夜兎男主は神威と河原(概念)で殴り合いたい   作:たたこ

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第5訓表【地球】忖度って忖度しているつもりがただの失礼になる

カジノ「えどべがす」。竜宮城のような御殿の三階建て巨大なカジノである。かぶき町に古くからある賭場と違い、丁半博打、ルーレット、カードゲーム、パチンコ、スロットと何でもござれの大人の総合エンタテイメント施設だった。

装飾も新しくかつまぶしいほどで、新興カジノの勢いを感じさせる。

 

その一階のカジノフロアで、パンイチの野郎が二人突っ立っていた。片や臙脂色の髪と目をし、パンツ以外には傘だけ持った青年。片やパンツ以外にはグラサンとあごひげだけ残し三十代とおぼしき男性。

お互い持ち金も尽きかけ、残った小銭にてバーエリアでちびちびと酒を飲もうということになった。ささやかなカウンターバーであるが、賭場と酒の相性はいい。常に二、三人が嗜んでいる。

 

「なんか俺話の半分くらいで全裸かパンイチになってない?アッハッハッハッ」

「奇遇だな兄ちゃん、俺もこの賭場に来るとパンイチになるんだ」

「裸一貫からやり直せってことだな、前向きに捉えよう。ギャンブルの女神はどんな男が好みかな?最近はやりの実はロールキャベツ系とか?」

「エッ何ロールキャベツって。まさか若い子には包●が流行ってんの!?」

 

下ネタに花を咲かせているが、二人はこのカジノが初対面である。ブラックジャックで同ゲームを複数回行い、見事このざま。

しかし身ぐるみ剥がれるのはちょっと張り切りすぎた。臙脂色の髪と目の青年――神食は肩をぐるぐると回し、残った小銭を見た。

 

「流石に服くらいは取り戻さないとな。丁半博打でもやるか」

「え?勝てる公算でもあるのかよ」

「賽の目が偶数か奇数かを当てる奴だよな?じっと見て、音を聞けばまず外さない。ただ完璧なサイコロなんかそうそうないから、癖を読むのに数回かかるけど」

 

春雨で任務がなく暇すぎる時に、サイコロを振りまくって好きな目を出せるように特訓したり、暇そうなヒラ団員を捕まえて壺振り練習もした副産物である。

おかげで丁半博打が面白くなくなったので、神食はこういう場では丁半をやらなくなった。

だがそれに目の色を変えたのはグラサンこと長谷川泰三である。

 

「マジかよ!俺の残りも渡すから頼むよ!」

 

そういうわけで丁半博打コーナーにパンイチで訪れた二人。盆茣蓙に平らで大きな板が敷かれ、その上で壺振りの女が2つの賽を壺に入れて振り、客が丁(偶数)か半(奇数)かを当てる。

神食が賭け始めたところ、あっという間に衣服代は取り戻すことができた。長谷川は喜んでいるものの、神食は作業じみた遊びに興味なく、鼻をほじりつつ傘を掴んで畳から立ち上がった。

賭け事は人力でなんとかなる範囲を尽くし、それでも勝つか負けるかわからない不確定があるから楽しいのであって、勝ち確は負け確と同じくらい面白くない。人事を尽くして天命を待つのが良いのだ。

 

「もう飽きたから帰る」

「ちょちょちょ待った待った待った待った!兄ちゃんすげーよ!人助けだと思ってさ、次に何が出るか教えてくれよォ!」

「えぇ~~」

 

神食は縋り付いてくる長谷川を面倒くさそうな顔で見下ろしたが、彼は何か思いついたように首を傾げると、打って変わってにやりと笑って頷いた。

 

 

 

 

 

丁半博打のエリアは騒然としていた。すでに長谷川の前には算木が山積みになっており、他の丁半博打の客も長谷川(と神食)の動向をうかがっている。壺振りの女はすでに会場内を警備する黒服の男に何事かを耳打ちしており、騒ぎを聞きつけた野次馬のみならず店員も注視している。

壺振りの女が緊張した面持ちで口上を述べる。「どちらも、よござんすね」

 

賽が壺に吸い込まれ、盆の上に置かれる。「丁か半かァァ!」

 

もう長谷川でもなく、単なる隣の客が尋ねる。「赤毛の兄ちゃん、次は何だ!?」

 

「半」

「半だ!」「俺も半だ!」

壺振りが壺を開ける。「半」

 

神食の隣では長谷川が狂喜乱舞し、他の客もどよめき立っている。これではもう賭けにならない。

神食はチラリと背後を見て、店員の黒服たちが近づいてくるのを見た。入店したときから思っていたが、このカジノは客はともかく、店員についてはカエル頭、牛頭の店員――天人が八割と多い。

 

「お客様、ちょっとこちらに来ていただけますか~?」

 

 

 

 

 

「そちたちか、丁半博打でバカ勝ちしているというのは」

ゆるりとした漢服を身につけ濃い青色の髪をした、目つきの鋭い若い女性。耳がファンタジー物語のエルフのように尖っていることが印象的だ。カジノ「えどべがす」の三階――あたかも中華風の玉座のように設えられた一室で、四段の階段を上った位置にある椅子に腰掛け、縄で縛り上げられた神食と長谷川を睥睨する美女は言った。

 

「こっちのグラサンがバカ勝ちしてました」

「あっちょっ兄ちゃん裏切り者ォォ、当ててたのはアンタじゃん!」

「俺は何もしてません~グラサンの耳元で般若心経を唱えていただけだぜ~」

「それはそれで怪しいが……」

 

美女はパチンと手にした孔雀の扇を畳んだ。その音を合図に、神食と長谷川を連行してきた店員たちが背後の扉からぞろぞろと姿を現した。

 

「縄を解いてやれ。あと服も返してやれ、見苦しい」

「ですが華陀様!」

「妾もカメラを確認した。この者たちはイカサマをしていない。博打中パンツ一枚で仕込みようもなかろうし、壺振りがグルでもないからのう」

 

やれやれと華陀を呼ばれた女は扇を振った。店員たちは渋々縄を解き、二人の荷物をそばにおいて退散した。長谷川は以前ここでアゴヒゲ危機一髪を行わされたことを思い出していたが、今回はそんなことにはならなさそうで胸をなで下ろしていた。

 

「だがしかしあれほど勝たれては商売にならぬ。今後そなたらは丁半博打出禁じゃ」

「は、はいぃ!じゃあ俺たちももう用なしってことで……おい兄ちゃん、早く帰ろうぜ」

 

そそくさとズボンと上着を身につけた長谷川は、同じく着替えた神食の腕を引いて出て行こうとするが――彼は動かなかった。

 

「俺はちょっとこのお姉さんと二人きりでお話したいことがあるんだぜ。長谷川さん、先に帰っててくれ」

「ええ!?オイこの女はマジでダークでおっかない女略してマダオ「何じゃと?」「何でもないです」

 

神食は立ち上がり、へらっと笑い長谷川の背を押した。危険な話をしようとしているつもりはないが、長谷川には立ち去ってもらった方が良いだろうと思った。

心配するなと付け加えて、さらに強く背を押した。長谷川もいない方がいい、と暗に言われていることを察して、神食を振り返りつつその場を後にした。

 

店員も長谷川も消え、部屋には華陀と神食の二人きりだ。

否。まず華陀の座っているステージ上になっている場所の両袖に一人ずつ、おそらくこの部屋の入り口に二人。華陀の警護であろう用心棒がいる。

 

(やお登勢さんに比べちゃずいぶん物騒だ)

 

ママ(概念)探しと称してかぶき町をふらふらしていれば、いやでも「かぶき町四天王」の話は耳に入る。かぶき町の女帝お登勢、鬼神マドマーゼル西郷、大侠客泥水次郎長、孔雀姫華陀。

このうち前者2つは神食も馴染んでおり、人柄も知っている。自然後者にも興味はあったのだが、特に用事も無いので何もないまま今に至る。

 

このカジノに来たのも、華陀に会うがためではない。シンプルにかぶき町観光の一環で賭場巡りをしていただけである。

行き会った長谷川から、ここがかぶき町では新しいながら最大規模を誇る総合カジノであること、華陀というかぶき町のほとんどの賭場を仕切る怖い女がオーナーだから絶対いかさまはするな、と聞いたのだ。

 

一般の客がオーナーに会いたいといっても追い返されるのがオチ。であればあちらからきてもらえばいい。

見過ごせないほどバカ勝ちすれば迎えに来てくれるだろうと――あえてつまらない丁半博打をし続けた。

 

繰り返すが神食は四天王に興味はあれど用事は無い。だから彼がここに立っているのは、興味と巡り合わせ、それだけである。

だから本当に茶飲み話でもできればそれでよかったのだが、思ったより剣呑というか――どうにもそんな空気感ではなくなってきた。

 

(この姉ちゃん、ぜ~~~ったいどこかの犯罪組織の一員!本人も辰羅だろコレ!)

 

腐っても宇宙最大規模の犯罪シンジケートに四年在籍した身である。カタギかカタギじゃないかはなんとなくわかる。

それに辰羅といえば夜兎と肩を並べる戦闘種族。戦闘種族だからで判断するのは偏見が過ぎるが、「注目を集める地球かぶき町で多くの賭場を仕切る天人」という情報でカタギの野良辰羅と判断するのは脳天気過ぎる。

 

――と、ここまで考えて、神食は心の中で苦笑した。

四年も春雨に在籍しているうちに、ここがどこのシマだとか、どこと対立しているなどを自然と考えてしまうクセがついたようだ。

 

 

そしてまた、華陀の方でも一種の緊張が走っていた。見た目こそ地球人とは変わらないものの、透き通るような白い肌に大きな傘をもった男――夜兎。夜兎は一人で軍を殲滅するほどの力を持つ個体もあり、たとえ一人であろうと油断はできない。

それに華陀はかぶき町を鳳仙の吉原のように我が物とするため、目下泥水次郎長と暗闘を繰り広げている。

天人の台頭を厭う次郎長が夜兎を雇うとは考えにくいが、目の前の夜兎は何が目的なのか、華陀も計りかねている。

 

「お姉さん、呼び方は華陀さんでいい?」

「何でも構わぬ。さて、妾と二人きりで話したいとは何かのう。茶でも用意しようかの」

「じゃあよろしく。俺コーラ」

 

神食は三秒ほど色々考えた結果、「別に戦争しにきたわけでもないし、無職だし、どうでもいいか」と結論づけ、華陀の提案に従った。

彼は返事に華陀が「マジかよ」みたいな顔をしているのを不思議がっていた。

 

扇の一鳴らしで、扉の外にいた店員が木目のアンティークなテーブルと、茶器を一揃い運び入れてくれた。瓶コーラももってきてくれたので、コーラのオーダーはOKのようだ。店員が華陀用に白茶を高級そうな器に注ぎ入れる。

 

それが終わり店員が立ち去るまで、神食はなんとなく華陀の顔を見つめていた。確かに美人ではあるが、目がつり目気味で少しきつめで、これまでの挙措と組み合わせると何を考えているのかはわからない、が、わがままで欲深め、人を振り回しそうな印象になる。そんな好みじゃないなと考えたところで、神食は一人笑った。

 

「どうした?」

「いやいや、華陀さんみたいなこう……男をブンブン振り回しそうな女性は、きっと阿伏兎が好きだろうな~と思って」

 

華陀は飲みかけの白茶を吹き出さないように平静を保つことで精一杯だった。

阿伏兎――かつて春雨第四師団団長の時分に関係のあった男。

同時に、己が春雨で失脚し夜逃げまがいに脱走するのを暗に手助けしてくれた者でもある。団長身分が何の断りもなく脱走したら機密上も処断の対象になり、当然それを幇助した者にも罰が下る。

とうに華陀は、追跡は振り切ったと思っていたが――目の前にそれを知るこの男がいるということは、阿伏兎はおそらくもう、生きてはいないだろう。

 

「あ、ごめんごめん。阿伏兎ってのは女はもてあますくらいがいいんだが持論の俺の同僚。オッサンだけど」

 

ならば目の前にいるホケホケとした若造は何のためにここに来た?決まっている。第七師団に属し、阿伏兎を処断したであろう者。阿伏兎はあれでも第七師団の古株で実力者。それを葬り去るほどの強靱な夜兎。

華陀は内心の動揺を抑え、あくまで落ち着いたそぶりで口を開いた。

 

「その前にそなたの名を教えよ」

「アッ、忘れてた。神食!好きなように呼んでくれ」

 

名を聞いたところで、何年も前に春雨を離れた華陀には聞き覚えのない名前であるが、覚えておかないわけにはいかない。

阿伏兎が処断され、処断した男がここにいるということは、華陀の前歴はもう割れていると思った方が良い。

さりとて、殺害が目的なら華陀の首と胴はとっくに離れているだろう。ならば、他に目的があるはずだ。

 

「では神食とやら。前置きは良い、妾と話したいこととは何じゃ」

 

といわれても、単にカジノ巡りをしていて、ぶっつけノリで来てしまった神食はすべてがノープランである。

せっかくの無職で仕事でもないのに、どこの宇宙海賊?と聞くのも無粋だ。

聞いたら聞いたで春雨のことを考えてしまいそうだし。

 

思い返せば四天王のお登勢は「綺麗でも汚くてもいい、いろんな奴らがいる町がここだ」とか言っていた。彼女もかぶき町にいてその権力者的な四天王なのだから、そういった話をしようと決めた。

 

「華陀さんは、かぶき町をどう思う?ほとんどの賭場を仕切っていると聞いたけど、その立場からさ」

「良き町じゃ。ターミナルを擁し天人も人間も客が多いし活気もあるからのう。商売のしがいがある」

「ふーん。このカジノもすごいけどさ、実はもっとデカイことしたいって野心がある?あっコーラおかわり、2Lペットで」

 

デカいこと――それはもちろん、かぶき町四天王、特に泥水次郎長を排除して、吉原の鳳仙のように街を手中に収めることだ。

それをもって春雨に返り咲くこと。

何故目の前のコーラ一気飲み男はこのようなことを聞く?華陀の頭はめまぐるしく回転する。

店員がコーラのおかわりをもってきて去って行った。

 

「俺、吉原のリーダー?権力者?と知り合いなんだけど、あんまり吉原は好きじゃないんだよな。ちょっと言葉にしにくいんだけど。もうちょっと開放的になんないかな~って思ってるんだよな」

 

吉原の夜王鳳仙――第七師団の先代団長。華陀はなるほど、この男は間違いなく第七師団の者と確信を深める。

そして男の言葉の通り、吉原は鳳仙の統制下にて女郎の管理が厳しいと同時に、麻薬取引や天人の狼藉にも厳しいと有名である。

できない、ということではなく、鳳仙のお目こぼしを得られるかによるため、自由とはかけ離れた状態ではある。

 

つまり、目の前の男は「かぶき町の実権を掌握して春雨の重要拠点とし、武器・薬などの流通を活発化させるべき」と考えているのだ。

 

「なるほど。妾も吉原に足を運んだことはあるが、重苦しいところではあるな」

「そう! だからかぶき町はそんな感じじゃなくて、いろんなものやいろんなことが起きるけど、懐深く受け止めてくれる系の町だといいなあと思うよ」

 

神食は言ってて、あれこれお登勢さんに感化されてないかと一人笑った。

吉原桃源郷については正直な感想だ。行ったことは数回だが、毎度吐いて寝込んでしまい、女の子とキャッキャした覚えは絶無だ。あの重苦しい鉄の天井の記憶ばかりがある。

 

「そうさな。同感じゃ。妾は賭け事を好む故、それに関しては特に力をいれたいの。溝鼠組とは賭場を取り仕切るという点で揉めることが多いが、うまくやりたいと思っている」

「いいね、俺もギャンブルは好きだぜ」

 

華陀は内心でにんまりと笑った。目の前の男は華陀を処断しにきたのではない。

かぶき町はどこの宇宙海賊にとっても欲しい町である。今その町で勢力を伸張している華陀を、ただ処断するだけではもったいない。つまり春雨は暗に「その男を通して、春雨も秘密裏にかぶき町の実権掌握に協力する。実際に掌握できた暁には、それ相応の春雨での地位を用意する」と言っているのだ。

 

だがしかし、易々と春雨の手を借りるのは下策だ。あまりに頼りすぎると、かぶき町の利権が春雨に取り上げられ、華陀の苦労は報いられず他の者がかぶき町を差配することになりかねない。

これは切り札として極力独力で町を制圧し、春雨に恩を売るべきだ。

華陀は茶器を置き、右手を差し出した。

 

「面白い。よき町にしようぞ。よろしく頼む」

「俺に言うの?よろしく!」

 

特に何も考えていない[[rb:無職 > ニート]]の神食は、差し出されたほっそりした手をしっかり握り返した。

その時、何か思い出したように彼は声を上げた。

 

「今すぐじゃなくていいんだけど、もしよければ」

「何じゃ、はっきり申せ」

「ちょっと今度、辰羅を貸してくんない?」

 

 

 

 

最後に連絡先を伝えられそうになったが、あいにく神食は今携帯電話やスマホの類いを持っていない。そのため、えどべがすの店員に合い言葉を伝えれば会ってやるとの言葉をもらった。

神食は何がウケたのか全くわかっていないが、とにかく孔雀姫の覚えはめでたいらしい。入り口まで、華陀に指示された店員が送ってくれるそうだ。神食は一人にこにこしながら全く違うことを考えていた。

 

(春雨在団中にやりたかった辰羅との交流試合ができるかな!?本当は五十人くらいほしかったんだけど)

 

春雨では辰羅は第四師団に多数在籍している。三凶星の猩覚に辰羅と交流試合がしたいと言ったところ、彼は気やすくOKしてくれたのだが何せ監禁中の身。副団長の方が首を縦に振らずお流れになっていた。だがこんなところで辰羅をお借りできるとは思っていなかった。

 

(でもどこで戦うかなあ、町営体育館とかは借りられるかもしれないけど、ど平面でひねりがなさすぎるしな……)

 

集団戦法に夢を描きながら、そういえば華陀はいやに親切だったなあと思い返す。

もしかして俺に気があるのか?とあさっての勘違いをしていると、焦ったような声をかけられた。

 

「あっ兄ちゃん!無事か!?」

 

えどべがすの入り口では、長谷川がそわそわしながら神食を待っていた。てっきり帰ったと思っていた神食の方が驚いた。

 

「あれ?帰っててもよかったのに。ああ無職だから暇?」

「お前も無職だろーが!ってそのデカイ黒い鞄は?」

 

神食は大きな傘を肩にのせていたが、その傘には黒く大きな鞄がひっかけられていた。彼はそうそう、とにこやかに笑った。

 

「でもちょうど良かった。丁半博打の勝った金もらったぜ。丁半出禁だけどイカサマはしてないってことで、今回分は持ってっていいってさ。山分けしよう」

 

ちなみにこの金は華陀の認識では「これからもよろしくな越後屋」「そちも悪よのう」的な賄賂のつもりなのであるが、もちろん神食は賭に勝った金が入ってきたとしか思っていない。

 

「マジで!?神食様ァ!!」

 

長谷川は狂喜乱舞していたが、神食がバカ正直に万事屋に帰って山分けしようとしたところに、銀時たちの大横槍が入って大もめするのはまた別の話である。

 




後このシリーズの展望↓ 
一部は完結できると思うけど二部はマジでわからん
【一部シリーズ】春雨脱走編(今、6か7割くらい)→吉原炎上編 
【二部シリーズ】吉原以降~ 
【番外シリーズ】春雨時代話の短編中編のあつまり
いや長ァッ!こっちはオリキャラだけの聖杯戦争で100万字超えたニッチなオタクやぞコラァ
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