NEXT GENERATIONS ZI-O 〜最強で最善で最悪な魔王の娘たち〜 作:XIYON
ましろに呼ばれた一葉と冷雨は急いで異世界対応局の危険転生特典所有者対策班の作戦室兼オフィスへと入った。そこにいたのは同じ局にある諜報部で妹の常磐エーニャがいた。
エーニャ「よっ!」
冷雨「エーニャ、またどこか彷徨いていたの?」
エーニャ「仕事だっつーの!こっちは違法転生者を追いかけるので精一杯なのよ!そっちはそっちでいま出勤か!」
一葉「まぁ、まぁ… 父さん。もしかして早く出勤したのも例の事件の関係が?」
一兎「あぁ、最近多発している転生特典の強奪だ。」
一葉「なるほどね…んで、出処は分かったの?」
一兎「それが俺やエーニャでも情報は掴めなくてな?」
冷雨「どういうこと?」
エーニャ「転生特典を売ってる闇の商人がいるのよ。ソイツが世界を転々としていてね?私たちはそれを倒すために動いてはいるんだけど…」
一兎「ましろ。」
ましろ「はい。異世界対応局は盗まれた転生特典を探すためにスフィア・リム内外全体を見渡しましたが…」
ましろがモニターに映したスフィア・リムの航海図に赤丸の点滅が何個かあった。これが恐らく、盗まれた転生特典なのだろう。
一葉「これが盗まれた転生特典ね…これだけ?」
ましろ「この5ヶ所だけが確認されているんですが、あとの転生特典は未だに不明で…」
一葉「ということはコイツらを取り返さないと先へ進めないってわけね?」
一兎「あぁ…行方不明の転生特典は未だにどこへあるのかは不明だ。見つけたらこっちから連絡する。」
一葉「了解。んじゃ、行くわよ冷雨。」
冷雨「まったく…セッカチなのよアナタはいつも…」
エーニャ「んじゃ、私は別の仕事があるから後はしくよろ〜♪」
そう言った彼女はオフィスの壁をすり抜けてその場から立ち去っていった。
一兎「気をつけろよ2人とも。近頃、気候が不安定な状況が続いているみたいだからな?」
冷雨「分かったわ。聞いた一葉、父さんが気をつけろって…」
一葉「お仕事♪お仕事♪悪いヤツらを♪お縄にかける♪逮捕♪逮捕♪出張♪出張♪」
冷雨「人の話ぐらい聞きなさいよ…」
父さんの銘を受けた私たちはスフィアマジーンに乗り、最初の盗まれた転生特典がある場所へと向かった。そこは一見するとなんら変わりない都市が広がるだけの世界だ。
一葉「普通の世界ね?人間もいるし、特に不安は無いんじゃないかしら?」
冷雨「私たちの目的は転生特典を取り返すことよ?」
一葉「分かってる♪分かってる♪この世界で転生特典を盗んだヤツを見つけて捕まえればいい話でしょ?」
冷雨「確かにそうなんだけれども…」
そんな話をしているとどこかで人の悲鳴が聞こえてきた。それは無数のゲンム ゾンビゲーマーが様々な武器を持って一般市民を傷つけようとしたのだ。
一葉「なにあれ?ゲンム?」
冷雨「にしてはちょっと変ね?腰にゲーマードライバーどころか、バグルドライバーすらないわ。」
一葉「んじゃ、この星初の出張仕事と参りますか。」
冷雨「あ、ちょっと一葉!」
それを見て見ぬふりが出来なかった一葉は冷雨の制止も聞かずに襲われている人を助けるために前戦に出る。それを見た冷雨も呆れたあとにその戦いに乱入。目の前にいるゾンビゲーマーのゲンムたちと戦うのであった。
シン・ジクウドライバー!
一葉「さぁ、お楽しみの変身タイムよ!」
ジオウ!ブレイク!
一葉「変身!」
ライダータイムッ!
仮面ライダージオウ!ジオウ!
ブレイクッ!
燃エ過ギ!
仮面ライダージオウ ブレイク。それは一葉が父親である常磐一兎が変身するジオウブレイズの力を引き継いだ仮面ライダーだ。燃えるようなオレンジの腰マントの装飾が付いたジオウはなんとも気品を感じるものだった。
ジオウブレイクに変身した一葉はジカンギレードを使って目の前にいるゲンムたちを次々と破壊していく。
しかし…
一葉「倒してもキリがないわけでもないのに、変な感覚がする。」
冷雨「そうね…倒されるわけでもないのに、次々と別のヤツが出てくる…何なのこれ?」
するとそこに、腰まで伸ばした紫色のロングヘアーに凛々しく鋭い瞳をした女性が現れる。
???「随分と騒がしいと思ったらまたあの怪物どもか…今日は先客がいるみたいだが…まぁいい。」
そう言った彼女はデンオウベルトに似た物を腰に装着。そして懐から取り出し
たライダーパスを取り出して変身する準備をした。
〜♪
???「変身!」
VIOLET FORM!
一葉「うそぉ…」
冷雨「(あれは…ネガ電王?)」
突如、ネガ電王に変身した謎の女は目の前にいるゲンム ゾンビゲーマーたちを次々と破壊していった。一葉も負けじとジカンギレードで応戦するが、そんな彼女を見た紫の電王は…
???「アナタ、何者?」
一葉「そっちこそ、危なそうな電王に変身しちゃってなにやってんのよ。」
冷雨「(あの電王…見た感じはネガだけど、トライバル模様が走ってない…つまり並行世界の電王ってことなのかしら?)」
一葉「何だか知らないけど、助っ人が来てくれるのはありがたいわ!」
一葉は紫色の電王(ソードフォーム)と共に目の前にいるゲンム ゾンビゲーマーたちを次々と撃破していった。ほとぼりが冷め、一部のゲンムが撤退していくのを確認した一葉たちは…
一葉「どうだ!ざまぁみろ!これが私の力よ!」
???「あれだけの怪物をこうも容易く…アイツは何者なんだ?」
お互いに変身を解除した一葉たちは合流し、挨拶を交わした。
???「さきほどは無礼な態度を取ってすまない。緊急事態だったためつい…」
一葉「いいの♪いいの♪こういうのは日常茶飯事だから♪私は常磐一葉、んでこっちは妹の冷雨。」
冷雨「よろしく。」
冴子「四季島冴子だ。この世界で仮面ライダーをしている。」
冷雨「念の為に聞きたいんだけど、アナタはその力をどこで手に入れたの?」
冴子「これは私の家の押し入れにあったんだ。誰が置いて行ったかは知らないが…」
一葉「ところで、アイツらは?」
冴子「1週間前に突然として現れた怪物だ。私たちは『ヤツら』と呼んでいる。」
一葉「とりあえず、安全な場所へ案内して。」
冴子「あぁ、ここだとヤツらに見つかってしまうからな…」
次回
・ゲンムの親玉を撃破せよ。