傲慢人間爆誕   作:あこたな

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トイレでふと思いついたから書き殴ります。最近呪術廻戦ハマったんでそれのせいかも。
見るに堪えない駄文ですがそれでもと言う方のみどうぞ。
意見、批評、誹謗中傷なんでもどうぞ。
あと、できれば誤字報告オナシャス


天上天下

 

 時は呪術旺盛の平安。

 の。

 更に前、紀元前とも呼ばれる2500年前。日本で言われる弥生時代。

 とある場所で、後に仏教の始祖と呼ばれる存在が産み落とされた。

 其の者は誕生したとき、産声を上げず唐突に7歩歩き天と地を指で指しこう唱えた。

()()()()()()()()と⋯⋯

 

 そしてこの言葉の意味が曲解され伝わった現代にて、何の因果か産まれた時より意識を持ち

 他者を寄せ付けぬ自我を持つものが産まれた。其の者は産まれた時、産声を上げず7歩歩き、天と地を指し唱えたのだ。()()()()()()()()と⋯

 

 其の者の名は釈尊 迦楼羅。現代、京都府某所にて爆誕

 

 ────────────────────────────────────────────

 

 静岡県浜松市。

 の。

 とあるお屋敷。

 の中にて会話する2つの影。

 呪い祓除の任務中、件の屋敷から抜け出せなくなっていることに気付いた二人は、このままではまずいと感じ脱出の策を模索していた。

 

 おさげの巫女服のようなものを着ている女性が話す。

「あほなんじゃないの? どこまで続くのよ、この廊下」

 

 それに、白に近い青の髪をしたポニーテールの女性が返した。

 

「屋敷に巣食っている呪霊の結界はループ構造ではなく、私達の移動に合わせてツギハギしているのかもね?」

 

 何処までも、何処までも。延々と続く廊下。

 もちろんこの任務は日帰りの予定だったので水や食料等の装備も整っていない。

 所謂ピンチ、危機的状況、絶体絶命。

 なんとかして脱出しなければ。二人は色々と案を出し合う。

 

「二手に別れてみましょう。二手に別れできるだけ早く、そして大きく不規則に動く。呪霊の結界構成が間に合わなくなれば外に出れるはず」

「いいね、試してみようか」

 

 巫女服の女性の案を聞き、ポニーテールの女性が了承。床に転がっている 

“荷物”を小脇に抱え取り掛かろうとした刹那、 建物にヒビが入り続けて建物

の一部が圧縮。それから敷地面積の周りを綺麗にライン引きしたように、円状に陥没して崩れていった。

 

「助けに来たよ〜歌姫。⋯⋯泣いてる? w」

 

 余裕を感じると言うか小馬鹿にしたような声と共に、瓦礫の向こうから現れた、まさに絶世と呼ぶべき美貌を持った高身長白髪グラサン青年、五条悟は、心配するどころかやはり小馬鹿にした声色でこちらを見下していた。

 五条の煽るような言葉に巫女服の女性──庵歌姫は建物が倒壊した衝撃で

 尻もちをついた姿勢のまま半ギレで返した。

 

「泣いてねぇよ!!」

 

 敬語使え! と年上を敬わせることも忘れない。

 

「泣いたら慰めてくれるのかな?」

 

 二人のやり取りに、ポニーテールの女性──冥冥が入って来た。

 唐突な展開にも関わらず先ほどと表情が変わっていない。(すこしこわいby作者)

 

「冥さんは泣かないでしょ、強いもん」と五条

 

 煽る五条とキレる歌姫。

 半ギレから全ギレへと移った歌姫は五条に指を立てながら反論しようとした瞬間、任務の目的であるお目当ての呪霊が歌姫の背後の瓦礫のから飛び出してきた。

 あわや大惨事。しかし、刹那その呪霊を飲み込むようにして新たな呪霊が飛び出してくる。

 

「飲み込むなよ。あとで取り込む」

 

 ポケットに手を入れたまま出てきたのは、男にしては長い髪を後ろで結んだ、

 五条とは別ベクトルの高身長イケメン、夏油傑だった。

 

「さとるぅ、弱いものいじめは良くないよ」

「強いやついじめる奴が何処にいんだよ」

「君の方がナチュラルに煽ってるよ夏油くん」

「あ゛」

「悟、弱いものをいじめるならもっと面白くやれ」

「うわ、君も大概だな」

 

 冥冥の指摘に夏油の口から変な声が漏れる。

 そしてナチュラルに会話に参加しつつ道徳をどかに捨てたような発言をしたやつも、これまた夏油、五条に勝るとも劣らないイケメン。だが中性的かつ身長も150前後だろうか

 

 二人と並ぶとより小さく見える。だがゲスの極みのような発言をしたのは紛れもなくこいつであり、名を釈尊迦楼羅。

 

「歌姫せんぱ〜い。無事ですか〜?」

 

 五条の後ろから右目の下の泣きぼくろがセクシーな女性──家入硝子がひょっこりと、

 手を振りながら出てきた。ちなみに、歌姫と冥冥以外は皆学生である。

 家入が登場した瞬間、歌姫の顔が花開くように明るくなった。余程、

 五条と夏油と釈尊が嫌いらしい。

 

「心配したんですよ。2日も連絡なかったから」

「硝子!! アンタはあの三人みたいになっちゃだめよ!」

「あはは。なりませんよ、あんなクズ共」

 

 5人が合流し、歌姫が家入に熱いハグ

 をする。家入は歌姫からしてみれば可愛い可愛い後輩で、しかも歌姫が目尻に涙を浮かべるほどらしい。が、そから数秒後。

 

「⋯⋯2日?」

 

 

 

 ────────────────────────────────────────────

 

 

 五条と歌姫のやり取りが面白くニヤついてたら硝子に頬をもちもちされた。

 

「ボクの頬で遊ぶのはやめてくれよ硝子」

 

「いいじゃん減らないし」

 

「そう言う問題じゃない」

 

「何してんのよ全く⋯⋯はぁ。元はと言えば、迦楼羅! アンタが慢心して呪霊を逃がしたから

 こんなことになったんだから!」

「違う、ボクの術式は手加減が難しんだ。傑が呪霊を取り込みたいって言うから

 手加減しようとしたら逃げられたんだ、慢心じゃない」

「それを慢心だって言ってんのよ! てかポテチ食べたまま説教聞くな! 正座!」

「ちっ! おい! 悟、傑笑うな!」

 

 瓦礫で膝がズタズタになりながら、正座。それからまもなく歌姫お得意の説教タイムだ。

 確かにボク達も歌姫と冥さんに同行するような形でこの任務に入ってやっていた。

 楽をしたくて術式で消し飛ばそうとしたら傑が取り込みたいって言うから⋯⋯ちっ

 

「やはり、ボクのせいではないだろ。まぁいい、申し訳ない冥冥さん」

「構わないよ。今密かに話題になっている君の説教中の君が見れたからね」

「はぁ? なんだそれ。ボクはそんなことで有名なのかい?」

「戦闘中だけでなく普段もその三人組といる時以外で傲慢不遜な君が、その正座姿を見せるなんてあり得ないだろう? だから珍しいんだよ。一部では見れたら良いことがあるとかなんとか」

「はぁ⋯⋯ふざけてるよまったく。ボクは見世物じゃないぞ」

「わ・た・し・に・も・謝んなさいよこら! なにやれやれみたいな雰囲気みせてんだよ!」

 

 冥さんに謝罪し、それか和気藹々と会話をしていると、取り残された

 歌姫に引っ叩かれた。

 

「なぜ? 意味がわからない、メリットがない。冥さんには謝れば度が過ぎたお願いは

 されなくなるから謝ったんだよ」

「ぶっ飛ばすわよ?」

「冗談だ、スマン」

「もうそれでいいわよ⋯⋯」

 

「うわ、見ろよ傑。迦楼羅のやつ、また呆れさせてるぜ」

「前3人で話した時も『歌姫はチョロい呆れさせれば説教は終わる』ってキメ顔

 してたもんね」

「おい! キメ顔はしてない!」

「墓穴を掘ってるよ」

「ハッ!」

 

 親友たちにハメられた!

 

「か〜る〜ら〜!」

「落ち着け、びーくーるだ。今のはボクのせいじゃないだろ?」

 

 今にも襲って来そうな先輩はどうすれば宥められる? そんなもはない。

 

 

 ────────────────────────────────────────────

 

 

 

東京都立呪術高等専門学校。

 

 ボク等みたいな〝呪術〟なるものを扱う呪術師が、〝呪術〟を学べる育成機関だ。都内だがしかしまったく人目に付かないほどの山の中にあるこの呪術高専は、表向きには全寮制の私立宗教系学校を装っているがめっちゃ都立の学校だ。

 

 呪術を学ぶ学校とは言っても、普通の高校で扱うような授業もやるので、呪術高専で3年間学べば高等学校の卒業資格も貰える。つまり、在学中に呪術師のクソさに嫌気が差しても、卒業まで耐えればパンピーに戻れるというわけだ。

 

 高専と言っても、この高専内に出入りするのはボク等学生や先生共だけではなく、卒業した呪術師の先輩面する雑魚もここを拠点に活動していたりする。国内の重要拠点の一つだから、依頼なんかも集まりやすい。

 

依頼。

 

 ボク等は学生であっても立派な呪術師なので、己の等級に合わせた任務が時折回ってくる。言われた場所に行き、人や土地に迷惑をかけている呪霊を祓う。簡単に言ったらそんな感じのお仕事だ。

 

 その任務をこなせば、お金が貰える。任務の難しさに応じて貰える金額も変わってくるので、懐事情が温かいボクなんかは二つ返事では任務を受けない、なんなら自分から探しに行くこともない。悟や傑レベルになるととんでもない強さの呪霊と戦ったりすることもあるらしいが、ボクは上層部のおじいちゃんたちに言って等級を低くしてもらってる。なぜなら面倒くさいから。

たまに傑や悟に連れてかれるけど。

 

 等級も色々あって、下から四級術師と──ああもう面倒くさくなってきた。また今度ね。

 

「この中に、〝帳〟は自分で下ろすからと補助監督を置き去りにした挙句、〝帳〟を忘れた奴がいるな。名乗り出ろ」

 

 ぼんやりと身の回りのことを考えたりして時間を潰していると、ボク等二年生を担当している、歩く激渋強面教師こと夜蛾正道先生が重低音ボイスでそう言い放った。

 

 それに対して、だんまりを決め込む四人。

 

 ボク。

 

 悟。

 

 夏油。

 

 硝子。

 

 どうでも良いが、全員正座している。

 

 まぁ、このまま黙っていても夜蛾先生が許してくれるわけがないので、ボクはこの恐ろしい時間をなる早で終わらせるべく〝帳〟を忘れた馬鹿を肘で小突いた。その馬鹿は仕方無く口を開き。

 

「迦楼羅で〜す」

 

 

 堂々と仲間を身代わりにしてみせた。何だこいつ。

 

 

「堂々とボクを売るんじゃない。そもそも〝帳〟云々の時はちょっと離れた所でミルクティー買って飲んでたし」

 

「じゃあ傑で〜す」

 

「じゃあってなんだ」

 

「ウケる」

 

「……悟だな」

 

 

 げ   ん

 

 

 

 

 

 こ   つ

 

 (30分後)

 

「──そもそもさぁ、〝帳〟ってそこまで必要?」

 

 

 

 歩く激渋鬼怖教師、夜蛾 正道先生から目を背けたくなるげんこつを食らった悟は、その後教室でそんなことを口にした。明らかに不満気である。

 

 

「別に一般人パンピーに見られたってよくねぇ?」

 

「ま〜た馬鹿言ってるよコイツ。良いわけないのにな。まぁボクも正直そう思うけどね。弱者は見てて不快だ。この前、助けたのに暴言を吐かれたよ。弱い奴ほど何もできないし、雑魚に気を遣うのも疲れるよ。ああ、硝子は悟のグラサンパクってんの? 可愛いね」

 

「でしょ」

 

「一部、迦楼羅の言う通りだ」

 

「硝子ちゃんが可愛いって話?」

 

「違う。〝帳〟の話だ。一般人に見られてはいけないと言う方だ。」

 

 

 教室内の気温の変化を敏感に感じ取ったボクはすかさず茶々を入れるが、相手にされず本題へと戻されてしまった。

 

 

「呪霊の発生を抑制するのは何より人々の心の平穏だ。そのためにも目に見えない脅威は極力秘匿しなければならないのさ」

 

 

 

 あーあ、折角ボクが楽しい雰囲気に戻そうとしたのにさ。もう知らね。悟は何が悪いのか気付いてないし、傑の眉間には皺が寄り始めてるし。

 

 

「迦楼羅も同じ事を思うくらいだぜ?弱い奴等に気を遣うのは疲れるよ、ホント」

 

「〝弱者生存〟。それがあるべき社会の姿さ。いいかい悟。呪術は非術師を守る為にある」

 

「それ正論? 俺正論嫌いなんだよね」

 

「……何?」

 

 

 おいおいおいおい。悟、お前なんでこの状況で煽れるわけ? どう思ってようがここは素直にそうだね〝帳〟は必要だねで終わりで良いじゃん。傑も、ここで悟を説得なんてできるわけないんだから無理に通さなくても良いじゃないか。な〜んでこの二人って息ピッタリのクセによく喧嘩するのかな。ボクには不思議で堪りません。

 

 

「どうする硝子。コイツ等おっ始めそうだよ」

 

「にげろ」

 

「あっ、逃げた」

 

 

 ボクと硝子がこそこそ話している間にもそっちで話は進み、もう教室内にはズズズズズズと効果音が付きそうなくらいの重たい空気が流れ始めていた。

 

 

「外で話そうか、悟」

「寂しんぼか? 一人でいけよ」

 

 

 臨戦体勢。

 

 微力ながら、ボクが間に入るしかないかと半ば諦めの溜め息を吐き、立ち上がる。コイツ等に争わせたら校舎が吹き飛んじゃうしね。

 

 そこで、教室のドアが開いた。

 

 一瞬硝子が帰ってきてくれたのかと思ったが、入ってきたのは夜蛾先生だった。どうやら授業のお時間らしい。なんだガッカリ。

 

 

「おい、迦楼羅。なんだその面は」

 

「なんでもありません」

 

「まあ良い。……硝子はどうした」

 

「さぁ?」

 

「便所でしょ」

 

 

 

 夜蛾先生のお説教は避けたいのか、いつの間にか椅子に仲良く並んで座っている五条と夏油。発言にはデリカシーや思い遣りというものがカケラも無い。流石クズコンビだ。

 

 二人に倣い、ボクも席に着く。ボク等のクラスは──というか学年は四人しかいないので、席はみんな仲良く横並びだ。

 

 硝子がいなくても問題ないのか、それとも探すのを諦めたのか、夜蛾先生は教卓に手を置いて話し始めた。

 

 

 

「ああ、迦楼羅は楽にしてろ──この任務はオマエ達二人に行ってもらう」

 

 

 夜蛾先生が、ボク以外の二人。つまりは悟と傑の二人に向かってこう言った。なんだよボクいらないのかよ。まぁいいや、冷やかしで居よ。

 

 

「迦楼羅聞き流さず、お前も話だけは聞いておけ」

 

「もしかしたら、お前の力も必要になるかも知れん」

 

 

「ハァ? 迦楼羅の力が必要? そんなことあんの」

 

「それだけの任務だと言うことだ……お前らもなんだその面は」

 

「「いや別に」」

 

 

 

 よくもまあそんなにダルそうな表情を作れるもんだ。恐らくその表情は、ボクの力を借りるダルさよりも、夜蛾先生が持ってきた任務の中身を想像しての表情だろう。ボクの力が必要なんてどんな戦争だよ。

 

 

 

「正直荷が重いが、天元様のご指名だ」

 

 

 

 その名を聞き、二人の表情が変わった。

 

 天元様。

 

 1000年以上昔の時代の術師で、〝不死の術式〟とやらを持っていたらしい。その人が日本全土に散らばる重要拠点に結界を張り、その結界が未だ健在なのだから凄い人だ。……人なのか? 

 

 

 

「依頼は二つ。〝星漿体〟天元様との適合者。その少女の護衛と……抹消だ」

 

 

 

 天元様は不死ではあるけど不老ではないので、500年に一度、〝星漿体〟と同化してその肉体の情報を書き換えなければならない。書き換えないと人じゃないもっと高位の存在になるらしいが、そう成った天元様が人類の味方である保証が無いので、こうやって500年周期で肉体の状況を書き換えるのだとか。

 

 ……って、抹消? 




 今回はここまで、中途半端ではありますが好評なら続きます。あ、一応続くかわからないので主人公迦楼羅の術式書いておきますが、術式名は天上天下です。詳しい効果は続いたらで。書くの面倒くさい
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