エンタメデュエリストが幻想入り   作:てんのうみ

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はい、どうも。空。(てんのうみ)です。
今回のデュエルパートは結構クオリティが低い&ターンが短いです。
勘弁してください。 本当はもっと長く書きたいんですけど、登場人物の都合上そうなるのがいいと思ったんです。

では、どうぞ!


神の写し身との接触«エルシャドールフュージョン»

霊夢とデュエルした翌日。

俺は霊夢に言われた通りに守矢神社に行くことにした。

どんなところか文に聞いたところ何やら神様がいるそうで、外の世界から来た巫女さんがいいるみたいだ。

 

階段を登り鳥居をくぐる。お、神社が見えてきた。

 

「雰囲気は似てるけど博霊神社のほうが、なんだかボロいな……」

 

そういった瞬間、後方から5、6枚のお札が飛んできて地面に刺さった。

そして上の方からヒラヒラと違うお札が落ちてきた。

そのお札には『聞こえてるわよ……………』と書いてあった。

 

「地獄耳にもほどがあるだろ………」

 

もう絶対霊夢の悪口は言わない。そう心に誓う。

 

辺りを見回して見るけど誰もいない……………と思ったらいた。

賽銭箱の隣で小さく体育座りしている女の子が。

 

「え…………と、あの……………………?」

 

「え?………あ!すみません!つい考えごとをしていたもので………」

 

その女の子は巫女さんの服を着ていた。

この神社の巫女さんだろうか?

 

「俺は榊遊矢。実は俺の父さんがここにカードのこしてるかも知れないんだけどさ、知らないか?」

 

「はぁ......聞いたことないですね.....」

 

「そっか....」

 

「お力になれず、すみません.....」

 

「そんなことないって、え......と.......」

 

「あ、自己紹介がまだでしたね。私は東風谷早苗といいます。この守谷神社で巫女兼、神様をやっています」

 

”まだ見習いですけどね”の彼女は笑った

やっぱり巫女さんだった。そんでもって神様か.......

 

「って神様!?」

 

「え、あ、はい。一応」

 

「なあ、俺とデュエルしようぜ!」

 

神様とデュエルできる機会なんてめったにない。

これで挑まない奴がいたらそいつは偽物のデュエリストだ。

 

「え、本当にいいんですか!?やった!!久しぶりのデュエルだ!!」

 

さっきまで暗い顔していたのがうそのように明るい笑顔になった。

 

「それじゃいきますよ!」

 

「ああ!」

 

「「デュエル!!」」

 

「私の先行、ドロー!手札から魔法カード「カップ・オブ・エース」を発動!コイントスして表が出たら私が二枚ドロー、裏が出たらあなたが二枚ドローする」

 

「いきなり博打カードか」

 

「コインとーす!!」

 

コイン判定→表

 

「表なので私が二枚ドロー!! おお!!さらに魔法カード「カップ・オブ・エース」を発動!」

 

「そう何度も......」

 

コイン判定→表

 

「表なので私が二枚ドロー!! カードを一枚セット、モンスターを裏守備で出してターンエンドです!!」

 

東風谷早苗

手札6枚

フィールド

モンスター1体

魔法・罠1枚

 

(なんだかすっごく楽しそうだな。さっき久しぶりとか言ってたし、ここは俺も楽しくエンタメデュエルするしかない!!)

 

「俺のターン、ドロー! 「EMウィップ・バイパー」を召喚」

 

レベル4 地属性 爬虫類族 攻1700 守900

 

「バトルだ!「EMウィップ・バイパー」でセットモンスターを攻撃!」

 

「セットモンスターは「ダイス・ポット」!リバース交換発動です!お互いにダイスを振って、出た目の小さい方が大きい方の出た目×500のダメージを受けます。ですが6が出た場合、負けた方は6000のダメージを受けます!」

 

「6000!?一発で決まるじゃないか!」

 

「ターンプレイヤーのあなたからどうぞ」

 

「それじゃ、ほい」

 

サイコロ判定→5

 

(よし、これでかっt……………………)

 

サイコロ判定→6

 

「嘘だろ…………………………」

 

榊遊矢 ライフ4000→0

 

「やった!!勝った!!」

 

「参ったな……」

 

「あはははは……………っは! す、すみません!久しぶりのデュエルでつい張り切ってしまって…………………」

 

「別にいいよ、それにしても凄いな。表二回も出してサイコロの出目も6なんて」

 

「皆さん初めはそう言ってくれるんです………………」

 

「どういう事だ?」

 

「私には『奇跡を起こす程度の能力』があります」

 

「『奇跡を起こす程度の能力』?」

 

「はい、その名の通り「奇跡」を起こす能力なのですが、それがデュエル中にも発動してしまうらしくて......」

 

「それでさっきみたいな、ことになるのか」

 

「そうなんです......もう誰も私とデュエルしてくれなくなって、してくれるのは霊夢さんぐらいです」

 

「そのときはどうなんだ?」

 

「勝ったり、負けたりいい勝負です」

 

そうか、だからあんなにはしゃいでたのか。

それにしても、奇跡に勝てる霊夢ってすごいな.......

 

「好きなはずのデュエルが嫌いになりそうで...私はただ皆さんと一緒にデュエルがしたいだけなんですけどね.........」

 

「わかるよ、その気持ち。実は俺も同じことがあったんだ」

 

「遊矢さんにも?」

 

「ああ、俺の父さん、プロのデュエリストでさ。小さいころからよくデュエルを教えてもらったんだ。そのおかげで学校の友達とかに絶対負けないくらいに強くなったんだ。でもそうしたら......」

 

『どうせ、遊矢とやっても勝てないじゃん。勝ち負けがすでに決まってる勝負なんてしたくない』

 

「っていわれちゃってさ、正直参ったよ。デュエルが好きだから強くなろうとする。でも強くなるとデュエルを失うことになるなんてさ」

 

早苗は黙って聞いてた。

何言ってんだ俺。

余計空気重くしてるじゃないか。

 

「ご、ごめん。一人でしゃべっちゃって」

 

「いいえ、そんなことないですよ」

 

あのころ頃の俺には権現坂たちがいた。

だからこそここまで強くなれた。

こいつにも権現坂たちみたいなやつらが必要なんだ。

いま俺にできることは一つ.........

 

「早苗、俺ともう一度デュエルしないか?」

 

「か、かまいませんけど......」

 

「安心してくれ、さっき見たいに終わらせはしないよ」

 

「で、でも..........」

 

「なーに、『奇跡が起こっても勝てない』くらいのことをすればいいだけのことだ」

 

「....わかりました、やりましょう」

 

「「デュエル!!」」

 

「先行はもらう、ドロー!...モンスターをセット、カードを5枚セットしてターンエンド」

 

榊遊矢 ライフ 4000

手札0枚

フィールド

モンスター1体

魔法・罠5枚

 

「むっ いきなりガン伏せですか....」

 

「『奇跡』を倒すにはこれぐらいしないとな」

 

「私のターン、ドロー!」

 

(遊矢さんはああ言ってましたけど......もう手札にダイス・ポット来てますし......もう勝負ありましたね.....)

 

「モンスターをセット、ターンエンドです」

 

東風谷早苗 ライフ 4000

手札5枚

フィールド

モンスター1体

魔法・罠0枚

 

くそ、どうする?あのセットモンスター十中八九「ダイス・ポット」......あれがリバースしたらほぼ負け確。

 

「だけど、手がないわけじゃない、ドロー!...ターンエンド」

 

榊遊矢 ライフ 4000

手札1枚

フィールド

モンスター1体

魔法・罠5枚

 

(何もしないで、ターンエンド?手札事故でしょうか?....それでもやる以上は全力でやらないと!)

 

「私のターン、ドロー!フィールドのセットモンスターを反転召喚!この時セットしていた「ダイス・ポット」のリバース効果が発動します!」

 

「罠発動「ダメージダイエット」!このターン受けるすべてのダメージは半分になる!」

 

早苗 ダイス判定→6

遊矢 ダイス判定→3

 

「くぅ.........」

 

榊遊矢 ライフ4000→1000

 

何とか耐えたけど、2ターン目で残りライフたったの1000......

早苗にあんなこと言っといてあと一度でも「ダイス・ポット」の効果を食らったらもうかわす手段がないぞ....

 

「私はモンスターをセット、カードを一枚伏せてターンエンド」

 

東風谷早苗 ライフ 4000

手札4枚

フィールド

モンスター2体

魔法・罠1枚

 

まずい....あのセットモンスターが「ダイス・ポット」だろ、絶対

このままじゃ早苗の楽しいデュエルを取り戻せない。

頼むぜ、俺のデッキ!!

 

「俺のターン、ドロー!!」

 

.........なにこれぇ!?

こんなカード入ってたっけ!?

あ、そういえばこのデッキって文が組んだんだっけ.......

 

 

『そういえばどうやって俺のデッキ作ったんだよ?』

 

『遊矢さんがまだ幻想郷に来たばっかりの頃を思いだして作ってみたんです。あ、でも少しカードが足りなかったんで適当なカードを足しておきました!』

 

『お、おう....』

 

 

あの時しっかり確認しときべきだった!!

しかも鈴仙の時も霊夢の時も全く来なかったのに何でこんな時に!?

「EMコール」とかで山札確認した時も全く気付かないなんて、本当に何してんの俺!?

 

 

あ、でも効果はこの状況なら面白かも....

というか『早苗の能力』を逆手にとれるかもしれない!!

文句もあるけど、今はありがとう文!!

 

「カード一枚セットしてターンエンドだ!!」

 

榊遊矢 ライフ 4000

手札1枚

フィールド

モンスター1体

魔法・罠5枚

 

(また何もしないでターンエンド!? 何か狙ってるんでしょうか?)

 

「それでも、私のやることは変わりません!ドロー!先程と同じようにセットされていた「ダイス・ポット」を反転召喚。リバース効果発動」

 

ここだ......!!

 

「罠発動!!」

 

早苗 ダイス判定→6

遊矢 ダイス判定→1

 

「これで私のかt..........」

 

東風谷早苗 ライフ4000→0

 

「えっ!?なんで私のライフがゼロに!?私は確かにダイスの目で『6』を出したはずなのに」

 

「それは「ダイス・ポット」の効果に対して永続罠「出たら目」を発動していたからさ。この効果でダイスの目の『2』『4』『6』を『1』として『1』『3』『5』を『6』として扱うことができる!!」

 

「私の『奇跡』を逆手に取ったんですね...」

 

「ああ、やっぱり何が起こるかわからない、だからこそデュエルは面白いんだな」

 

「何が起こるかわからない.....ですか」

 

早苗はどこか納得したように笑った。

やっぱりデュエルは楽しいもので最後には笑えるものだと再確認した。

 

「早苗もさ、もっとたくさんの人とデュエルしたほうがいい。誰もデュエルしてくれないなら自分からデュエルしてくれる人を探すしかないしな」

 

「......霊夢さんと似たようなことを言うんですね」

 

「そうなのか?」

 

「はい、霊夢さんは、『なにグチグチいってるのよ!いい?そんなことで「デュエルしない」なんていう奴ほっときなさい!!運勝負にケチつける奴なんて相手にしてらんないわ!あんたもそんな小さいこと笑い飛ばしなさい!!』って」

 

「はは、あいつらしいな...そうだ!紫さんのショップに行かないか?」

 

「ああ、あのカードショップですか?」

 

「あそこなら早苗が出会ってないデュエリストがいるかもしれないしな」

 

「そうですね!行きましょう!」

 

そうして俺たちは紫さんのカードショップに向けて歩き出した

 

 

カードショップに向かう途中俺は早苗に尋ねた。

 

「そういえば、なんで早苗はあのデッキ使ってるんだ?」

 

今思い返せばおかしな話だ。

運勝負で絶対負けない早苗が博打デッキを使ったら普通勝てない。

 

「実はこのデッキ私が「外」の世界に住んでいた時から使ってたもので、とても愛着があるんですよ」

 

そうだったのか......

 

「はじめは遊矢さんのいう通り「何が起こるかわからない」それが楽しくてこのデッキをつくったんです」

 

対戦相手が減ってもこのデッキだけはやめれませんでした。っとしゃべる早苗を隣に強くなるためにデッキを変えたあげくワクワクを忘れる俺って.....

っと少し後ろめたい気持ちになった。

これからは大丈夫。......だよね?

 

「あ!つきましたよ」

 

っと、考えてる間についたみたいだ。

この前来た時にはまだ開店してなかったからな

どんな店になったのかワクワクしながら店に入る。

 

入ってみると店内は広くとても明るかった。

パックやシングルカードもあるしデュエルスペースまで完備されていた。

 

「あら? 遊矢君いらっしゃ~い」

 

「紫さん!? どっから出てきてんですか!?」

 

「まあ、いいじゃない」

 

ニコっと紫さんは笑ってるけど、ほんと心臓によくない。

霊夢が本気で怒るのもわかった気がする。

 

「それにしてもずいぶん賑わってますね」

 

売り場にもデュエルスペースにも人や妖怪がたくさんいた。

 

「おかげさまでね、それで遊勝さんのカードは集まった?」

 

「今のところ三枚集まりました。あ、でも手元にあるのは2枚で1枚は命蓮寺に預かってもらってます」

 

「あらどうして?」

 

「実は......」

 

俺は命蓮寺であったことを紫さんに話した。

自分の心が弱いせいでカードが使えないなんて情けない話だったけど

 

「なるほど、私があげたカードは「超融合」だったの....」

 

「はい、そうです。残りの2枚は白紙のままです」

 

なんだかはじめから「超融合」の存在を知っていたような口調だったけど特に気にならなかったのでスルーした。

 

「ま、いいわ。気長に行きましょう?」

 

「そうですね」

 

「ええ、それじゃ私は奥で仕事してくるから」

 

ゆっくりして行って。そう言って紫さんはスキマに消えてった。

できればその消え方も何とかして欲しい。

 

ふと、デュエルスペースを見ると早苗がデュエルしていた。

....ごめん、完全に忘れてた。

 

「「ダイス・ポット」の効果、ダイスロール!!」

 

客 ダイス判定→5

早苗 ダイス判定→2

 

「あちゃ.....」

 

東風谷早苗 ライフ2300→0

 

あれ?早苗が負けた?

俺が疑問に思ってると早苗もこっちに気付いたようで走ってきた。

 

「見ましたか!?私がダイスでまけましたよ!!」

 

「お、おう.....」

 

普通の人が聞いたら意味が分からないだろうな。

 

でもどうして急に......?

 

「あ、そうそう」

 

いきなり目の前に紫さんが現れた。

 

「だから......」

 

「今度から気を付けるわ、それはそうと、このお店には特別な結界な決壊が貼ってあるから」

 

「「特別な結界?」」

 

「ええ、そこの現人神さんのように特別な力を持ってる人でも楽しくデュエルしてもらうためにね、このお店の結界の中では私以外のどんな能力も無効になってるわ」

 

「本当ですか!?」

 

「楽しんでいってね?」

 

「はい!もちろん!!」

 

「それじゃーね」

 

紫さんはまた消えて行った。

 

「やったー!これでわたしもデュエルし放題ですね!」

 

相手見つけてきまーす、と言って早苗は行ってしまった。

それじゃ俺はカードでも見てくるかな。

 

カードコーナーにはノーマルからウルトラレアまで色んなカードが揃ってた。

俺の「EM」デッキにもシンクロやエクシーズでないかな?ためにし一、二枚買って見るかな。

 

「すみません、これとこれください」

 

「ちょっと待っててね、今行くから」

 

エプロン姿の店員さんが奥から出てきた。

あ、この店人間の店員さんいるんだ。

 

「はい、お買い上げどうもね~」

 

「ありがとうございます」

 

店員さんからカードを受けとる。

 

「…………あれ?君って榊遊矢君?」

 

「え?あ、はい。そうですが………」

 

「やっぱり!メリーから話は聞いてるよ!」

 

メリー?誰の事だ?少なくても俺の知り合いにはそんな人はいないはずだけど………

 

「イヤーこれからが楽しみなトマト見たいな髪型の子がいるって言ってたんだけど君の事だったのか!」

 

「ト……トマ……ト…………?」

 

え?俺の髪型ってトマト見たいなの?

え?なにそれ、怖い。

いや、だってそんな…………え?

 

「ねえねえ、私とデュエルしない?」

 

「仕事はどうするんですか………?」

 

「そんなものは誰かに任せれ………あ!橙!良いところに!ちょっとカウンター代わって!」

 

「えー 蓮子さんついさっき休んだばっかりじゃ………?」

 

「これから私はこの子とデュエルするの!」

 

蓮子さんと言う店員さんは橙と言う子に着けてたエプロンを投げ飛ばすと、俺の手を掴んで店の外に出ていった。

 

蓮子さん案外力強い…………………

 

「何で外何ですか?」

 

「テーブルでやるよりこっちでやった方が格好いいし迫力あるでしょ?」

 

そう言ってデュエルディスクを構える蓮子さん。

 

「確かにそうですね」

 

なんだかわかる。この人は俺と似てる。

そして半端ない位強いのが伝わってくる…………!

 

「ライフは8000でいい?」

 

「別に構いませんが?」

 

「外の世界ではいつも8000でさ、ごめんね」

 

俺のいた世界では4000が普通だったけど…………

もしかして俺と蓮子さんが元いた世界って違うのかな?

 

「それじゃ、始めようか?」

 

そんなことは後でいいか。

 

「「デュエル!!」」

 

このとき俺は気付かなかった。

蓮子さんの黒い瞳の奥で銀河が渦巻いていたことに。

 




作者と早苗のよくわかる解説のコーナー

「ってあまりに雑過ぎませんか!?今回!?」

「いや、だって.........」

「だっても、へったくれもありません!!」

「でも、ほんとに奇跡が起こったらこんなもんじゃない?」

「た、確かにそうかもしれませんが......」

「奇跡に勝つには、あれくらいのことをしなくちゃね」

「あの勝ち方はちょっと......」

「遊戯王伝統の「発動させていた」だよ!!」

「まあ、作者さんの文才がないってことで、我慢してあげます」

「こ、今度ちゃんとデュエルさせるから.....」

「次回は蓮子さんとのデュエルから始まります!!」

「ちょっと無視しないでよ~」

「「さようなら~」」
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