中学生の皆さんは受験シーズンですね。
私も去年の今頃は必死に勉強していましたね。
でも再来年にはまた受験が..........
そうそう、今回初めてルビ機能を使いました!
というか、いままで書いてて気づきませんでした(笑)
さて今回は遊矢が遊馬先生のカウンセリングタイムみたいになってしまってる部分があります。(ゼアル見直してすぐに書いたから)
(無言の腹パン)
「彼は......遊馬ではない................」
で、では本編どうぞ!
「キングのデッキはもっとドローソースを増やしたらどうだ?」
「確かに後半になると手札が足りないことはあるな..........」
「ねえねえ、お二人さん。デッキ構築してるとこ悪いんだけどさ」
いつものようにカードショップでデッキを見直してる俺たちに半ば呆れたような声で声をかけてきたのは蓮子さんだった。
「大会まであと二週間半でしょ?あと一人のメンバーは見つかったの?」
そうだった。
キングとデュエルしてからもう三日たつがまだ最後のメンバーが見つかってない。
どうしたもんか..................
「だったら、蓮子がメンバーに入ってくれよ!遊矢に勝つぐらい強いんだろ?」
「それはできないよ。今回は私、運営側だからね」
ごめんね~ と言わんばかりの笑顔で断られてしまった。
やっとキングと出会って、大会に出ようと思ったのにこれじゃ、大会に出場することさえできない。
考えろ.....考えるんだ..........
俺と面識があって、尚且つ協力してくれそうで、まだどこのチームにも入ってない.................
ダメだ....... 思いつかない.................
「おい、どうすんだよ!このままじゃ優勝どころか大会にでれないぞ!!」
「だ、だけど.............」
人がいないことにはどうしようもない。
こうなったら...........
「ちょっと外出てくる」
「メンバー探しが?それなら俺も............」
「キング君は出しっぱなしのカード片付けてから行ってね」
「くっそー わりぃ、先行っててくれ!」
蓮子さんに首根っこ掴まれて引きずられて行くキングを横目に店をでる。
たぶん待っても来ないな、あれは
「さて、どこに向かうか............」
特に行く宛てもないし、その辺を適当に歩くか。
歩いてるうちに誰かに出会うかもしれないしな。
歩きながら俺はデッキを取り出し、残った1枚の白紙のカードを見る。
これまで俺が集めた父さんの残したカードは3枚。
1枚目は「超融合」
2枚目は「ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン」
そしてまだ覚醒してないこのカード。
「いつになったら覚醒してくれるのかな..............」
あれから何回かキングとデュエルしたけど覚醒の兆しは全くなかった。
「超融合」と「ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン」が覚醒した時はどうだったけ?
「超融合」は確か鈴仙と戦った時、「ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン」は蓮子さんと戦った時だ。
鈴仙や蓮子さんとのデュエルとキングとのデュエル、何か違いはあるのか?
違いがあるとしたら..........それはなんだ........?
考えても答えは出なかった。
鈴仙と蓮子さんとのデュエルに共通点を見いだせない。
ただ強い人とギリギリのデュエルをすればいいなら霊夢やキングとのデュエルで覚醒してもおかしくないはずだ。
一体どうして...................
「.............ってどこだここ?」
考えながら歩いたせいか、よくわからない場所に来てしまったようだ。
そこには一面の鈴蘭が咲いていた。
来た道を引き返そうとも考えたけど、こういう所にこそ誰かいそうな気がした。
っと思ったのだが................
「誰もいない.................」
仕方ない引き返すか..............
そう思い、振り返ったその時..........
「え?」
向こうから女の子が走ってくるのが見えた。
「くそ、あいつらしつこいな.......え?」
やばい、この間合いよけられな.............
案の定その女の子と激突。
その衝撃で手に持ってたデッキが宙を舞う
「いたたた........おいお前!どこ見て歩いて....ってお前は榊遊矢!!」
「な、なんで俺の名前を...........?」
ぶつかってきた女の子は黒髪に白と赤のメッシュが混在していて赤い瞳をしていた。
「そんなことは..........どうでもいいんだよ」
そういうとその子は散らばったカードを広い始めた。
「このカードは...........?」
1枚のカードを手に取って疑問そうにつぶやく。
「それはペンデュラムカードって言ってペンデュラム召喚するために必要なカードなんだ」
「へぇ........これが............」
女の子が不敵に笑う。
前にもこんなことがあったような...........
「ほらよ」
「あ、ありがとう.......」
カード受け取ると女の子はその場から立ち去ろうとした。
「き、君、名前は?」
「..........鬼人正邪」
そう言い残してどこかへ行ってしまった。
それにしてもどうして俺の名前しってたのかな?
「そろそろ俺も帰るかな」
ま、いっか。
キングも蓮子さんから解放されたころだろう。
俺もその場を後にして来た道を歩く。
さっき落としたときにカードが抜け落ちてないかチェックするためにデッキを見てみると........
「ない!? 「星読みの魔術師」に「時読みの魔術師」、それに「オッドアイズ・ペンディラム・ドラゴン」まで!?」
まさか、あの時!?
あいつ、沢渡みたいなことしやがって!!(遊戯王アークファイブ3・4話参照)
すぐにUターンして正邪を追い始める。
「案外簡単だったな! これで幻想郷は私のもの..........」
「見つけた!まて!俺のカード返せ!!」
「げ! もう追ってきやがった!」
俺に気付いた正邪は猛スピードでダッシュを始めた
「こら! 逃げるな!!」
「待てと言われて待つ奴がいるか!」
これから30分間追いかけっこは続いた。
「ハァ、ハァ.....い、いい加減あきらめろよ..........」
「そのカードは......そのカードだけは渡せない.........返せ!」
「せっかく手に入れたのに返すわけないだろ?この力で幻想卿を支配してやる!」
「支配!? デュエルは.....ペンデュラムの力はそういうことのためにあるんじゃない!!」
「デュエルは事をなす為の手段でしかない!だったらまずはお前から倒してやる!まあ、この3枚なしのお前なんて大したことはないがな」
そう言って「オッドアイズ」を含む3枚のカードをちら付けせる。
「やっぱりお前が持ってたのか! 俺が勝ったらカードは返してもらう!」
「私が勝ったらこのカードはもらっていくぞ」
負けられない........このデュエル!!
「「デュエル」」
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一方その頃...........
「やっと終わったぜ.......」
「無暗やたらに散らかすからでしょ?カード売り場はみんなが使うんだからね」
「わかったよ......」
遊矢が出てってから30分。
これじゃ遊矢のやつがどこに行ったのかわかんねーじゃん。
「どうすっかな...............」
俺が悩んでいると店に一人の女の子が入ってきた。
あいつは確か..........
「あれ? 君は確か、この前遊矢と一緒にいた.......キング...だったけ?」
「ああ、確かお前は............わりぃ名前なんてったけ?」
なんか長かったことは覚えてんだけどな......
「鈴仙・優曇華院・イナバ。鈴仙でいいわよ。遊矢から聞いたよ?メンバー集めうまくいってる?」
「それが最後の一人が全然見つからなくてさ」
大変ねっと返す鈴仙を見て初めて会った時から気になってたことを言った。
「なんで鈴仙はウサギの耳なんてつけてんだ?」
すると鈴仙は面食らった顔をし、それを聞いてた蓮子も唖然とした。
あれ?俺なんかおかしなこと言ったけ?
「こ、これはつけてるわけじゃなくて、元からくっついてるっていうか、生えてるっていうか.....」
「え?うさ耳って生えたりすんの?」
「まあ、私ウサギだしね.......」
え?鈴仙、ウサギなのか?
「この幻想卿にはこの子みたいなのいっぱいいるんだけど、キング君はこっちに来て間もないから知らなくても当然かもね」
そっか.......幻想卿には鈴仙みたいな奴がいっぱいいるのか........
「んなことどうでもいいぜ!俺とデュエルしようぜ!」
「ど、どうでもいいんだ......ま、私もデュエルしに来たんだけどね」
「そうこなくっちゃな!」
「「デュエル!!」」
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「先行は俺が貰う!まずは永続魔法「補給部隊」を発動!モンスターをセット、カードを3枚伏せてターンエンド」
榊遊矢
ライフ8000
手札0枚
モンスター1体
魔法・罠4枚(うち1枚は「補給部隊」)
オッドアイズたちがいない今、俺の切り札は「ダークリベリオン」だけだ。
ここは何としてでも「ダークリベリオン」に繋げて見せる!
「私のターンだな、ドロー」
鬼人正邪
手札5→6
「ふふ..........ふはははは!!悪いがいきなりそろったか!スケール1の『星読みの魔術師』とスケール8の『時読みの魔術師』でペンデュラムスケールをセッティング!」
「くそ、もう手札に『星読み』と『時読み』が........」
「ペンデュラム召喚!こい「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」「アンブラル・アンフォーム」「アンブラル・グール」!!」
レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2500 守2000(攻撃表示)
レベル4 闇属性 悪魔族 攻0 守0(守備表示)
レベル4 闇属性 悪魔族 攻1800 守0(攻撃表示)
「すごい.....すごい!!これがペンデュラム召喚!!この力で今度こそ下剋上を果たして見せる!」
オッドアイズ...........
「どうだ?自分のエースが相手のフィールドにいる気分は?」
「くそ..........」
「私はレベル4の」「アンブラル・アンフォーム」「アンブラル・グール」でオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!出てこい!「No.66」!!ランク4「覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル」!!」
ランク4 闇属性 昆虫族 攻2500 守800(攻撃表示)
「「No.」まで持ってるのか................」
オッドアイズに「No.」...........
こいつは少し厳しいな..............
「私は「No.66覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル」の効果発動!エクシーズ素材を一つ使ってペンデュラムゾーンの『時読みの魔術師』を選択して、このカードが表になってる限り選択したカードは効果で破壊されない」
しまった!?
これじゃペンデュラムを破壊できなくなった..........
「バトル!「No.66覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル」でセットモンスターに攻撃!」
「セットモンスターは.......「メタモル・ポット」!このカードがリバースしたとき、お互いのプレイヤーは手札をすべて捨てて5枚ドローする!俺の手札は0、捨てるカードはない。5枚ドロー」
榊遊矢
手札0→5
「だったら私は1枚捨てて、5枚ドロー」
鬼人正邪
手札1→0→5
「永続魔法「補給部隊」の効果で1ターンに1度、自分のモンスターが戦闘・効果で破壊されたとき、カードを1枚ドローする!」
榊遊矢
手札5→6
「まだ「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の攻撃が残っているぞ?さあ、攻撃だ!「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」!『螺旋のストライク・バースト』!!.........だっけ?www」
この野郎...............
いちいち煽ってきやがる...........
「永続罠カード「EMピンチヘルパー」発動!直接攻撃を無効にしてデッキから「EM」モンスターを1体特殊召喚する!来い!「EMハンマーマンモ」!」
レベル6 地属性 獣族 攻2600 守1800(攻撃表示)
「ち、カードを2枚伏せてエンドだ」
鬼人正邪
ライフ8000
手札3枚
モンスター2体
魔法・罠2枚
ペンディラム2枚
「俺のターン!」
榊遊矢
手札6→7
「俺のペンディラムカードは『星読み』や『時読み』『オッドアイズ』だけじゃない!スケール2の『EMペンデュラムマジシャン』とスケール6の『EMリザードロー』でペンデュラムスケールをセッティング!」
「まだ、ペンディラムカードを持ってたか.........」
「これによりレベル3から5までのモンスターが同時に召喚可能!見せてやる!これが本当のペンデュラム召喚だ! 揺れろ、魂のペンデュラム! 天空に描け、光のアーク!ペンデュラム召喚!現れろ!俺のモンスターたち!「EMスプリングース」「EMパートナーガ」」
レベル5 風属性 鳥獣族 攻1100 守2400(守備表示)
レベル5 地属性 爬虫類族 攻500 守2100(守備表示)
「『EMペンデュラムマジシャン』のペンデュラム効果発動!自分フィールドに「EM」がペンデュラム召喚されたとき、自分フィールドの「EM」の攻撃力をターン終了まで1000アップさせる!」
EMハンマーマンモ
攻2600→3600
EMスプリングース
攻1100→2100
EMパートナーガ
攻500→1500
「「EMパートナーガ」の効果発動!このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分のモンスター1体の攻撃力を自分フィールドの「EM」カード1枚につき300アップさせる!俺の場にはペンデュラムゾーンのカードと魔法・罠ゾーン、モンスターゾーン含めて6枚の「EM」カードがある!よって「EMハンマーマンモ」の攻撃力を1800アップさせる!」
EMハンマーマンモ
攻3600→5400
「「EMスプリングース」をリリースして「EMカレイド・スコーピオン」をアドバンス召喚!」
レベル6 光属性 昆虫族 攻100 守2300(攻撃表示)
「「EMカレイド・スコーピオン」の効果発動!モンスター1体を指定する。指定されたモンスターはこのターン、相手フィールドの特殊召喚されたモンスターすべてに1回ずつ攻撃ができる!選ぶのは当然「EMハンマーマンモ」!バトルだ!「EMハンマーマンモ」で「No.66覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル」を攻撃だ!」
鬼人正邪
ライフ8000→5100
「まだだ!今度は「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」に攻撃だ」
すまない....オッドアイズ........
鬼人正邪
ライフ5100→2200
「「EMカレイド・スコーピオン」で直接攻撃!」
「くぅ..............」
鬼人正邪
ライフ2200→2100
「俺はこれでターンエンド」
榊遊矢
手札2枚
モンスター3体
魔法・罠カード4枚(うち2枚「補給部隊」「EMピンチヘルパー」)
ペンディラム2枚
「..........けるな、ふざけるなよお前!なんで私にとどめを刺さなかった!?」
「.............なんのことだよ」
「とぼけるな!「スプリングース」を攻撃表示で出して、「パートナーガ」をリリースして「カレイド・スコーピオン」を出していれば私のライフはちょうど0。お前は勝っていたはずだ!」
「。俺がこのまま勝ったて、お前は変わんない.........同じことを繰り返すだけだ!俺は俺のエンタメデュエルで勝たないと意味ないんだ!」
「自分は強いからいつでも勝てるってヤツか....?馬鹿にするな!!」
「お、俺はそんなことは...........」
「黙れ!!私のターン!」
鬼人正邪
手札3→4
「.....いいカードだ.....お前みたいなやつを葬るには丁度いい....魔法カード「悪夢再び」を発動、自分の墓地から守備力0の闇属性モンスターを2体、手札に加える。「アンブラル・アンフォーム」「アンブラル・グール」を選択」
あいつのエクストラデッキにはさっき俺が倒したオッドアイズが.......
「その前に、魔法カード「ブラック・ホール」を発動。お前のモンスターすべて破壊する」
「な!? 永続魔法「補給部隊」の効果でカードを1枚ドロー」
榊遊矢
手札2→3
「ペンデュラム召喚、「アンブラル・アンフォーム」2体に「アンブラル・グール」、「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」」
レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2500 守2000(攻撃表示)
レベル4 闇属性 悪魔族 攻0 守0(守備表示)
レベル4 闇属性 悪魔族 攻0 守0(守備表示)
レベル4 闇属性 悪魔族 攻1800 守0(攻撃表示)
「私はレベル4モンスター3体でオーバーレイネットワークを構築!!今ここに現れろ!「No.104」!!そのままゆき聖なる光で愚かな虫けらどもをひざまづかせろ!ランク4!「
ランク4 光属性 魔法使い族 攻2700 守1200(攻撃表示)
「新たな「No.」!?」
「まだだ!私の力はまだこんなもんじゃない!!魔法カード「RUM-バリアンズ・フォース」発動!このカードは自分フィールドのエクシーズモンスターを一つランクの高いカオスエクシーズモンスターにランクアップさせる!!」
「エクシーズモンスターをランクアップ!?」
「カオス・エクシーズ・チェンジ!!現れろ!「CNo.104」!!混沌より生まれし力が光を覆うとき、大いなる闇が舞い踊る!「
ランク5 闇属性 魔法使い族 攻3000 守1500(攻撃表示)
「「CNo.104
やられた.........
これじゃ次のターンペンデュラム召喚できない..........
「お待ちかねのバトルフェイズだ!私を倒さなかったことを後悔させてやる!「CNo.104
「くっ....................」
榊遊矢
ライフ8000→5000
「「オッドアイズ・ペンディラム・ドラゴン」も直接攻撃だ!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
榊遊矢
ライフ5000→2500
「はっ!いいざまだ!カードを2枚伏せてターンエンド」
鬼人正邪
ライフ2100
手札0枚
モンスター2体
魔法・罠2枚
ペンディラム2枚
「いい気分だ。自分より強い相手を地面に這いつくばらせて、見下ろすのは気分がいい」
「教えてくれ.....どうして、どうしてお前は下剋上とかにこだわるんだよ......?」
「........理由なんてない。あるとすれば、私が天邪鬼だからだ」
「なんだよ、それ.........お前はそんなことのためにデュエルしてるのかよ!!」
「なんなんだ、急に............」
「お前はさっき「デュエルはことをなすための手段」って言ったけど、そんなふうにデュエルして楽しいのか!?」
「デュエルに楽しさは必要ない!必要なのは自分よりも強い相手をねじ伏せられる位の強さだ!」
「そうじゃないだろ!なんでそうなるんだよ!」
「うるさい!強いお前にはわからないのさ!」
「...........俺は......強くなんか........ない.........」
「はぁ? 何を言って.....」
「俺は全然強くなんてない....何かあると直ぐに挫けそうになるし、一人じゃ何もできない.....弱いやつだよ..........だけど!俺は出会ったんだ!そんな俺の弱さを受け止めてくれる仲間を!そして見たんだ!俺のデュエルを見て笑ってくれる人を!」
「だからなんだって言うんだ!私とお前は違う、私にはそんな奴は.......」
「だったら、これから見つけていけばいい!そのためにもお前に楽しいデュエルを教えてやる!」
「......御託はもういい.....さっさと続けろ」
ダメか.......
俺の声はアイツ.....正邪には届かない......
こうなったら勝つしかない!勝って俺のエンタメデュエルを届けてみせる!
「俺のターン、ドロー!」
榊遊矢
手札3→4
.....この手札なら.....行ける!
「俺はスケール5の『EMチアモール』でペンデュラムスケールをセッティング!これでレベル3から4までのモンスターが同時に召喚可能!ペンデュラム召喚!エクストラデッキから「EMリザードロー」手札から「EMシルバー・クロウ」「EMアメンボート」!」
レベル3 地属性 爬虫類族 攻1200 守600(守備表示)
レベル4 闇属性 獣族 攻1800 守500(攻撃表示)
レベル4 水属性 昆虫族 攻500 守1600(攻撃表示)
「レベル4のモンスターが2体........来るか!」
「俺はレベル4の「EMシルバー・クロウ」と「EMアメンボート」でオーバーレイ・ネットワーク構築!漆黒の闇より愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今、降臨せよ!エクシーズ召喚!!現れろ!ランク4!「ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン」!!」
ランク4 闇属性 ドラゴン族 攻2500 守2000(攻撃表示)
「ダークリベリオン」をエクシーズ召喚したその時だった......
ドックン.......
「うぅ..............」
胸が.....苦しい..........
キングの時と同じ...いや、それより激しい痛みが走った。
落ち着け......落ち着くんだ........
ここで力に飲み込ませたら正邪に楽しいデュエルを教えられない......!
「ハァ、ハァ、ハァ..................」
何とか収まったか...........
「俺は「ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン」の効果発動!エクシーズ素材を2つ使って相手モンスター1体の攻撃力を半分にして、その数値分自身の攻撃力をあげる!『トリーズン・ディスチャージ』!!」
この効果が通れば俺の勝ちだ!
「無駄だ!その効果に対して「CNo.104
榊遊矢
ライフ2500→1250
手札1→0
「効果無効に手札破壊、おまけにライフも半分にするなんて........なんて効果なんだ.......」
「「オッドアイズ」がいない今、そのドラゴンが最後の切り札だろ?もうあきらめな」
「まだ俺にはライフもモンスターの残ってる!これでターンエンド」
榊遊矢
ライフ1250
手札0
モンスター2体
魔法・罠4枚(うち2枚は「補給部隊」と「EMピンチヘルパー」)
「私のターン、ドロー」
鬼人正邪
手札0→1
「.........このままバトルだ。「アンブラル」で「ダークリベリオン」に攻撃だ!」
「俺は永続罠「EMピンチヘルパー」の更なる効果を使う!自分と相手のモンスターによる戦闘ダメージをこのカードを墓地に送ることで0にする!」
「ダメージは防いだか......」
「それだけじゃない!この瞬間「EMリザードロー」と永続魔法「補給部隊」の効果が発動する!「EMリザードロー」の効果でこのカード以外のモンスターが相手によって破壊された場合、自分フィールドの「EM」モンスターの数だけドローできる!俺の場には「EM」モンスターが1体、よってカードを1枚ドロー、永続魔法「補給部隊」の効果でもう1枚ドロー!」
榊遊矢
手札0→1→2
「だったら「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」でそのトカゲに攻撃だ!」
「だけど、「EMリザードロー」は守備表示、ダメージが発生しないなら「オッドアイズ」の効果も発動しない!」
「ち、ターンエンド」
鬼人正邪
ライフ2100
手札1枚
モンスター2体
魔法・罠2枚
ペンディラム2枚
どうする...........
「ダークリベリオン」は倒され、俺のデッキにはもう切り札と呼べるカードはない...........
おまけに相手の場には「オッドアイズ」と強力な「No.」がいる.........
...........あれ?
こんな状況前にもあったような..........?
そうだ!鈴仙とデュエルしたときだ!あの時も鈴仙の場には「レッドアイズ」と「No.11」がいた.....
あの時は「超融合」があったからなんとかなったけど、今の俺のデッキに「超融合」は入ってない...........
あれ?蓮子さんの時も「銀河眼」と「No.62」が........
まさか......でももしかしたら......
賭けるしかない......残り1枚の白紙のカードに............!!
エクストラデッキから白紙のカードを取り出して強く握り締める。
頼む、父さん..........!
ここで勝てなかったら正邪に楽しいデュエルを伝える事が出来なるんだ......!
今..........正邪に気持ちを届ける為の力を.......俺に!!
その瞬間、俺の頭にいるイメージが走っる...............!!
「見えた!! 俺のターン、ドロー!!」
榊遊矢
手札2→3
「俺は墓地の「EMスプリングース」の効果を発動!墓地のこのカードを除外して自分のペンデュラムゾーンに存在する「EM」または「魔術師」カードを2枚を手札に戻す!『EMチアモール』と『EMペンディラムマジシャン』を手札に戻す!!」
榊遊矢
手札3→5
「そんな事してなんになるんだ?」
「すぐにわかるさ!俺はスケール5の『EMチアモール』とスケール3の『EMヒックリカエル』でペンデュラムスケールをセッティング!」
「スケールを張り直した?だが、そんなことしてもレベル4のモンスターしか出せない!」
「お楽しみはこれからだ!!ペンデュラム召喚!!現れろ俺のモンスターたち!!「EMペンデュラムマジシャン」「EMウィップ・バイパー」!!」
レベル4 地属性 魔法使い族 攻1500 守800(攻撃表示)
レベル4 地属性 捕虫類族 攻1700 守900(攻撃表示)
「さらに罠カード「貪欲な瓶」を発動!墓地のカードを5枚デッキに戻して1枚ドローする!」
「「ダークリベリオン」を戻したところでなんになる!「アンブラル」の能力の前には無力だ!」
「俺が狙ってるのは「ダークリベリオン」じゃない.........新しい可能性だ!」
俺は信じてる........自分のデッキを!!
「ドロぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
......!!
「俺はチューナーモンスター「BFー疾風のゲイル」を召喚!」
レベル3 チューナー 闇属性 鳥獣族 攻1300 守800(攻撃表示)
「お楽しみはこれからだ!!俺はレベル4の「EMペンデュラムマジシャン」にレベル3チューナー「BF‐疾風のゲイル」をチューニング!!」
「なっ!?シンクロ召喚だと!?」
「その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!!シンクロ召喚!!現れろ、レベル7!「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」!!」
レベル7 風属性 ドラゴン族 攻2500 守2000(攻撃表示)
できた!!
これが俺の新しい可能性!!
「攻撃2500?そんなモンスターじゃ私の「アンブラル」にも「オッドアイズ」にもかなわない!」
「たしかにそうだ。だから俺はこれを使う!速攻魔法「禁じられた聖杯」!攻撃力を400あげる代わりに効果を無効にする!これで「アンブラル」の効果はつかえない!」
CNo.104
攻:3000→3400
「まだだ!【EMヒックリカエル】のペンデュラム効果を発動!1ターンに1度フィールド上のモンスター1体の攻撃力と守備力を入れ換える!「アンブラル」の攻守をひっくり返せ!」
CNo.104
攻:3400→1500
守:1500→3400
「最後に仕上げだ!「EMウィップ・バイパー」の効果を発動!モンスター1体の攻撃力と守備力を入れ換える!入れ換えるのは...「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」だ!!」
「はぁ!?そんなことして何の意味が...」
「意味なら大有りさ!レベル5以上のモンスターを対象にするモンスター効果が発動したこの瞬間、「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」の効果発動!その効果を無効して破壊する、そして破壊したモンスターの元々の攻撃力分自身の攻撃力をあげる!『ダイクロイック・ミラー』!!」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン
攻:2500→4200
「攻撃力4200だと!?」
「バトルだ!「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」で「CNo.104
クリアウィング CNo.104
攻:4200 攻:1500
「くそ!攻撃宣言時、罠カード「バトル・ブレイク」を発動!相手モンスターの攻撃を無効にして、そのモンスターを破壊する!......ただし、相手は手札からモンスターカードを見せればこのカードの効果を無効にできる。だが、お前の手札は0!見せるカードない!!」
そんなカードを伏せてたのか!?
でも俺だって諦めない!!
「だったら俺は、永続罠「連成する振動」を発動!自分のペンディラムゾーンにあるカードを破壊して1枚ドローできる!」
「それでモンスターを引くつもりか?そんなにうまくいくものか!!」
俺のエンタメデュエルはここからだ!!
「レディース&ジェントルメーン!!」
「い、いきなりなんだ..........?」
「現在、私の手札は0枚!このままでは「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」は破壊され、負けが確定してしまうでしょう!ですが!ここで私がモンスターカードをドローすれば、「バトル・ブレイク」の効果は無効になり、私の勝利が決まります!正真正銘これがこのデュエルを左右する運命のドローとなります!」
「面白い.......引けるもんなら引いてみろ!!」
「見事、モンスターカードを引けたらご歓声を!!」
俺のデッキにモンスターカードがあと何枚残ってるかとか、モンスターカードを引く確率なんてのは、正直わからない。
.........でも、俺のやることは変わらない。
俺はいつだってデッキと自分のデュエルを信じて来た。
そう、ただドローすればいいだけだ!!
「ドロぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
辺りに走る緊張..............
俺は静かに引いたカードを確認する............
「俺が引いたのは...............「EMシルバー・クロウ」、モンスターカードだ!!」
「そんな...........ことが...........」
鬼人正邪
ライフ2100→0
「なんで......なんで負けた........?」
倒れてる正邪に駆け寄り手を差し出す。
「他人の力なんて使わなくても正邪は十分強いよ。今度会うときは楽しいデュエルしような」
「...........ん」
「え.........『星読み』に『時読み』、『オッドアイズ』......返してくれるのか?」
「私にはこんなもの必要ない.....」
「...........そうだな」
正邪から受け取ったカードをデッキに戻してデッキからあるカードを1枚取り出して正邪に渡す。
「.....なんだ..一体........」
「お前にあげるよ、天邪鬼のお前にはピッタリじゃないか?」
「「EMヒックリカエル」.....つまらないシャレだな」
「それは天邪鬼的に面白かったてことか?」
「う、うるさい////言っておくが私はまだ下剋上を諦めたわけじゃないからな!! でも.......」
「でも?」
「まあ.....あれだ.......その.........楽しいデュエルってのは考えておいてやる.........」
「そっか..........」
よかった............
ちゃんと伝わったんだ。
「今度デュエルするときはお前なんかフルぼっこにしてやるんだからな!」
正邪はそう言って走って行く。
小さくなっていく正邪に向かって大きな声で叫ぶ。
「また絶対、デュエルしような!!」
さて、俺も帰るか。
大会まで後二週半だけど、最後のメンバー集め頑張らないと........
*
店内
「どうしたんだ......これ?」
俺が店に入るとそこのは
「Zzz...........」
机で寝てる鈴仙がいた
時間も遅くなってるし、わからなくもないけど.......
あまりに無防備すぎる......
まあ、幻想郷には男少ないけど。
起こすべきなのかな?
そう思いつつも寝ている鈴仙のほっぺたを指で2、3回突っつく。
「う、う......ん.......あれ.......遊矢?」
「こんなところで寝るなよ」
「ごめん....ってキングは?」
「ここには居ないみたいだから帰ったか、すれ違いになったかな」
「そっか、それ今日の成果は?」
俺は首を横にふる。
これには鈴仙も苦笑いである。
残り日数は少ない。速く見つけないと本当にでれなくなってしまう。
「もう誰でもいいんじゃない?キングと遊矢なら2連勝で勝てるだろうし」
「いやいや、そんなことないよ。絶対勝てる保証なんてないし」
「そうだよね、ごめん」
「俺はこれからキングを探しに行くけど、鈴仙はどうする?」
「キングを探すの手伝ってあげたいけど.............今日は帰るわ」
「そっか、それじゃ人里まで送るよ」
「.........ありがとう」
鈴仙と一緒に店を出る。
キングの奴どこに居るかな........?
ちなみに命蓮寺の前で大の字になって寝てるのを発見したのは深夜近くになってからだ
作者とキングのわかりやすい解説のコーナー
「なあなあ、少しいいか?」
「ん?どうしたの?」
「俺のデュエルはどうなったんだ?」
「長さの都合上でカット(笑)」
「いいぜ、わかった。ちょっと表でようぜ」
「わかった、わかったから服引っ張んないで!!敗れちゃうだろ!!次はちゃんとデュエルさせてあげるから!!」
「そう来なくっちゃな!!」
「そうそう行っておかなきゃ行けない事があったんだ」
「?なんだよ」
「今ちょうどテスト週間で次の更新が遅れそうなんだよね」
「なんだ、そんなことか」
「そんなことじゃない!僕の更新を楽しみに待っててくれる人がいる(可能性も0じゃい)ならできるだけ更新日は変えたくないの!!」
「そんな人いるのか?」
「い、いるよ!世界のどこかに!!」
「はぁ............胸張って言えないのか..........」
「うっさい。キングはメンバー集めでもしててよ!」
「わかってるって!」
「じゃあ、今回はこの辺で」
「じゃあなー!!」