鎮守府の執務室。そこに提督……マムシと北方棲姫はいた。
「こいつで江戸は火の海だ。今度こそ…今度こそ江戸を沈めてやる。俺の身体を半分も消した、この街を……」
マムシはぺろっと青白い舌で唇を舐めた。その時だった。ドカァァァァァンッッ‼︎と、鎮守府が爆発した。
「⁉︎」
「なんだ⁉︎」
その瞬間、バタンッ!と開く扉。
「提督!襲撃で………って、深海棲艦⁉︎」
赤城が入ってきた。そして、北方棲姫を確認するなり弓を取り出す。
「チィッ!」
その瞬間、マムシの青白い舌が伸びた。
「えっ?て、提督………?」
ドスッ
銀時達は、ある程度艦娘や陣についてを加賀に教わってから出撃した。
「チョットオオオオオッッ‼︎‼︎何シテクレテンデスカァァァァッッッ‼︎‼︎⁉︎」
桂の持っていた爆弾を銀時と神楽が思いっきり遠投していた。
「あん?ようはあの鎮守府を落とせばいいんだろ?だった、外から爆撃に限るだろ。案外楽しいぞ?嫌いな奴の家に岩投げ込んでる感覚だよ?」
「イヤソレ楽シクナイカラ!テカ、私アソコニ仲間ガイルカラ手ハ出サナイデッテ言ワナカッタ⁉︎」
「ヲ級殿。戦に多少の犠牲は付き物だ」
桂が言った。だが、その真横で神楽が「死ねぇ!」と言いながら爆弾をほいほい投げている。
「イヤコレ、多少ジャ済マナイデショ!」
で、神楽の肩を引っ張った。
「テイウカ本当ニヤメテ⁉︎コレジャヤッテルコト深海棲艦ト変ワラナ……」
「うっせーな。読みにくいから喋んな」
「何コノ子!本当ニ女ノ子⁉︎」
で、当然鎮守府から何人か艦娘が出撃してくる。
「摩耶様の攻撃、喰らえぇー‼︎」
「主砲、よーく狙ってぇ、撃てぇっ!」
摩耶と鳥海の放った砲撃がボートの周りを爆発で囲む。
「あわわわっ!う、撃ってきましたよ‼︎どうすんですか⁉︎」
新八が頭を抱える。その新八の前にエリザベスが立った。
『ここは俺に任せなッ‼︎』
で、エリザベスの口から砲口が出て来て、思いっきり放った。だが、届かずに海に落ちた。
「いや任せらんねェェェッッ‼︎‼︎」
さらに頭を抱える新八。そこに、
「主砲!敵を追尾して、撃てぇー!」
霧島が砲撃。だが、それを銀時が木刀で弾いた。
「っらぁっ!」
「んなっ……⁉︎ぼ、木刀で⁉︎私のデータにそんなもの……」
動揺する霧島を無視して銀時は言った。
「テメェら、ここは俺に任せて船を降りろ」
「で、でも銀さん!」
「奴らは誕生陣で攻めてきてる」
「単縦陣デス」
「俺が囮になってる間にお前らは鎮守府に行け!」
「無茶ですよ!相手は砲撃してきてるんですよ⁉︎」
「安心しろ。後から必ず追い付く!」
言いながらも銀時は敵の砲撃を木刀で弾く。
「………銀時」
桂が声をかけた。
「任せたぞ」
「テメェこそ、死ぬんじゃねぇぞ」
「ふっ」
そのまま神楽、新八、定春、桂、エリザベス、加賀は飛び降りた。そして、銀時は自分を囲んでいる艦娘達に木刀を向けた。
「行くぜ」
そう言うと、銀時はボートのアクセルを思いっきり踏んだ。
「ウオラァァァッッ‼︎」
その瞬間、砲撃がボートに直撃した。
「あり?」
ドオオオオオオンッッと爆発し、海上で炎上するボート。それをしばらく一同は唖然と見ていた。
「殺られちゃったよ!あれだけ格好付けてて殺られちゃったんだけどォォォォッッッ‼︎‼︎‼︎」
新八のシャウトが海に響いた。