エンタメデュエリストが幻想入り   作:てんのうみ

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鈴仙・優曇華・イナバです。

出会いって人を成長させてくれますよね!
私もいろんな人に出会って、いろんな経験をして大きくなっていくんだと思います。

それと……私ってどうやったって私だというか……
ありのままの自分でいいんだなって!

そう思えた一日でした!

エンタメデュエリストが幻想入り 第二章《思惑スクランブル》編
第7話『銀河再誕』始まります!


銀河再誕

「うぅ……寒いな……」

 

 秋も後半になってきて、朝方はとくに冷え込む。朝のポストを確認するのは私の仕事だけど、どうせ射命丸の新聞くらいしか入ってないんだから、毎朝確認しなくてもいいのに……。

 寒さに肩を震わせて、心の中に文句をため込みながらポストの中を覗き込んで見ると、小さな封筒が入っているのがわかった。手に取って見てみると、それには『鈴仙・優曇華・イナバ様へ』と書かれているだけで、他には何も書かれていない。

 私に手紙なんて珍しい────気になって家の中に戻りながら、手紙の封を切って、封筒の中にあった折りたたまれた紙を広げた。

 

『鈴仙・優曇華・イナバ。貴女を明日行われる異世界交流戦、幻想郷代表「チームARC-V」五人目のデュエリストとして戦っていただきます。幻想郷の代表として、持てるすべての力を出し切る素晴らしいデュエルを期待しています。 八雲紫』

 

 手紙を読み終えると同時に、驚きのあまり叫びたくなる気持ちを抑えながら、落ち着くために深呼吸をする。

 な、なんか物凄いことになってる……私が幻想郷代表?チームARC-Vの五人目ってことは、遊矢や霊夢たちもいるのかな?

 遊矢たちと一緒に戦えるのはすごくうれしい……が、代表という二文字が重く私の肩にのしかかり、汗が頬をつたる。私なんかに代表が務まるのかな……私より強い人なら幻想郷にたくさんいるのに。蓮子さんや光さんとか。

 もう決まってしまったことをウジウジ言っても仕方ない────手紙あったように全力のデュエルができるようにでき調整でもしようと、私は手紙をポケットにしまって自室に向かった。

 自室に戻った私は、椅子に腰かけて机の上にデッキを広げる。

 最近光さんとたくさんデュエルして、気づいたことがある。それは私のデッキは軸がぶれてしまっているということ。パーツ一つ一つは強いけど、それがうまく回転しない。カードが点々としていて、線が直線に引けない感じだ。

 

「う~ん……蓮子さんならどうするんだろう……」

 

 机の片隅に置いてあるエクストラデッキ────その一番上にある白紙のカード。蓮子さんから託されたカードで、確か名前は────。

 

「ダークマター・ドラゴンって言ったけ?」

 

 蓮子さんが持っているときにはちゃんとイラストもテキストもあったのに、私に手渡された瞬間白紙になってしまった。

 持ち主が変わったから白紙になったのか、それとも私を所有者として認めてくれてないのか……どっちかはわからないけど、まったく覚醒の兆しが見えない。蓮子さんは「大事なのはここだよ」と言って、胸の辺りを指さしてたけど、その意味は分からかった。

 今の私には主軸とする切り札が必要……そのためにはダークマター・ドラゴンを覚醒させないといけない。

 

「せっかく代表に選ばれたんだもん、できる限りのことはしないと!」

 

 間に合うかどうかはわからないけど────私は広がっていたデッキをまとめてポケットに入れて、永遠亭を飛び出した。とりあえずデュエルをしてみよう。答えはきっとデュエルの中にしかない。

 

 

 

 

 「《巨神竜フェルグラント》で直接攻撃!これで終わりよ!」

 

 相手のライフが0になってデュエルが終わる。デュエルの相手を探すために蓮子のお店にやってきた私だったが────う~ん、光さんや蓮子さんとやりすぎたせいかな……普通の人じゃギリギリの勝負にならない……交流戦に出てくる異世界のデュエリストも相当なレベルのはず。できればもう一ランク上の相手とデュエルしたいし、月時計にでも行こうかな?

 

「浮かない顔してどうしたの?お姉さん」

 

 後ろから知らない声に呼ばれた。ややびっくりしながらも振り向いてみると、綺麗な水色の髪に左右で目の色が違う可愛らしい女の子が立っていた。

 お姉さんって私のことかな?でも私この子と面識ないし、もしかしたら違うかも……。

 

「えっと……どうかしたの?」

「なんていうか……お姉さんさっきから”心ここにあらず”って感じだったし、なんだか浮かない顔してたからどうしたのかな?って思って」

 

 見ず知らずの私を心配してくれるなんて……優しい子なんだな。それにしても周りからはそんな風に見えてるんだ……ちょっと気を付けないと。

 その子に一言「ありがとう、大丈夫だよ」と声をかけて、私は席を立ち、店を出ようと扉を開いて外に出ようとしたが────次の瞬間、左手の裾が後ろに引っ張られる。────振り向いてみると、さっきの女の子が満面の笑みで立っていた。

 

「やっぱりほっとけないよ。私とデュエルしよ!貴女の気持ちが少しでも張れるようなデュエルをして見せるから!」

 

 彼女の誘いに私は一瞬戸惑った。私のためにそこまでしてくれるのは、素直に嬉しい。でも今は一刻も早くダークマター・ドラゴンを覚醒させなきゃいけない状況。こんなところで油売っている暇は……いや、ここは一回ダークマター・ドラゴンを忘れてデュエルしてみるのもいいかもしれない。それに────この子から感じる雰囲気、そしてこの笑顔が────どこか遊矢に似てる。そんな気がした。

 

「それじゃお願いしようかな?」

「うん!行くよ!」

 

「「────デュエル!!」」

 

 

 

 

 結果的に言えばデュエルは私が勝った。でもそれは決して圧勝というわけではない。むしろ終始向こうのペースだった。一見関連性のない効果同士がいつの間にか絡みだしたり、カードの効果が一気に連鎖し始めたり、とにかく芸が多い。山あり谷ありのデュエルで、久しぶりにデュエルモンスターズの醍醐味────それを楽しめることができた。こんなに楽しかったのは遊矢とやっているとき以外では初めてだ。

 

「あちゃ~負けちゃったや。お姉さんって強いんだね」

「そ、そこそこね。そう言う貴女だって凄かったよ。予想外のことばっかり起こって楽しかった」

「本当に!やったーまた一つ師匠に報告することが増えた!」

 

 師匠────自分もよく使う言葉だが、この子にも師匠がいるのだろうか?さっきのプレイスタイルといい、もしかしたら────。

 

「まさか貴女の師匠って遊矢?」

「あ!師匠のこと知ってるんだ!」

 

 私が遊矢のことを知っているとわかった瞬間また満面の笑みになって、遊矢と出会った経緯とか自分が何で弟子入りしたのかとか、いろいろなことを話始めた。

 きっとこの子にとっての遊矢は、私にとっての蓮子さんのような関係なのだろう。自分の一番の目標で、いつかは追いつきたい存在。

 私はいつか連子さんに追いつけるだろうか────そんなことを頭の片隅で考えながら、楽しそうに話すこの子の話しを聞いてあげた。

 

「そっか……それでエンタメデュエリストになりたいんだ」

「うん!……師匠は自分のこと”まだ半人前だ”って言ってるけど、私からすればその背中すら遠い。────私はいつになったら一人前になれるんだろうって不安になるときもあるけど……大切なことは教えてもらったし、今は私にしかない物を探してるの」

「自分にしかない物?」

「そう。師匠にはなくて、私にしかない物。今のまま師匠のマネをし続けも師匠は超えられないし、私は師匠本人にはなれないから、劣化コピーにしかならないもん」

 

 それじゃ私はもう行くね────と言い残し、こちらに手を振りながら走り去ってしまった。

 なんというか変わった子だった……名前くらい聞いておけばよかったかな?

 でもまあデュエルを続けていればきっとまた会える────なんて思いながら、当初の目的であった月時計に向かうことにした。

 目的地に向かって歩き始めた私の髪を吹き抜ける冷たい秋風とは裏腹に、胸の中には不安が溜まっていく────大会は明日なんだ、今日中に何かつかめればいいんだけど。

 

 

 

 

 朝日が部屋の窓から差し込むのと同時に、目覚ましの音が部屋に鳴り響く。私は布団から手を伸ばして手探りで目覚まし時計を止めた。

 朝が来てしまった……あの後月時計に行って光さんにデュエルしてもらったけど、ダークマター・ドラゴンを覚醒させることはできなかった。

 まあ今更何言っても遅いんだけどね────ため息を付きながらパジャマを脱いでワイシャツを着てネクタイを絞める。最後にブレザーを羽織って部屋を出る。

 早く朝食を作ってしまう。悩むのはそれからだ。

 

「あら鈴仙、今日はひどい顔ね」

 

 部屋を出たところで、偶然姫様と鉢合わせになった。

 それにしてもこんな朝早くに姫様が起きているなんて珍しい。

 

「そんな顔で今日の大会は大丈夫なの?」

「うぅ……それが……」

 

 私は昨日から今にかけて悩んでいることを姫様に一通り話してみた。

 一応姫様にも何か知っているかどうか聞いてみたけど、やっぱり知らないみたい。

 

「なるほどね。つまり()()()が無いのね」

()()ですか?まあ、ざっくり言えばそうかもですけど……」

「そんな辛気臭い顔してたらカードも運も逃げていくわ。デュエルしている時ぐらい”自分が最強”って思ってもいいのよ?」

 

 そういうものなのかな────私が困惑していると、姫様は小さく笑って、軽く握った拳で私の左胸をやさしく叩いた。

 

「気持ちで負けるな────ってことよ。頑張りなさい。私はこれから寝るわ」

 

 それだけ言い残して、姫様は私を抜き去って行った。

 さては姫様朝までゲームしてたんだろうな……。

 

「あっ!いけない!早く朝食の準備しないと!」

 

 姫様と話していたことで、今の今まで忘れてしまっていたことを思い出して、台所に走って向かう。────それにしても”気持ちで負けるな”────か。

 

 

 

         ◇◆

 

 

 手紙に書かれていた時間通りに、少し前の大会の決勝トーナメントで使われていたバトルフィールドにやってきた。『選手専用入口』と書かれたとこから入っていくと、そこはバトルフィールド内。大勢の観客で観客席が埋まっている。

 

「どうしよう……今さらだけど緊張してきちゃった……」

「大丈夫か鈴仙?」

 

 あ、この声は────振り返ると遊矢とキングがこっちへ手を振りながら走ってきた。

 

「紫さんの手紙で知ったよ。今日は一緒に頑張ろうな」

「うん。……ってあれ?霊夢と正邪は?」

 

 私が質問すると、遊矢は明後日の方向を見ながら頬をかいた。

 聞くところによると、霊夢も正邪も連絡が取れなかったみたいだ。代役を立てようにも、今すぐに戦える高レベルなデュエリストもいないみたいで、出番ギリギリまで待ってみることになったそうだ。

 

「会場にお集まりの皆様、大変お待たせいたしました。これより異世界交流戦、ドリームマッチを開始いたします」

 

 運営の準備も整ったのか、会場に大会の始まりを告げるアナウンスが入る。

 つ、ついに始まった……結局デッキとか昨日のまんまだし、ダークマタードラゴンも間に合わなかったし……ああもうどうしよう……。

 

「今回の試合はチーム戦で行われます。各チーム五人が一人ずつデュエルを行い、より勝利数の多いチームが勝利ということになります。

 それではまずは先鋒戦。幻想郷代表、チームARC-V鈴仙・優曇華・イナバ」

 

 ええ!?私先鋒なの!?聞いてないんだけど!?

 

「…………前へ」

「は、ハイ」

 

 とても力の籠ったアナウンスに思わず返事をしてバトルフィールドの中央に向かった。

 さっきまで緊張してて全然気づかなかったけど、このアナウンス絶対光さんだよ……。

 私が中央付近まで来ると、向かえ側に大きな隙間が開いて、その中から一人の男の子が歩いてきた。

 

「ドリームチーム先鋒。レジスタンス代表────桐原秋人」

 

 桐原秋人────この人が私の対戦相手か。たぶん人間だよね────それにレジスタンスってなんだろう?革命軍の人なのかも……もしかしたら革命の炎に焼かれちゃうかもしれない……。 

 私が一人そんなことを考えていると、向こうは私を見て何かを思い出したように笑った。

 

「お、久しぶりだな鈴仙、まさかこんな形でデュエルする約束が叶うなんてな」

「────ん?」

「ん?」

 

 私たちの間に発生する一種の虚無空間。この人は私を知っている?いや、会ったことはないはずだ。私には異世界に行った友達もいないし、異世界に行った経験もない。でもこの人だってさすがに自分の世界の人と私を見間違えることはないだろうし……。

 何とも言えない空気が流れていく中、その男の子は隣を向いて何かぶつぶつ話していた。

 一人語かな?どちらかっていうと誰かと会話しているような気が……。

 

「────なるほど、大体分かった。初めましてだな、桐原秋人だ」

「れ、鈴仙です……」

 

「それではお互い位置について────準備が整い次第コールを」

 

 握手を交わしたのち、お互い適度に距離をとってデュエルディスクを構える。

 ここまで来たらやるしかない!ダークマター・ドラゴンがなくったって頑張るしかないんだ!

 

 

「「────デュエル!!」」

 

 

 デュエルディスクの画面を確認すると、先攻は私になっている。

 性格上の問題かもしれないけど、先攻苦手なんだよな……私のデッキって先に出していいモンスターそんなにいないし、攻撃する方が好きだし。

 五枚の手札を再確認して初めの動きを考え始める。

 相手のデッキはわからないなら、次の自分のターンの準備をしつつ、最低限の防衛ラインを張る!

 

「手札からフィールド魔法《竜の渓谷》を発動!手札からカードを1枚墓地に送って、デッキからドラゴン族モンスター────《アークブレイブ・ドラゴン》を墓地に送る。ターン終了」

 

 あんまり手札使いたくないし、これで大丈夫だと思うけど……相手がワンキル特化型とかだったら不味いかも……。

 

「行くぞ!俺のターン、ドロー!」

 

 相手の出方はわからないけど、私はいつも通りにやればいいんだ。

 私は相手がスタンバイフェイズに入った瞬間、前のターンに墓地に送った《アークブレイブ・ドラゴン》の効果を発動させる。

 

「《アークブレイブ》の効果で、このスタンバイフェイズに墓地のこのカード以外のレベル7・8ドラゴン族モンスターを一体特殊召喚できる!」

「墓地に送っただけで墓地のレベル7・8のドラゴンを特殊召喚!?インチキ効果も大概にしろ!」

「希望の光、黒天に輝く星となれ!光の化身ここに降臨!《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》!」

 

レベル8 光属性 ドラゴン族 攻3000 守2500(攻撃表示)

 

 一瞬辺りが暗くなり、空から光がフィールドに落ちてくる。周りの明るさが元に戻ると、そこには《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》の姿があった。

 

「《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》だって!?さっきの《竜の渓谷》で手札から墓地に送ってたのか!」

 

 《銀河眼(ギャラクシーアイズ)》の登場に心底驚きながらも、秋人はとても楽しそうというか……なんだかワクワクしていた。

 

「また幻想郷で《銀河眼(ギャラクシーアイズ)》と戦えるなんて……あの時のリベンジだと思って全力で行く!魔法カード《召集の聖刻印》を発動!デッキから《聖刻》モンスターを手札に加える!加えるのは《聖刻龍ートフェニドラゴン》だ!」

 

 《聖刻龍ートフェニドラゴン》か……ってことは聖刻デッキ?そういえばだけど、この前の大会のお昼休みに通りすがりって言ってたデュエリストとデュエルしたけど、その人も聖刻使ってたっけ。あんまり覚えてないけど、今出したドラゴンは確か────。

 私が記憶の中からあの時のデュエルを引っ張り出している間に、秋人はデュエルを進めていく。

 

「今加えた《聖刻龍ートフェニドラゴン》を特殊召喚!このカードは相手フィールドのみモンスターいる時に特殊召喚できるが、このターンこのモンスターじゃ攻撃できない!」

 

レベル6 光属性 ドラゴン族 攻2100 守1400(攻撃表示)

 

「そして自分フィールドのすべてのモンスターをリリース!《真魔獣 ガーゼット》を特殊召喚!」

 

レベル8 闇属性 悪魔族 攻0 守0(攻撃表示)

 

「《真魔獣 ガーゼット》の攻撃力はリリースしたモンスターの攻撃力の合計になるが、俺の狙いはそこじゃない!リリースされた《聖刻龍ートフェニドラゴン》の効果を発動!」

 

 思い出した!確か《聖刻龍ートフェニドラゴン》をはじめとする《聖刻》はリリースされることで効果を発動するカード群だった。あの時は大型のドラゴンをたくさん呼ばれて大苦戦したけど、秋人はどんなドラゴンを呼び出す気だろう?

 

「デッキから通常モンスターを攻守0で特殊召喚する!数多の伝説を刻みし白き龍よ。その純白の翼を翻し、立ちはだかる者全てを打ち砕け!現れろ!《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》!!」

 

レベル8 光属性 ドラゴン族 攻3000 守2500(攻撃表示)

 

「ぶ、《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》……これってあの時とほとんど同じ……」

 

 いや、違う。今目の前にいるのは秋人だ。それに私だってあの時の私じゃない。大会が終わってから蓮子さんや光さんに鍛えてもらって、強くなったんだもん。

 

「今だ!速攻魔法《地獄の暴走召喚》発動!攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚に成功したときに発動できる!同名モンスターを可能な限り特殊召喚だ!来い!二体の《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》!!」

 

レベル8 光属性 ドラゴン族 攻3000 守2500(攻撃表示)

レベル8 光属性 ドラゴン族 攻3000 守2500(攻撃表示)

 

「鈴仙も表側表示のモンスターを一体選んで、可能な限り特殊召喚してもいいぞ?」

「わ、私のデッキには《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》は一枚しかない……」

 

 だって一枚しかもらってい……と言うより、今の状況はかなり不味い。攻撃力3000のモンスターが一気に二体も……《銀河眼(ギャラクシーアイズ)》一体じゃ攻撃を躱せるのは一回までだ。こんな序盤で大ダメージを受けたくないし、ここは────。

 

「攻撃力が0になってる《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》と《ガーゼット》でオーバーレイ!顕現せよ!《No.107》!時空を操りし龍よ。宇宙を貫く咆哮を上げ、その漆黒の翼を翻し、銀河の果てより姿を現せ!エクシーズ召喚!現れろ1ランク8《銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)》!!」

 

ランク8 光属性 ドラゴン族 攻3000 守2500(攻撃表示)

 

「さらに!《銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)》でオーバーレイネットワークを再構築!銀河の竜よ。その身に鎧を纏い、全ての敵を殲滅しろ!フルアーマード・エクシーズチェンジ!天孫降臨!ランク8!《ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン》!!」

 

ランク8 光属性 ドラゴン族 攻4000 守3500(攻撃表示)

 

「まさかFAまで出てくるなんて……しかもその効果は……」

「知ってるみたいだな。エクシーズ素材を一つ使って、相手フィールドの表側表示のカード一枚を破壊する!ギャラクシー・サイドワインダ-!!」

 

 FAの翼に集まっていたエネルギーが《銀河眼(ギャラクシーアイズ)》に打ち込まれ、跡形もなく吹き飛ぶ。

 戦闘ではほぼ無敵の《銀河眼(ギャラクシーアイズ)》……その弱手はバトル以外は無防備だということ。秋人は光さんと同じで《銀河眼(ギャラクシーアイズ)》を知ってる!

 けど私だって対策を講じてないわけじゃない!!

 

「自分のドラゴン族モンスターが効果で墓地に送られたことで、手札から《霊廟の守護者》を特殊召喚する!」

 

レベル4 闇属性 ドラゴン族 攻0 守2000(守備表示)

 

「このままバトルだ!《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》で《霊廟の守護者》に攻撃!滅びのバースト・ストリーム!!」

 

 《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》の圧倒的攻撃力の前に《霊廟の守護者》が突破される。それでも攻撃力3000オーバーの攻撃がまだ二回も残ってる!

 

「もう壁はない!二体目の《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》でダイレクトアタック!滅びのバースト・ストリーム!!」

 

 フィールドに伏せカードはないし、手札に防げるカードもない。

 

「ライフで受ける!」

 

 二体目の《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》の直接攻撃でライフを一気に3000ポイント持って行かれる。残りライフは5000。そして最後に残っているのは────。

 

「まだ攻撃は残ってる!《ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン》でダイレクトアタック!壊滅のフォトン・ストリーム!!」

 

 ソリットビィジョンだから痛みはないけど、ものすごい衝撃が私を襲う。踏ん張って何とか踏みとどまったけど……なんて威力なんだ……これが異世界の────桐原秋人の実力。

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

 このターンだけでライフを7000も削られた……しかもフィールドはがら空きで手札は二枚。ライフもボードアドバンテージも向こうが圧倒的に上だ。

 

「私のターン、ドロー!」

 

 引いたカード見て、一つ頷いて即発動させる。

 

「魔法カード《紅玉の宝札》発動!手札の《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》を墓地に送って二枚ドローする!」

 

 ここか運命の分かれ道────私は息を呑んだ。

 デッキの上から2枚を勢いよく引き、それを見て私は笑った。

 よし、これなら戦える!!

 

「《紅玉の宝札》の更なる効果!デッキから《真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)》を墓地に送る。そして私は《伝説の黒石》を召喚!」

 

レベル1 闇属性 ドラゴン族 攻0 守0(攻撃表示)

 

「────レッドアイズ……か」

「どうかした?」

「……なんでもない、続けてくれ」

 

 一瞬だったけど、雰囲気が変わったような……やめよう。深く詮索してもいいことなんてないし、今はデュエルに集中しなきゃ!

 

「リリースして効果発動!デッキからレベル7以下の《レッドアイズ》モンスターを特殊召喚する!」

「ならその効果にチェーンして、手札から《増殖するG》を発動!これで鈴仙が特殊召喚する度に、1枚ドローする!」

「────《真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)》を特殊召喚!!」

 

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2400 守2000(攻撃表示)

 

「《増殖するG》の効果で1枚ドロー!」

「それでも止まるわけにはいかない!魔法カード《復活の福音》を発動!墓地のレベル7・8のドラゴン族モンスターを一体特殊召喚する!蘇れ《アークブレイブ・ドラゴン》!!」

 

レベル7 光属性 ドラゴン族 攻2400 守2000(攻撃表示)

 

「レベル7のモンスター二体でオーバーレイ!現れろ《No.11》!!全てを惑わす狂気の瞳!《ビッグ・アイ》!!」

 

ランク7 闇属性 魔法使い族 攻2600 守2000(守備表示)

 

「《ビッグ・アイ》!?ッ────不味い!」

「《ビッグ・アイ》の効果発動!エクシーズ素材を1つ使って、相手モンスター1体のコントロールを得る!《FA》はもらったわ!」

 

 これで自分フィールドに《ギャラクシーアイズ》と名のあるエクシーズモンスターがいることになる────準備はできた。後は……私次第か。

 

「《FA》の効果発動!エクシーズ素材を1つ使って、《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》を破壊する!」

「くっ……お返しってところか……」

 

 破壊されるのを確認し終えた私は大きく深呼吸して、エクストラデッキの中から一枚カード────白紙のカードを取り出して振り上げた。

 できるかどうかわからないけど、駄目元で!

 

「私は《FA》でオーバーレイネットワークを再構築!エクシーズチェ────」

 

 上げた腕を振り下ろして、ディスク上にある《FA》の上に重ねようとすると、瞬間目に見えない何かにはじかれた。

 やっぱり私じゃ────蓮子さんじゃなきゃできないの?

 

「くっ……バトル!《FA》で《青眼の白龍》に攻撃!壊滅のフォトン・ストリーム!!」

「くそ!モンスターが全滅か!」

 

 これでライフは1000対7000。まだまだ差は大きいけど、《FA》と《ビッグ・アイ》がいれば何とかなるかも。

 残った手札はセットしても意味はないから、このままターンを秋人に渡した。

 

「俺のターン、ドロー!」

「さっきのターン、エクシーズ素材として墓地に送られた《アークブレイブ》の効果が発動!再び舞い戻れ!《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》!」

 

レベル8 光属性 ドラゴン族 攻3000 守2500(守備表示)

 

 これで私のモンスターは3体。墓地にいる《霊廟の守護者》を合わせれば壁は4体分。カードは堅いつもりだけど、秋人はさっきのターン《増殖するG》の効果で合計3枚ドローしてる。そして今のドローで6枚。何を仕掛けられてもおかしくわない!

 

「俺は魔法カード《トレード・イン》を発動!レベル8の《神龍の聖刻印》を捨てて2枚ドロー!……来たか!魔法カード《龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)》!!墓地またはフィールドからモンスターを除外して、ドラゴン族融合モンスターを特殊召喚する!除外するのは────3体の《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)》!!」

「この融合素材は!?」

「多の伝説を刻みし白き龍たちよ!!今こそその身を1つにし、究極の姿へと生まれ変われ!!融合召喚!現れろ!強靭にして無敵!最強の力を秘めし竜!《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン)》!!」

 

レベル12 光属性 ドラゴン族 攻4500 守3800(攻撃表示)

 

 フィールドに現れた3体の《青眼の白龍》が異次元の穴に飲み込まれ、その姿が一つとなってフィールドに降臨した。究極の名に恥じない存在感だ。

 

「さらに《究極竜(アルティメット・ドラゴン)》をリリースすることで特殊召喚!究極の龍に宿りし新たなる力!!全てを滅する光を纏い、我が前に姿を現せ!!現れろ!全てを破壊する光の化身!!降臨せよ!!《青眼の光竜(ブルーアイズ・シャイニング・ドラゴン)》!!」

 

レベル12 光属性 ドラゴン族 攻3000 守2500(攻撃表示)

 

「《青眼の光竜(ブルーアイズ・シャイニング・ドラゴン)》は墓地のドラゴン族×300ポイント攻撃力が上昇する!今墓地には3枚、よって900アップだ!」

「攻撃力3900……それなら《FA》には届かないわ!《究極竜(アルティメット・ドラゴン)》のままで攻撃すればよかったんじゃ……」

 

 私がそう指摘すると、秋人がニヤリと笑い、手札にあったカードを発動させた。

 

「俺がプレイングミス?とんだロマンチストだな!魔法カード《死者蘇生》!特殊召喚するのはもちろん────《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン)》!!」

 

レベル12 光属性 ドラゴン族 攻4500 守3800(攻撃表示)

 

 凄い……青眼の最強核2体が同時にフィールドに出ているなんて……。でも2体だけじゃ、この防衛ラインを突破できないはず!

 

「相手フィールドに攻撃力2000以上のモンスターがいるので《限界龍シュヴァルツシルト》を特殊召喚!」

 

レベル8 闇属性 ドラゴン族 攻2000 守0(攻撃表示)

 

「さらに墓地の光属性の《神龍の聖刻印》と闇属性の《真魔獣ガーゼット》を除外!光と闇。その狭間の世界に君臨せし龍よ!!その咆哮と共に、この世界に終焉をもたらせ!!特殊召喚!レベル8!《混沌帝龍―終焉の使者―》!!」

 

レベル8 闇属性 ドラゴン族 攻3000 守2500(攻撃表示)

 

「バトルだ!《青眼の光竜(ブルーアイズ・シャイニング・ドラゴン)》で《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》に攻撃!!シャイニング・バートス!!」

 

 たしか《青眼の光竜(ブルーアイズ・シャイニング・ドラゴン)》には任意で対象をとるカード効果を無効にできる効果があったはず。これでじゃ《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》は逃げられない!

 逃げ場を失った《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》は《青眼の光竜(ブルーアイズ・シャイニング・ドラゴン)》の放ったシャイニーバーストによって破壊されてしまった。

 

「何度もごめんね……この瞬間、墓地の《霊廟の守護者》の効果発動!このカードを特殊召喚する!」

 

レベル4 闇属性 ドラゴン族 攻0 守2000(守備表示)

 

「《混沌帝龍》で《ビッグ・アイ》に攻撃!そして《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン)》で《FA》を攻撃!!砕け散れ!アルティメット・バースト!!」

「そうはさせない!墓地の《復活の福音》は、ドラゴン族モンスターが破壊されるわかりに除外できる!」

「だが戦闘ダメージは受けてもう!!」

 

 残りライフ500……とうとう後がなくなっちゃった……でも幸い《FA》と《霊廟の守護者》が残ったし、次の

 ターンで何とか────。

 

「メイン2に入ってレベル8の《混沌帝龍》と《シュヴァルツシルト》でオーバーレイ!ランク8!《聖刻神龍ーエネアード》!」

 

ランク8 光属性 ドラゴン族 攻3000 守2400(攻撃表示)

 

「つかさず効果発動!エクシーズ素材を1つ使って、このカード自身と手札の《速攻のかかし》をリリースして、《FA》と《霊廟の守護者》を破壊する!」

「これでまたモンスターが全滅……」

「ターンエンドだ!」

 

 私のフィールドにモンスターはいない。相手のフィールドには攻撃力4500の《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン)》と攻撃4800の《青眼の光竜(ブルーアイズ・シャイニング・ドラゴン)》……この2体をどうやって突破する……?

 

「私のターン、ドロー!……よし、魔法カード《シャッフル・リボーン》を発動!自分フィールドにモンスターが存在しないとき、墓地からモンスターを効果を無効にして特殊召喚!来て!《アークブレイブ・ドラゴン》!」

 

レベル7 光属性 ドラゴン族 攻2400 守2000(守備表示)

 

「そして墓地の《シャッフル・リボーン》を除外して効果発動!《竜の渓谷》をデッキに戻して1枚ドローする!」

 

 引いたカードは……来た!これで望みをつなげて見せる!

 

「魔法カード《貪欲な壺》発動!墓地のモンスターを5枚デッキに戻して2枚ドローする!」

 

 私は《霊廟の守護者》《伝説の黒石》《ビッグアイ》《真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)》2体をデッキに戻して、2枚のカードを引いた。

 うぅ……次のターンは凌げるかもだけど、勝ちには繋がらない。次のターンのドローにすべてを託す!

 

「《伝説の黒石》を召喚!説明は不要だよね、リリースしてデッキから《真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)》を特殊召喚!」

 

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2400 守2000(攻撃表示)

 

「私はレベル7のモンスター2体でオーバーレイ!現れろ!《真紅眼の鋼炎竜》!!」

 

ランク7 闇属性 ドラゴン族 攻2800 守2400(守備表示)

 

「カードを2枚伏せてターンエンド。《シャッフル・リボーン》の効果で手札を除外しなくちゃいけないけど、手札がないから不発だね」

 

 《ビッグ・アイ》っていう選択肢もあったけど、片方は対象に取れないし、もう片方は攻撃力で劣るから奪っても仕方ない。それな次のターンの展開を考えた方がいい。

 

「俺のターン、ドロー!」

「罠カード《和睦の使者》発動!このターン中、私のモンスターは戦闘では破壊されず、戦闘ダメージも0になる!」

「凌がれたか……ターンエンドだ」

「このエンドフェイズ、《真紅眼の鋼炎竜》の効果でエクシーズ素材を一つ使って、墓地の《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》を特殊召喚!」

 

レベル7 闇属性 ドラゴン族 攻2400 守2000(攻撃表示)

 

 何とかターンが回ってきたけど……今のカードじゃこのターン中に勝負を決められない。おそらくこれが私にとってのラストドロー……何を引けばいいんだろう?もし何も引けなかったら私は────。

 

『気持ちで負けるな────ってことよ。頑張りなさい。』

 

 そうだ……気持ちで負けちゃ駄目だ!私はみんなの代表としてここに立ってるんだ!私はここに立てなかった人たちの気持ちも背負って戦わなきゃいけないんだ!!

 

「私のターン……ドロー!!」

 

 ッ────!!このカードは────

 

『大事なのはここだよ』

『私は師匠にはなれないもん。だから私は私だけの物を見つけるんだ!』

『つまり()()が無いのね』

 

「そっか……そういうことだったんだ!わかりましたよ蓮子さん!!」

 

 その瞬間、私のエクストラデッキから一枚のカードが飛び出し、黄色いオーラを発しながら私の周りをぐるぐる回り始める。その回転はやがて小さな風を生み、いつしかすべてを吹き飛ばす嵐のような風になっていた。

 

「スタンバイフェイズ!《アークブレイブ》の効果で、墓地の《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》を特殊召喚!」

 

レベル8 光属性 ドラゴン族 攻3000 守2500(攻撃表示)

 

 蓮子さんは《ダークマター・ドラゴン》を《ギャラクシーアイズ》エクシーズモンスターの上に重ねることで出していた。

 でもそれはランク8主体の蓮子さんだからできたこと。

 今まで私は蓮子さんになることで、《ダークマター・ドラゴン》を呼び出そうとしていた。でもそれは間違い。私は蓮子さんじゃなくて鈴仙・優曇華。イナバだ。

 私には私のやり方がある!

 

「ランク7主体の私のデッキでやるには、こうすれば良かったんだ!《RUM-アストラル・フォース》発動!」

「こ、ここで《RUM》だって!?」

「このカードは自分フィールドの一番ランクが高いエクシーズモンスターよりランクの2つ高くて、同じ種族、属性を持つエクシーズモンスターをエクシーズ召喚扱いで重ねて特殊召喚する!」

 

 私の周りを回っていたカードは、カード本体は私の右手に、オーラは《真紅眼の鋼炎竜》のところへ。

 オーラを受けた《真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタル・ドラゴン)》は見る見るその姿を変えていく。

 

「これが……私の……《ダークマター・ドラゴン》だぁぁぁ!!!」

 

ランク9 闇属性 ドラゴン族 攻4000 守0(攻撃表示)

 

 白紙のカードを《真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタル・ドラゴン)》の上に重ねると、白紙のカードは色づいて《No.95ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》になった。

 《真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタル・ドラゴン)》も、今までのどの《銀河眼(ギャラクシーアイズ)》とも違う…………まるで宇宙の暗黒を纏ったような姿に変わっている。

 ついに────ついにできた!!ダークマター・ドラゴンの効果を使えばこのデュエル……勝てる!

 

「伏せてあった魔法カード《受け継がれる力》を発動!《銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)》を墓地に送って、その攻撃力は《ダークマター・ドラゴン》に加える!

 さらに《ダークマター・ドラゴン》の効果を発動!エクシーズ素材を1つ使って、このターン2回モンスターに攻撃できる!」

「攻撃力7000の2回攻撃!?」

「バトル!《ダークマター・ドラゴン》で《青眼の光竜(ブルーアイズ・シャイニング・ドラゴン)》《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメット・ドラゴン)》に攻撃!!」

 

ダークマター・ドラゴンの攻撃で2体の《青眼(ブルーアイズ)》を破壊する。

 秋人の残りライフは2200!これで決める!

 これが……これが私のデュエルだ!

 

「《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)》で止めだ!!」

 

 

 秋人のライフが0になってソリッドビィジョンが消える。

 勝った……勝ったんだ!!

 

「やられたよ……俺はこれで帰らなきゃいけないけど、次に会うことがあったら……その時は必ず俺が勝つ。またデュエルしようぜ」

「うん!私だって負けないから!」

 

 お互い握手をした後、秋人は隙間の中に消えていった。

 ありがとう秋人────たぶん貴方じゃなかったら《ダークマター・ドラゴン》は完成してなかったと思うから。

 

 

 いつかまた会えるかな────そう思いながら私は遊矢たちのところへと向かった。 




ハイどうも、空。(てんのうみ)です。
今回からコラボ編始まりました。
記念すべき第二回トップバッターは青眼さんの『遊戯王ARCーV アイズの名を持つ龍の主』でした。
コラボって難しいね。
秋人くんのキャラをしっかりつかめているかどうか心配です。
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