第四の壁を越えて   作:タカリ

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合格者は誰?

「ゲレタさんのナンバープレート手に入れたよ!」

 

 ゴンさん、キルア組。無事にゲレタを捕獲しプレートを入手。

 

「246番ってポンズかよ!? マジか、どうすりゃいいんだ!?」

 

 レオリオ、クラピカ組は成果なし……というか、レオリオのターゲットがポンズなので俺がハントしてしまった。

 

「バンくん、ハンゾーさんがナンバープレート持ってきたから交換したよ」

 

 そして拠点では早速一人狩ったらしいハンゾーが89番シシトウのナンバープレートを持ってきたので交換したようだ。

 

 その結果、現在の得点状況はどうなっているのかをまとめよう。

 

「ポンズはバンの弟子になったんだろう? そのポンズのプレートで俺が合格ってのも気まずいよな……」

「仕方ないだろう。残りのプレートの枚数が3枚しかないのだからレオリオがそのプレートを得るのが一番だ」

 

 クラピカがナンバープレートの枚数を数え始める。

 

「最初にトンパ組から入手したのが16枚。

 そのうち、(クラピカ)、バン、キルア、女性陣のターゲットだった7枚はそのまま確保した。16-7で残りは9枚。」

 

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 クラピカ→トンパ (計6点)

 バン→イモリ (計6点)

 キルア→ウモリ (計6点)

 女子4人→モブ①~④ (計6点)

 

 プレートの余り 1点のプレート9枚。

 

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「ハンゾーのターゲットの197番のプレートと交換しても枚数は変わらず9枚。

 そして、ポックルに6枚のプレートを渡してしまったので9-6で残りは3枚となる」

 

 ポックル→1点のプレート6枚

 

 トンパ組終了時点で手元にあるのプレートは3枚。

 

「この時点でゴンとレオリオはターゲットのナンバープレートがなかった。だからゲレタか246番(ポンズ)のどちらかを手に入れる必要があった」

 

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 ゴン→自分のプレートのみ(3点)

 レオリオ→自分のプレートのみ(3点)

 

 プレートの余り 1点のプレート3枚。

 

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 どちらか片方がターゲットのプレートを入手できれば『1点のプレート3枚』と『3点のプレート1枚』となり、ゴンとレオリオの両方が試験に合格できる。

 

「だが、ゴンがゲレタのプレートを入手したのはいいが、バンが246番のポンズとスパーを弟子にしてしまった」

 

 =================

 

 ゴン→ゲレタ (計6点)

 

 レオリオ→自分のプレートのみ(3点)

 ポンズ→自分のプレートのみ(3点)

 スパー→自分のプレートのみ(3点)

 

 プレートの余り 1点のプレート3枚。

 

 =================

 

「レオリオ、ポンズ、スパーの3人に対して、我々の手元には1点分のプレート3枚しかない。これでは3人全員を合格させることは不可能だ。

 よって、最大人数を合格させようとする場合、こういうプレート配分になる」

 

 =================

 

 レオリオ→レオリオ(3点)+ポンズ(3点)

 スパー→スパー(3点)+1点×3

 

 ポンズ→プレートなし

 

 プレートの余り なし

 

 =================

 

「レオリオのターゲットがポンズである以上、『レオリオを合格させてポンズも合格させる』ということは不可能。『レオリオのみが合格』か『レオリオとスパーが合格』の2パターンしか存在しない」

 

 もちろん、余っている3枚のプレートをポンズに渡してポンズを合格させるというのも理論上は可能だが、その選択だとレオリオが不合格になるのであり得ない。

 よってポンズを犠牲にして他の全員が合格、となるわけだ。

 

「……私が今からポックルを狩れば、6点分のプレートが手に入る……?」

「はいはい、そんなの俺が許さないよー。ポンズもスパーも修行するから単独行動禁止ね」

「そんなぁ……」

 

 囮として6点分のプレートを持っていったポックルに対し、ポンズの理不尽な恨みが向くのだった。

 

 ◇

 

「さてと、それじゃ俺たちは身を潜めて修行をするから、最終日まで別行動でもいいかな」

「え? てっきりこのグループで行動するのかと思ったけど、別れるのか?」

 

 俺の提案にキルアたちが驚くが、今から始めるのは念の修行だ。ハンター試験を合格するまではホイホイ教えてはいけない、という建前が存在するのだ。

 

「門外不出の技術だから3人が俺の弟子になるなら教えてもいいけど、そうじゃないなら簡単には教えられないよ」

「なるほど、一門の秘伝というやつか。それならば簡単に教えるわけにはいかないだろうな」

「俺が目指しているのは医者であって武道家じゃねえから、そう言われると引き下がるしかねえな」

 

 門外不出と言えば自制するクラピカと、武術に大して興味のないレオリオはあっさりと引いた。

 

「えー、そんなこと言われると余計に気になるじゃん」

「ゴンさん。キルアを見張っていてくれる?」

「わかった! ほらキルア、ダメだよ」

「なんだよ、ゴンさんもバンもケチくせーなー! 少しくらいいいじゃんかよー! 本当にうちの執事かっての!」

 

 こっそりと覗きに来そうなイタズラ小僧にはお目付け役をつけて、俺たちは他の場所へと移動を開始した。

 修行は俺の念空間『デッドプール』の中で行う予定だから、この拠点はゴンさんたち4人に使ってもらう。食料や水も置いておいたから快適に過ごせるだろう。

 

 さて、残り6日間。メイ、ポンズ、スパーはどこまで念を覚えられるかな?

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