ライダーの力を手に入れたので、自由にその力を謳歌する   作:優翔星人

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第4話 2020:ビターを拒む、銀河の剣

 

ハル「よーし、大量大量」

 

フブキ「少し買いすぎましたかね?」

 

ハルとフブキは両手に食材が大量に入っているレジ袋を持ちながら、ショッピングモールの中を歩いていた。更にハルは段ボールも持ちながら歩いていた

 

フブキ 「全然重たそうにしないですね」

 

ハル 「まぁ、こういうのも慣れてるから」

 

フブキ 「あれ、そう言えば皇世界さんってどうやってベルトを取り出してるんですか?」

 

ハル 「ん?あぁ、ベルトなら簡単に取り出せる様に空間をねじ曲げてそこに収納してるけど・・・」

 

そしてそこまで言ったハルとフブキは何かに気づき、2人して目を見合わせる

 

フブキ 「それ使えばいいじゃないですか!」

 

ハル 「ホントだわ!」

 

そして荷物をしまい、手ぶらになった2人

 

フブキ 「アイス・・・」

 

ハル 「・・・え?」

 

そして看板を見ていたフブキがぽつりと呟いた後、ジト目でハルの方を向く

 

ハル 「あ、はい」

 

そしてフブキの圧に負けたハルはフブキにアイスを奢ることとなり、2人して休憩所のソファに座りながら食べていた

 

フブキ 「美味しいですね〜」

 

ハル 「・・・・・・あぁ、ってそうだ。フブキは準だけど俺達って指名手配犯だよな」

 

フブキ 「そうですね・・・否定したかった所ですけど」

 

ハル 「なんでこんなのんびりしてんの」

 

フブキ 「いいじゃないですか、さっきまで戦ってたんですから・・・」

 

ハル 「そうなんだけど、何か嫌な予感するって言うか・・・嵐の前の静けさの様な感じがするって言うか」

 

フブキ 「不吉なこと言わないで下さいよ・・・『ドッカーン!』ほら!変な事言うから起きちゃったじゃないですか!?」

 

ハル 「俺のせいか!?」

 

急いでアイスを平らげた2人は爆発音が聞こえた方へ走り出す

 

フブキ 「こっちの方でしたよね!?」

 

ハル 「前向いてないと危な「ニャ!?」

 

フブキが角を曲がった時、人とぶつかってしまい、どちらも後ろに倒れそうになってしまうがハルがそれを庇った事により2人は助けられる

 

フブキ 「す、すみませんでした」

 

「こっちも見てなくて・・・」

 

ハル 「・・・」

 

フブキとぶつかったのは・・・

 

「「フブさん!?/みこさん!?」」

 

フブキの先輩であり今は学園にいるはずのさくらみこがフブキとハルの目の前に立っていた

 

ハル 「(おいおい・・・まじかよ)」

 

空いた口が塞がらないハル達、そしてフブキがその沈黙を破り口を開く

 

フブキ 「何でここにみこさんが」

 

みこ 「みこはパトロールでここに、それにフブさんこそ何でここに」

 

フブキ 「それは・・・」

 

フブキがチラりとハルの方を見やるとハルはフブキの耳元で呟く

 

ハル 「どうやら、話は伝わってないみたいだな」

 

フブキ 「みたいですね・・・どうしますか、事情を話して一緒に来てもらうのは」

 

ハル 「ダメだ、俺はみ・・・こいつを巻き込みたくない」

 

先程までとは違う勢いのハルにフブキは少し驚きを見せるも、直ぐさまそれに了承する

 

フブキ 「そう・・・ですね、みこさんのリスクが大きすぎますもんね」

 

みこ 「何の話してるの?」

 

ハル 「・・・それより、急がねぇと」

 

ハルが再び走り出そうとした時・・・丁度フブキとみこが立って居る天井部分が爆発で崩落して2人めがけて落下してくる

 

みこ 「フブさん逃げ・・・!」

 

ハル「フブキ、みこち!!」

 

呆然として立ち竦んでいる2人をハルが突き飛ばし、2人は地面に倒れる。そして、轟音と共にハル目掛けて瓦礫が降り注がれた

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

フブキside

 

い、今・・・何が

 

「うぅ…」

 

みこ 「しっかりして!」

 

っ、そうだ・・・!皇世界さんが白上達を庇って・・・!

 

ハル 「怪我は・・・」

 

皇世界さんの下半身は瓦礫に潰されていて・・・いや、まだ助かる筈です。だから、急いで救急車を・・・!

 

みこ 「無いけど・・・!って今は喋らないで!」

 

必死に助け出そうとしているみこさんと反対に白上はスマホを取りだして電話をかけようとする・・・けど

 

「そんな・・・!」

 

みこ 「フブさん」

 

何故かスマホが圏外になっていて、電話をかけられず、これじゃ皇世界さんが・・・!

 

「電話が通じない・・・!」

 

みこ 「それじゃあ・・・!」

 

考えろ考えろ!どうやったら皇世界さんを助けられる!?

 

ハル 「・・・くそ、この体勢じゃ無理か」

 

そう言えば、皇世界さんが見せてくれた怪我を治すあの力なら・・・!

 

「皇世界さん!この間、傷を治したあれって・・・!」

 

ハル 「それなら・・・!」

 

必死に皇世界さんが取り出そうと身体を動かそうとするも、動かせずに終わってしまう。こうなったら・・・急いで他の人を!

 

みこ 「とりあえず、そらちゃんに連絡入れた!」

 

ハル 「・・・まじか」

 

「っ!」

 

みこさんの判断は間違ってないんですけど!白上達にとってはかなりまずいですね・・・

 

その時、何か話し声の様なものが瓦礫の外側から聞こえ、その直後ハルさんの上にあった瓦礫が吹き飛びました。

 

ハル 「何とか、助かった・・・」

 

這い上がろうとしている皇世界さんを見て、何か普通の人とは違うものを見てしまいました・・・

 

「皇世界さん、それは・・・」

 

皇世界さんは血じゃなくて・・・銀色のメダルを身体から散らばらしていました

 

ハル 「・・・・・・」

 

みこ 「え、え?」

 

ハル 「あとで話すよ」

 

『あはは!!楽しいね、この力を使うの!』

 

白上達の先には、謎の赤黒い化け物達が居ました。

 

『あ、まだ人間がいる!』

 

みこ 「こ、こっちに来る!」

 

一体が触手の様なものをこちらに放ってそれがみこさんの方に・・・

 

「みこさん逃げ・・・!」

 

ハル 「来い!」

 

その時、天井を突き破って青い剣が現れ、触手を全て断ち切りました。って、煙放ってるしそれに空から・・・?

 

『何?』

 

ハル 「下がっててくれ、2人とも」

 

皇世界さんが青い剣を地面から引き抜いて手に取り、いつの間にか装着されていたベルトに装填しました

 

「わ、分かりました・・・!」

 

そして皇世界さんが白上達の前に出て庇う構図になりました・・・え、いつの間に怪我が?

 

『え、遊んでくれるの!?』

 

敵の一体がこちらに駆け出して飛び上がって武器を皇世界さんに振り下ろそうとするも・・・

 

『待て、容易にヤツに近づくな!』

 

ハル 「遊ぶ訳じゃねぇ、ここでお前らは倒す!」

 

『ブレイブドラゴン!聖刃抜刀!』

 

ベルトに装填されていた剣を引き抜いてビターガブを弾き飛ばし、敵は他の敵がいる所まで吹き飛ばされました

 

ハル 「変身!」

 

『刃王剣クロスセイバー!創世の十字!』

 

え、何か歌が流れましたよ・・・?

 

『煌めく星たちの奇跡とともに!気高き力よ勇気の炎!』

 

な、長くないですかもう皇世界さんの変身完了してますよね・・・?

 

みこ 「長いにぇ」

 

『クロスセイバー!クロスセイバー!クロスセイバー!!交わる十本の剣!』

 

クロスセイバー 「俺がこの手で、創造する・・・!」

 

皇世界さんが剣を振るうと、壊れていたはずの床や壁、天井が徐々に修復されていきました。

 

みこ「かっこいい・・・!」

 

え?

 

フブキside終

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

ハルside

 

さっき弾き飛ばしたスパーキングミのビターガヴが再び突撃してくる

 

ビターガヴ(スパーキングミ)『あはは、かっこいいね!』

 

俺にガヴガブレイドを振り下ろしてくるが、それを刃王剣十聖刃で防ぎ、俺たちはせめぎ合う

 

「お前達の目的は何だ・・・!」

 

ビターガヴ(スパーキング) 「そんなの、暴れるのが楽しいからに決まってるでしょ!」

 

どうやら、こいつに聞いても無駄なようだな。それなら・・・!

 

「そうか・・・なら俺にここで倒されろ」

 

ガヴガブレイドを刀身で滑らしてスパーキングミの体制を崩した所を狙い、俺は刃王剣十聖刃を1度差し込んで直ぐさま引き抜いた

 

『刃王必殺読破!聖刃抜刀!刃王一冊斬り!!』

 

そして体制が崩れているスパーキングの胴体に刃王剣十聖刃を当てて切り裂いた

 

ビターガヴ(スパーキングミ) 『うわぁぁぁ!』

 

そして上に打ち上げ、空中で爆発を起こし消滅していった。次だ

 

ビターガヴ(ブレイクッキー) 『一撃だと・・・!?』

 

ベイクマグナムもあるのかよ・・・なら一気に近距離で仕掛けるか

 

ビターガヴ(バキバキスティック) 『・・・』

 

それと、一向に喋らないバキバキスティックの方は・・・いや、今いい。ブレイクッキーの方から仕留める。そして俺が刃王剣十聖刃を片手にブレイクッキーの方へ走り出した時

 

「みこちゃん大丈夫!?」「よ、みこちって・・・」

 

フブキ 「な・・・!?」

 

想定よりも早く駆けつけてきたか・・・なら、みこちは大丈夫そうだな。後は、フブキを『よそ見してていいのか?』

 

俺の死角からゼロ距離で放とうとする直前でベイクマグナムの軌道を上に向け、ブレイクッキーを蹴り飛ばす

 

『ベイキングフルブラスト』

 

ベイクマグナムから放たれた光線は軌道を逸らしたことにのりどこにも当たらずに終わる。そしてフブキを抱えて、瓦礫が落ちてこないところに滑り込む

 

ビターガヴ(ブレイクッキー) 「何故お前はそこまでの力があって・・・!」

 

立ち上がろうとベイクマグナムを支えにしているブレイクッキーに近づき

 

『刃王必殺読破!』

 

「俺のこの力で1人を幸せに出来ればそれでいい」

 

俺は例え別世界の存在でも、あいつの事を大切に思ってる。だから、俺はこの力を・・・幸せな世界を作るために使う

 

『刃王一冊撃!セイバー!』

 

そしてブレイクッキーの背後に回り込み、俺の回し蹴りで消滅させ。消滅が確認できた後、先程までバキバキスティッチが立っていた方をむくが、そこにはいなかった

 

ビターガヴ(バキバキスティック) 『ここまでとはな・・・』

 

ブレイクッキーとスパーキングミの残骸を拾い上げると、ベイクマグナムの銃口を俺に向けて警戒する

 

「次はお前の番だ」

 

ビターガヴ(バキバキスティック) 『今は分が悪い・・・戦うのはまた今度だ』

 

刃王剣十聖刃を持ったまま勢いよく地面を踏み込んで、バキバキスティックに急接近し、振りかぶるが・・・

 

「逃がすか・・・!」

 

ビターガヴ(バキバキスティック) 『さらばだ、皇世界ハル』

 

ベイクマグナムを地面に放ち、煙が出てバキバキスティックを見失う

 

「・・・しくじったか」

 

あとは、この状況をどうする・・・いや、逃げ一択だな

 

フブキ 「逃げるんですよね!」

 

「あぁ!」

 

フブキを抱え、下に飛び降りようと駆け出した時、俺達の前に割り込んで来たのが・・・

 

みこ 「待って!!」

 

フブキ 「みこさん・・・」

 

「そこを退いてくれないか」

 

俺は君を傷つけたくない、だから頼む。そこを退いてくれ

 

みこ 「その前に、1つ言わせて!助けてくれて、ありがとう!」

 

満面の笑みを浮かべて俺に感謝を告げてくれた姿を見て、俺も自然と頬が緩んで笑顔になる

 

「っ・・・君にそう言って貰えるなら何よりだよ」

 

フブキ 「皇世界さん・・・?」

 

戸惑っているフブキを抱え、俺達は下の階へと飛び降りそのままショッピングモールを立ち去るのであった・・・

 

ハルside終

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

そして仲良く二人でバイク移動中・・・

 

フブキ 「皇世界さん・・・」

 

ハル 「ん、どした」

 

フブキ 「・・・さっきのメダルについて、教えて貰えますか?」

 

ハル 「・・・あのメダルの名前はセルメダル。仮面ライダーオーズに出てくる、必殺技に使うメダル」

 

それを聞いたフブキは何かを見抜いたのか、直ぐさま

 

フブキ 「何か、隠してますよね・・・?」

 

ハル 「あ〜」

 

気まずそうにしていたハルが、一息おいてからこう告げた

 

ハル 「セルメダルは怪人グリードを生成するための土台でもあるんだよ」

 

ハルから聞かされた事実に動揺を隠しきれないフブキ

 

フブキ 「え、え・・・え?じゃ、じゃあ・・・!ハルさんは・・・」

 

それを意に介さずに淡々と話続けるハル

 

ハル 「フブキの考えてる通り、俺の身体もグリードになりかけてるって訳」

 

フブキ 「っ・・・!!」

 

ハル 「・・・そんな思い詰めんなよ、フブキを庇ったからじゃない、ライダーに変身して戦ってたら遅かれ早かれこうなってたからな」

 

フブキ 「ですが・・・!」

 

信号待ちとなったハルがバイクを止め、フブキの方を向いて優しく微笑む

 

ハル 「心配すんな、もし俺が怪人になってもあいつらが何とかしてくれるだろ。だから、そんな顔すんなって」

 

フブキ 「っ・・・・・・はい(もし・・・皇世界さんが怪人になったらその時は・・・・・・いや、そうなると決まった訳じゃないから)」

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

そして、その日の夜、ハルが取り逃した最後のビターガヴの行方はと言うと、どこかの廃ビルの前まで来ると変身を解除して、中へと入って行く

 

「お〜おかえり〜」

 

研究室の様な場所で椅子に乗りながらそれを出迎えたのは謎の男

 

「どう?何か収穫あった?」

 

「あぁ」

 

思わぬ返事に笑みを浮かべる男

 

「おぉーやるね〜それで、彼の弱点は?」

 

「あいつは隣に居た白髪の女を常に意識していた、だからその女を利用すればいい」

 

それを聞いた男は椅子を回転させながら満足したように何度も頷く

 

「そうかそうか〜お手柄だよ!」

 

そう言ったあと、椅子から立ち上がった男は机の上に置いてあった2つのデザイアドライバーを手に取り・・・

 

「彼の弱点も見つかった事だし、そろそろ始めようか!!世界を終わらせる為のデザイアグランプリを!」

 

そう高らかに宣言した後、デザイアドライバーを起動する。すると、世界が光に包み込まれて新たな世界が創世される

 

そして翌日・・・

 

フブキ 「大変ですよ、皇世界さん!!」

 

ハルが寝ている部屋の扉を強引に開けて、入り込んでくるフブキ。そして、それによって起こされてしまうハル

 

ハル 「何だよ・・・」

 

フブキ 「これ!見てください!!」

 

ハル 「ん・・・・・・は、え?はぁ!?」

 

フブキに差し出されたスマホの画面を見て、驚いて大声を出すハル。そして画面に映し出されていたのは・・・

 

ハル 「デザイアグランプリ・・・だと?」

 

この世界に存在しないはずの物が開催されたということもあり、驚きのあまり動揺を隠せないハル

 

フブキ 「それだけじゃないんです、これによって仮面ライダーが沢山現れて色んな所を攻撃してるんです!」

 

ハル 「っ・・・!」

 

その瞬間、窓から爆発音が聞こえ、外を見ると・・・

 

フブキ 「さっきよりも酷い・・・」

 

ハル 「・・・許せねぇ」

 

悲惨な光景を見て、ある決意を固めるハル

 

フブキ 「皇世界さん・・・」

 

ハル 「・・・俺が必ず終わらせる、このデザグラを」

 

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

DGPルール①

 

『このデザイアグランプリはゲームをクリアし、最終的に皇世界ハルを倒した者がデザ神となり、理想の世界を叶えられる』

 

つづく

 

 

 





次回からDGP開幕ということで新章『陰謀編』が始まります。1章短くね?って思われる方もいるでしょうがざっくりとハルくんの事を書きたかったので、彼がどんな思いを持って戦うのか等を

あと、今回のDGPはオリジナルの物なので独自のルールがあります。また、オリジナルフォームだったりオリジナルバックルはまだ未確定ではありますが今のところは登場するつもりです。

ホロメン達が仮面ライダーに変身することは多分ないです。倒されたり敗北したりして退場させるのは嫌なので


次回は主人公の設定を投稿します。また、今までもそうでしたが今月から更に現実の方で忙しくなるので投稿頻度が本当にゴミになると思います。

それでも良ければ、また見ていただけると幸いです。それでは今回はこれで

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