「じゃあ、交流も兼ねて模擬線やろうか」
五条の一声でみんな校庭に移動していく
「じゃあ、軽くやろうか。お互い様子見でいいよ」
戦闘のスイッチを入れる。警戒態勢に入る。対面にはパンダ。
「それじゃあ、はじめっ!」
パンダが先に動き出す。踏み込んできて、パンチを放つ。次の動きにつなげられるように最小限で避ける。
「お、やるじゃん」
パンダが言う。次の一撃が来る。これは腕で受ける。
「・・・っ」
思ったより重いな。押される。無意識に視線が緋色を探す。緋色が俺の視線に気づいて、みつめてくる。目をそらして、目の前のことに集中する。最後の一撃、体制が崩れる。よけきれない。踏み込まれるその瞬間、緋色を呼ぼう――とした意識が五条に阻まれる
「――夜卜」
「それ、使うなよ。壊れるから」
五条はわずかに顎で緋色の方を指す
「ああ」
一度下がって、態勢を立て直す。パンダがまた踏み込んでくる。今度は迎撃する。両者の力が拮抗する
「へぇ、やらねえのか。」
パンダの言葉に少し首を傾げる
「よくわかんねぇけどさ、なんかあるんだろ?」
パンダが興味を示している。でも、答えない。その代わり、全力で踏み込んで血の刀を振るう。パンダの回避の先を行く
「っ速えな!」
緋色には頼らない。純粋な技術でパンダを追い詰めていく。連撃でパンダの態勢を崩して、首に刀を添える。
「降参だ。お前、つよいな!」
「お前も、なかなか」
パンダの手をとって立ち上がらせる
「はい、決着。夜卜の勝ち。」
緋色の元にもどる。
「っふふ。やるじゃん」
緋色は嬉しそうにクスクス笑ってた。
「次、緋色対優太」
緋色が呼ばれた
「じゃあ、行ってくるね?」
「ああ、がんばれ」
「うん」
緋色が乙骨と対峙する。
「じゃあ、はじめ。」
乙骨が先に動いた。呪力任せの身体強化で緋色に迫る。だが、止まる。見えない線に阻まれる。
「ー線」
緋色の術式で空間が区切られる。乙骨が境界を超えると、ずれる。
「・・・っ!」
「縛布」
乙骨の動きが制限されていく。乙骨は布を引きちぎるがその間に緋色の次の一手が始まらう。緋色は仮面を呼び出す。狼が乙骨に飛びつく。緋色は一歩も動いていない。ただ、戦場を整えている。
「やりづらい」
乙骨が息を切らす
「次で、決める」
両者が動き出す。その瞬間、ほんの一瞬緋色の頭にノイズがはしる。無意識に夜卜を探して、そして口を開く
「――貸して」
言いかけて、気づく。
「・・・あ」
ここに夜卜はいない。一緒に戦っていない。緋色にほんの一瞬隙が生まれる。乙骨はそれを見逃さず、踏み込む。緋色もすぐに境界を引く。乙骨の勢いが一瞬弱まる。その隙に次の手をうつ。緋色の手があがる。
「かしこみかしこみ申す、」
空気が変わる。緋色から呪力があふれ出す
「咎持つ者を囲い断ち、」
上空に円が出現する
「誅の理をここに示せ——」
極の番。
誅伐の——
「はい、そこまで」
五条悟によって止められる。
「それは、今はダメ」
緋色はゆっくりと手を下す。乙骨が口を開く
「なんですか、今の。・・・危ない」
緋色が夜卜のもとに戻ってくる。表情は読み取れない。けど、いつもより近い。五条が緋色の後を追うように来る。
「分の悪い賭けはおすすめしないな。やめときな」
緋色は何もいわない。ただ、黙って俯いてる。
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