「私たちが助かるためにはこの軍艦を動かせる状態にし、島を脱出しなければならない!」
「俺たち全員の協力が必要となる! 今から配置を言うから聞いてくれ!」
クラピカとハンゾーがみんなに指示を出す。
誰がリーダーになるかでモブたちが騒いだけど、ハゲゾーが全員を叩きのめして言うことを聞かせていた。
「まず、軍艦の側面部と島の接合部を破壊する! ゴンさん、固定具を壊してくれ!」
「わかった!」
「次に船体に貯まった水を船尾の倉庫に流し込んで
「任せて!」
「そして問題の艦首部。完全に岩にめり込んでいるので破壊する必要がある。並大抵の火力では無理なので、もちろん担当はゴンさんだ! スパーは艦に影響が出ないようにゴンさんに破壊する場所を指示してくれ!」
「よろしくね、ゴンさん」
「うん、よろしくスパーさん!」
「無事に岩を破壊したら、亀裂から海流が乱入する勢いで船が岩場から浮き上がるはずだ。このタイミングでメインエンジンを動かす必要があるが、確認したところ機関室の前後は完全に水没している」
「それならシーデッキの通気口を通って機関室に入るには小柄な体格の奴じゃないと無理だな。ポックル、確かお前は機械に詳しいんだろう? いけるか?」
「ああ。もちろんだ、俺に任せてくれ」
「俺たちもポックルを手伝うよ!」
機械が得意なポックルに、原作でも機関室で作業をしていたポンズ、さらに俺、メイ、レツも手伝うことになった。手数は多い方がいいよね。
もちろんポックルとポンズが仲良くなるのを邪魔して、俺がポンズと仲良くなるという目的もあるけど、俺の予想通りならそんなことを気にしている暇はないだろう。
「あとは、スクリューにも幾重にも海藻が絡まっているから海に潜ってこれを排除するチームと、船体の各部を点検して補修をするチームを組むぞ」
「タイムリミットはあと2日。この島から脱出するためにこの36人全員で力を合わせようぜ!」
「よし、みんな、行くぞ!」
「「「おー!」」」
よーし、がんばるぞー!
ところでなんで最後の号令をレオリオがしていたんだろう……?
◇
バキィ! ボゴォ! メシャッ! ズガァン!!
「こちら管制室のハンゾー! ゴンさんの作業がもうすぐ終わりそうだが、各チームの作業進捗はどうなっている?」
機関室担当・スクリュー担当・補修担当「「「まだ作業に手を付けたばかりだよこのハゲ!!」」」
やっぱりゴンさんならそうなるよね。
ポックル! ポンズ! メイ! レツ! 全速力で作業を終わらせるぞー!!
◇
なんとか作業が終わり、全員がくたくたになって機関室の床にへたり込む。
ポックルとポンズの甘酸っぱいイベント? そんなもんないよ。ボイラーとエンジンの接続レバーも躊躇いなくさっさと下ろしたしね。
人数が多かったので各チームの作業の進みが早かったのと、ゴンさんが主砲の代わりに岩を破壊したからアニメよりも作業量が少なくなったお陰で、あっさりと船の修理は完了した。
タイムリミットまで残り1日。
朝から出航作業を行い、ついに俺たちは軍艦を動かすことができた。
「ゴンさん! ここは岩礁が多い! 船がぶつかりそうになったら岩をぶっ壊してくれ! 頼んだぞ!」
「わかったー!」
ドゴォーン!!
さすがゴンさん。ナイスバルク!!
「おい、あれを見ろ! 協会の飛行船だ! 甲板に降りてくるぞ!」
「やった! やったぞおおおおお!!!」
アニオリ回、軍艦島――脱出完了!!
◇
「くっくっく、さすがゴンさん、面白い。
リッポー特設ボーナスステージ第三次試験エクストラ。
36名、合格……!」