エンタメデュエリストが幻想入り   作:てんのうみ

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どうも皆さん、空。(てんのうみ)です!!

ハッピーバースデートゥーミー!!
10月13日、誕生日でした!!
これで17歳だよ!!

それに《エンタメデュエリストが幻想入り》の三次創作作品
【『エンタメデュエリストが幻想入り』のメンバーが「ログ・ホライズンTRPG」を遊んでみた】を瑞田高光に書いていただいてます!!

お話をもらった時はびっくりしましたが、自分のキャラ(とくにキング君かな)を他の作家さんが動かしていると、ちょっと不思議な感覚です!

皆さんも是非ご覧ください!!


悪夢再び

紫に無理矢理連れて来られたのは博麗神社の私の部屋だった。

そこで私は6角形でヘンテコな形の箱を手渡された。

でも、その箱に触れた瞬間、不思議なことが起こった。

さっきまで痛かった体から痛みが引いていく...そして暖かいものが胸の中に入ってくる。

なんだか...懐かしい温もり.....

 

「これはね...【禁断のトラペゾヘドロン】というの...ある人からの預かり物でね...『貴女に何かあったら渡して欲しい』って言われてるの」

 

紫の『ある人』と言う言葉が、とても引っ掛かった。

さっきの...魔術師と名乗った奴との試合中のことを思い出した。

アイツの言葉に何度も出てきた『彼女』...

これは私の勘だけど、アイツの言う『彼女』と紫の言う『ある人』は同じ人な気がした。

 

「ねぇ...その『ある人』って誰なの?その人って、私の《ジ・アース》の本当の所有者じゃないの?」

 

「......そうね。貴女にはそろそろ話すべきなのかもね...でもそれは長くなっちゃうから、大会が終わった後にね?」

 

「....約束よ、それじゃこの箱を開けて....」

 

『まて、その前に俺をそこの女に渡せ』

 

んでそんなことしなきゃいけないのよ...と思ったけど、無視するもの面倒なので『96』のカードを紫に渡した。手に持った箱を一度床に置いて、両手でゆっくり開ける。中には宝石のような物があり、赤く鈍い光を放ってた。

 

その光に吸い寄せられるように手を伸ばすと、私の意識は光の中に消えた。

 

 

「始まったわね...あの子の試練が...」

 

『おい、八雲紫』

 

「はじめましてね...何かしら?」

 

『..."約束を守ってくれてありがとう"...やつならそう言うと思ってな』

 

「!!....貴方まさか......」

 

 

 

気が付くと、真っ白な世界にいた。

一面真っ白だから変な感覚だけど、足が地についてる感じはあるから、たぶん地面はあるのかな?とりあえず回りの探索も兼ねて歩いてみる。どこまで行っても真っ白...気が滅入りそうね。

 

ある程度歩いているとポツンと祠のようなものがあった。他に目ぼしい物もなかったから、その祠(?)に向かう。近くで見るととてもちっぽけな祠で、見たことない文字が書かれた石碑と、これまた見たことない文字で書かれたカードが置いてあるだけだった。

 

「何よ、このカード......」

 

手に取ってみるも、何も起こらない。

そのカードは効果もイラストも書いてない...ただ、色やマークからフィールド魔法だと言うことがわかった。名前の部分は何て書いてあるかわかんな.....あれ?このカードに書いてある文字は読めないけど...このカードの名前はわかる?

自分でも何て表現したらいいかわかんないけど、英単語の読み方は知らないのに意味はわかる感じかしら?

 

「ん...このカードの名前は...《幻夢境》...?」

 

なんだか幻想郷と響きが似てるわね...

というか、カード名がわかったところで、どうしろって言うのよ?

なんとかしないと、あっちに戻れないし...あ、そういえば、まだ石碑を調べてなかったわね。最初みたときには何て書いてあるかわからなかったけど、今なら...

近くまでいって見てみると、文字は読めなかったけど何て書いてあるかはわかった。

 

「え~と...『進みたければ扉を開け、神々の世界は扉を開いた者にしか見えない』...意味☆不明ね。それにしても神か...」

 

『神』って単語にいい思い出がないわ。

とりあえず、その扉とやらを探さないと帰してもらえそうにないわね。

扉ね...扉....祠の近くには、それらしいものはない。

...これってもしかして詰みゲーってやつ?

いやいや、ここで考えるのやめたら本当に戻れないじゃない...

一度、状況を整理しましょう。

 

紫から【禁断のトラペゾヘドロン】とか言うヘンテコな箱をもらった

開けてみると、一面真っ白な世界に来た

適当に進んでみると(恐らく)《幻夢境》と言うフィールド魔法カードと、意味☆不明なことが書かれてる石碑があった。←今ここ

 

 

そうだ!このカードフィールド魔法じゃない!

試してみる価値はあるわ!

袖の中からデュエルディスクとデッキを取り出して腕に装着する。

【世界】と【フィールド魔法】..こじつけみたいなもんだけど、ダメで元々!!

 

「フィールド魔法《幻夢境》発動!!」

 

デュエルディスクにカードをセットと今まで真っ白だった世界が、一瞬でどこか別の世界に変わる。回りにはみたことのない建物。青くてきれいな空。

 

ここが《夢幻境》?

なんだか神々しい世界ね....

さっきから誰の声も聞こえないし、人の気配も感じない。

誰も住んでないのかしらこの世界?

 

「やっと来ましたか....現博麗の巫女」

 

やっと誰かの声がしたと思って振り向いてみると、そこにはよくわからない服を着た女の人が立っていた。

 

「誰よアンタ、ここの住民?」

「私は神...名を《旧神ヌトス》と言います」

 

うわ...神様だったか...

アンタとか言って大丈夫だったかな...

そういえばさっきの石碑にも《神々の世界》とか書いてあったしね。

 

「ここに来たということは、外で幻想郷でなにかあったのですね?」

「ああ...まああったわね」

「そうですか....では前契約者との約束通り、貴女に力を授けます」

 

前契約者?

ちょっと引っ掛かるけど、ここはスルーした方が良さそうね。

なんだか神様も槍と楯出現させて戦闘体制だし。

 

「ただではくれないのね」

「貴女に力を制御できるだけの力量があるかどうか確かめさせてもらいます」

 

まあ、そうなるわよね。

神様とデュエルできる機会なんて滅多無いし、さっきのデュエルの憂さ晴らししたい気分だし、望むところよ!!

 

「「デュエル!!」」

 

「ここから先は神の領域...恐れずしてかかってきなさい!!」

 

 

 

 

「現れろ《No.39》!受け継がれし希望の力、闇を照らす光の翼!《希望皇ホープ》!

 

ランク4 光属性 戦士族 攻2500 守2000(攻撃表示)

 

あの時はホープを正面から見てたけど、今は背中を見てる...

俺のライフ...ホープに託す!!

 

「さぁ来い!!俺はこれでターンエンドだ!」

 

 

榊遊矢

ライフ:1500

手札:1枚

モンスター:《No.39 希望皇ホープ》

魔法・罠:0枚

 

 

「なるほどね....」

 

道化師

手札:0→1

 

「そのモンスターがイレギュラーな存在なのはわかるけど...忘れてないよね?《地縛神》が相手プレイヤーに直接攻撃できるって。《地縛神》で攻撃」

 

Ccapac Apu  榊遊矢

攻:3500      ライフ:1500

 

知ってるさ...その能力は痛いほどな...

けど!ホープの能力はその上を行く!

 

「《希望皇ホープ》のモンスター効果発動!エクシーズ素材を1つ使って、攻撃を無効にする!『ムーン・バリア』!!」

 

希望皇ホープ

ORU:2→1

 

ホープの白い翼が形を変えて、《地縛神》の攻撃を受け止める。

よし!これなら《地縛神》も敵じゃない!!

 

「驚いたよ...僕はターンエンドだよ」

 

 

道化師

ライフ:3200

手札:1枚

フィールド《オレイカルコスの結界》

モンスター:《地縛神 Ccapac Apu》

魔法・罠:0枚

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

榊遊矢

手札:1→2

 

うっ......《地縛神》を倒せるカードがない。

ホープが耐えてくれてる間に何とかしないと...

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

榊遊矢

ライフ:1500

手札:1枚

モンスター:《No.39 希望皇ホープ》

魔法・罠:1枚

 

 

「あれ?攻めて来ないの?」

 

動かない俺に対して、不満そうな顔をする道化師。

攻めたくても攻めれないんだよ。

 

「なんだかがっかりだな...せっかく君とデュエルしてるのに...もっと本気をだして欲しいよ」

「俺はいつだって...今だって本気だ!!」

「...だとしたら期待はずれだね。もっと僕を楽しませてよ!」

 

道化師

手札:1→2

 

「バトル、《地縛神》で直接攻撃」

「無駄だ!ホープの効果発動!攻撃を無効にする!」

 

希望皇ホープ

ORU:1→0

 

「でもこれでホープにエクシーズ素材はない。次のターンで終わりだよ?ターンエンド」

 

道化師

ライフ:3200

手札:2枚

フィールド《オレイカルコスの結界》

モンスター:《地縛神 Ccapac Apu》

魔法・罠:0枚

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

榊遊矢

手札:1→2

 

ダメか...今の《地縛神》を倒すには【効果破壊】【モンスター効果を無効にしたうえでの戦闘破壊】【手札に戻す】【除外する】のどれかの方法と取らなきゃいけない。

でも俺の手札じゃなにもできない...

 

「ターンエンドだ....」

 

 

榊遊矢

ライフ:1500

手札:2枚

モンスター:《No.39 希望皇ホープ》

魔法・罠:1枚

 

「まだ攻めてこないの?...もしかして僕とのデュエル飽きちゃった?」

「.....早くしろよ、お前のターンだろ」

「そうだね、僕のターン」

 

道化師

手札:2→3

 

「いやさ?伝説の英雄がこんなに手応えないなんて思わなくてさ...正直拍子抜けだよ。君って中途半端だよね」

 

俺が...中途半端?

そんなことは...

 

「【エンタメのために憎しみを捨てること】も【憎しみのためにエンタメを捨てること】もできない君なんて、中途半端過ぎるよね」

「そ、それは...」

 

確かにアイツのいう通りだ。

このデュエル、自分のデュエルをするって言っておいて、アイツを倒すことしか考えてなかった。これはエンタメデュエルじゃない....

 

「手札を1枚捨てて、装備魔法《閃光の双剣-トライス》を《地縛神》に装備。攻撃力が500下がる代わりに2回攻撃ができる」

 

地縛神Ccapac Apu

攻:3500→3000

 

攻撃回数:1→2

 

 

「バトル、《地縛神》で遊矢くんに直接攻撃」

 

Ccapac Apu  榊遊矢

攻:3500      ライフ:1500

 

「たった1枚の伏せカードで、2回の攻撃を防ぎ切れるかな?」

「防ぐさ!罠カード《立ちはだかる強敵》発動!自分のモンスターを1体選択する。このターン、相手は選択したモンスターにしか攻撃できず、可能な限り選択したモンスターに攻撃しなければならない!!選ぶのは...《希望皇ホープ》だ!!」

 

Ccapac Apu  希望皇ホープ

攻:3500      攻:2500

 

「《Ccapac Apu》は戦闘で破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える...防ぎきれてないよ?」

「《ホープ》にはまだ効果がある!エクシーズ素材がない状態で攻撃対象になったとき....破壊される!」

 

《地縛神》の攻撃が当たる寸前でホープは光の粒になって消えた。

ありがとう...お陰で次に繋がったよ。お前の犠牲は無駄にしない!

 

「やられたね...《立ちはだかる強敵》の効果で僕はこのターン《ホープ》にしか攻撃できないって言うのに...その対象が消えちゃうなんて...ターンエンド」

 

道化師

ライフ:3200

手札:1枚

フィールド《オレイカルコスの結界》

モンスター:1体

魔法・罠:0枚

 

 

どうする...俺の手札には《地縛神》を倒せるカードはない。

このドローで引かないと...今度こそ負けだ。

ここで負けたら霊夢とキング...そして正邪の頑張りが無駄になる...それだけはできない!

このデュエルだけは負けられないだ!!

 

「はぁ...しょうがないな...」

 

道化師は大きくため息を付き、ポケットから何かを取り出した。

けど、その何かを俺は知ってた。そうだ...見間違えるはずがない!あれは...

 

「白紙のカード!?」

「そっ。本当はもっと後に渡す予定だったんだけど....元々君のだし返すよ」

 

そう言って道化師は白紙のカードを俺に投げ渡した。

俺もそれをキャッチしようとして手を伸ばすが、不思議なことに俺の手をすり抜けて胸の中に入って来た。

どういう....ことだ?

胸の辺りをさわってみても何にもないし、回りにカードも落ちてない。

 

...そしてそれは突然に起こった

 

「あっ!!...くっ...あぁ.....」

 

急に胸が苦しくなったかと思ったら、おかしな感覚に襲われた。

まるで体と心がズレていくような感じ。

く、苦しい...

 

「お、お前...俺に...何を...?」

「さっきも言ったでしょ?返してあげただけだよ」

「返すって...何を...くっ」

 

苦しみはどんどん増してくる。

そしてある光景が見えた。

それは俺の知らない何処か...

 

『助けて!!』

『誰か...助けてよ!!』

 

なんだよ...これ...

町は燃え、人々は泣きながら助けを求めてる。

そしてそれを笑いながらモンスターで町を襲い、カードにしていく青い服を着た奴ら。

どうしてこんな事を...俺の信じるデュエルは...みんなを笑顔に....

 

『...アカデミアを許さない』

『俺はもう...誰も傷つけたくない...』

 

これは誰だろう?

辺りには誰もいない...もしかしてこの記憶の持ち主?

 

『君の力で...世界に...みんなの未来に...笑顔を...』

 

記憶はここで終わった。

やっと視界がこっちに帰ってきた事を確認して、道化師を睨み付ける。

 

「ハァ...ハァ...あれは...本当なのか...?」

「そうだよ。本当にあったこと...」

「.......一つ聞かせろ...お前はアイツらの仲間なのか?」

 

少し考える素振りを見てせて、道化師は笑いながら答えた。

 

「...もしそうだとしたら?」

 

胸の奥から何か黒い物が溢れて、全身に染み渡っていくのを感じた。

 

「もしそうなら....お前を絶対に...ユルサナイ!!」

 

 

 

 

 

何よこれ....

遊矢を追って大会会場に来てみたら、そこではあの時の男...道化師と遊矢がデュエルしてた。

会場内は嵐のような冷たい風が吹き荒れている。

バトルフィールどのほうに出ると、傷だらけのキングと射命丸がいた。

 

「ちょっと射命丸!これどうなってるの!」

「鈴仙さん!それが遊矢さんが!!」

 

射命丸の指さす遊矢を見ると何か違和感を感じる。

そしてそれが何なのか気づいて足が震えた。

そ、そんな...こんなことって...遊矢の波長が消えちゃってる

 

「オレノタァァァァン!!」

 

榊遊矢

手札:2→3

 

「マジックカード《シャッフル・リボーン》ヲ発動。墓地カラ《希望皇ホープ》ヲ効果ヲ無効ニシテ特殊召喚スル」

 

ランク4 光属性 戦士族 攻2500 守2000(攻撃表示)

 

「サラニマジックカード《波動共鳴》ヲ発動。フィールド上ノモンスター1体ノレベルヲ4ニスル。コノ効果デ《地縛神Ccapac Apu》ノレベルヲ4ニスル」

 

地縛神Ccapac Apu

レベル:10→4

 

「ソシテ...マジックカード《天よりの宝札》ヲ発動。手札・フィールドノカード全テヲ除外シテ、カードヲ2枚ドロースル」

 

榊遊矢

手札:0→2

 

「オレハスケール《8》ノ《相生の魔術師》トスケール《3》ノ《相克の魔術師》デペンデュラムスケールヲセッティング!!」

 

ペンデュラムスケール

赤:なし→相生の魔術師《8》

P E N D U L U M

青:なし→相克の魔術師《3》

 

 

「コレデレベル4カラ7マデノモンスターガ同時ニ召喚可能!」

 

似てる...あの時、命蓮寺でぬえとのデュエル中に遊矢が《超融合》を使った時のあの冷たい感じ。

 

「揺レロ、魂ノペンデュラム!天空ニ描ケ光ノアーク!ペンデュラム召喚!現レロ我ガ僕下ノモンスタータチ!!エクストラデッキヨリ《EMドクロバット・ジョーカー》!《EMシルバー・クロウ》!ソシテ...《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!!」

 

レベル4 闇属性 魔法使い族 攻1800 守100(攻撃表示)

レベル4 闇属性 獣族 攻1800 守500(攻撃表示)

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2500 守2000(攻撃表示)

 

「レベル4モンスター2体デオーバーレイ!!漆黒の闇より、愚鈍なる神に抗う反逆の牙!!エクシーズ召喚!《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》!!」

 

ランク4 闇属性 ドラゴン族 攻2500 守2000(攻撃表示)

 

遊矢のフィールドにドラゴンが2体...でも、攻撃対象にならない《地縛神》には意味がない。

どうするつもりなの?

 

「対立を見定める《相克の魔術師》よ!その鋭利なる力で異なる星を1つにせよ!ペンデュラム効果発動!自分フィールドのエクシーズモンスターは、自身のランクと同じ数値のレベルのモンスターとしてエクシーズ召喚の素材にできる!」

 

つまり《エクシーズ・ドラゴン》はランク4のエクシーズモンスターの召喚に使える....だけど《オッドアイズ》のレベルは7....

 

「和合を見定める《相生の魔術師》よ!その神秘の力で、天空高く星を掲げよ!ペンデュラム効果発動!自分フィールドのエクシーズモンスターとレベル5以上のモンスターを選択して、選択したモンスターのレベルにランクの数を合わせる!」

 

ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン

ランク:4→7

 

《エクシーズ・ドラゴン》のランクをあげた!

これでランク7の素材にすることができる.....そうか!!

遊矢の狙いはランク7のエクシーズモンスター?でもそんなモンスター遊矢持ってたっけ?

 

「レベル7ノ《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》ト、ランク7ノ《ダークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン》デオーバーレイ!」

 

2体のドラゴンが渦の中に呑まれると、遊矢の胸から白紙のカードが飛び出した。

遊矢の目の前に浮かぶそのカードを遊矢が握ると、色が付き始める。

 

「二色の眼の龍よ!その黒き逆鱗を震わせ、刃向かう敵を殲滅せよ!エクシーズ召喚!いでよ、ランク7!怒りの眼輝けし龍!《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》!」

 

ランク7 闇属性 ドラゴン族 攻3000 守2500(攻撃表示)

 

現れた禍々しい黒いドラゴン。

憎しみ...怒り...まさしく憎悪っていうのかな...そう言うものをこのドラゴンから強く感じる...

 

「《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》ノ効果発動!コノカードヲエクシーズモンスターヲ素材ニ召喚サレタ場合、相手フィールドノレベル7以下ノモンスター全テ破壊スル!!」

「君の魔法カードの効果でレベル4になっちゃってる《地縛神》は破壊されるよ」

「コノ効果デ破壊シタモンスター1体ニ付キ、相手ニ1000ダメージヲ与エル!!」

 

道化師

ライフ:3200→2200

 

「バトルダ!《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》ノ攻撃!!」

 

覇王黒竜   道化師

攻:3000 ライフ:2200

 

「手札から《Emダメージ・ジャグラー》の効果を発動。手札からこのカードを捨てることで、戦闘ダメージを1度だけ0にする」

「...無駄ダ。破壊効果ヲ適用した《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》ハ、三回ノ攻撃ガデキル!」

「素晴らしいよ!!これが偽物なんかじゃ到底たどり着けない...純粋な力なんだね...」

「イケ!!《反旗の逆鱗 ストライク・ディスオベイ》!!」

 

覇王黒竜   道化師

攻:3000 ライフ:2200

 

道化師

ライフ:2200→0

 

「僕の...負けだね」

「マダダ...《覇王黒龍》ニハ...マダ攻撃ガ残ッテル!!」

 

そんな!?

ライフ0の相手に攻撃するの!?

そんなの...遊矢のデュエルじゃない!!止めなきゃ!!

 

「ダメ!遊矢!!」

「........イクゾ!《反旗の逆鱗 ストライク・ディスオベイ》!!」

 

私の声が届いてない...

地面を抉りながらドラゴンの攻撃が相手に迫る。

こうなったら私に遊矢を止めるすべはない。

 

「そこまでだ!!」

 

その声と主にフィールドに黒いドラゴンのようなモンスターが現れて、遊矢さんのドラゴンの攻撃を受け止めた。遊矢の前に立っていたのは......蓮子さんだった。

 

「さすがにそれはやり過ぎでしょ?」

「邪魔スルナ...邪魔スルナラ...オマ...お前モ...タお....」

 

遊矢は崩れ落ちるように倒れて、2体の黒い竜も消えてしました。

なんだったんだろう...答えの出ない疑問を抱きつつ、遊矢のもとへ走る。

 

「よかった...気を失ってるだけか...」

 

昨日の怪我が悪化してなくて一安心したのもつかの間、遊矢のデュエルディスクから、あのドラゴンのカードが無くなってることに気付いた。辺りを探してみてもカードはなかった。もしかしたら遊矢の中に戻ったの

 

「いや~素晴らしいものを見せていただきました...」

 

静まり返る会場に響く拍手。

その主は相手チームの....おそらくリーダーだと思う。

 

「思いの外楽しめました...ですがまだゲームの《駒》は全て揃いきっていません...またお会いしましょう!」

 

その言葉を残して相手チームの姿は消えてしまった。

 




エンタメラジオ!!
のコーナーはお引越ししました!!

毎週金曜日22:00にCASでやってます!!
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