(さて、ハイになりすぎたが一旦冷静になろう。どうせ五条もボクみたいに反転回して元気に戻って来る。それまであの死体もどきを守りながらそれを悟られないように動かないといけない。
ましてや相手は頭も回る、さてさてさーてどうしたもんか)
「はっ! ボクよりこの体使ってるから分かるだろ? 銃弾なんて見てから回避余裕なんだよ」
「確かに現代兵器は術師に対してまぁまぁ有効だと思うよ? 当たればほとんど即死だしね? でも当たらなければどうということはないんだよ」
『天愛』
『寵愛の子』
『天のツガイ』
「―――領域展開 至高天・輪廻転生」
この時この瞬間その場にいた禪院甚爾そして瀕死の五条悟そして薨星宮内にいた夏油、天内、黒井の全員が心臓を握りつぶされた錯覚を覚えた。
釈尊迦楼羅が二度目の領域を展開した時、一度目の効果により無理やり消された迦楼羅の膨大な呪力が周囲へと拡散。通常質量などを持たない呪力が圧倒的な呪力量そして呪力密度により
死という錯覚を与えるに至った。
そして元へと戻った呪力により迦楼羅は一か八か自らの脳を破壊し反転術式により脳を治癒、術式の回復を狙った。
「!?今呪力がないはず、なんで展開できる!?」
「ボクの領域だぞ?自由にできるに決まってるだろ?あぁ、術式の焼き切れに関しては脳をぶっ壊して反転で直した。」
「・・・バケモンが。」
「お互い様だろ?」
この瞬間もともと死の淵に瀕していた五条悟の生存本能が今までに無いほどに刺激された。
この反転術式により六眼と無下限術式をもった五条家の寵児が釈尊迦楼羅に続き現代最強の術師へと至った。
「よぉ、楽しそうなことしてんじゃん。俺も混ぜろよ!」
「・・・まじか」
「マジマジ!元気ぴんp「悟それはもうボクが言ったからもういいよ」
「なんだよおもんねー。でもいま最高に気分が良いんだまるでこの世のすべてが俺を中心に回ってるみたいに感じる」
「「天上天下唯我独尊」」
「・・はっ!やめだ。反転術式を持ってる奴二人に勝ち目なんてねぇよ」
「怖気ずいてやんの!だっせぇな」
「いいじゃないか悟。でもそうだな、ボクは今気分が良い、なにかボクの琴線に触れたら見逃してあげるよ。」
「良いのか?迦楼羅?」
「いや?縛りで縛って高専で働かせる。術師は万年人手不足だし、ボク達に勝てるくらい強いなら呪具貸し出して祓わせる。さて良いエピソードは思いついたか?」
―――恵をお願いね?
「ねぇよ。・・・俺のガキが禪院家に売られる予定だ。妻はもう死んでるから俺が死ぬか期限が来たら売られる。」
「へぇ?妻がいないのか。生き返らせたいか?」
「なに?」
「もし生き返るとしたらお前は何を差し出せる?
「・・・・なんでもだ。」
「よし!今の縛りね?ボクはお前の妻を蘇らせる、そのかわりお前はボクに何でもする。いいね?」
「あぁ」
「よし、決まりだ。悪いね悟せっかくの運動だったのに。」
「別に良いよ、んなこと後で迦楼羅と殺れればそれで」
「おっけー」
「んじゃ、その人の遺骨かなんかある?」
「ああ、あるぜ」
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2時間後
「よし!準備完了!領域使うからよく見とけよ傑!お前ならすぐ使えるようになるから見て勉強しとけ!」
「ああ!すぐ二人に追いつくよ」
『天愛』
『寵愛の子』
『天のツガイ』
「―――領域展開 至高天・輪廻転生」
「さて、死者の蘇生はお願い何個分なのかな?」
「あーなるほどね?しっかり七個で縛りまで付け無いと無理か。一応掌印も呪詞も省略してないんだけどそれでも足りないか。」
「それなら、この領域終了から三ヶ月術式の使用不可で行こう。」
「よしこれなら行けるか」
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「さて、伏黒甚爾。見た通り蘇生は終わった。今はただ体を休めているだけだ、病院かなんかにかかって点滴でも打てば意識もそのうち
戻って来る。あとは縛りの通り君はボクに絶対服従だ。と言っても無理な要求はしない適宜呪具を使って高専の呪術師と呪霊を祓うこと。」
「術師殺しをやめることくらいだ。その他は勝手にすると良い。」
「そうか、ありがとな。」
「次は手放さないよう固く握っておくんだね。死ぬまで」
「迦楼羅!何でもありの模擬戦しようぜ!俺と!」
「ああ、ごめん五条ボク術式使えなくなっちゃった♡」
「はあ?はああああああああああああ!?」
ヌルポ