エンタメデュエリストが幻想入り   作:てんのうみ

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どうも皆さん!空。(てんのうみ)です!!

ハロウィンやりたかったけど、間に合わなかった!!
一応後書きにおまけとして「道化師君たちのハロウィン」書いたのでよかったらどうぞ!!というか絶対に見てね!頑張ったから!!



それでは本編スタート!!


スマイル・ワールド

霊夢がデュエルを終えて帰ってくる。

なんだか『96』と話してるみたいでけど、なんだか楽しそうだ。それにしても驚いたな...霊夢が全部の召喚法を使うなんて、この数時間の間に何かあったのかな?

 

「お疲れさま!凄いデュエルだったよ!」

「うん、ありがと。遊矢次でしょ?よかったじゃない、狙い通りになって」

 

霊夢の視線のさきには負けたにとりさんを励ましながら、バトルフィールドに出る文がいた。文とのデュエルは久しぶりだな。最後にデュエルしたのはあのときだっけ?あのときの文は俺のデッキ使ってたから、全力とはちょっと違ったし、俺もあのときよりは強くなってるからいいデュエルができそうだ!!

 

「頑張って来なさいね」

 

笑いながら手をあげる霊夢に俺もそれに応じる。

 

「ああ。頑張って.....」

 

だが俺たちの手が会うことはなく、俺は気づけば地面に倒れてた。

あ、あれ?どうしたんだ?急に体が....

 

「「「遊矢!!」」」

 

俺が倒れたことに気づいて、キングと正邪も駆け寄ってくる。

一番近くにいた霊夢が俺を仰向けにしてシャツをめくった。お腹に巻かれた包帯に滲んでる。気にしないようにしてたけど、この数日のダメージの蓄積が尋常じゃなかったから、もしかしたらこうなるかもって、道化師と戦うときには覚悟はしてたけど...このタイミングか...

 

「こんな状態じゃ、デュエルできないわね...悪いけど、この試合は──「それだけはしない!!」──はぁ!?」

 

霊夢の両肩を掴んで、その目を真っ直ぐ見た。

 

「このあとの試合には出れなくていい!だからこのデュエルだけは!!」

 

俺の必死さが伝わったのか、霊夢は「わかったわ」と言って立ち上がるのに手を貸してくれた。他の二人にも背中を押されながら、バトルフィールドに出る。本当にいい友達に出会えたなっと心のそこから思った。

 

「遊矢はなんでこのデュエルにそんなにこだわるんだ?」

「さあね、でもあるじゃない?絶対に譲れないものって」

 

二人の会話は俺の耳には届かなかった。

 

 

 

 

「大丈夫でしたか?さっき、倒れてた見たいですけど...」

「あ、あははは。ちょっと立ちくらみしちゃってさ」

 

とりあえず精一杯笑ってみせる。

文にはこの怪我の状態のことを知られる訳にはいかない。ばれたらデュエルをやめるって言われるかもしれないしな。それに余計なことでデュエルに集中できなくさせたくない。

 

なにより、ずっと待ってたんだ。

たくさんの人が見てる前で、俺のエンタメを取り戻してくれた文と最高のエンタメデュエルをするこの時を!

 

「「デュエル!!」」

 

榊遊矢VS射命丸文

 

「俺の先攻だ!」

 

最初の手札は...よし!悪くない!

俺にできる最高のエンタメデュエルを見せてやる!!

 

「俺は《EMシルバー・クロウ》を召喚!」

 

レベル4 闇属性 獣族 攻1800 守500(攻撃表示)

 

「さらにスケール《6》の《EMギタートル》と、同じくスケール《6》の《EMリザードロー》をペンデュラムスケールにセッティング!」

 

ペンデュラムスケール

赤:なし→EMギタートル《6》

P E N D U L U M

青:なし→EMリザードロー《6》

 

「でもそれではペンデュラム召喚できませんよ?」

「たしかに貴女の言葉はごもっとも、ですがこう言うのはどうでしょう!!《EMギタートル》のペンデュラム効果!もう片方のペンデュラムスケールに《EM》がセッティングされたとき、カードを1枚ドローする!」

 

遊矢

手札:2→3

 

「さらに!《EMリザードロー》のペンデュラム効果!もう片方のペンデュラムスケールに《EM》がセッティングされている時、このカードを破壊して1枚ドローできる!!」

 

ペンデュラムスケール

赤:EMギタートル《6》

 

青:EMリザードロー《6》→なし

 

 

遊矢

手札:3→4

 

引いたカードは...よし!!

カードが繋がりだした!!

 

「一足さきに我が劇団のエースをご覧にいれましょう!スケール《4》の《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

ペンデュラムスケール

赤:EMギタートル《6》

P E N D U L U M

青:なし→オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン《4》

 

「これによりレベル5のモンスターが同時に召喚可能になります!」

 

俺のコンボを見て会場から歓声が湧く。

やっぱりきれいにコンボが繋がると気持ちいいし、見てくれてる人の反応もいいな。

 

「揺れろ魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!来い!俺のモンスター!レベル5《EMスプリングース》!」

 

レベル5 風属性 鳥獣族 攻1100 守2400(守備表示)

 

「このまま幕引きまで。それでは最後に《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》のペンデュラム効果!エンドフェイズにこのカードを破壊して、デッキから【攻撃力1500以下のペンデュラムモンスター】1体を舞台裏に呼ぶことができます!私は《EMモンキーボード》を選択!」

 

榊遊矢

手札:2→3

 

「これにて第一幕終了になります!」

 

 

榊遊矢

ライフ:8000

手札:3枚

モンスター

《EMシルバークロウ》

《EMスプリングース》

魔法・罠:なし

 

 

「最初から全快ですね!私のターン、ドロー!」

 

射命丸文

手札:5→6

 

「この日のために組み上げた私の新デッキ!《ブンボーグ003》を召喚!」

 

レベル3 地属性 機械族 攻500 守500(攻撃表示)

 

文が召喚したのは文房具を持ったおもちゃのようなロボ。

なっ!?デッキが変わってる!?

それに《ブンボーグ》って聞いたことないな...

 

「《ブンボーグ003》の召喚時効果!デッキから《ブンボーグ》モンスターを1体特殊召喚できます!呼び出すのは《ブンボーグ002》!」

 

レベル2 地属性 機械族 攻500 守500(攻撃表示)

 

「この子は特殊召喚した場合に、デッキから《ブンボーグ》カード1枚を手札に加えることができます!《ブンボーグ003》を手札に!」

 

射命丸文

手札:5→6

 

「さらに手札から魔法カード《機械複製術》を発動!自分フィールドに存在する【攻撃力500以下の機械族モンスター】1体を対象に、同名モンスターをデッキから2体まで特殊召喚できる!デッキから《ブンボーグ002》を2体特殊召喚!」

 

レベル2 地属性 機械族 攻500 守500(攻撃表示)

レベル2 地属性 機械族 攻500 守500(攻撃表示)

 

「2体の効果が同時に発動!今度は《ブンボーグ007》と《ブンボーグ008》を手札に!」

 

射命丸文

手札:5→7

 

こんなに展開して手札が増えてる...さすがだよ文!

会場もすっごく盛り上がってる!

 

「遊矢さんが魅せるんですから、私も全力でお魅せしたいと思います!スケール《1》の《ブンボーグ008》とスケール《10》の《ブンボーグ007》でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

ペンデュラムスケール

赤:なし→ブンボーグ008《1》

P E N D U L U M

青:なし→ブンボーグ007《10》

 

「文がペンデュラム!?」

 

思わず素の口調で声が出てしまった。

一体どこで手にいれたかすっごく気になるけど...ペンデュラム対決のほうが面白いか!!

 

「ペンデュラム召喚!出番です!レベル4《ブンボーグ004》!」

 

レベル4 地属性 機械族 攻500 守500(攻撃表示)

 

これで文のモンスターゾーンはすべて埋まった。

しかも全モンスターの攻撃力は500。レベル2が3体とその他はバラバラでチューナーもいない...どうするつまりなんだ?でも文のことだ。念のために...

 

榊遊矢

手札:3→2

 

 

「いい忘れてましたが、《ブンボーグ002》が表側表示で存在するかぎり、自分フィールドの他の機械族モンスターの攻撃力・守備力は500アップします!!」

 

ブンボーグ002(A)

攻:500→1500

守:500→1500

ブンボーグ002(B)

攻:500→1500

守:500→1500

ブンボーグ002(C)

攻:500→1500

守:500→1500

ブンボーグ003

攻:500→2000

守:500→2000

ブンボーグ004

攻:500→2000

守:500→2000

 

「一気に攻撃力が上がった!?」

「バトルですよ!《ブンボーグ003》で《EMスプリングース》に攻撃!」

 

ブンボーグ003  EMスプリングース

攻:2000    守:2400

 

「この瞬間、《ブンボーグ003》の効果発動!1ターンに1度、自分フィールドの《ブンボーグ》モンスターを対象に、対象モンスターの攻撃力・守備力を自分フィールドの《ブンボーグ》カード×500アップさせる!」

「文の場にはペンデュラムカードを含めると《ブンボーグ》カードが7枚!!」

 

ブンボーグ003

攻:2000→5500

守:2000→5500

 

「ペンは剣より強しです!《スプリングース》を破壊!」

「くっ!」

 

攻撃力500のモンスターがここまで攻撃力をあげるなんて....

状況次第では一発で勝負がつく!

 

「今度は《ブンボーグ004》で《EMシルバークロウ》に攻撃!」

 

ブンボーグ004  EMシルバークロウ

攻:2000    攻:1800

 

「ッ!!」

 

榊遊矢

ライフ:8000→7800

 

この体だと少しのダメージでも響くな...

今は土煙舞ってるからいいけど、気を抜いたらボロが出そうだ...

 

「さあ、残りの2体で直接こうげ....ってあれ?」

 

土煙が晴れると、そこには破壊されたはずの《シルバークロウ》がいた。

やっぱり保険を打っておいてよかった!

 

「私は貴女のメンフェイズ時にすでに、手札から《EMレインゴート》の効果を使っていたのです!この効果により《EMシルバークロウ》は破壊と言う雨から逃れることができたました!」

「そういうことですか...私はカードを1枚伏せて、ターンエンドです!」

 

射命丸文

ライフ:8000

手札:3枚

モンスター

《ブンボーグ002》

《ブンボーグ002》

《ブンボーグ002》

《ブンボーグ003》

《ブンボーグ004》

魔法・罠:1枚

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

榊遊矢

手札:2→3

 

「よし!俺はスケール《1》の《EMモンキーボード》でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

ペンデュラムスケール

赤:EMギタートル《6》

P E N D U L U M

青:なし→EMモンキーボード《1》

 

「再び《EM》がセッティングされたことにより、《EMギタートル》のペンデュラム効果でカードを1枚ドロー!」

 

榊遊矢

手札:2→3

 

「そして今セッティングした《EMモンキーボード》のペンデュラム効果!発動したターンのメインフェイズに、デッキから【レベル4以下の《EM》モンスター】を1体手札に加える!《EMトランプ・ガール》を手札に!」

 

榊遊矢

手札:3→4

 

《ブンボーグ》の正確な効果がわからない今、迂闊に攻めれば突然のパワーアップに対応できない。ここは!

 

「手札から《EMソード・フィッシュ》を通常召喚!」

 

レベル2 水属性 魚族 攻600 守600(攻撃表示)

 

「私もその子の効果は知ってますよ。召喚・特殊召喚したとき、相手モンスター全ての攻撃力・守備力を600下げるんですよね?」

 

ブンボーグ002(A)

攻:1500→900

守:1500→900

ブンボーグ002(B)

攻:1500→900

守:1500→900

ブンボーグ002(C)

攻:1500→900

守:1500→900

ブンボーグ003

攻:2000→1400

守:2000→1400

ブンボーグ004

攻:2000→1400

守:2000→1400

 

「すぐにでも主役をお呼びしたいところですが、それには準備が必要です!速攻魔法《ペンデュラム・ターン》発動!ペンデュラムカードのスケールを1から10までの好きな数字に変更できる!《EMギタートル》のスケールを《8》にする!」

 

ペンデュラムスケール

赤:EMギタートル《6》→《8》

P E N D U L U M

青:EMモンキーボード《1》

 

「これでレベル2から7までのモンスター...《オッドアイズ》が召喚可能になりましたか!」

「今一度揺れろ魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!手札より《EMトランプ・ガール》!エクストラデッキより《EMリザードロー》!そして美しくも雄々しい二色の眼!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!!」

 

レベル2 闇属性 魔法使い族 攻200 守200(攻撃表示)

レベル3 地属性 爬虫類族 攻1200 守600(攻撃表示)

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2500 守2000(攻撃表示)

 

「来ましたね...ですが《ブンボーグ003》の効果は相手ターンにでも使えます!戦闘では倒せませんよ!」

「でしたら!こちらももう一芸お見せしましょう!《EMソード・フィッシュ》のもう1つの効果!我が団員が特殊召喚に成功したとき、相手モンスター全ての攻撃力・守備力を600下げる!!」

 

ブンボーグ002(A)

攻:900→300

守:900→300

ブンボーグ002(B)

攻:900→300

守:900→300

ブンボーグ002(C)

攻:900→300

守:900→300

ブンボーグ003

攻:1400→800

守:1400→800

ブンボーグ004

攻:1400→800

守:1400→800

 

「ここで裏方に下がった《EMスプリングース》の効果発動!墓地のこのカードを除外して、ペンデュラムスケールにセッティングしてる《EMギタートル》と《モンキーボード》を手札に戻す!」

 

ペンデュラムスケール

赤:EMギタートル《8》→なし

 

青:EMモンキーボード《1》→なし

 

榊遊矢

手札:2→4

 

「役目を終えた役者たちには、出番を控える役者たちにバトンタッチしてもらいましょう!魔法カード発動《EMキャスト・チェンジ》!手札の《EM》モンスターをを任意の枚数デッキにも度して、戻した枚数+1枚のカードをドローする!」

 

戻したカード

EMギタートル

EMモンキーボード

 

榊遊矢

手札:4→1→4

 

「来た!スケール《4》の《EMマンモスプラッシュ》でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

ペンデュラムスケール

赤:なし→EMマンモスプラッシュ《4》

 

青:なし

 

「ペンデュラム召喚をしたあとにセッティングですか?しかも片方だけ?」

「ここからが第二幕の最大の見せ場となります!」

 

フィールドの《シルバークロウ》と《オッドアイズ》をエクストラデッキに送って、そのままあのモンスターを召喚する。

 

「誇り高き銀狼よ、二色の眼の竜と一つとなりて、新たな力を産み出さん!融合召喚!《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!!」

 

レベル8 地属性 ドラゴン族 攻3000 守2000(攻撃表示)

 

「再び自分フィールドにモンスターが特殊召喚されたことで《EMソード・フィッシュ》の効果が発動!さらに600下げる!」

 

ブンボーグ002(A)

攻:300→0

守:300→0

ブンボーグ002(B)

攻:300→0

守:300→0

ブンボーグ002(C)

攻:300→0

守:300→0

ブンボーグ003

攻:800→200

守:800→200

ブンボーグ004

攻:800→200

守:800→200

 

「そして《EMマンモスプラッシュ》のペンデュラム効果!融合モンスターを特殊召喚した時、エクストラデッキに表側表示で存在する《オッドアイズ》ペンデュラムモンスターを特殊召喚できる!」

 

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2500 守2000(攻撃表示)

 

「《オッドアイズ》がフィールドに戻ってきた!?しかも特殊召喚ってことは!?」

「もちろん《EMソード・フィッシュ》の効果が発動する!」

 

ブンボーグ003

攻:200→0

守:200→0

ブンボーグ004

攻:200→0

守:200→0

 

「私の《ブンボーグ》たちの攻撃力が0に...こんなにもたくさんの効果を連鎖させて使ってくるなんて、さすがは遊矢さんですね!!」

「驚くのはまだ早い!《EMトランプ・ガール》のモンスター効果!融合モンスターによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを墓地に送って、その融合モンスターを融合召喚する!」

 

さっきと同じように《トランプ・ガール》と《オッドアイズ》をエクストラデッキに送る。

出すのはもちろん、このカードだ!!

 

「神秘の力操りし者、眩き光となりて竜の眼に今宿らん!融合召喚!秘術振るし摩天の竜!《ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!!」

 

レベル8 闇属性 ドラゴン族 攻3000 守2000(攻撃表示)

 

「たった1ターンで融合ドラゴンを2体も並べて来ましたか...伝わってきますよ。遊矢さんの本気が」

「いくぞ文!《EMリザードロー》で《ブンボーグ003》に攻撃!」

 

EMリザードロー  ブンボーグ003

攻:1200    攻:0

 

ここでの問題は文がどのモンスターに《ブンボーグ003》の効果を使って来るかだ。

どう出る?

 

「《ブンボーグ003》の効果を発動!自身を対象として、攻撃力・守備力をフィールドの《ブンボーグ》カード×500アップさせる!」

 

ブンボーグ003

攻:0→3500

守:0→3500

 

《003》を残すか!

パワーアップした《003》に《リザードロー》が返り討ちにある。

ごめん、でもその犠牲は無駄にしない!!

 

榊遊矢

ライフ:7800→5500

 

「これでもう効果は使えない!《ルーンアイズ》で《ブンボーグ002》に攻撃!『シャイニー・バースト』!!」

 

ルーンアイズ  ブンボーグ002(A)

攻:3000  攻:0

 

「うぅ...」

 

射命丸文

ライフ:8000→5000

 

「《ルーンアイズ》は融合素材にした魔法使い族モンスターのレベルでモンスターへの攻撃回数が決まる!素材にした《EMトランプ・ガール》のレベルは《2》!よって2回の攻撃ができる!2体目の《ブンボーグ002》に攻撃!『連撃のシャニー・バースト』!!」

 

ルーンアイズ  ブンボーグ002(B)

攻:3000  攻:0

 

「きゃっ!!」

 

射命丸文

ライフ:5000→2000

 

「《ビーストアイズ》で最後の《ブンボーグ002》に攻撃!『ヘルダイブ・バースト』!!」

 

ビーストアイズ  ブンボーグ002(C)

攻:3000   攻:0

 

《ビーストアイズ》の放った炎が《ブンボーグ002》に降りかかる...寸前で何かが炎を遮った。このモンスターは!!

 

「ここでは終われません!手札から《工作列車シグナル・レッド》の効果発動!相手の攻撃宣言時、このカードを特殊召喚して、強制的にバトルさせる!」

 

レベル3 地属性 機械族 攻1000 守1300(守備表示)

 

ビーストアイズ  シグナル・レッド

攻:3000   守:1300

 

「そして《シグナル・レッド》は、この戦闘で破壊されません!」

「...ここでは終わらないって思ってたよ。このターンじゃ決められないけど、俺の攻撃は残ってる!《ソード・フィッシュ》で《ブンボーグ002》に攻撃だ!」

 

ソード・フィッシュ ブンボーグ002

攻:600     攻:0

 

「8000あったライフがここまで削られるなんて...」

 

射命丸文

ライフ:2000→1400

 

「カードを2枚伏せて、第二幕終了になります!!」

 

榊遊矢

ライフ:5000

手札:1枚

モンスター

《EMソード・フィッシュ》

《ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

《ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

魔法・罠:2枚

 

 

「かなりやられましたね...私のターン!!」

 

射命丸文

手札:2→3

 

「まずは《ブンボーグ003》を通常召喚!!」

 

レベル3 地属性 機械族 攻500 守500(攻撃表示)

 

「もうご存じですよね?デッキから《ブンボーグ001》を特殊召喚!」

 

レベル1 チューナー 地属性 機械族 攻500 守500(攻撃表示)

 

「《ブンボーグ001》は自分フィールドの機械族モンスターの数×500攻撃力・守備力がアップします!!」

 

ブンボーグ001

攻:500→3000

守:500→3000

 

「魔法カード《二重召喚》発動!このターンもう一度通常召喚をおこなえます!」

 

ここでその魔法カード?

文のモンスターゾーンはもう埋まってるけど...

 

「《ブンボーグ004》と《シグナル・レッド》をリリース!《ブンボーグ008》をアドバンス召喚!」

 

レベル8 地属性 機械族 攻500 守500(攻撃表示)

 

「アドバンス召喚か!」

「《ブンボーグ008》の攻撃力・守備力は墓地の《ブンボーグ》カード×500アップします!」

 

墓地には《ブンボーグ002》が3体と《ブンボーグ004》がいるはず...つまり攻撃力は2500!

 

 

ブンボーグ008

攻:500→2500

守:500→2500

 

「機械族モンスターが減ってしまったことで《ブンボーグ001》の攻撃力・守備力が下がってしまいますけどね」

 

ブンボーグ001

攻:3000→2500

守:3000→2500

 

「さあバトルです!《ブンボーグ001》で《EMソード・フィッシュ》に攻撃!」

 

ブンボーグ001 ソード・フィッシュ

攻:2500   攻:600

 

この攻撃に《ブンボーグ003》の効果を重ねがけされたら俺のライフは一気に0だ!!

 

「罠カード発動!《ドタキャン》!自分のモンスター全てを守備表示に変更する!」

 

ソード・フィッシュ

表示形式:攻撃表示→守備表示

ルーンアイズ

表示形式:攻撃表示→守備表示

ビーストアイズ

表示形式:攻撃表示→守備表示

 

ブンボーグ001 ソード・フィッシュ

攻:2500   守:600

 

「そして《ドタキャン》の効果を受けた《EM》モンスターは戦闘で破壊された時、手札に戻る!」

 

榊遊矢

手札:1→2

 

「続いて《ブンボーグ008》で《ビーストアイズ》に攻撃!」

 

ブンボーグ008 ビーストアイズ

攻:2500   守:2000

 

「《ビーストアイズ》!!」

「《ブンボーグ008》は一度のバトルで2度の攻撃ができます!続けて《ルーンアイズ》に攻撃!」

 

ブンボーグ008 ルーンアイズ

攻:2500   守:2000

 

「これ以上はやらせない!手札から《虹クリボー》の効果発動!《ブンボーグ008》に装備して、攻撃を封じる!」

「やっぱり手札に握ってましたか...でしたら《ブンボーグ003》で《ルーンアイズ》に攻撃!自身の効果を発動して、攻撃力を3000アップ!」

 

ブンボーグ003 ルーンアイズ

攻:3500   守:2000

 

「これでフィールドはがら空き!2体目の《ブンボーグ003》で遊矢さんに直接攻撃!効果を発動してまた攻撃力を3000アップ!」

 

ブンボーグ003 榊遊矢

攻:3500   ライフ:5000

 

榊遊矢

ライフ:5000→1500

 

「よし!凌ぎきった!」

「まだです!罠カード《緊急同調》を発動!このカード効果で、バトルフェイズ中にシンクロ召喚を行えます!レベル8の《ブンボーグ008》に、レベル1の《ブンボーグ001》をチューニング!シンクロ召喚!《鬼岩城》!!」

 

レベル9 地属性 岩石族 攻2900 守2800(攻撃表示)

 

「《鬼岩城》はシンクロ素材にしたチューナー以外のモンスターの数×200、攻撃力を上げます!」

 

鬼岩城

攻:2900→3100

 

「これで最後です!《鬼岩城》で直接攻撃!」

 

鬼岩城    榊遊矢

攻:3100 ライフ:1500

 

「俺だって負けないさ!墓地から《虹クリボー》の効果発動!相手の直接攻撃宣言時、墓地のこのカードを1度だけ特殊召喚できる!!」

 

レベル1 光属性 天使族 攻0 守0(守備表示)

 

鬼岩城    虹クリボー

攻:3100 守:0

 

「また防がれた!?...さすがですね!カードを1枚伏せて、ターンエンドですよ」

 

射命丸文

ライフ:1400

手札:0枚

モンスター

《ブンボーグ003》

《ブンボーグ003》

《鬼岩城》

魔法・罠:1枚

 

 

《虹クリボー》のお陰でなんとかなったな。

俺の手札のカードは《ソード・フィッシュ》と《トランプ・ウィッチ》...

この状況じゃもう使ってあげられないカードだ。

 

「俺のターン、ドロー!」

 

引いたカードは...《金満の壺》!!

これならまだチャンスはある!でも、発動するためには伏せカードを使わないと。

 

「俺は永続罠《連成する振動》を発動!自分のペンデュラムスケールにセッティングしてるカードを1枚破壊することで、カードを1枚ドローする!!」

 

ペンデュラムスケール

赤:EMマンモスプラッシュ→なし

 

青:なし

 

 

榊遊矢

手札:3→4

 

ッ!!このカードは....

 

「さらに魔法カード《金満の壺》を発動!このターンの特殊召喚をペンデュラム召喚に限定することで、エクストラデッキ・墓地からペンデュラムカードを3枚デッキに戻して、2枚ドローする!」

 

 

戻したカード

EMマンモスプラッシュ

EMシルバー・クロウ

EMトランプ・ガール

 

榊遊矢

手札:3→5

 

やっぱり...この手札は...

ありがとう俺のデッキ。最高の恩返しだ!!

 

「俺は手札を1枚捨てて魔法カード《ペンデュラム・コール》を発動!デッキから《時読みの魔術師》と《星読みの魔術師》を手札に加える!」

 

榊遊矢

手札:3→5

 

「そしてスケール《1》の《星読みの魔術師》とスケール《8》の《時読みの魔術師》でペンデュラムスケールをセッティング!!これでレベル2から7までのモンスターが同時に召喚可能!」

 

ペンデュラムスケール

赤:なし→星読みの魔術師

P E N D U L U M

青:なし→時読みの魔術師

 

「揺れろ魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!来い!《EMソード・フィッシュ》!美しくも雄々しい二色の眼!輝け!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!!」

 

レベル2 水属性 魚族 攻600 守600(守備表示)

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2500 守2000(攻撃表示)

 

「《ソード・フィッシュ》が特殊召喚されたことで文のフィールドのモンスター全ての攻撃力・守備力を600下げる!」

 

ブンボーグ003(A)

攻:500→0

守:500→0

ブンボーグ003(B)

攻:500→0

守:500→0

鬼岩城

攻:3100→2500

守:2800→2200

 

「で、ですが《オッドアイズ》の攻撃力では私のモンスターには勝てませんよ!」

「それはどうかな!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》で《ブンボーグ003》に攻撃!」

 

オッドアイズ  ブンボーグ003

攻:2500  攻:0

 

「忘れたのですか?2体の《ブンボーグ003》の効果発動!自分フィールドの《ブンボーグ》カード1枚につき、攻撃力・守備力を500上げます!2体分で4000アップです!!」

 

ブンボーグ003

攻:0→4000

 

「だったら俺も墓地から《タスケルトン》の効果発動!このカードを墓地から除外して、自分の攻撃を無効にする!」

「《ペンデュラム・コール》のコストで墓地に落ちていましたか...でも攻撃が無効になったなら...ッ!!この展開はもしかして!!」

 

文の言葉にうなずき、手札から1枚のカードを文に見せる。

 

「これが文があの時俺に見せてくれた可能性...あの時もう一度エンタメデュエリストを目指そうと決意させてくれた1枚!!速攻魔法《ダブル・アップ・チャンス》発動!自分のモンスターの攻撃が無効になった時、そのモンスターはもう1度だけ攻撃が可能になり、そのダメージステップのみ攻撃力が倍になる!」

「...《時読み》と《星読み》のペンデュラム効果で私はカウンターを打てない...」

「行け!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!もう一度《ブンボーグ003》に攻撃!」

 

オッドアイズ  ブンボーグ003

攻:2500  攻:4000

 

オッドアイズ

攻:2500→5000

 

「文...俺は文のおかげで自分のエンタメを...生き方を取り戻せたんだ。だから文がなんと言おうと、文が俺を救ったんだ。ありがとう」

「そう...ですか...それじゃ、そういうことにしてもらいます」

 

そういう文の顔は笑ってた。

ずっと気にしてるみたいだったしな...これで文ともまた...

 

「《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!その二色の眼でとらえたすべてを焼き払え!『螺旋のストライク・バースト』!!」

「《オッドアイズ》と《ブンボーグ003》の攻撃力の差は1000ですが...」

「《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》のモンスター効果!このカードが相手に与えるダメージは2倍になる!『リアクション・フォース』!!」

 

射命丸文

ライフ:1400→0

 

 

デュエルが終わると同時に会場から歓声が沸き起こる。

俺は見てくれていた観客たちに一礼してから、すぐに文のもとへ向かった。

 

「負けちゃいましたね。やぱっり遊矢さんは強いです」

「ぎりぎりだったよ。ありがとうございました。いいデュエルでした」

 

文が「こちらこそ!」っといって思いっきり握手してきた。心からの文の笑顔を久しぶりに見た気がする。

「決勝も頑張ってください」という文の言葉に「頑張るさ」と答えてみんなのもとへ帰った。

キングも霊夢も「すごかった」と言ってくれた。正邪には「勝ってくれなきゃ困る」って言われちゃったけど。

 

「これで決勝だな!ついにここまで来たぜ!」

「そう...だな...」

 

あれ?なんだか視界がぼやけるな...

足もふらつくし...

が、気づいたときには遅く、俺は膝から崩れ落ちた。

さ、さすがにもう限界か...

よくもったよ。俺の体。

 

とりあえずキングと霊夢に肩を貸してもらって会場を後にした。

そこからは大変だった。

病室を抜け出したのが永琳さんにばれて、「医者泣かせの患者ね~」と言いながら一番浸みる消毒液を傷口に塗りたくられたり、大会で出会った人たちがお見舞いに来たり、おもに俺が会場をぶっ壊したせいで決勝戦が明日に持ち越されたの知って紫さんのところに謝りに行ったり。忙しくて休めなかったけど、なにより楽しかった。

 

そして夜も更けて静かになった病室のベットの上で思った。

──道化師、いつかお前も...俺のデュエルで笑顔にして見せる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お・ま・け

「あ~そろそろ洗濯物でも取りこむか」

ピ~ンポ~ン

玄関のインターホンがなってやがる。誰だ?こんな時間に...
いやいやながら玄関のドアを開けると、魔法使いのようなコスプレした錬金術師が立ってやがった。

「トリック・オア・トリート!!」
「...あ”?」

何ドヤ顔で手出してんだよ。
というか朝からどっか出かけたと思ったら、何やってんだよこいつは。

「ちょっと調律師!トリック・オア・トリートっていってるんだけど!」
「俺はな!ハロウィンだからってお菓子持ち歩いてるようなメルヘン野郎じゃねーんだよ!」

俺の言葉に「つまんないな...」と頬を膨らませる。
コイツは本当にわけわかんない奴だな...

「どうしたの?大きな声だしちゃって?」

騒ぎを聞きつけた道化師が2階から降りてくる。
だかその姿はいつもの服装じゃなかった。たとえるなら...ペンマジみたいな服装だった。

「はぁ...お前もか...」
「一年に一度のお祭りだもの!楽しまないと損だよ!」

何力説してやがる...
コイツはコイツで面倒な奴だったな...
こんなところリーダーに見られたらどうなることか...

「おや?調律師。どうして仮装してないのですか?」

俺の目に入ってきたのはヴァンパイア・ロードのコスプレをしたリーダーこと魔術師の姿だった。本当にふざけるなてめぇら!!
はぁ...ダメだ。コイツらにまともに付き合うのが間違いなんだ。冷静になって落ち着くんだ...(←だいぶ困惑して日本語ゲシュタルト崩壊)

「あ、そうだ道化師君。トリック・オア・トリート!」
「あ、ごめん。今手持ちのないや...」

そりゃ普通持ち歩てないからな。
すると道化師の奴はポケットからハンカチを取り出し、お菓子をもらう為に差し出した錬金術師の手にかぶせる。

「だから、これで勘弁してね」

そう言ってハンカチを引くと、錬金術師の手の上にはキャンディーが1つのっかていた。

「凄い!今の手品?」
「もちろん。種も仕掛けもありすぎるマジックだよ」

相変わらず魅せる野郎だな。
アイツのマジックは見てて楽しい時の方が多い。本当に芸の多いやつだ。

「それじゃ僕もトリック・アンド・トリート」
「うん!お菓子上げるね...ってあれ?『アンド』って言わなかった?」

トリック・アンド・トリート...
訳すと『お菓子くれても悪戯するぞ』って感じか?

「ということだから悪戯するね」

道化師は一瞬で錬金術師の後ろに移動すると、軽くお姫様抱っこして窓を開けた。

「あんまり目立つことはできないから、星がいっぱいの夜空のパレードに招待するよ」
「...意外だね。結構ロマンチックなこと言うんだ」
「いや?」
「ううん。おねがいしまーす」

いや、すぐそこ玄関なんだから扉から出ろよ。

「それでは私も夜の里に繰り出すとしましょう」

結局俺以外は、どっか行くのかよ。

「はぁ...まったく疲れるぜ...」

今日で何度目かの溜息をつく。
さっさと洗濯物取りこんで、夕飯の準備しねえとな。
メニューは...そうだな...

「かぼちゃ料理にするか」








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