ポケットモンスター:オーバー・ザ・レジェンド 作:ガチャガチャクツワムシ
プテラを転送した後、ヒビキ達は博物館の通信機からオーキド博士へ連絡を入れた。
『おぉ、ヒビキ! また随分と珍しい……というか、とんでもないポケモンを捕まえたのぉ!』
画面越しでも分かるほど、博士は興奮気味だ。
「博士、大丈夫でしたか? あいつ、かなり暴れん坊でしたけど……」
「そうですよぉ、研究所が荒らされてないか心配で……」
リンとセナも心配そうに画面を覗き込む。
『はっはっは、案ずるな。実はの、ジストのポケモンに手伝ってもらいたいことがあって、ちょうど今、彼らがここに来ておるんじゃ。送られてきたプテラが暴れようとした瞬間、一瞬で「教育」してくれてのぉ』
(……なるほど、兄貴のポケモンたちに揉まれたか)
ヒビキは納得し、画面越しにボロボロになったプテラを呼び出した。
「プテラ、今は好きにしていい。ただ、俺と一緒に行く気があるなら、そこにいる兄貴の手持ちたちに鍛えてもらえ」
『ギュアァー!』
プテラはヒビキをじっと見つめると、その実力を認めたのか、あるいは更なる強さを求めたのか、力強い承諾の咆哮を上げた。
「博士、今手持ちいるナゾノクサ、スピアー、ピカチュウ兄弟も送ります。ドードー達と同じように鍛える用に頼んでください」
「わかった。預かっておこう」
通信を終えたヒビキの傍らには、先ほど共闘した親分サイホーンと親分マンキーが待機していた。
「……お前ら。さっきはありがとうな。これからよろしくな」
二つのボールが、静かに彼らを飲み込んだ。
それを見届けたアオバが、満足げに髪をかき上げる。
「さて、私もそろそろマサラタウンに帰るわね。リンちゃん、セナちゃん。ジム戦頑張りなさいな。……ヒビキ、あんまり無茶しなさんなよ?」
「わかってるって、姉ちゃん」
アオバは手持ちのフワライドを繰り出すと、その上に軽やかに乗り込み、風に乗って去っていった。その背中を見送り、ヒビキは二人の少女に向き直る。
「俺はこのまま、サイホーンに乗ってお月見山に向かう。二人はどうする?」
「ウチらは、タケシさんとジム戦の特訓やな! ヒビキに負けてられへんし!」
「ふふ、また会いましょうねぇ」
再会を約束し、二人はポケモンセンターのフリーバトルスペースへ。
そしてヒビキは、新たに加わった親分サイホーンの広い背中に跨った。
「よし、行くぞサイホーン。お月見山を一気に抜ける!」
「グォォォッ!」
重厚な足音が荒野に響く。
ニドリーノ、ヒメグマ、そして新たに加わった重量級の相棒たちと共に、ヒビキは次なる目的地へと突き進む。
時間的には午後3時を想定しています。
まだサトシはトキワの森で彷徨ってます。夕方辺りでニビシティにたどり着いてタケシに負けます。手持ちはオニドリル追加になった位です。ジム戦もオニドリルが奮戦してくれますがギリギリの所で負けます。後は原作の流れままです。