エンタメデュエリストが幻想入り   作:てんのうみ

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覚醒

もう、朝か………………

 

今日は紫さんに呼び出されてるんだっけ。

時間も指定されて無いけど、まあ早めに済ませよう。

 

地図を片手に目的地を目指す。

それにしてもなんだこの地図?なんかト音記号みたいにくねくねしてるんだけど。

 

歩くこと十数分。人里を少し離れたところにそれはあった。

 

「ちょっと藍!これはそっちよ。早くしないと遊矢くんが来ちゃうじゃない!」

 

「だったら紫様も手伝ってくださいよ〜(泣)」

 

「私は私でやることがあるのよ!」

 

「あ、あの…………………………」

 

「あら?もう来ていたのね。待ってたわ、遊矢くん。」

 

「何やってたんですか?」

 

「明日からここでカードショップ開こうと思ってね。その準備をしていたのよ。」

 

「え、これまでなかったんですか?デュエルで全てが決まる世界なのに?」

 

「この幻想郷ではね、「外」の世界からこっちへ幻想入りする際にその者の能力、特徴などを元にカードが生み出されるの。」

 

「つまり初めからデッキ持ってるってことですか?」

 

「そう言うことね。他には無縁塚にたまーに落ちるくらいだったの。でも今回「外」の世界の親友が仕入れしてくれるって言うからカードショップでも開こうかなーてね。」

 

「そうだったんですか。」

 

「おっと、そろそろ本題に入りましょうか?今日貴方を呼び出したのは貴方の父 、榊遊勝に付いてです。」

 

「と、父さんを知ってるの!?」

 

「貴方の父、榊遊勝は貴方の世界では10年近く前に行方不明になっているでしょう?」

 

「そうだけど…………………!まさか!?」

 

「その通り、この幻想郷に来ていたわ」

 

「じゃあ、父さんは今!!」

 

「残念ながら今この幻想郷にいるかはわからないわ。半年程前に行方不明になってしまったの。まだこっちにいるのか、「外」の世界に戻ったのか解らないけれども」

 

「そう、ですか…………………でも父さんは生きてるんですよね?」

 

「それは間違い無いわ」

 

「よかった……………」

 

「…………十年前幻想郷はとても荒れていたの。強いものが弱いものを支配する。そんな世界になりかけていた。そんな時に現れたのが榊遊勝だったの。彼は人と妖怪が対等に戦えるように決闘の手段にデュエルを用いろうと考えた。私もその考えに賛同し今のルールを設けたのよ」

 

「父さんがそんなことを…………………………」

 

「それとこれを貴方に渡すように言われてるの」

 

「これは…………白紙のカード?」

 

「榊遊勝が自分の息子がもし幻想郷に来たら渡して欲しいと、本人曰く「白紙のカードは進化の可能性」と言っていたわ」

 

白紙のカード……………いつか使えるようになるのかな?

 

「榊遊勝が残したカードはまだ存在しているわ」

 

「ど、どこにあるかわかりますか?」

 

「確か永遠亭にいる八意永林が一枚預かってると聞いているわ。」

 

「本当ですか!今から行って来ます!!」

 

「ちょっとま…………………行ってしまったわ……まあ、そっちの方が面白いけどね?」

 

 

 

人里の人たちに聞いたところ、永遠亭と言うところは『迷いの竹林』と言うところを進んだところにあるらしい。

 

「とっても入り組んでて迷ったら出られないって言ってたけど、まだ日も高いし大丈夫」

 

 

 

 

ー3時間後ー

 

 

「ま、迷った……………………」

 

もう自分がどこにいるのか?出口がどっちかもわからない。すでに日が下がり始めてるって言うのに。

 

それでも歩かないわけにはいかない。

その時!!

閃き……………!!

圧倒的閃き……………!!

 

「…………まてよ?ずっと真っ直ぐ進んでいれば必ずいつかは竹林を抜けられるじゃ無いか」

 

それから30分ひたすら真っ直ぐ歩き続ける。

すると向こうに何か建物のようなものが見えた。

 

「やっと…………やっと見つけた…………」

 

建物に向かって歩き始めたその瞬間、いきなり俺の足元は崩れ、その穴に落ちていく。そのまま地面に叩きつけられる。

 

頭を強く打ったのか、意識がはっきりしない。

 

すると誰かがこちらを覗き込んでるのがわかった。頭を強く打ったせいかハッキリと顔が見えない。

 

「だ………です………今…………た………ますから」

 

何か言ってるようだけどうまく聞き取れない……………

そこで俺の意識は途切れた。

 

 

✳︎

 

 

「あー今日は診察疲れたなー」

 

人里での診察を終え永遠亭に帰る。

本当は師匠が行くはずだったのに今日に限って置き手紙置いてどっか行っちゃうんだから。

 

「はぁ…………ってうわ!?何この大きい穴!?さてはてゐだな…………落とし穴掘るなってあれ程言ったのに…………」

 

これは後でお仕置きだな。そう思いつつ穴の中を覗いてみる。

なんとそこには私と同じくらいの背丈の男の子が倒れていた。

 

「ちょ、大変じゃない!? あのー大丈夫ですか?今から助けますから!」

 

穴に入りその人を抱きかかえる。目立った外傷もなかった。おそらく頭を強く打って気を失ったんだろう。

 

「速く永遠亭に運ばないと…………!」

 

私は足を急がせた。

 

 

✳︎

 

 

「ここは……………………」

 

知らない天井だ……………

と言うことは室内なんだろうな。

さっきの声の主が助けてくれたんだろうか?

 

「あ、起きましたね。」

 

さっきの声の主だろうか?ふとそっちを向く。

 

「……え、ウサギ………?」

 

声の主はウサギのような耳がついていた。服装は高校生のようで、髪は腰くらいまである。

 

「まあ、月のウサギですから間違いでわないんですけど、私は鈴仙・優曇華院・イナバです。長いので好きなように呼んでください。」

 

「それじゃ、鈴仙で。まず、ありがとう。助けてくれて。」

 

「いえいえ、元わと言えばこっち問題ですし。」

 

「そうなのか?」

 

「実はあの落とし穴はうちのてゐが掘ったもので、人や妖怪をはめて楽しんでるの。こっちも困ってて。」

 

「そうだったのか。」

 

「後できつく言っておくから。」

 

「そうだ、鈴仙は永遠亭ってどこにあるか知らないか?」

 

「どこも何もここよ。」

 

「ゑ?」

 

「いや、だからここよ。」

 

「永遠亭って病院なの?」

 

「知らないで来ようとしたの?」

 

「そ、その話はいいとして八意永林って言う人に用事があるんだよ。」

 

「師匠に?………………ああ!君が師匠の置き手紙に書いてあった訪問者なのね!

悪いけど今師匠は出かけているの。」

 

「そっか………」

 

「それじゃ、私とデュエルしましょ!」

 

「え!?なんで今の話の流れでそうなるんだよ!?」

 

「師匠から訪問者が来たらデュエルするように言われてるの。それとも私とデュエルするのは嫌?」

 

「わかった、デュエルしよう」

 

「そうこなくっちゃ」

 

 

 

永遠亭前

 

「準備はいい?」

 

「ああ!いつでも」

 

「「デュエル」」

 

「俺のターン、ドロー。よし!俺はスケール1の『星読みの魔術師』とスケール8の『時読みの魔術師』でペンデュラムスケールをセッティング!!」

 

「一体何を!?」

 

「揺れろ、魂のペンデュラム!!天空に描け、光のアーク!!ペンデュラム召喚!!現れろ、俺のモンスターたち!! 「EMカレイド・スコーピオン」「EMファイア・マフライオ」「EMペンデュラムマジシャン」」

 

レベル6 光属性 昆虫族 攻100 守2300

 

レベル3 炎属性 獣族 攻800 守800

 

レベル4 地属性 魔法使い族 攻1500 守800

 

「凄い………これが噂に聞くペンデュラム召喚………」

 

「俺は「EMペンデュラムマジシャン」のモンスター効果を発動!このカードが特殊召喚に成功した時自分フィールド上のカードを2枚まで破壊して、破壊した枚数分デッキからこのカード以外の「EM」を手札に加える。俺は「EMペンデュラムマジシャン」と「EMファイア・マフライオ」を破壊して、デッキから「EMチアモール」と「EMウィップ・バイパー」を手札に加える。これでターンエンド。」

 

榊遊矢

ライフ4000

手札3枚

フィールド

モンスター1体

ペンデュラム2枚

魔法・罠 0枚

 

「1ターン目でその動き、なかなかね。私のターン、ドロー。私は「黒竜の雛」を召喚。」

 

レベル1 闇属性 ドラゴン族 攻800 守500

 

「「黒竜の雛」の効果発動!このカードをリリースして手札から「真紅眼の黒竜」を特殊召喚することができる!来なさい「真紅眼の黒竜」!!」

 

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2400 守2000

 

「手札から魔法カード「黒炎弾」を発動!自分フィールド上に「真紅眼の黒竜」が存在するとき相手に「真紅眼の黒竜」の元々の攻撃力分のダメージを与える。」

 

「いきなり2400も………………」

 

榊遊矢 ライフ 4000→1600

 

「でもこのターン「真紅眼の黒竜」は攻撃出来ない。1枚カードを伏せてターンエンド。」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 4000

手札 2枚

フィールド

モンスター 1体

魔法・罠 1枚

 

「俺のターン、ドロー。もう一回ペンデュラム召喚だ。現れろ「EMウィップ・バイパー」「EMファイア・マフライオ」「EMチアモール」「EMペンデュラムマジシャン」」

 

レベル4 地属性 爬虫類 攻1700 守900

 

レベル3 炎属性 獣族 攻800 守800

 

レベル2 地属性 獣族 攻600 守1000

 

レベル4 地属性 魔法使い族 攻1500 守800

 

「またまた「EMペンデュラムマジシャン」の効果発動!今度は「EMパートナーガ」と「EMペンデュラムマジシャン」を破壊してデッキから「EMソード・フィッシュ」と「EMアメンボート」を手札に加える。」

 

「ペンデュラムモンスターはエクストラデッキからも特殊召喚できるんですね…」

 

「ああ、さらに「EMウィップ・バイパー」の効果発動!1ターンに1度フィールド上のモンスターの攻守を入れ替える。対象はもちろん「真紅眼の黒竜」!!」

 

真紅眼の黒竜

攻2400→2000

守2000→2400

 

「さらに「EMチアモール」の効果を「真紅眼の黒竜」を対象に発動!今の攻撃力が元々の攻撃力を下回っているからさらに1000攻撃力を下げる。」

 

真紅眼の黒竜

攻2000→1000

 

「バトルだ!「EMウィップ・バイパー」で「真紅眼の黒竜」を攻撃!」

 

「残念ね、罠発動!「ジャスティスブレイク」通常モンスターが攻撃対象になったとき全フィールド上の通常モンスター以外のモンスターを全て破壊する。」

 

「くそ、だけど俺はまだ通常召喚を残してる、「EMアメンボート」を召喚」

 

レベル4 水属性 昆虫族 攻500 守1600

 

「ターンエンドだ。」

 

榊遊矢

ライフ1600

手札3枚

フィールド

モンスター1体

ペンデュラム2枚

魔法・罠 0枚

エクストラ(ペンデュラム)4枚

 

「私のターンね、ドロー。「真紅眼の飛竜」を召喚。」

 

レベル4 風属性 ドラゴン族 攻1800 守1600

 

「このままバトル!「真紅眼の飛竜」で「EMアメンボート」を攻撃!」

 

「「EMアメンボート」の効果を発動!このカードが攻撃対象になったとき攻撃を無効にして、このカードを守備表示にする。」

 

「なら「真紅眼の黒竜」で「EMアメンボート」を攻撃してターンエンド。」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 4000

手札 2枚

フィールド

モンスター 2体

魔法・罠 0枚

 

「俺のターン、ドロー。いくぞ!ペンデュラム召喚!「EMカレイド・スコーピオン」「EMチアモール」「EMペンデュラムマジシャン」「EMファイア・マフライオ」」

 

レベル6 光属性 昆虫族 攻100 守2300

 

レベル2 地属性 獣族 攻600 守1000

 

レベル4 地属性 魔法使い族 攻1500 守800

 

レベル3 炎属性 獣族 攻800 守800

 

「貴方、何回それやるの……………………」

 

「何回も何も俺はペンデュラム召喚と融合召喚しか出来ないし……………」

 

「そ、そうなんだ……………………」

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ。」

 

榊遊矢

ライフ1600

手札3枚

フィールド

モンスター4体

ペンディラム2枚

魔法・罠 1枚

エクストラ(ペンデュラム)0枚

 

「私のターン、ドロー。」

 

(ペンデュラム召喚………何度倒しても復活するんじゃ切りが無い。2枚目の「黒炎弾」が来るのを待ってたら相手に逆転のカードをひかれてしまう可能性もある。)

 

 

「あんまり使いたくなかったけど、私はフィールド魔法「ゴーストリック・ハウス」を発動、そして自分のデッキから「真紅眼の黒竜」をゲームから除外して手札から「Sin真紅眼の黒竜」を特殊召喚!」

 

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2400 守2000

 

「私はレベル7の「Sin真紅眼の黒竜」と「真紅眼の黒竜」でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろNo.11!

幻惑の瞳「ビッグ・アイ」」

 

ランク7 闇属性 魔法使い族 攻2600 守2000

 

「「ビック・アイ」の効果を発動!エクシーズ素材を一つ使って相手フィールド上のモンスター1体のコントロールを得る。私が選ぶのは「EMカレイド・スコーピオン」。」

 

「なんだって!?」

 

「さらにフィールドの「真紅眼の飛竜」をゲームから除外して手札から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」を特殊召喚!」

 

レベル10 闇属性 ドラゴン族 攻2800 守2400

 

「「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」の効果発動!1ターンに一度このカード以外のドラゴン族モンスターを手札または墓地から特殊召喚する。蘇って!「真紅眼の黒竜」」

 

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2400 守2000

 

「「EMカレイド・スコーピオン」の効果を発動、1ターンに一度モンスターを1体選択する。そのモンスターはこのターン特殊召喚されたモンスターに一回ずつ攻撃ができる………でいいのよね?」

 

「ああ、あってるよ」

 

「それじゃ、「真紅眼の黒竜」を指定。いくわよ、バトルフェイズ!「真紅眼の黒竜」で相手のフィールド上の全てのモンスターに攻撃!『黒炎弾』!!」

 

「そんな…………俺のモンスターが………」

 

「これで終わり!「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」で攻撃!『ダークネス・メタルフレア』!!」

 

「今だ!罠発動!「ガード・ブロック」!!戦闘ダメージを0にして1枚ドローする。」

 

「うまくかわしたわね。これでターンエンド。」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 4000

手札 0枚

フィールド

モンスター 3体

魔法・罠 0枚

フィールド魔法1枚

 

 

「俺のターン、ドロー。……!!」

 

(こ、このカードは紫さんから貰った父さんのカード!でも今は使えない………)

 

 

その瞬間。そのカードが激しく光始めた。

 

「な、なんだ!?」

 

「ちょっと、何? 眩しい………」

 

数秒すると光はやんだ。

するとそこには新しいカードが生まれていた。

 

「これがこのカードの本当の姿…………ありがとう、父さん!!まずはペンデュラム召喚!「EMソード・フィッシュ」「EMファイア・マフライオ」「EMチアモール」「EMペンデュラムマジシャン」そして雄雄しくも美しい、双色の眼!『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』!!」

 

レベル2 水属性 魚属 攻600 守600

 

レベル3 炎属性 獣族 攻800 守800

 

レベル2 地属性 獣族 攻600 守1000

 

レベル4 地属性 魔法使い族 攻1500 守800

 

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2500 守2000

 

「「EMソード・フィッシュ」の効果を発動!このカードの特殊召喚に成功したとき相手フィールド上のモンスターの攻撃力を600下げる。」

 

No.11ビック・アイ

攻2600→2000

守2000→1400

 

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン

攻2800→2200

守2400→1800

 

真紅眼の黒竜

攻2400→1800

守2000→1400

 

「さらに「EMチアモール」の効果を発動、モンスターを1体選択してその攻撃力が元々の攻撃力より下回っているならさらに1000下げる!俺が選ぶのは「真紅眼の黒竜」」

 

真紅眼の黒竜

攻1800→800

 

「バトルだ!「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」で「真紅眼の黒竜」に攻撃!『螺旋のストライク・バースト』!」

 

「私も真紅眼の黒竜が……………………」

 

「「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」が相手モンスターを戦闘で破壊したとき、戦闘ダメージは2倍になる!」

 

「このときフィールド魔法「ゴーストリック・ハウス」の効果発動!「ゴーストリック」モンスター以外のモンスターの戦闘ダメージは半分になる。」

 

「オッドアイズの効果を無効化したのか…………」

 

「悪いわね」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 4000→2300

 

「まだだ、「EMファイア・マフライオ」の効果発動!ペンデュラムモンスターが相手モンスターを戦闘で破壊したとき攻撃力を200上げてもう一度攻撃ができる!「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」で「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」を攻撃!」

 

「なっ!? レッドアイズ!?ビッグ・アイじゃ無いの!?」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 3200→1700

 

「俺にも考えがあるのさ、カードを1枚伏せてターンエンド。」

 

榊遊矢

ライフ1600

手札2枚

フィールド

モンスター5体

ペンディラム2枚

魔法・罠 1枚

エクストラ(ペンデュラム)0枚

 

「私のターン、ドロー。」

 

(さっきのターン私のビック・アイを倒せたのにそうして来なかったってことはビック・アイの効果を誘ってるのかしら?でもびびってちゃ始まらないわ!!)

 

「私はビック・アイの効果発動!エクシーズ素材を一つ使って「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」のコントロールを得る!」

 

「それを待ってた!!」

 

(力を借りるよ、父さん…………)

 

「伏せカードオープン!速攻魔法「超融合」発動!このカードの効果で鈴仙のフィールドの「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」と「No.11ビッグ・アイ」で融合召喚する!!」

 

「な、何その効果!?」

 

「神秘の力操りし者、眩き光となりて龍の眼に今宿らん!!融合召喚!!現れよ、秘術ふるいし魔天の龍!!「ルーンアイズ・ペンディラム・ドラゴン」!!」

 

レベル8 闇属性 ドラゴン族 攻3000 守2000

 

「これで鈴仙のフィールドはガラ空き。手札も1枚、勝負あったな!」

 

「私は最後まで諦めないわ。魔法カード「闇の誘惑」発動。カードを2枚目ドローする。そのあとで手札から闇属性モンスターを1枚除外する。除外出来なかった場合手札を全ての墓地へ送る。」

 

(頼むわよ、私のデッキ………………)

 

「ドロー……………!!手札から「黒竜の雛」を除外する。さらに魔法カード「一時休戦」を発動!お互いカードを1枚ドローして次の貴方のターン終了までお互い受けるダメージは0になる。」

 

「この土壇場でそんなカードを引けるなんて………」

 

「まだよ、手札から「レスキューラビット」を召喚する。」

 

レベル4 地属性 獣族 攻300 守100

 

「鈴仙が…………ラビット………www」

 

「ちょっと、なんで笑うのよ?」

 

「なんだか急におかしくなっちゃってさ。」

 

「なっ////」

 

「さっきまで緊迫した雰囲気だったのにな。」

 

「う、うるさいわね!いいじゃない、ウサギがウサギ使ったって////だって可愛いし強いんだもん////「EM」使ってる貴方に言われたくないわよ!」

 

「ごめん、ごめん。続けてくれ。」

 

「……たく「レスキューラビット」の効果発動!このカードを除外してデッキからレベル4以下の同名通常モンスターを2体特殊召喚する。「ハウンド・ドラゴン」を2体特殊召喚する。」

 

レベル3 闇属性 ドラゴン族 攻1700 守100

 

「「ハウンド・ドラゴン」2体でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!ランク3「発条機雷ゼンマイン」」

 

ランク3 炎属性 機械族 攻1500 守2100

 

「バトル、「発条機雷ゼンマイン」で「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を攻撃!このとき「発条機雷ゼンマイン」の効果発動!エクシーズ素材を一つ使ってこのカードの破壊を無効にする。「一時休戦」の効果でダメージも発生しない。」

 

「その攻撃に何の意味が……………?」

 

「今にわかるわ。これでターンエンド。このエンドフェイズに「発条機雷ゼンマイン」の効果が発動するの。このカードが破壊を無効にしたエンドフェイズにフィールド上のカードを1枚破壊する。破壊するのはペンデュラムゾーンの『時読みの魔術師』!」

 

「なっ!?」

 

「さあ、貴方のターンよ?」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 1700

手札 0枚

フィールド

モンスター 1体

魔法・罠 0枚

フィールド魔法1枚

 

「俺のターン、ドロー。魔法カード「サイクロン」を発動!「ゴーストリック・ハウス」を破壊する。ルーンアイズを守備表示に変更してターンエンド。」

 

榊遊矢

ライフ1600

手札3枚

フィールド

モンスター5体

ペンディラム1枚

魔法・罠 0枚

エクストラ(ペンデュラム)2枚

 

「私のターン、ドロー………いいカードね。魔法カード「ブラックホール」発動!フィールド上のモンスター全て破壊する!これに対して「発条機雷ゼンマイン」の効果を使う!破壊を無効にするわ。」

 

「くそ…………今度はこっちがガラ空きに…………」

 

「バトルよ!「発条機雷ゼンマイン」で直接攻撃!」

 

「くっ………………………」

 

榊遊矢 ライフ 1600→100

 

「ターンエンドよ。」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 1700

手札 0枚

フィールド

モンスター 1体

魔法・罠 0枚

 

「俺のターン、ドロー…………!魔法カード発動!「ブラックホール」」

 

「貴方も引いて来るなんてね。」

 

「まだまだこれからさ。カードを3枚セットしてターンエンド。」

 

榊遊矢

ライフ100

手札0枚

フィールド

モンスター0体

ペンディラム0枚

魔法・罠 3枚

エクストラ(ペンデュラム)7枚

 

「私のターンね、ドロー……………私の運も捨てたもんじゃ無いわね。魔法カード「終わりの始まり」を発動!」

 

「こ、このタイミングでドローソース!?」

 

「自分の墓地に闇属性モンスターが七体以上いるときそのうち5枚を除外して3枚ドローする。「真紅眼の黒竜」と「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の闇属性モンスターを全て除外して3枚ドロー………………!!」

 

(何を引いた……………?)

 

 

「魔法カード「黙する死者」を発動、墓地の「真紅眼の黒竜」を守備表示で特殊召喚。さらにこの「真紅眼の黒竜」をリリースして「真紅眼の闇竜」を特殊召喚する

。」

 

レベル9 闇属性 ドラゴン族 攻2400 守2000

 

「「真紅眼の闇竜」の攻撃力は墓地にあるドラゴン族1枚につき300上がる。私の墓地には2体のドラゴン族、よって「真紅眼の闇竜」の攻撃力は3000なる。」

 

真紅眼の闇竜

2400→3000

 

「これで終わり、「真紅眼の闇竜」で攻撃!」

 

「罠カード発動!「EMコール」直接攻撃を無効にしてデッキから守備力の合計が「真紅眼の闇竜」の攻撃力以下になるようにデッキから「EM」モンスターを2体手札に加える。俺が加えるのは「EMパートナーガ」と「EMトランポリンクス」その代わり次のターン終了まで俺はエクストラデッキから特殊召喚出来ない。」

 

「しぶといわね……………カード1枚伏せてターンエンド。」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 1700

手札 0枚

フィールド

モンスター 1体

魔法・罠 1枚

 

「お互い様だろ、俺のターン、ドロー。カード1枚伏せてターンエンド。」

 

榊遊矢

ライフ100

手札2枚

フィールド

モンスター0体

ペンディラム0枚

魔法・罠 3枚

エクストラ(ペンデュラム)7枚

 

「私のターン、ドロー。 バトル、「真紅眼の闇竜」で攻撃!」

 

「罠発動!「和睦の使者」このターン俺の受けるダメージは0になる。」

 

「…………ターンエンド…………」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 1700

手札 1枚

フィールド

モンスター 1体

魔法・罠 1枚

 

「俺のターン、ドロー。 このターンで決める!魔法カード「死者蘇生」発動!墓地の「EMウィップ・バイパー」を特殊召喚。」

 

レベル4 地属性 爬虫類 攻1700 守900

 

「そして俺はスケール3の『EMパートナーガ』とスケール4の『EMトランポリンクス』でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

「でもそれじゃペンデュラム召喚は成立しないわよ?」

 

「それは、どうかな? 俺は速攻魔法「ペンデュラム・ターン」を発動!ペンデュラムゾーンのカードのペンデュラムスケールを1から10で変更できる。『EMトランポリンクス』のペンデュラムスケールを4から8に変更。これでレベル4から7までのモンスターが同時に召喚可能!揺れろ、魂のペンデュラム!!天空に描け、光のアーク!!ペンデュラム召喚!!エクストラデッキから舞い戻れ!!俺のモンスターたち!!「EMカレイド・スコーピオン」「EMペンデュラムマジシャン」「星読みの魔術師」そして「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」」

 

レベル6 光属性 昆虫族 攻100 守2300

 

レベル4 地属性 魔法使い族 攻1500 守800

 

レベル5 闇属性 魔法使い族 攻1200 守2400

 

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2500 守2000

 

「『EMパートナーガ』のペンデュラム効果発動!このターン、モンスター1体の攻撃力をフィールド上に存在する「EM」カード1枚につき300アップする。俺はオッドアイズを指定。俺のフィールドにある「EM」カードは全部で5枚、よって1500のアップだ!」

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン

攻2500→4000

 

「そして「EMウィップ・バイパー」の効果で「真紅眼の闇竜」の攻守を入れ替える!」

 

「厄介な効果ね。」

 

真紅眼の闇竜

攻3000→2000→2600(「真紅眼の闇竜」の効果)

守2000→2400

 

「バトルだ!「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」で「真紅眼の闇竜」を攻撃!『螺旋のストライク・バースト』!」

 

「これが最後の賭けよ!罠発動!「針虫の巣窟」!」

 

「なんでこのタイミングで…………………まさか!?」

 

「そう、「真紅眼の闇竜」の効果は墓地のドラゴン族1枚につき300アップする効果。もしこの「針虫の巣窟」で墓地に送るカード5枚全部がドラゴン族だったら攻撃力は1500アップして4100になる。そうすれば私の勝ちよ!」

 

「逆に4枚以下なら俺の勝ちだけどな。」

 

「いくわよ!まず一枚目…………「黒竜の雛」!」

 

真紅眼の闇竜

2600→2900

 

「二枚目………………「エメラルド・ドラゴン」!」

 

真紅眼の闇竜

2900→3200

 

「三枚目……………「嵐征龍テンペスト」!」

 

真紅眼の闇竜

3200→3500

 

「四枚目…………………「メテオドラゴン」!」

 

真紅眼の闇竜

3500→3800

 

「四枚連続でドラゴン族…………」

 

「次で全て決まるわね。」

 

「ああ、来い鈴仙!」

 

「いくわよ!五枚目!……………………………」

 

 

(さあ、どうなる……………?)

 

(お願い、私のデッキ…………………)

 

 

「……………「デーモンの召喚」……………ドラゴン族じゃ無いわ…………」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 1700→1300

 

「「EMウィップ・バイパー」で直接攻撃!」

 

「負けたわ…………………………………」

 

鈴仙・優曇華院・イナバ ライフ 1300→0

 

 

「スッゲーギリギリの勝負で楽しかった!」

 

「強いのね、えっと………そう言えば名前聞いてなかったわね。」

 

「俺は榊遊矢。」

 

「榊………遊矢…………あれ?何処かで聞いたことがあるような…………ああ!!この前異変を解決したって言う外来人!?」

 

「成り行きで解決しただけだって。」

 

「道理で強いわけね。」

 

そんな話をしていると誰かがこっちへ来た。

 

「優曇華、今帰ったわ。……デュエルでもしてたの?」

 

「あ!師匠!おかえりなさい。」

 

「ってことはこの人が八意永林さん?」

 

「そうよ、私が八意永林。何か用かしら?」

 

「ここに父さんの残したカードがあるって紫さんから聞いて来たんです。」

 

「と言うことは貴方が榊遊勝の息子さんなのね、ついてらっしゃい。」

 

そう言って再び永遠亭に入って行った。

 

「これがそのカードよ。」

 

そしてカードを手渡される。

 

「また、白紙のカードか……………」

 

「また?」

 

「ああ、さっきのデュエルで使った「超融合」も紫さんから貰った白紙のカードだったんだ。」

 

「そうだったのね。」

 

「遊矢くんと言ったかしら?ちょっとその「超融合」と言うカード見せてくれないかしら?」

 

「いいですけど………ちゃんと返してくださいね?」

 

「取られたことでもあるの?」

 

「ま、まあ……………(遊戯王アークファイブ3・4話ら辺参照)」

 

「大丈夫、ちゃんと返すわ。」

 

そうして「超融合」のカードを永林さんに渡す。

 

「……………」

 

「どうかしたんですか?」

 

「今後もこのカードを使うなら心を強く持ちなさい。強い力を持つカードは使う者の心の闇に漬け込むわ。気を付けて。」

 

「は、はい……………」

 

どう言うことなんだろう……………………………………

心の闇? カードが人の心に漬け込む?

 

「今日はもう遅いわ。夜の竹林は危険だし止まって来なさい。」

 

「え!? いいんですか?」

 

「ええ、てゐ!」

 

「はいはーい。」

 

おくから鈴仙の胸くらいの身長のウサギの子が出てきた

 

(この子がてゐか…………)

 

「遊矢くんを客室に連れてって頂戴。」

 

「わかったよ。ほらついて来て。」

 

言いたいことがあったがぐっと堪えて後について行く。

 

 

✳︎

 

「師匠、聞いてもいいですか?」

 

「どうしたの、優曇華?」

 

「なぜ彼にあんなことを言ったんですか?」

 

「気になるの?」

 

「はい。」

 

「珍しいわね、貴女が他人に興味を持つなんて。まあいいわ。それわね………………あの子には心の闇があるからよ。」

 




鈴仙と作者のよくわかる解説のコーナー

「今回はこの私、鈴仙と」

「毎度おなじみ作者の空。(てんのうみ)がお送りします。」

「さっそく質問なんだけど。」

「ん?どうしたの?」

「なんで私のデッキに「ゴーストリック・ハウス」なんて入ってるの?」

「あ、それわね、今この小説初期ライフ4000じゃん?「黒炎弾」一発で相手のライフ半分持ってけるからさ、戦闘しなくてもいいかなーって。」

「それで戦闘ダメージを半減できる「ゴーストリック・ハウス」だったの?」

「まあ、「ダークゾーン」とかでもよかったんだけどもね。」

「ライフ計算がうまくいかなかった?」

「ギクっ!?」

「はぁ……そんなこったろうとおもったわ。」

「それじゃ次回。」

「あ、逃げた。」

「「さようなら~」」
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