養育ファミリア メジェド・ファミリア   作:個体識別番号0111

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メジェド・ファミリア旅行記2

 メジェド・ファミリア一行は空の旅を楽しみながらエジプトへと向かっていた。特に子供達は車内でワチャワチャしている。

 

「お空きれー。」「ねーあのくもなににみえる?」「おうちちっちゃい!」「ねぇねぇ、スフィンクスさんに乗れないの?乗りたい!」「エジプトに着いたら乗れますよ。」「わーい!」

 

「リリどう?綺麗だよね。」

「確かに綺麗ですね。ですがどうやってスフィンクスは飛んでいるのでしょうか?」

「そんな気にすることないよ。飛んで空を見て楽しめる。それで十分だよ。それよりもうそろそろエジプトに着くと思うよ。遠くに砂地が見えるでしょ?」

「確かに見えますね。(結局ずっと膝の上……)」

「楽しもうね!エジプト!」

「ええ。楽しみましょう。」

 

 特にトラブルも無くエジプトに着いた一行。門での検査は子供達の荷物を確認するだけ、人数が多いのでランダムな五人の荷物を検査するに留められた。

 検査を終えると遂に入国。城壁の外とは違い中は砂に覆われてはいないとはいえ、砂岩を削って出来た様々な建物ばかり。一面砂の色。とはいえ空気中に砂は無く(魔道具のおかげ)空気は美味しい。

 

「皆さん。エジプトへようこそ。私は女王への報告に向かいます。では皆さんまた会いましょう。これから一週間お楽しみください。」

「メジェド様はこっちに着いてきて。あの子たちに会ってほしい」

ペカペカ

「皆は私についてきてみんながお泊りする場所に連れて行ってあげるからね。」

「「「はーい。」」」

 

 そうして子供達がミウに連れて行かれた場所は材質や土地は異なるとはいえども外見、家具は白衣の屋敷と同じような建物。これはこの土地にメジェド・ファミリアの支部があるというのもあるがそれ以上に子供達に環境の変化で与えるストレスを減らそうという意味もある。

 

 

 

 零日目

 

 エジプトに到着した日。子供達は、何処かの神様のせいで遅くに到着。よって、本日は地元のご飯を宿泊している所で皆一緒に食べて美味しいねと言い合いながら食べた。

 

 何処の神様は一年ぶりに会う愛し子達にあってペカペカ。愛し子達もきゃっきゃ。……もっと急いで会いにいけばいいのに。

 ステイタスの更新を行うと十未満の子のアビリティの変化は微々であったが、十を超えた子達の中には訓練が始まるので合計すると何百と上がる子もいた。当たり前だがそんなに一気にあげるとランクアップ程ではないにしろ違和感が生まれる。よって半分は今あげて一週間後に残りを上げる事となっている。

 ランクアップする子は3人だった。例年通りの人数。ペカペカ光ってお祝い。

 

 

 一日目

 

 まずは女王様に挨拶を。とメジェド・ファミリアの面々は王城へ向かう。一人の騎士に案内され王の間にたどり着くまでにも所々金や宝石、光沢のあるもので装飾されているが嫌みたらしくはなく整っており、通路には様々な調度品が置かれており心惹かれる。

 

「「そ~っと。」」

「二人とも触ってはいけないとは言いませんが、触るには許可を得てからにしてください。」

 

 そうして奥にある王の間にたどり着く。

 豪華絢爛な王の間にいる女王ニトクリスは正に王と言うにふさわしい威厳のある風格を醸し出しており、子供達も女王を前に静かにしているほど。

 玉座の上には止まり木がありそこには隼が、女王の側には神ホルスが、その逆に近衛騎士団団長と副団長。一段下がった所には残りの近衛騎士が並んでいる。更に一段下がり、メジェド・ファミリアの面々と同じフロアに様々な高官が仕えている。

 

「ようこそ、エジプトへ。メジェド・ファミリアの子らよ。知らぬ顔もいくつかあるな。余はニトクリス。この地を統べる王である。此度の来訪歓迎する。」

「では、観光を楽しむと良い。」

 

「はい!女王様いいですか!」

「何じゃ。」

「頭撫でてください!」

「……?……良いぞ。」

「失礼します!(ほらリリも一緒に。)」

「(なんでですか!?女王様にそんな事を!無理です!)」

「(金運上がるんだって!)」

「(早くいきましょう。)」

「さっすが。」

「何をしている。早く来ないか。撫でてやれないぞ。」

「はい、今いきます。」

 

なでなで

 

「あのリリもいいですか?」

「良いぞ。」

 

なでなでなでなで

 

「「女王様ー私達も撫でてー。」」「僕も撫でて!」「あたちも!」

「アタシも撫でて。」「「「撫でてー!」」」

 

「良いぞ。皆撫でてやる。」

 

なでなでなでなでなでなでなでなでなでなで

 

ペカペカ

「……撫でればいいのですか?」

ペカペカ

 

なでなで

ペカー




旅行前日

ジン「ネフェル知ってるか?金の女王様に頭撫でられると金運上がるんだぞ。」
ネフェル「そうなの!?なんで去年教えてくれなかったの?」
ジン「いや、最近知ったんだよ。まあ明日撫でもらいな。」
ネフェル「うん、わかった!」


※ニトクリスについて
 大の子供好きだが最近自分の子達に会えてない。
 金運が上がるのは本当。ニトクリスのおかげでエジプトに商人が集まって繁盛してる。
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