日の帰り某有名ハンバーガーチェーン店でポテトとナゲットを食べて家に帰って風呂に入り寝る準備を終えると眠りにつきあの世界に向かう
夢の中
その風景はこの数年間見慣れた光景だった、自然の先では瓦礫に座っているヒーローがいた
泊夜「おやすみ!今日も来たよ!」
ゼッツ「よく毎度毎度来るなお前」
泊夜「ヒーローになる為だもん!」
俺はそう言ってゼッツと向かい合いファイティングポーズを取る、この関係は俺が夢を見てから始まっている。毎夜寝ている時間はゼッツとヒーローになる為の勉強やトレーニング、肉体は鍛えられないけど経験は脳に記憶されるから沢山経験していることには変わりない。
ゼッツは夢の勉強だからドリームラーニングって言っていたっけ?
そうしてゼッツと戦い休憩しているとゼッツが話しかけてきた
ゼッツ「もう十分だな、泊夜お前はもう一般人より十分な経験値がある。お前にコレをやる」
ゼッツはそう言ってゼッツが身につけているベルトを渡してきた。
泊夜「もしかして認めてくれるの!」
ゼッツ「あぁ、だが忘れるな。ヒーローの道は険しい。そして悲惨な物が多いだがそんな中でも心が強い奴が夢を叶えられる」
俺はドライバーを受け取りゼッツがつけていたように胸に装着する、自動で巻き付けが完了される
ゼッツ「最初に渡した、インパクトカプセムを入れるんだ」
ゼッツに言われたように赤いカプセム、フィジカムインパクトを装填する。ドクン......ドクン.......と言う音がベルトから響く
ゼッツ「上のスイッチを押すんだ」
言われた通りベルトの上にあるスイッチ、トリガムを押し認証をする
インパクト!
メツァメロ!メツァメロ!
ベルトから音声が鳴り響く
ゼッツ「変身と叫んでカプセムを回転させるんだ」
泊夜「ふぅ〜...........変身!」
ゼッツの言葉の通り叫び左の親指でカプセムを回転させる、それと同時に赤いモヤが俺を包み姿を変えていく。
グッドモーニング!ライダー!
ゼ・ゼ・ゼッツ!
赤いラインが走り緑色の模様が浮かび上がる
インパクト!
そして最後に複眼が赤く彩られる。
変身を終えた俺は近くにあった水面でその姿を見る、ゼッツ程では無いが何処か似ている姿
泊夜「ゼッツ、この姿は」
ゼッツ「今日からは、その姿の時はお前もゼッツだ」
泊夜「俺が.......ゼッツ..........」
俺は込み上げてくるものがあるがそれは胸の奥にしまい込む
泊夜「ありがとう!俺これからも頑張る!」
ゼッツ「あぁ、お前の夢が現実になる事をお前の中から見ている」
そうして俺は覚醒していく、目覚めだ。