そうま転生~錚々たる早々無双の装魔による壮大な一掃と奔走~ 作:Curry&Rice
「そもそも、装魔についてどこまで知ってる?」
「えぇっと、正式名称が武装式魔導具使い、階級があって自分たちが下級ってことぐらいだ。」
道魔はしょぼくれる。
「あひゃ~、思ってたより知らなかったねぇ。こりゃ、教えるのに苦労するね。」
「じゃぁ、俺が質問した内容に答える形式にしよう。そうすれば、最低限の会話で済む。君も早く解放されたいだろう。」
リョーマはうっ血した道魔の手首、足首を指さす。
「あひゃ、優しいねぇ。」
「いいから、質問を始める。まず、前々からお前が言っていた装魔の階級についてだ。俺達は下級、お前が準中級なんだよな?」
「あぁ、そうさ。階級は下から順に最下級、準下級、下級、準中級、中級、準上級、上級、最上級だね。基本は魔導具の素材によって階級が上下し、ランクアップや階級が下がったりはしない。俺やお前みたいな合金タイプは階級が下がりやすく、階級が上がるほど戦闘に特化した魔導具を扱っているってこったね。結構、魔導具の形も装着型や遠隔操作型、武具型って色々あってそれぞれ階級に関わってくるけど、君が聞きたいのはそういうことじゃないよねぇ。」
道魔はどことなく下品な顔で笑う。
「後、装魔には素材や性能に応じた、二つ名がついていてね、俺っちの場合は青銅の装魔って名がついてるね。」
縄で縛られた青緑色の魔導具がガチャガチャ揺れる。
「なるほど、じゃあ、俺達はさしずめ、
「おそらく......ね。」
道魔は首を縦にブンブンと振った。
「次に、お前は俺達のことを知ってるか?」
「少しね。特に、ルードとはよく話していたよ。豪魔の指示......って言ってもわからんな。金色の......」
「金色の装魔かッ!?」
バルド、フィーナ、ソーマの三人は一斉にリョーマの達に目を向ける。
「んにゃ、そうだね。彼の指示でこの霧の森を見張ることになってね。っで、君たちが現れてくれたってわけ。」
「どうして、ここを見張ってるんだ?」
「知らん。ただ、鎧を着た装魔は逃すなって言ってたね。」
ソーマは足の指で器用に自分を指し示す。
「じゃぁ、これからお前を解放したら、お前の身が危ないんじゃないのか?」
「あぁ、それは平気、平気。アイツは追手を寄こせるほどの暇と人望はない。アイツ自身も王都から、滅多なことがない限り、出ることもないからね。」
「どうして?」
「だって、アイツは現国王の息子だから。」
まるで、雷にでも打たれたような衝撃が、皆の体に走った。