エンタメデュエリストが幻想入り   作:てんのうみ

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E─エマージェンシーコール

    ◇◆

 

 

 ざっと当時のことを思い出してみたけど、確実に私は月を裏切って師匠たちと共に地上へ降りたはずだ。

「あの時私と姫様は、蓬莱の罪人として地上へ落とされた。貴女は書類上、その罪人を監視するために一緒に地上へ降りたことになっているのよ」

「そんな大事なこと、どうして言ってくれなかったんですか! というかどうしてそんなことになってるんですか?」

「貴女が裏切り者として月から逃げ出したら、月からの追手が貴女を捕まえに来る……それを阻止したかったのが大きな理由ね。地上まで逃げたのに、月の視線を感じて暮らしてほしくなかったのよ。今まで言わなかったのは───あまりに平和で忘れてしまっていたわ」

 手に持っていた資料を机の上に置いた師匠は、立ち上がって私の頭にその手を乗せた。

「私と姫様が普通に暮らしているのも、貴女の存在が大きいわ。付いてきてくれてありがろう」

「師匠……」

 久々に頭を撫でられて、心が和む。

 いつもは怖い師匠だけど、本当は優しくて、姫様や私のことも考えてくれてるんだ。この人の弟子になって本当によかったと心から思えた。

「さて、昔話もこれぐらいにしましょ。遊矢君たちのところへ行くわよ。資料運ぶの手伝いなさい」

 ポンポンっと頭を軽く叩くと、師匠はそう言って机の横の束になっている書類を指差す。少し名残惜しさが頭に残るが、私は資料を両手に抱えて、師匠と二人で医務室を出る。地上では医学のお手伝いが多く、書類仕事はやらなくなった。なんだか懐かしい。

 

 遊矢たちがいる応接室までの道のりはそう長くない。医務室から真っ直ぐ一本道。私も師匠も無言で歩く。けど、決して気まずい沈黙じゃない。むしろ心地いい。

「鈴仙……一つ聞いてもいいかしら?」

 突然師匠の方から口を開く。珍しい───師匠から話しかけてくることはそうない。師匠から話かけてくるときは……決まって何か大事なことを聞きたい時だ。

「なんですか?」

「貴女は……地上に降りてよかったと思ってる?」

「今更……ですね」

「地上へ降りて、もう何年もたったわ。その間に鈴仙にはいろいろあった。月に戻りたいと……後悔したことはない?」

「……確かに地上に降りてからは大変でした。楽しいことも、うれしいことも、大切な出会いもたくさんありました。でも辛くて悲しいこともやっぱりあって。それでも、私は地上へ降りて良かったです。そうじゃなきゃ、どんな感情も味わえなかったですから」

「───そう」

「でもどうしたんですか?急にそんなこと」

 私が問いかけると、師匠は足を止めてどこか遠くを見つめる。

「不思議───というか、なんだか運命じみたものを感じるのよ。私が()()()()を作ったことも、貴女と一緒に地上へ降りたことも、幻想郷の決闘方法がデュエルモンスターズだったことも、遊矢君やキング君が幻想入りしたことも、すべては偶然ではなく必然。まるで物語なぞらえて事が進んでいる───そんなふうに感じるの」

「……どう言うことですか?」

「それも含めて、向こうで話すわ」

 そう言うと再び師匠は歩き出す。()()()()? 心当たりは一つしかないけど、どうして今になってそれが出てくるのか。疑問はいっぱい───だけどそれも向こうについたら、師匠が話してくれるだろう。それ以降、私と師匠は応接室につくまで言葉を交わさなかった。

 

 廊下には二人分の足音だけが響き渡っていた。

 

 

 

「遊矢……本気か?」

「本気さ。その分スペースは空くし、間接的にできる奴は残しておこうと思う」

 私と師匠が応接室へ入ると、遊矢とキングがカードを広げてデッキ構築について話し合っていた。───さすがにユキはもういないか。

 遊矢も異世界交流戦を通して何か掴んだらしくて、前より活き活きとデュエルするようになったし、何よりデュエルする遊矢自身が一番輝いている。

「だったらさ、ここをこうやった方がいいんじゃねえの?」

「確かにそっちもいいけど……俺はこっちを狙いたいんだよ」

「二人とも、そこら辺にしてしまいなさい。本題に入るわよ」

 夢中になっていて私たちに気づかなかったのか、師匠の言葉を受けて二人は慌ててカードしまい、私と一緒に師匠の向かい側の席に座った。

「あの……俺はプラネットカード持ってないんですけど」

「……確かに遊矢君はプラネットカードを持っていないけど、決して無関係ではないわ。鈴仙、私たちが月にいた頃、貴女に私の研究を手伝ってもらったことは思えているかしら?」

 師匠の問いに、私は頷く。忘れるはずもない。私が師匠とつながるきっかけにもなった出来事だ。

「確か地上にあった石板から復元した時限式の装置だって言ってましたね」

 

「そう───その時限装置こそがプラネットカードの正体よ」

 

 告げられた事実に、私たち三人は息を飲んだ。驚きも大きかったが、同時に私の頭の中にはいくつかの疑問が浮かぶ。どうして今になって時限装置が作動したのか? そして何より、どうして私のところに───月で作った物が地上の私たちのところにあるのだろうか?

「おい……じゃあれか? プラネットカードは永琳が作ったってことか? プラネットカードが時限装置って、どういうことだよ?」

「順を追って話すわ。まずはこれを見なさい」

 師匠は資料と一緒に持ってきていた端末を操作して、一枚の画像を私たちに見せてきた。八体の怪物のようなものが太陽のような物を囲んでいて、下には読むことができない文字がびっしりと詰まったかなり古い石板───師匠の言っていた物だろうか。

「私と鈴仙が月にいた頃、私は研究員として地上へ言ったことがあったの。その時、ギリシャの遺跡に足を運んだ時に偶然この石板を見つけたのよ」

「ギリシャ? それって確か───」

「ああ、俺の生まれ故郷だぜ」

「───話を続けるわ。この石板を見た私は、何か使命感のようなものに駆られて研究を始めた。書かれている壁画の意味がわからなかったから、まずは石板に刻まれている古代文字から解読することにしたの。かなり骨の折れる作業だったけど、何とか解読することができたわ」

 画面が石板の画像からテキスト文書に切り替わる

 

 世界の歯車が狂いし時、太陽と星の力が母なる大地へと降り注ぐ。星の力はその時代に生きる者に宿り、その力はいずれ太陽の元に集まりだす。すべての力が集まった時、失われし力に選ばれし者に力を貸し、世界の未来を選択する。

 

「この文章にある太陽と星の力がプラネットモンスターのことですか?」

「ええ、そうよ。解読が終わって、すぐに星の力の復元に取り掛かったわ。問題は何に星の力を宿すかだったけど……」

「それがデュエルモンスターズのカードだった───ってことですね」

「一番適していたのよ、星の力を再現するのがね。そうして石板を元に私は太陽を含めた九枚のカードを作った。地球のカード……霊夢の持っている《ジ・アース》は、私より先に遺跡に来た者が地球の石板を持ち去っていたみたいで作れなかったんだけど、これも運命なのか、何処かでカードにされ、幻想郷に存在していたみたいね」

「だから霊夢の《ジ・アース》は俺たちのプラネットカードには反応しなかったんだな。永琳が作った物じゃないから」

 なんだか話が壮大過ぎてついていけないところはあるけど、伝承通りに『世界の歯車が狂いだした』から、師匠が復元させた時限装置が作動して、私たちの元に来たってことなのかな? 

「あの……やぱっり俺関係ないんじゃ……」

「これは私の推測なんだけど、世界の歯車が狂い出した発端は───貴方の父、榊遊勝にあると思うわ」

「な……なんで父さんが!?」

「十年前に幻想郷にデュエルモンスターズを持ってきたのは榊遊勝───ということは知っているでしょ? 私がプラネットカードを作っても、榊遊勝の存在がなければ、この結果はないわ」

 師匠の話を複雑そうな顔で聞く遊矢が、少し心配になる。───道化師たちもプラネットカードを集めている。その事実を知っているのは私と、感づいているなら射命丸だけだ。それを知ったら遊矢は……。うん、やっぱり言わないでおこう。

「今プラネットカードを持ってるのは俺と鈴仙にさとり、そして妖夢に霊夢だから……残り五枚か!」

「そうね、太陽、金星、木星、土星、天王星の五枚。もう誰かの手に渡っているのか、はたまたまだ宿主を決めかねてるのか」

 

 ───ふと師匠の目線が室内の時計の針に移る。その視線は、ほんの数秒間だが止まり、まるで何かを待っているようだ。そして時計を見ていた師匠の眼が閉じる。師匠は小さく「時間ね」と呟き、椅子から立ち上がった。

「遊矢君、貴方はそろそろ検診の時間よ」

「そういえば検診って何処を見るんですか? もう怪我も治りましたし」

「貴方が戦った決勝トーナメント一回戦、道化師と呼ばれるデュエリストと戦った時に使った《覇王黒竜》のカードは、遊矢君の中から飛出し、デュエル終了後にはなくなっていた……貴方の中に戻った、というのが自然な推理ね。例を見ない話だし、体に異常がないとも限らない。永遠亭の機材じゃ精密な検査はできないから、こっちに来てもらったのよ」

師匠の説明を聞いて、どうやら遊矢も納得したようだ。

「というわけで、遊矢君には第八研究室で診察を受けてもらうわ」

「第八研究室ですか?」

 第八研究室と言えば、月の最深部に最も近い研究室だったはず。ここからだと距離もあるのにどうしてだろう? まあ、あっちの方が設備はいいし、月のセキュリティーは外側はかなり堅いけど、外が堅すぎるから案外内側は対したことはない。

「八意様~研究室の準備かできましたよ~」

 そんなところに、ほんわかと緩い感じの声が聞こえ、室内に入ってくる。───聞き覚えのある声だ。もしかしてと思い振り向こうとすると、恐らく入ってきたであろう人物に、かなりの勢いで抱き着かれた。

「鈴仙ちゃん!戻ってきてたのね!」

「と……豊姫様!?」

 白い帽子に肩まである金髪、うっすらと香る桃の匂い。あの頃と変わらぬ綿月豊姫様の姿があった。

「大きくなったわね~顔つきも女の子らしくなったし、すっかり大人びちゃって」

 楽しそうに、うれしそうに、私の体や頬っぺたを触ったり、頭を撫でる豊姫様。初めは困惑したものの、私も黙ってそれを受け入れる。抵抗しようと意思はないし、恥ずかしい話だけど、元が兎なので頭を撫でられたりするのは、とんというか気持ちいい。

「こら豊姫、はやく遊矢君を連れて行ってあげて」

「そうでしたね。それじゃ鈴仙ちゃん、また後で地上の話とか、八意様の話聞かせてね」

 小さく手を振って、豊姫様は遊矢と一緒に第八研究室に向かった。風のように現れて、風のように去って行ってしまった。ほんの数分いたかどうかも分からないのに、すごく長い間触られていた気がする。やっぱり豊姫様は不思議な人だ。

「さてと、これでおおよその目的は終わったわね」

「これからどうするんですか?」

「遊矢君の診察が終わるまで少しあるわね。鈴仙、貴女は昔の同僚の子たちにあってきたら?」

「昔の同僚───ですか」

 真っ先に思い浮かんだのは、ユキの顔。何を伝えたいわけじゃない。ただ、なんとなくあの子と話がしたい。このまま地上へ帰りたくない。そう思った。

「それじゃ俺も───」

「貴方は駄目よ。目を放すと、とんでもない所に行きそうだもの。ここで待機よ」

 師匠に釘を刺され、あからさまに嫌な顔をする。確かにキングにとって、月は退屈そのものなんだろう。いや、デュエルが出来なかったらキングはどこでもつまらないと言いそうだ。こんなことなら保護者(アリス)についてきてもらえばよかったかも。───って、カードの枚数的に無理だったか。

「じゃ、じゃあさ! トイレ行ってもいいか?」

「……いいわよ。この部屋を出てすぐだから、速く戻ってきなさいね」

「わかってるって!」

 キングは私の横を抜け、走って部屋から出て行った。すれ違った時のキングの顔───まさしく何かを企んでいる子どもの顔。恐らく今のは嘘だろう。キングは考えてることがすぐに顔か言葉に出るからわかりやすい。

「いいんですか? 行かせちゃって」

「行っても無駄でしょ……何かあったときは依姫に対応してもらうしかないわ。あの子に何かあったら、紫が黙ってないもの」

 師匠の言葉に、私は首を傾げる。どうして今、あのスキマ妖怪の名前が出てきたのだろう? 頭を悩ませる私に、師匠はキングとスキマ妖怪は一緒に住んでいることを教えてくれた。あの胡散臭く、何を考えてるのかわからないスキマ妖怪が、人間の子どもと一緒に住んでいるなんて、何とも信じがたい話だ。

「数年前の話だけど、いつの日か風邪を引いたキング君を連れて、紫が永遠亭(うち)に駆け込んできたことがあったのよ。その時の慌てっぷりは酷かったわ。あれだけ見れば、ただの一児の母親ね」

「そんなことが……」

「まあ、そのことはあまり詮索しない方がいいわ。相手が悪すぎる。私としては、是非ともキング君の力の全貌解明のために、体を覗いてみたいものだけど」

 さらりと怖いことを言う師匠に、少し苦笑交じりに頬をかく。本当にやりかねないんだよね……師匠なら。キングがスキマ妖怪と住んでいいてよかったと思える初めての瞬間だった。

「さてと、あの子の話はこのくらいでいいでしょ? 貴女は行かないの?」

「わ、私は……その……」

 本当はユキにあって話がしたい。でも、どんな顔して会いに行けばいいんだろう。さっき再会した時は、目も合わせてくれなかった。そんな感じだったのに、今あって話を聞いてもらえるだろうか? ───やっぱり起こってるのかな……何も言わずに逃げ出したこと。

「悩んでいる間に、時間はどんどん過ぎていくわよ。早く決めないと───」

 師匠の最後の言葉は、聞き取ることができなかった。

 

 ───正確に言えば、何かの音によってかき消された。

 

 それはとても大きな音。足元が揺れ、腹の底からくるような───懐かしい音。これは───爆発音だ。それも規模が大きい。訓練ではこんな爆発音はならないはず。ならどうして……?

 突然の出来事に考え込む私の意識を現実に返すように、勢いよく部屋の扉が開け放たれた。入ってきたのは───依姫様だった。

「八意様! 月の都が……月の都が襲撃されています!」

「えっ!? そんなことって!?」

 月の都が攻撃を受けるなんて……普通はあり得ない。少し前にスキマ妖怪が霊夢たちを連れて月に来たみたいだけど、それも依姫様が打倒して解決。もう月には手出ししないと決まったはずだ。幻想郷はもう月に手出しできないし、幻想郷外()の人間の力じゃ、月に来ることはできても、攻め入ることはできないはず。それじゃ一体誰が……?

「依姫、状況は?」

「はい、現在この施設内のまで侵入されており、玉兎の部隊で何とか進行を遅らせています。都の方ではサグメ様のお力を借りながら、民たちの避難を進め、完了次第凍結に入る予定です」

「敵の概要は?」

「敵は妖精の大群と───謎の怪物たちです。通常の妖精と異なり、とてつもない強さです。とても玉兎たちじゃ歯が立ちません。それに妖精たちが操る怪物たちは、こちらの攻撃が効きません。再生能力なのかは解りませんが、死ぬことなく攻撃を仕掛けてきます」

 依姫様から戦況を聞いて、師匠は口に手を当てて、静かに目を閉じる。きっと考えているんだろう。この戦況を打開する策を。

 ───そしてその口元が、ニヤリと笑った。

「依姫、その妖精たちは、腕に何かつけていなかった?」

「言われてみれば何かつけていましたね……何かの機械のようなものを」

「そ、それって───」

 怪物、腕に付ける装置、ここまで来て勘づかない私ではない。それはおそらく───デュエルディスクだ。ということは、依姫様が言う”怪物”とは、デュエルモンスターズのモンスターたちのことだ。

 それにしても大変な事態になった。今、月には遊矢とキングがいるっているのにこんなことが起こるなんて。タイミングが悪すぎる。しかも今二人とは離れ離れ。再集合するのにも時間がかかる。本当に面倒なことになった。

「まさかデュエルモンスターズを使って、月に攻めてくるなんて……」

「八意様、レイセン、ここは危険です。お早く非難を」

「───私は残るわ」

「八意様!?」

「此処には部外者に見られてはまずい物や、悪用されては手に負えない物もある。それを処分しないことには、ここを離れなるわけにはいないの」

「で、ですが……」

 

 ───その時、師匠と私の目が合う。

 

 落ち着いた、深い灰色の瞳。その目は───笑っていた。

 その瞬間、ある筋書が脳裏をよぎる。まさか……いや……そんなことが……そのことまで考えて───。

 今まで私の頭の中にあった疑問がどんどん解決され、一本の線で結ば差っていく。ああ、そういうことだったのか。

「───なら、私が行きます」

「レイセン!?」

「あら、行ってくれるの? 鈴仙」

「もう全部わかりましたから。私が向こうを片付けてくるので、師匠はゆっくり書類整理でもしていてください」

「……賢くなったわね」

「当然です。───貴女の弟子なんですから」

「本当に……本当に行くのですか?」

 依様は扉の前で、心配そうに私に問いかける。

「傷つくのも、傷つけるのも、今でも怖いです。だけど私の力は守るための───悲しい今を打ち抜く力ですから」

 それだけ言って、応接室を飛び出した。とりあえず爆発音が聞こえは方角に行ってみよう。きっとそこで玉兎のみんなも戦っているはず───もしかしたらユキも。

 

 さっきまでと違って、騒がしく緊急用のサイレンが鳴り響く廊下を、ただ一人走り抜けていく。

 




【読者への挑戦】
 どうもみなさん、お久しぶりです。空。(てんのうみ)です。
 今回は【読者への挑戦】コーナーを設けました。今ちょうど学校の課題研究で、秘封の推理小説を書いているもので、その実験もかねてこの月編にはいくつかの謎を散りばめてある。それを読者の皆様に解いていただきたいのだ。

 今回の月編でのメインプレイヤーは鈴仙・優曇華院・イナバ。
 彼女の視点で物語を追えば、必ず謎に出会い、それを解き明かすヒントも、彼女が語る物語の中にあるのだ。きっと聡明な皆様ならば、すぐにお分かりだろう。

 だから今回は()()()も推理していただきたい。

 謎は答えを出して終わりではない。謎の答えには、必ず意味がある。
 だが、その意味にたどりつくには、出ている情報を元に、妄想を働かせるしかない。みなさんの想像力は、彼女の物語に届くでしょうか?

 解くべき謎は大きく分けて三つ
 
 1つ、鈴仙が「わかった」と言っていた謎はどんなもので、どういう答えを出したのか?
 2つ、遊矢、キング、鈴仙。この三人が月に連れてこられた理由とそれぞれの役割とはなんなのか?
 3つ、これから三人はどうなるのか?

 最後に一つ。
 これは鈴仙の目線で物語を見たのみ解き明かせる謎。ここに遊矢やキング、他の者たちに映るものは推理に関係ないことを、ここに記述しておこう。
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