真アギト展に行って来ました。
G3の原画がそのまんまメカクウガでしたし、アギトの原画も結構クウガに寄ってましたね。
あと、G3-Xの等身大の人形を後ろから思う存分見られるのは資料として捗りましたね。
もっと書きたいですが長くなりそうなので本編へどうぞ。
クソったれな黒服と喫茶店で会った次の日のこと。
「……ほい。これ、給食部に渡してきて。被害の補填とトラックの申請を受理した書類だから気をつけてね」
「分かりました」
一時的になるとはいえ、ホシノとの別れと、それに関与した黒服が喜ぶ結果になった先日の出来事で、憂鬱となった気分を誤魔化すために書類仕事に没頭していた。
表面上は取り繕っているのだが……。
「……大丈夫?」
「ん?あぁ、俺は大丈夫……」
「そう?ジョウ先輩、落ち込んでみたいだったよ」
「……バレてたか。たしかに大丈夫ではなかったな。今は少しだけ疲れてるよ」
短期間で色々あったせいか、疲労が顔に出てたみたいだ。イブキに心配されるとはまだまだだな。
……いや、あの子は結構聡いから取り繕えたとしてもすぐにバレそうだな。
「キキッ!なんだ、議長とあろうものが、なんと情けないことか!」
「んだとマコトこのやろう」
「……ほら、その書類を寄越すがいい」
「は?こういう仕事はやりたがらなかっただろ?」
なんだ急に?
いつものマコトらしくないぞ。
「キヒヒッ!普段から貸しを作りたがらない貴様から作るチャンスなのだ。それを活かさない手はあるまい」
「はは、マコトらしいな」
「むー」
らしくないと思いきや、実は相変わらずだったマコトの言葉にイブキは不満を覚えて頬を膨らませている。
なにか気に食わなかったのか?
「マコト先輩の嘘つき。イブキ、知ってるよ。『奴があの調子だと私も張り合いが無い。早く戻って貰わねば私の調子が狂う』……って言ってたって」
「なっ……!?」
「ほーぅ?」
作業は一時中断。
マコトに近づき、頭を撫でつける。
「はっはっは!お前も可愛いところがあるんだなぁ!」
「ちょっ!?貴様っ!……ええい、撫でるな!」
おっと、手を弾かれてしまった。
次はイブキを撫でるか。
「えへへー」
「うん。イブキも可愛いぞー」
「イブキ、これ好きー」
「ありがとうな、イブキ。ちょっと元気でたよ」
目の前でイブキの頭を撫でられているからか、マコトの視線がかなり痛いけどな。
……さて。
「あれ?もう終わりなの?」
「ああ。休憩がてら、風紀委員会の様子を見に行ってくる」
「そうなんだ。いってらっしゃい、ジョウ先輩!」
タイミング的にそろそろ先生が来るはずだし、罰を受けてるアコたちを冷やかすついでに見に行くとしよう。
「ところで、先ほどイブキが言っていた私の言葉、誰が伝えたんだ?」
「んーとね……チアキ先輩!」
「……チアキィッ!!」
「ひゃっ!!?」
────── ────── ──────
ガチャッ
「失礼する」
「……なんですか、邪魔するなら帰ってください」
「はいよ」バタンッ
アコに帰れと言われたので風紀委員会の部室を後にする。
ヒナちゃんとイオリがいなかったし、もう先生と会ってるのかもしれないな。
ガチャッ!
「ちょっと!?本当に帰るなんて、どうかと思いますよ!!」
「帰れと言ったのはそっちだろうが」
「はぁ!?あんな量の反省文を書かせておいて、よくそんなことが言えますね!」
「それは勝手に大人数を動かしたお前が悪い」
アコのクレームを受け流していると、廊下から見慣れた人影がこっちに来るのが見えてきた。
「なにやってるの、2人とも……」
「よう、ヒナちゃん」
「休憩ついでに、こいつらが反省文をちゃんと書いてるか見に来たんだよ」
「今のところ、アコは半分以上はやっている。イオリは……あんまり進んでない」
「イオリはそういうの苦手そうだしなぁ……。それで、ヒナちゃんは何やってたんだ?」
「そのことで話があるの。今度、アビドスの砂漠で訓練を行おうと思ってるの」
このタイミングでアビドスでの訓練ということは、やはり……
「……先生か」
「そう。この前の訓練で借りができたから、それを返さないと」
「そうだな、借りはとっとと返すに限る。おいアコ、訓練に参加しろ。それで反省文はチャラにしてやる」
「……いいんですか?」
「ああ。その代わり、俺たち万魔殿も参加する。いいか、ヒナちゃん?」
「私は別に構わないけど……大丈夫なの?最近の兄さん、元気なかったけど」
「鬱憤が溜まってただけだからな。この訓練で晴らさせてもらう……という訳で」
廊下に出てアコに聞こえないようにして、懐から端末を取り出し、ある番号へ電話をかける。
「協力者を増やす」
────── ────── ──────
『はい。便利屋68、陸八魔です』
「久しぶりだな、陸八魔アル」
『その声……あなた、ジョウ議長!!?』
「あぁ、そうだ。依頼がある。先生と、そしてアビドスの生徒に協力してやって欲しい」
『……その様子だと、今のアビドスの状況を知っているようね』
「まぁな」
ホシノが黒服の所に行くのをむざむざ見送った戦犯が俺ですし。
「それで、受けてくれるか?」
『……今度、美味しいご飯を奢りなさい。勿論、社員全員よ。それが依頼を受ける条件ね』
「いいのか?大金を吹っ掛けても構わないんだが」
『…………いいのよ!昨日の敵は今日の
あ、これ大金を選ぶか悩んだな。
「ふっ、いいだろう。最高の店に案内してやるよ」
『それでこそ私たちの共犯者。首を長くして吉報を待っていなさい』
プツッ…プーッ…プーッ…プーッ…
陸八魔アルよ……カッコつけて切るのは構わないが、俺も現場で戦うんだぞ。
「話は決まったようね」
「あぁ。先生を手助けしに行こうか!」
────── ────── ──────
バンッ
万魔殿の扉が勢いよく開く。
「アビドスに行くぞお前らァ!!」
「キヒッ!?どうしたというのだ、ジョウ議長。急に元気になって……?」
「溜まってた鬱憤を晴らす時が来たんだよ!」
テンションの高い俺に驚いたマコトが何事かと聞いてくるから素直に答える。
いや本当に溜まりまくってたからな!
ユメ先輩の時は雷帝の件もあって迂闊に動けなかったから死ぬことを見過ごすしか無かったが、ノーワンに取り込まれたということは助け出せる可能性が十分にある!
それに、ここまできたら原作の流れに乗って暴れても問題無いときた!
これがテンションを上がらずにいられるかっていうもんだ!
「とにかく、アビドスに向かう!お前ら、俺に付いてこい!」
「そうか。では、私はここでゲヘナを守っておく。安心して行ってくるといい!」
「え?」
「そうね。私が行っても何か役に立つわけじゃないし、ここでお留守番かしらね」
「え?」
「……Gトレーラーは砂漠に対応していないので、私もここで待機していますね」
「え?」
「わ、私は付いて行きますよ!週刊
「チアキ」
「なに、イロハちゃん?」
「砂漠ってゲヘナの火山とは違った暑さで面倒な所らしいけど、いいんですか?」
「…………やめておきます!」
「え?」
「うーん……皆がお留守番するなら、イブキも一緒に待ってるね!」
「え?」
…………え?
────── ────── ──────
風紀委員会の部室に戻った俺は、四つん這いになって落ち込んでいた。
「俺……人望が無かったみたいだよ、ヒナちゃん……」
「…………」
俺を慰めるように無言で頭を撫でないでくれ。
嬉しいけど惨めな気持ちが溢れてしまう。
おいアコ、羨ましそうな顔でこっちを見るな。
反省文増やすぞコラ。
今回のブルアカイベントでフウカに対する見方がちょっと変わりました。
マリオのゲームで拐われるピーチ姫の印象だったけど、キレたら凄いんですね。
実はちょっとだけプロローグ編を修正中だったりするのじゃ。
00話辺りを読んでから後の話を読まないという選択をしてる人が多い気がしてね……
良ければ別世界の番外編も読んでやってくださいね。
次回の更新はハイラルを救いに行ってくるので11月15日になる予定です。