ヒナの兄はG3になりたい   作:曽流斗

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【悲報】仮面ライダーゼッツの映画のワンシーン、この小説の今後の展開と被るところが出て謎のプレッシャーにかかってしまう。

そして録画機器がぶっ壊れて撮り溜めしてたウルトラマンもギャバンインフィニティもスーパー戦隊も仮面ライダーも見返せなくなって辛いZ……。




A05話.戦え!仮面ライダーG3

 

 

さーて、本日の空崎さんは?

ジョウです。

 

G3の機能拡張のためにミレニアムに行きます。

内容はそのうち明かすと思いますので待っていてください。

 

さて、今後の空崎さんは

『ジョウ、ネタバレになるから何も書けない』

 

の1本です。

 

次回もまた見てくださいね。

 

じゃん!けん!ぽん!

……クックックッ。

 

 

 

 

 

というわけでガードチェイサー*1に設計書や設計図とか諸々を詰め込み、荷物が嵩張るからG3を装着したままミレニアムサイエンススクールの自治区にて爆走独走激走暴走爆走バイクな空崎ジョウです。

そんな俺ですが、ただいま困っていることがあります。というのも……

 

「そこのオートマタのお兄さーん。配達してるなら荷物を私たち『ブロロロ疾走連合』に預けてみなーい?あんたよりもずっと早く……速く速くで運ぶからさぁ!」

「委託と運送の代金は貰って行くけどなー!」

「ハハハハハ!」

 

バイクに乗った暴走族5人に囲まれて困っています。

前世が一般ピーポーだった俺にとっては地味に怖いよ。

助けてヒナちゃん。

 

……まぁ、冗談はさておき、非常に困った。

向こうが攻撃してきたら正当防衛として他の自治区でも戦闘はできるが、仮にもゲヘナ学園の兵器での姿のままでやったら政治的にマズいことになりかねないしなぁ……。

こういう手合いは拒否すると戦闘になりやすいから嫌なんだが、言うだけ言ってみるか。

ワンチャン見逃してくれるかもしれないし。

 

「俺は運送屋じゃないから結構だぞー」

「そんなこと言わずにさぁ。おとなしく荷物を渡しな!!」

「話が通じねぇ……」

 

ダメだこいつら……早くなんとかしないと……。

しかし、このまま逃げても面倒だし、かといってミレニアム内という理由でリオ*2に許可を貰おうとすると借りを作ることになるかもしれない……これも面倒ごとになりそうなんだよなぁ。

 

……あっ、そうだ。

 

「Hey!リア!先生と電話繋げて!」

『……私は便利ツールじゃないんですよ?』

 

「まったく……」とぼやきながらも電話をかけてくれるリアさんマジツンデレ。

さて、おそらく先生はアビドスの生徒たちとブラックマーケットにいるかもだが、タイミング的に応答してくれるのだろうか?

 

何度かコール音が鳴り、先ほどの不安が杞憂だったようで目的の人物が応答してくれた。

 

『“君が電話をかてくるなんて珍しいね。どうしたの?”』

「ブラックマーケットにいるところ悪いね先生。シャーレとしての戦闘許可が必要になっちゃってさ、頼めるかな?」

『“……どうしてそれを知ってるのか聞かないけど、いいよ。許可する。”』

「ありがとう。助かるよ」

 

電話を切り、ブロロロ疾走連合に問いかける。

 

「なんだ?あたしらの紹介でもしてくれたのか?」

「いいや、別のことだ。さて、お前たちは俺の荷物を奪いたい。そして俺はそれを断った。だから、おとなしく引き返してくれないか?」

「嫌だね。そっちこそおとなしく荷物を渡し……なっ!」バンッ

 

敵の1人が銃を撃ち、俺のバイクに当ててきた。

うーん。有罪(ギルティ)

 

「また撃ったら次はタイヤに当たるかもな!嫌だったらとっとと渡しな!」

「じゃあこれは……正当防衛だな」

「は?」

 

左腿に携帯していた(スコーピオン)を持ち、即座に脅してきた奴が乗ってるバイクの後輪を撃ち抜く。

敵が呆けている内にタイヤが砕け散り、強制ウィリーをさせられ……。

 

「あっあ、あぁああぅあああっ!

あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ...

 

なんとかバランスを崩すまいと必死になるも現実は無情。

遥か後ろへ悲鳴とも呼べるドップラー音を鳴らして消えていった。

 

「野郎……!」

「こっちが下手(したて)に出てりゃ調子に乗りやがって!」

「いつ下手に出てたんだぁ……よっと!」

 

仮面ライダーでバイク戦闘といえばということでガードチェイサーでウィリーしてみたが、意外とすんなり成功した。

さすがキヴォトス人パワー。原作じゃやらなかったことも楽々できるぜ!

 

「おらよっと!」

「ギャンッ!?」

 

ウィリーしたまま2人目に接近し、そのまま横っ腹に突撃。

バイクごと横に弾き飛ばされ転がっていった。

ちょっとバランスが怪しくなってきたので前輪を下ろして元の姿勢に戻し走行を再開すると……。

 

「よくも仲間を!オラァッ!こんなのはなぁ!私もできるんだよぉ!」

 

3人目が俺よりずっと前に出るとバイクを反転し、ウィリーしながらこっちに迫ってきた。

そのままウィリーしたバイクの前輪でガードチェイサーの前輪を叩き潰そうとしてくる。

 

「くらえぇ!」

「断る!」

「ぎゃっ!」

 

なので急ブレーキをすることによる勢いでジャックナイフ*3を行い、更に勢いを残したまま回転して後輪を敵バイクの側面にぶち当てて吹っ飛ばす。

 

残るは2人。

ブレーキで停車したガードチェイサーの右後部を開き、そこに収納されていた武器を取り出して右腕に装着する。

 

『GA-04……Active!』

「ふんッ!」

「うわ!」

 

GA-04〈アンタレス〉*4から伸ばされたワイヤーが並走している4人目を絡め取る。

 

「待て待て待て待てうぎゃあ!?」

「あばー!?」

 

そのまま投げて側で走っていた5人目にぶつけ、バイクから引きずり下ろして終わりだ。

 

 

────── ────── ──────

 

 

他所の自治区なのでヴァルキューレに通報し連行が終わった後、1人の少女がこちらに話しかけてきた。

 

「なんだよ。暴れてる奴らがいるから急いできたってのに、もう終わったのかよ」

「祭りは終わったんだ。残念だったな」

 

美甘ネル*5は暴れるタイミングを逃したと悔しがり、俺に肘打ちしてくる。

G3を身に付けててもダメージが入っているのは気のせいだと思いたい。

 

「ったく、少しくらいあたしの分も残してくれてよかっただろ?それとも、お前が付き合ってくれんのか?」

「悪いな。この装備は他所の自治区で無闇に使っちゃダメなんだ。今回の使用も特例なんだからな」

「そいつは残念だ。……っと、自己紹介がまだだったな。あたしは美甘ネル。ここミレニアムの3年だ。お前のは?」

「ジョウ。ゲヘナ学園所属の3年、空崎ジョウだ」

「ジョウ、ね。覚えておくよ。お前と戦ってみたいしな」

「そういうことが起こらないことを祈ってるよ」

 

いやホントに。

学園のトップと他所の学園のエージェントが戦うとか、大義が無かったら政治的な意味でマジ勘弁してほしい。

でもあり得そうだから言い訳考えとこ。

 

「じゃ、俺は行くわ」

 

不良の引き渡しも済んだみたいだし、バイクに乗りエンジンをかける。

 

「おう!それで、どこに行くんだ?」

「ミレニアムの学校。そこに頼みたいことがあるんだ」

「そっか。だったらあたしも乗せてくれ」

 

そういって急に後ろに乗ってくるネル。

俺たち初対面ですわよね??

 

「……別にいいが、なんでだ?」

「よっしゃ!言ってみるもんだな。で、なんでかって言うのはな……行き先が同じだったし、そのバイクに乗ってみたかったからだな!」

「あー……なら気にしないが、せめてゴーグルぐらいは付けてくれよ?」

「ゴーグルなんて持ってないからなぁ……これ(鼻メガネ)でなんとかするか」

「…………まぁいいか。行くぞー」

「おー!」

 

予想外な出来事もあったが、今度こそ目的地へと走り出すのだった。

 

 

────── ────── ──────

 

 

──ミレニアムに着いた俺はネルと別れ、設計図や装備していたG3などをエンジニア部に渡し、制服に着替え直して帰路につこうとしていた。どうやら明日には完成して届けてくれるようだ。

 

他にも、前に明星ヒマリ*6に頼んでいた『CODE』*7という組織が存在しているかの捜索の進捗を聞いてみたが、こっちは芳しくなかった。

どうにも、そんな組織はいくら調べても全く出てこず、存在しないのではないかとのこと。

 

その可能性もあり得るが、となると怪物が出た理由が……うーむ……。

 

唸りながら廊下を歩いていると、2人の生徒が歩いてきた。

 

「古代史研究会ならレトロゲームもあるはず!」

「本当かなあ……」

「とにかく探しに行くよー!」

「まったく……」

 

快活な桃色の生徒と一見落ち着きがある緑色の生徒の2人組はすれ違い、どこかへと行く。

 

あれが古代史研究会を襲撃する話になるのか

そう思っていると後ろから爆発音が聞こえ、少ししてセミナーの会計が鬼の形相で走っていった。

 

 

……うん。いつものキヴォトスだな!

 

 

*1
仮面ライダーG3の白バイ。様々な武器を収納している。

*2
ミレニアム3年。生徒会組織『セミナー』の会長。今作だとジョウの取引相手。

*3
後輪を浮かせる技。ストッピーとも呼ばれているらしい。

*4
100メートルまで伸ばせるチタン製ワイヤー付きのフック。

*5
ミレニアム3年。ミレニアムのメイド服を身に纏う武力的掃除屋『C&C』所属で最強クラスの生徒。

*6
ミレニアム3年。『特異現象捜査部』の部長。非公認部活『ヴェリタス』の部長でもある。

*7
『仮面ライダーゼッツ』に登場する組織。あらゆる特異現象を解決して世界平和を維持する目的がある。






ハイランダーイベのストーリー読んでたらバイク戦闘を思いついたし戦闘シーンが少なかったことを思い出したので書いてみた。

【没シーン】明星ヒマリとの会話
没の理由:尺の都合と締切。あとパヴァーヌ編で出番あるからいま出さなくてもいいと思った。
本編のネルはなんか生えてきた。

【お知らせ】
8月は諸事情(イカのゲームの新作)により隔週の日曜日での更新となります。
楽しみにしてくれてる人はごめんね。

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