戦争なき帝国主義   作:TD75Kwk

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本当は大戦の部分も作ろうかと思ったんですがうまいことストーリーにできそうにないので前史としてまとめるだけになります。


設定等
前史:第一次世界大戦について


この世界の世界大戦は、史実より約一年早く終戦することとなった。

その要因は、ロシア以外の欧州各国が総力戦体制を早期に完成させ、人的動員と兵站能力の拡張に成功したことにある。

その結果、戦争は史実よりも短期間で決定的な局面を迎えることとなる。

 

比較的史実通り推移した西部戦線とは異なり、東部戦線では史実以上の快進撃で進行し、1917年春季攻勢によりドイツ軍はペトログラード一歩手前まで到達した。

これによりロシア革命政府は戦争継続を断念し、1917年6月、ラトビア首都のリガにてリガ講和条約が締結されることとなる。講和内容は史実と同様のものをロシア側が受け入れる形となった。

 

リガ講和条約締結後、臨時政府が著しく弱体化したと判断したボリシェヴィキは、情勢の主導権掌握を急ぎ、計画を前倒しして7月革命を決行、政権を奪取するに至る。

 

しかし同時期、1917年6月にドイツ軍が東部戦線から戦力を再配置する前こそが、西部戦線における最後の戦線突破の機会であると判断したイギリス・フランス両軍は、西部戦線全域において無停止攻勢を開始した。

半月に及ぶ全戦線での連続攻撃の結果、ドイツ軍の予備兵力は完全に枯渇し、西方塹壕線は突破され、西部戦線の要所であったメスは陥落した。

 

さらに史実とは異なり、ユトランド沖海戦においてドイツ海軍の主力艦隊はほぼ全て撃沈されており、海軍内の動揺を契機としてキール水兵反乱が史実より早期に発生することとなる。

これにより全国規模での大暴動へと拡大し、最終的にヴィルヘルム2世およびその一族はドイツを追われ、オランダへ亡命する結果となった。

 

一方で、史実以上に大規模な英仏の動員と軍需偏重は、深刻な民生品の不足を招いていた。

その市場の空白に安価かつある程度の生産基盤を持った日本製品が流入し、史実以上の大戦特需が発生することとなる。

これを背景に、日本企業は民生品生産のための機械を大規模にライセンス生産し、生産技術と品質管理の双方において世界標準に並ぶ水準へと到達するに至った。

 

その後1918年に締結されたヴェルサイユ講和条約では、ドイツは賠償金として250億金マルクの支払い、ルール・ラインラントの非軍事化、陸軍の5万人までの制限、戦車の開発・保有の禁止、海軍の建造禁止、軍用機の開発保有禁止、史実と同様の国境線変更を受け入れることになる。

また、トリアノン条約およびサン=ジェルマン条約についても史実通り発行されることとなった。




はい、というわけで初投稿させていただきました。
本世界線では、動員・兵站体制の改善により、欧州諸国家の戦費および人的損耗は史実よりも抑制されているという想定を置いています。
史実との差異を含む設定のため、細部に独自解釈が含まれますが、その点も含めて楽しんでいただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
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