転生したら竜だったので、折角なら竜種目指して頑張ります。 作:遊燐千
俺は今、洞窟内を全力疾走×全力飛行で動か回っていた。
何故かって ……?
それは…… 前回を見ろ !!!!
「むりむりむりむりぃ !!!!」
なんだあれ!なんだあれ!なんだあれぇ〜 !!!!! なんで序盤の洞窟にこんな大ボス級の魔物が出現するの!!たしかにヴェルドラとか言うのはいるけどさ !!にしてもおかしいじゃん !! あんなの小説にすらいなかったじゃん !!
『伝。〈物理攻撃耐性〉×〈身体装甲〉で通用する確率…… 0.2%』
はいむりぃ ~ !!
今できる最大の防御でほぼゼロじゃねぇか~ !!!
─── ズガン ッ !!!
怪物の腕を間一髪で回避し、壁へとめり込む。 その瞬間、そこを震央として洞窟内に揺れを齎した。
「うぉ! あっぶね !!!」
『伝。一撃でも直撃すれば命はありません』
「わかってるわ !! 伝達者 ッ! 全力であの化け物を解析鑑定 ! そんで、今持つスキルでどうにか出来ないかおしえてくれ!! 」
『了解しました。 』
「それが終わるまで 俺は全力で逃げ続ける ッ !!!」
幸い …… この身体は人間の頃と桁違いに動きやすい。逃げるだけなら問題ない!!
でも、身体がちょっとでかいから当たんないように気をつけねぇとな …… 。
『伝。解析鑑定の結果、仮名
「え゛ッ !?」
『警告。仮名
『発動まで残り 、3。』
「ちょっ !! 待て待て待てぇ !!!!」
『2。』
「ざ っけんなよぉ゛ ~ !!!!」
『1。』
「 あ、あんのぉ…… !! 」
『0。』
「邪龍野郎がぁぁぁぁぁ ~ !!!!! 絶てぇにぶん殴って ────」
───ドッッッッッ カァァァ ~~ ンッッッッ !!!!
『伝。
*
「目覚めよ …… 我が同胞よ 」
ん…… うっせぇ…… 。
「目覚めよと言っておる……我が同胞よ!」
「あ ~ もう うるっせぇな !! このハゲ!!」
「ほう…… ? この我をハゲと?」
「 あ ~ もうなんなんだよ ! 俺はあの
「そうかそうか、それは災難だったな !!」
「…… ん ? ってか此処何処だ…… ?」
「此処は 我が封印 ───」
『伝。生命の危機に瀕した時にのみ発動することが可能である
「お ~ !!! まじか !!!ってことは俺生きてるんだな ! でかしたぞ〜!!!伝達者!!」
『えっへん 』
えっへん ……って こいつやっぱり自我あるんじゃね? もしかして名付けとかもう出来ちゃったりすんのかな〜 ……?いやいや …… 流石にまだ早いか!!なんて、考えていたら 。
「さっきから我を無視するでないわ ~ !!!!」
鼓膜を突き抜けて脳を震わせるような声がドカンと直撃してくる。
「だからうる …… せ …… …… …… って …… えええええええ !!?!?!?」
「ようやく気付きおったか 」
黒い鱗、水色の皮膚、黄金色の瞳そして規格外の魔素量。そこまで揃えば、答えは一つしかない。
思い当たるのはただ一人。暴風竜と恐れられる、天災そのものの化身…… 。
「ヴェ ……ヴェル…… ヴェルドラァァァァ ~ !?!?!?!?」
「クワ~ ッハッハッハァ !!! 如何にも!! 我はこの世に四種しかおらぬ竜種が1人! 暴風竜ヴェルドラである!!! 」
おいおいおい!! 嘘だろ!?
なんでヴェルドラの居るところに来ちゃってるんだよ〜 !!!
「それにしても驚いたぞ、我が同胞よ。この場所に転移してくるとはな」
「あ ~ それは俺の
「 ほう…… ? そのような
「あの ~ 、我が同胞ってどういう意味ですか?」
「ん ? そのままの意味だが ? 多少……いやとてつもないほど脆弱ではあるが何処か親近感を湧いてしまう。竜種ではなくとも我と近い種族なのでは、と思ってな? 」
「 ん~ 詳しいことはまだ俺にもわかってないんですよ ~ 。 」
「そうか…… まぁ良い! 所で我が同胞よ ! 我の話相手とな 「あ、遠慮します」」
「なァァァにぃぃぃぃ !?!?!?」
そんなクールポコみたいに驚かれてもなぁ ……。
「近いうちに俺より良い話し相手が出来ると思うので 、遠慮しときます」
「ぬ゛ぅ…… な、 ならば貴様に名をつけてやろう !」
「それも俺よりも名を付けた方がいいやつが現れるので遠慮します」
「何故だ!? 暴風竜である我からの名付けなど貴重も貴重なのだぞ !?」
なぜだって言われても…… 。 やっぱりあのリムルとヴェルドラのあれに俺が割り込むなんてダメだろ~ 。
「 ぐわ゛ぁ ~ !!! 何故なのだ !! なぜ我をそこまで嫌う !! こうなったら…… 我を名付けることを許そう!」
「なんでそうなる !? 俺たちまだ会ったばっかりだろ〜が !!!」
「出会ったばかりかなど関係ないわ !! 我の話し相手となり、互いに名をつけ会おう!! な? いいであろう?」
「話が通じねぇこの邪龍…… 」
伝達者さぁん …… この邪龍をどうにかこうにか言いくる方法を教えてぇ ?
『伝。個体名ヴェルドラを言いくるめる方法は …… 』
ふむふむ …… 、ってまじで?
『まじです』
伝達者からの提案はこうだ。
全て拒否するよりは、ある程度は飲んだ方がかえって原作への影響は最小限で済むので、ある程度は折れろ 。
「 …… ん ~ 、なら 。 4ヶ月の間だけなら話し相手になってやってもいいぞ …… 」
「本当かッ!!! 期間の短さが気になりはするが ~ まぁ良い!! いちいち同胞というのも何だ…… 我が名をつけてや 「それは遠慮します」」
「何故だァ ~ !!!!」
* ヴェルドラなだめ & お話中
「つ〜事で無理だ!」
「ふむふむ……、我が同胞。貴様は未来予知系のスキルを持っていて、それによると約4ヶ月後に我の求む者が現れると?」
「その通り! それに、俺は外に出たいんでね 。だからその期間だけ一緒にいてやる!」
「…… そうか、ならば信じよう。」
「よっしゃ!」
「だが…… 我が同胞よ。外に出るのならその姿をどうにかしないとな?」
「 …… …… …… あ、そうじゃん。俺、竜じゃん!!」
「同胞の場合は
「んぇ? そんなスキルあんの?」
『伝。
ふむふむ 。
なら、俺はあとどれぐらい魔素を得れば獲得できそうだ?
『この洞窟の魔物を討伐し、魔素を蓄える方法だと、約3年は掛かります』
えぇ〜!?
3年ってまじかよ…… !
外に出てぇってのに〜 !!
『ですが 、あの
『現在の状態から推測。勝率は0.1%です』
無理ゲーじゃねぇか!
「…… はぁ ~ …… 手っ取り早く強くなりてぇなぁ」
「む ? なんだ? 強くなりたいのか? 我が同胞よ」
「嗚呼…… 、あの
「 ふむ…手っ取り早く強くなる方法ならば今すぐにでもできるぞ?」
「 え?まじ っ!? ……って、 あ、それってまさかぁ ~」
「そのまさか!名付けである !!」
「結局かよぉ〜!!!」
『伝。名付けをされた場合を推測。
「バチくそに勝率上がってんなぁ ! 3分の1かよ !!」
『伝。名付けの影響により、種族もしくはスキルの進化が発生した場合。勝率は更に上がります』
「まじか …… 、つまり名付けしてもらうことは必須と …… 」
『是。』
「 …… さっきから何をひとりで話しているのかは知らんが、どうやら名付けをして欲しいようだな?」
「あ …… うぐぅ ~ …… っ …… はぁ ~ …… 、分かったよ 。俺に名前を付けてくれ …… !ヴェルドラ!」
「くわぁ〜っはっはっはぁ!! その言葉を待っていた ! 」
「貴様はこれから ─── 」
できる限り原作展開をねじ曲げたく無かったんだけどなぁ …… 。
とんだ展開になってきやがった …… どうなるんだ、俺の竜生活は …… 。
「 アクラ と名乗るが良い !!!」
【ステータス】
名前:アクラ
性別:?
種族:水竜
各種スキル:
《コモンスキル》
〈水刃〉
〈水槍〉
〈水流移動〉
〈水圧推進〉
〈身体装甲〉
〈身体強化〉
《エクストラスキル》
〈魔力感知〉
〈水源〉
〈竜炎〉
《ユニークスキル》
〈伝達者〉
〈大食い〉
〈竜之者〉
〈切望者〉
各特攻
〈虫特攻〉
各耐性:
〈物理攻撃耐性〉
〈自然影響耐性〉
〈水攻撃耐性〉
〈熱変動耐性〉
やぁやぁやぁ、ぬしでっせ〜 。
今回はまさかまさかのカリュブディス… の不完全体!ことヴェルマナというまぁやばそうなのが出てきちゃったね〜 。
あ、ヴェルマナはカリュブディスの10分の1位の強さです~ 。生まれて早々、それに勝率が0じゃないなんて改めて考えるとつよいっすねぇ〜 。