教会の石像を動かし現れた隠し通路を抜けると石造りの祭壇があった、周りには白い服装の人物達が囲っており正面の先には堕天使が金髪の人物、一誠の言っていたアーシア・アルジェントが貼り付けにされていた。
一誠が堕天使に向かってレイナーレと叫んでいた、つまりあの堕天使が今回の黒幕の存在らしい。
レイナーレが魔法陣を発動するとアーシアが悲鳴をあげそしてアーシアの中から2つの指輪を取り出した。一誠はアーシアに向かって走り出し拘束が解かれたアーシアを受け止める。
俺と祐斗と小猫の3人は白い服装の人物達、神父を相手にすることになった。
泊夜「はぁ!ふっ!せい!」
剣や槍などで攻撃して来る神父達を俺はゼッツの装甲とインパクトのパワーで捩じ伏せていく。俺の周囲を神父達が囲むと俺はカプセムを回転させる。
インパクト!
足に力が集まり俺は地面を力強く踏みつけ囲んでいた神父達を浮かせるともう一度足に力を込め空中で一回転すると風圧で親父達を吹き飛ばす。
レイナーレが光の槍を形成しそれを一誠とアーシアに向かって放とうとしていた、俺はすぐにインパクトカプセムを取り外しフィジカムトランスフォームを装填しトリガムを押す。
トランスフォーム!
メツァメロ!メツァメロ!
カプセムを回転させるとゼッツの腕と足に赤い装甲が追加される
グッドモーニング!ライダー!
ゼ・ゼ・ゼッツ!
俺はすぐに腕を伸ばすとゼッツの腕がゴムの様に伸び一誠とアーシアを腕で包むと引き寄せる
トランスフォーム!
泊夜「無事か!」
一誠「泊夜........アーシアが!」
アーシアを見れば肩で息をしていた、しかし風前の灯のようにいつ消えてもおかしく無かった。リアスや朱乃ならどうにか延命できるかもしれない。
泊夜「リアス先輩達が近くに居るはずだ、すぐに上に上がれ!」
俺が叫ぶと一誠は悔しそうな表情をしながら隠し通路の階段に向かっていったその途中で神父が2人を攻撃しようとしたが祐斗と小猫がそれを防いだ。
俺は見届けると視線堕天使、レイナーレに向ける
泊夜「お前はセイクリッド・ギアを無理やり引き剥がすたらどうなるかわかっているのか!」
レイナーレ「知ってるわよ、持ち主の命に関わるんでしょ?でもだからなに?私としては人間が死のうがどうなろうが知ったことではないわ!」
レイナーレは愉快そうに笑って光の槍を生み出す、俺は手の爪が食い込むほど拳に力が入る。なぜ人の命をそこまで無碍にできる。
泊夜「お前を許さない!」
レイナーレ「許される道理なんてないわよ!」
光の槍を放って来るが俺は槍を避けると腕を伸ばしレイナーレの近くまで行くと伸びた腕の先端をトゲに変化させレイナーレに攻撃する。レイナーレは翼を広げて回避するが俺は反対の腕を鞭の様に伸ばすとそのままレイナーレに叩きつける地面に撃ち落とす。
腕を元に戻すとレイナーレに接近し足をスパイクの様にトゲトゲにするとそれをレイナーレに放つスパイクが刺さりそのまま足を振り抜きレイナーレを吹き飛ばす。
レイナーレ「馬鹿な、なぜ今までここまで強いセイクリッド・ギアの使い手が隠れていたの。しかもただの人間が!」
レイナーレは顔を歪ませているが俺はゆっくりとレイナーレに向かって近づいていく、しかし周囲から神父が俺を囲み妨害して来る。
レイナーレは立ち上がると通路の方へと飛んでいった。追いかけようとするが神父達がそれを妨げる。
神父達を倒し急いで階段を駆け上がる、祐斗と小猫も後ろから追いかけてきていた、出口から出ると一誠は悪魔の翼で飛びレイナーレに向かって拳を叩き込み外へと吹き飛ばしていた。
泊夜「無事か」
一誠「あぁ、1発食らわせてうやったぜ」
着地した一誠は膝をつき痛みに耐えていた俺は一誠に近づき安否を確認する、一誠は苦悶の表情だがとても清々しい顔をしていた。
アーシアが何処かと聞くと教会内にあったベンチを指差した俺はアーシアに近づき脈に手を当てると全く動いていなかった。
間に合わなかったのだ、悲しんでいるとリアスが一誠に近づいていた
俺も立ち上がり悪魔達に駆け寄る、朱乃がレイナーレを引きずり持って来るとリアスが話しを始める
リアス「堕天使レイナーレ、あなたはイッセーのセイクリッドギアが
その言葉にレイナーレの表情が青ざめていくそしてリアスは一誠のセイクリッドギアの本来の名前を言う
リアス「そのセイクリッドギアこそ、二天龍の一角の神器ロンギヌスの一本、
毎秒に持ち主の力を増幅し続ける神器ブーステッドギア、その名前を聞いた時俺の頭の中に赤と白の2体の龍が映るがそれを抉り抜いたゼッツの姿も見える。
痛みにクラつきそうになるがなんとか抑え最後まで見届ける。
結局レイナーレは人間の姿......天野夕麻になり一誠に助けを求めるが一誠がそれを振り払い、リアスにトドメを頼む。結果レイナーレはリアスの魔法で消し炭となり倒された。
一誠が涙を流して悲しんでいるとリアスがチェスのピース......
リアスが言うにはアーシアを救うために悪魔に転生させると言うものだった、確かに救うにはそれが良いだろう。しかしアーシア本人がどう思うかはわからない。
リアスが魔法陣を展開し呪文を呟く光が収まりしばらくするとアーシアが目を覚ました。一誠は泣いて喜びオカ研の人達も何処か安心した様な表情だった。
俺はそれを見届けると教会の出口の方へ歩みを進める、なにも言わずに去ろうとしていた俺をリアスが呼び止める。
リアス「今回は助けてくれてありがとう、あなたのセイクリッドギアはかなり特殊なものみたいね。」
泊夜「いや、結局堕天使は一誠が弱らせてリアス先輩が倒しましたよ、それに一誠なら気合いと根性でどうにか出来てましたよ。俺が居なくても」
リアス「そうだとしても結果として助けられたことには変わりないわ。だからこう言う時は素直に受け取るものよ。」
俺は少し悩んだが感謝を受け取ることにした、そうして再びそのまま去ろうとしたが一誠が腕を掴んでいた
一誠「泊夜、さっきは悪かった。俺アーシアを助けることで頭がいっぱいになってお前や部長達の心配が頭から抜けてた。」
アーシア「私からも感謝を、見ず知らずの私の為にここまでして下さりありがとうございます。お陰で私はこうしてイッセーさん達生きていけます。悪魔になっちゃいましたけど後悔はありません」
泊夜「・・・アーシアさん見ず知らずって言うけど俺は一誠の友人を助けただけだ、でも貴方の感謝は受け取ります。一誠俺はお前のそのまっすぐな気持ちがお前の良いところだと思ってる。だからこれからもその気持ちを忘れるな。例え俺や他の人が無謀や無理と言ってもお前の気持ちで覆せることはあるんだからな。今回みたいに」
俺はアーシアと一誠にそれぞれ言葉を送るとインパクトに再び変身し大きく跳躍して帰路についた。
翌日昼休みになり屋上に行こうとすると一誠とアーシアの姿が映った、近づいて話しをすれば一誠のクラスに転校生としてきた様でオカ研にも入部した様だ。
さすがリアス先輩根回しが早い
俺は結果的には救えた今回の事件を思い返しながら弁当を開き1人青空の下で弁当を食べるのだった。