訳あり館のメイドになった男の娘ってどう立ち回ればいいのか教えてください 作:あげはちょ
「ようこそ!祿幽館へ!」
声色を上げてこの場にいる誰よりも歳が上そうな人が言った。
「挨拶が遅れましたわたくし、この館のメイド長を務めている
と一礼した彼女は私たちを笑顔で見る。
怒ったらこわいひとってこういいのをいうんだろなぁ...
一見めちゃくちゃ和かで優しそうだし優しいんだろうけどなんというか、圧がつよい
「さて!次は皆さんの番です♪それぞれ自己紹介をしてもらいますよ」
仲良くなるに超したことはありませんからね♪とこれまた笑顔で。
こいつぁこまった!自分を紹介できるほど自分の情報を知らないぞ!!
ひとまず誰かが話すのを待つか...と沈黙をとりあえず貫く。
「はいはい!じゃあ私から!
さっき見た活発な子だった。
目立ちそうなピンク色で見たままの元気っ子だ。とても癒しになりそうですね。
拍手が一通り終わったあと、サナさんが右のほうを見た。どうやらそっちの人にパスを送ったらしい。
「え、あたし?...わかったわかった。そんな期待すんなって...
戦闘?体術とかその辺かな
首元までで切りそろえた我が強そうな子がそう言った。
「じゅ、順番的にわたし....え、えっと、煙堂ミイナです。得意なこと...ないです....苦手なものいっぱい....」
見た目から話し方から自分に自信が無さげな子。
こういうのみんなあんまり好かないけど俺は好きだなぁ...がいっぱい発生しそうな属性をしている。
身長的にはサナさんよりちょっと低め?でも年齢わかんないからどうなんだろ...仲良くなれれば聞いてみるか
「__んじゃ、あとはそこの蛍光ヤローだな。」
シズクさんの目力が強い。こ、こわいよぉ...
なんてのは外側には出さずに頷く。
ここまで来てなにも知りません。わかりません。
どうしましょうか得意なこと?ないですよそんなものは苦手も知りません
もうここまで来たら普通にロールプレイをした方が簡単なのでは?
正しい結論にたどり着いた。
見た目情報に齟齬がないように、尚且つ
「新羅メア、と言います。今後共同するにあたって都度ご迷惑をかける可能性がありますが是非とも仲良く__」
と言いかけたところでストップがかかった。
「あー!あー!...わかったわかった。もういい」
片手を頭に片手を僕に向けて止まれの合図のように掌をこちらに向ける。
...流石に慎重に行き過ぎたか...?いやでもこの状態の方がバレにくいだろうとした賭けだったけど多分成功。やったね
ニコニコしている者、オドオドしている者、呆れている者、挨拶を遮られた者の話がそれぞれ終わった後、メイド長が再び話し始めた。
「本日はレクリエーションということで、皆さんもっと仲良くしてもらえれば♪...ということで...」
ピタージュさんが何か立方体の箱を取り出した。
「班分け、です♪」
...
4人で!!?
この人数間でやるんですか!?
ほら三者三様な反応して...あんま変わんないかもなこれ
感情がちょっと激しくなっただけで初期と変わらなかった
「班分けぇ?4人だぜ?」
これ以上分けるもないだろと真っ当な意見を言うシズクさん。
困ったような表情を浮かべるメイド長は
「本来はそうなのですが...実はお客様が今日からこの館に連泊するということで部屋数がかなり無くなってしまうんですよ...」
と言っていた。
ん?つまり...
「あ!一緒に暮らす人を決めるんですね!」
「ふぇっ?」
「ええ♪物分りが良い子は好きですよ〜♪」
とサナさんを撫でるメイド長。
「えへへ〜」と嬉しそうな表情をしているサナさんこいつ犬かよかわいいなぁちくしょう
ちょっとまって!!!?冷静になれないぞこれどう足掻いても異性と同じ部屋になってしまう!
バレるリスク、増大してしまうよいま僕の頭の中の危険信号が赤色にめっちゃ点滅してます誰か助けて欲しい
時には諦めも肝心。
多分ここでゴネてもなにもならないからせめて最悪を避けたい...
煙堂ミイナさんならあんまり自分から関わってこなさそうだからそこが狙い目‼️いくぞ
それぞれ箱の中身の紙を取り出し、一斉に開けて中の数字を確認する。
結果は___
「あっ、わたしは1でした....」
「私も1です!よろしくお願いしますね!」
ん。終わった。つまり、僕のペアは...
「....それじゃ、あたしたちが同部屋だな。」
もう既に胃が痛いかもしれません
書きたいものを書く。書けない。おしまい。
細かい設定が作れない。おしまい。精密すぎるMachineじゃ不適正おーけー。