シューターのヒーローアカデミア   作:なかりょた

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感想欄に勘のいいガキがいますね・・・


スーツの秘書みたいなお姉さんっていいよね

さて、体育祭も無事終わりいつも通り登校する。今日は何をするんだろ?原作通りいくならヒーローネーム決めて職場体験の行き先とかも決めるのかな?いやあヒーロー名どうしようかな?

 

学校につくと予想通りヒーロー名を決めることになった。うーん、どうしよう。

 

少年熟考中・・・

 

あ、思いついた!!もう個性の名前でよくない?もうこれでいこう、いけるっしょ!!

 

「俺のヒーロー名は“シューター”です」

 

「うん、個性のイメージともあってるしいい名前だと思うわ」

 

はい一発合格!!かっちゃんとはレベルが違うんだよね!!

 

「よし、あらかたヒーロー名も決まったとこだし、話を職場体験に戻す。期間は一週間、指名のあったものはこれからリストを渡すからそれをもとに決めてくれ。」

 

リストを相澤先生から受け取る。さてさて、どこに行こうかな?ふむふむ、ん?

 

「……ヒーロー公安委員会?」

 

おい峰田勝手に読むんじゃねえ!!

 

「え、公安ってあの公安?」

 

「普通プロヒーロー事務所じゃねぇの?」

 

「なんで二宮が……?」

 

うわクラス中の視線が集まってちゃった。まあ、そりゃそうか。俺も意味わかんないもん。

 

「……ま、なんとかなるっしょ」

 

そう呟きながら席を立つ。けど正直、公安って悪いイメージしかないんだよな。

 

 

 

はい、職場体験当日になりました。案内された建物は、ヒーロー事務所っていうより政府施設だった。なんかきれいだけど怖いって。受付を抜けると、奥の部屋へ通される。すると、スーツ姿の女の人が書類をめくりながら口を開いた。

 

「雄英高校ヒーロー科一年、二宮匡貴。個性『射手』。入試主席、体育祭準優勝」

 

「……それが何か?」

 

「いえ、優秀だなぁと思いまして」

 

笑ってるけど目が笑ってないって。何?俺これから何やらされんの?

 

「単刀直入に言います」

 

女の人が書類を閉じた。

 

「私たちは、あなたに興味があります」

 

お、プロポーズですか?あなたみたいなきれいなお姉さんなら大歓迎ですよ♡・・・まあそんな冗談は置いといて、公安に興味持たれんのはまずいっすね。

 

「……光栄ですね」

 

「ええ。特に、“ヴィランの息子でありながらヒーローを目指している”その精神構造に」

 

やっぱそういう感じ?まあみんなほど殊勝な理由で目指してるわけじゃないけど。

 

「別に。そんな大した理由でヒーロー目指してるわけじゃないですよ」

 

「でしょうね」

 

「あなた、“誰かを救いたい”タイプではないでしょう?」

 

「……」

 

「自分の存在を証明したい。自分で自分を決めたい。違いますか?」

 

あ、そういうこと?体育祭のね?あー、まああれも100%本気だよ?でもそっちかぁ、よかった。原作キャラと関わりたいってのがばれてるかとおもった。公安ならやりかねないしね。とりあえず合わせとくか。自分の存在を証明したのは本当だしね。

 

「……それが悪いんですか」

 

「いいえ」

 

女の人は淡々と答える。

 

「むしろ、その方が向いている」

 

「……何に?」

 

女の人が黙った。・・・ああ、そっち系のお仕事ってことですか?クソボケで乗り越えれたりしないかな?そのあと女はこう言った。

 

「汚い仕事に、です」

 

まあでしょうね。公安がイメージ通りで実家のような安心感を覚えます。

 

「ヒーロー社会は綺麗事だけでは維持できません」

 

「情報操作。潜入。監視。時には、誰にも知られず危険を消すこともある」

 

「そのためには、“正しさ”より結果を優先できる人間が必要です」

 

女の人がまっすぐ俺を見た。お、ビジュいいね♡

 

「あなたは、そちら側の才能がある」

 

……ああ、なるほど。つまり公安は俺を最初からヒーローとして見てない。ヴィランの血を引く危険人物として見てるってことっすか?

 

「……で? 俺に犯罪者でも撃たせるんですか」

 

「必要なら」

 

さらっと言うなよ!!レディ・ナガンの二の舞にはなりたくない!!

 

「安心してください。今日はただの職場体験です」

 

女の人は立ち上がってモニターの電源を付けた。

 

「まずは簡単な任務から始めましょう」

 

モニターが点灯する。

 

映し出されたのは、とあるヴィラン組織のアジト。

 

「潜入調査です」

 

「は?」

 

「あなたなら“向こう側”に見える」

 

「……っ」

 

「これは褒め言葉ですよ、二宮君」

 

あ、もしかしてお姉さんSの方ですか?まあそれっぽい見た目してるしね?

 

車で数十分。

 

連れてこられたのは港湾部近くの廃倉庫街だった。夜だし雨降ってるし最悪だよ。お姉さんは気にせず続ける。

 

「ターゲットは小規模ヴィラングループ。“黒蠍”」

 

お姉さんがタブレットを見せてきた。

 

「最近、薬物の流通を始めています」

 

「へぇ」

 

「あなたの役目は簡単。中に入り、会話を拾ってください」

 

「いやいやいやいや」

 

思わずツッコんじゃった。その感じで天然なのやめて?

 

「俺まだ高校一年なんですけど?」

 

「安心してください」

 

「死ぬ可能性は低いです」

 

「あるんだ……」

 

数分後。

 

俺はフードを深く被り、倉庫の前に立っていた。

 

なんでこうなった。

 

インカムから声が聞こえる。

 

『緊張していますか?』

 

「そりゃしますよ」

 

『大丈夫です。あなたは“そういう空気”に慣れている』

 

……またそれか。

 

ほんと趣味悪いな公安。まあ任された仕事はやるけどさ。倉庫の中にはガラの悪い連中が数人。薬品の箱と妙にピリついた空気を肌で感じる。いやこんなに警戒してるならこんなところまで素性も知らないやつを通しちゃだめだよ?

 

男の一人が睨んできた。

 

「……誰だテメェ」

 

やば、思ったより怖いな。けどここでビビったら終わりそう。

 

「紹介で来た。仕事探してんだよ」

 

「紹介ォ?」

 

男が近づいてくる。あんたでかいな!!

 

「ガキじゃねぇか」

 

「……ガキでも使えるやつは使えるでしょ」

 

なるべく挑発気味に返す。

 

男が目を細めた。やばい黙っちゃった!!ミスったか?

 

「……っは、肝座ってんなァ」

 

セーフ!!心臓に悪すぎる!!そのまま奥へ通される。会話を聞きながら、逃走経路とかは覚えとこ。そのとき、男が何かを思い出したようにつぶやいた

 

「……お前、どっかで見たことあるな」

 

空気が変わった、まずいかも!!男がスマホを取り出す。画面には――俺。うわイケメン♡体育祭の記事だしばっちり顔映ってんじゃん!!

 

「……あァ?」

 

「こいつ、雄英の――」

 

警戒態勢に即座に切り替える。

 

『二宮君、撤退を――』

 

「無理ですね」

 

男の腕が動く。撤退は無理でもぶっとばせばいいんだろォ!?あと仕事は公安がやってね♡

 

「遅ぇよ」

 

バイパーを生成して、相手の死角に入るように軌道を設定する。おっし!!一人やった!!倉庫がざわめきだした。

 

「お前、雄英の!!」

 

「捕まえろ!!」

 

「っはぁ……」

 

無意識に口角が上がる。

 

「だから潜入とか嫌だったんだよ」

 

「捕まえろォ!!」

 

ヴィランたちが一斉に動き出す。

 

うわあ、数で来るタイプかぁ。嫌なんだよねこういうの。

 

『二宮君、応援を向かわせます。時間を――』

 

「いや無理!!」

 

木箱を蹴って横へ飛ぶ。直後、さっきまでいた場所に銃弾が突き刺さった。

 

「普通に銃使うのやめろって!!」

 

怖っ!!ヒロアカ世界ってもっと拳で語り合う感じじゃないの!?

 

男が鉄パイプを振り下ろしてくる。

 

「死ねガキィ!!」

 

「っぶな!?」

 

しゃがみながらアステロイドを生成。

 

ゼロ距離で射出。

 

「うおっ!?」

 

腹に直撃した男が吹っ飛ぶ。よしナイス俺。

 

でもその隙に別方向から三人突っ込んでくる。多くない?聞いてたより人数いるんですけど!?

 

「囲め!!」

 

「逃がすなァ!!」

 

「っち……!」

 

狭い。

 

倉庫の中じゃメテオラが使いづらい。下手に爆発させたら俺も終わる。

 

「――捕まえたァ!!」

 

背後から腕を掴まれる。

 

やっば、力強っ。異形系か?

 

『二宮君!!』

 

「っ、離せ!!」

 

反射的に真下へメテオラを叩き込む。衝撃で周囲の男ごと吹き飛ぶ。当然俺も壁に激突します☆

 

「っっ、ぁ゛……!!」

 

肺の空気が全部抜けた。痛っった……!!視界が揺れる。やばい、意識落ちそう!!その時だった。

 

奥の部屋から、ゆっくり誰かが歩いてくる。周囲の連中が道を開けた。あ、これ絶対ボスじゃん。出てきた男は他の連中と違って妙に落ち着いてた。スーツっぽい服装で目だけが妙に冷たい。絶対強いって!!

 

「……騒がしいと思えば」

 

男の視線が俺に止まった。

 

「雄英か」

 

「最近有名だよなァ。“ヴィランの息子”」

 

「……」

 

やっぱそこ来る?でるとこでるで?ボンキュッボンのダイナマイトボディ見せつけるで?

 

「なのにヒーローごっこか。大変だなァ?」

 

「別に。好きでやってるだけですよ」

 

「へぇ」

 

男が近づいてくる。ゆっくり近づいてくる。お前俺が空気読んでなかったら瞬殺だからね?

 

「でもお前も、分かるだろ?」

 

「ヒーロー側の連中ってのは、お前を信用してねぇぞ」

 

「……っ」

 

「どれだけ頑張っても、“ヴィランの血”で見られる」

 

「公安なんか特になァ」

 

……あー、はいはい。そういう話ね。正直、図星ではある。あのお姉さんは正直すぎるからまだしも上の連中は疑ってるだろうね。

 

男が口元を歪める。

 

「俺らと同じだよ、お前」

 

「社会から弾かれた側だ」

 

「来いよ。そっちの方が楽だぜ?」

 

……あーだるいな。ほんとムカつく。俺はゆっくり立ち上がった。

 

「……分かんねぇな」

 

「あ?」

 

「確かに世間は嫌いだし、マスコミも嫌いだし、公安も感じ悪い」

 

『聞こえてますよ』

 

インカムから低い声が返ってきた。黙っててよ。

 

「でもさ」

 

キューブを生成する。

 

「だからって、お前らみたいなのと一緒にされるのはもっとムカつく」

 

男の顔から笑みが消えた。温度差こわ。ちびりそう。

 

「……ガキが」

 

「そうだよ。ガキだよ」

 

俺は口角を上げる。

 

「だからまだ、意地張れんだろ」

 

次の瞬間、衝撃が俺を襲った

 

「――っ!?」

 

速っ!?反応できなかったんだけど?何?

 

「がっ……!?」

 

吹き飛ばされる。壁に叩きつけられ、床を転がった。痛っったぁ!!なに今の!?

 

「個性“加速”だ」

 

男がゆっくり歩いてくる。いやその個性ならプロヒーローやれよ!!

 

「ガキ一人じゃ、ここで終わりだ」

 

……っち。強すぎだろ。なんか逆に、テンション上がってきた。

 

「……っは」

 

「ァ?」

 

俺は血の混じった唾を吐きながら笑った。

 

「いやさ……公安のお姉さんに、“向いてる”って言われた意味、ちょっと分かってきたかも」

 

『二宮君?』

 

「こういう修羅場、嫌いじゃないんだよねぇ!!」

 

キューブを一気に展開してアステロイドとバイパーを同時生成する。

 

「っ!!」

 

男が再び消える。速い。でも――見えないわけじゃない。かっちゃんだって馬鹿早いからね?多少は慣れるよ。

 

「そこォ!!」

 

バイパーを斜め上へ射出したとみせかけて、死角から回り込む。男が舌打ちしながら回避した。まあよけられたけど行動制限できてるからセーフ。

 

「お前……」

 

「結構頑張ってるでしょ?」

 

笑いながら後退する。でも結構きついんだよね。肺痛いし、右腕重いし長期戦になったらまずいっす。だったらやることはもうわかるよなァ?俺は倉庫内を見回す。鉄骨と積み上がったコンテナと天井。……あ、いいこと思いついた。男がまた突っ込んでくる。

 

「死ね」

 

「こっわ」

 

メテオラで加速するけど一瞬で距離を詰められる。でも今度は避けない。俺は真正面にメテオラを生成。

 

「自爆でもする気かァ!?」

 

「まさか」

 

そして――上に撃った。轟音が場を支配する。そして天井の鉄骨が吹き飛ぶ。

 

「――は?」

 

次の瞬間、大量の資材と照明が崩落した。

 

「うおォ!?」

 

「なんだァ!?」

 

視界が土煙で遮られ倉庫全体がパニックに包まれる。俺はその隙に場所を移動。

 

「ハウンド」

 

追尾弾なら見えなくても当たるんですね☆

 

「がっ!?」

 

一人。

 

「ぐぁ!?」

 

二人。いいねぇ、こういうの。ゲーセンのシューティングゲームみたい。

 

『……あなた、本当に初実戦ですか?』

 

「いやぁ、体育祭のおかげですかね?」

 

その時、背筋がたった。反射的に横へとぶと、さっきまでいた場所を男の蹴りが貫いた・床が割れました。いや、威力おかしくない!?

 

「チッ……」

 

男が土煙の中から現れる。額から血が流れてる。青筋浮かんでるって!!

 

「ガキが……調子乗るなよ」

 

「そっちこそ」

 

かなり消耗してるけど男ももう余裕がない。だったら、

 

「そろそろ終わらせます」

 

疲労的にも合成弾は一発が限界。男もそれを察したのか、低く構える。空気が張り詰める。

 

『二宮君、ヒーローが到着します。無理を――』

 

「いや、いいとこだし」

 

俺は笑った。

 

「邪魔しないでください」

 

俺がキューブを構えた瞬間だった。

 

――バサッ。

 

上から、妙な風切り音が聞こえる。

 

「……は?」

 

次の瞬間、赤い羽根が土煙を切り裂いた。

 

一枚、二枚――いや、多すぎる。

 

羽根が生き物みたいに飛び回り、ヴィランたちの武器を正確に弾き飛ばしていく。

 

「なっ――!?」

 

「銃が!?」

 

「動けねぇ!?」

 

羽根が服を壁に縫い付け、数秒で制圧していく。速い。意味わかんないくらい速い。

 

そのまま、倉庫の高い鉄骨の上に人影が降り立つ。赤い翼と軽薄そうな笑み。

 

……いや待って。

 

「うわ、本物だ」

 

思わず声が漏れちゃったよ。そこにいたのは、ホークスだった。

 

「いやぁ、ごめんごめん。思ったより頑張ってたから見入っちゃってさ」

 

軽いなあ。イメージ通りですね。ヴィランのリーダーが舌打ちする。

 

「ホークス……!」

 

「現場押さえられた時点でもう諦めた方がよくない?」

 

ホークスが笑った瞬間、羽根が一斉に加速した。

 

赤い閃光みたいに空間を走り、男の四肢を壁へ縫い付ける。

 

「がァッ!?」

 

はっや。何今の?俺ほぼ見えなかったんだけど。

 

「っはぁ……」

 

緊張が切れて、その場に座り込む。疲れた。マジで疲れた。

 

ホークスがひらりと降りてくる。

 

「お疲れ、二宮くん」

 

「……どうも」

 

「にしてもさぁ」

 

ホークスが周囲を見回す。崩れた天井、吹き飛んだ資材、気絶したヴィラン。

 

「ずいぶん派手にやったね?」

 

軽く笑ったあと、ホークスが目を細める。

 

「でも無茶しすぎ。君、自分が思ってるより危ない橋平気で渡るタイプでしょ」

 

「……そうですか?」

 

「うん。しかも厄介なのが、“怖がりながら行けちゃう”ってとこだね」

 

まあ、原作知識とかいろいろあるしね。今回のは想定外だけど。

 

「普通さ、ヴィラン相手に潜入なんてしたらもっとビビるんだよ。でも君、途中から楽しんでたでしょ?」

 

「……」

 

否定できねぇ。戦ってる途中テンション上がってたし。ホークスが小さく笑う。

 

「公安が気に入るわけだ」

 

「やめてくださいよ、その言い方」

 

「んー? でも気をつけな」

 

ホークスが俺の額を軽く小突く。

 

「そっち側に踏み込みすぎると戻れなくなるよ?」

 

軽い口調でもあなたがいうと重みが違いますね。あれ?っていうか

 

「常闇くんは?」

 

「・・・・・・・・・・あ」

 

なにしてんねん。とりあえずこれで一日目は終わりかな。疲れたわお姉さんに向かいに来てもらおう。

 




多分これが現状の最多文字数です。疲れました。1万文字書いてる方々は本当に同じ人類ですか?・・・・スーツのお姉さんっていいですよね。

次回は職場体験の続きです!!感想、評価お願いします!!

実はヒロインをもう二人増やしたいんですけど、さすがにキャパオーバーですか?(出すだけ出して、放置する可能性もあります)

  • ヒロイン追加していいよ
  • もうやめて!二宮のライフはもう0よ!
  • 好きにやんな
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