「15人中11人が新人か。ほっほっほ、豊作豊作」
飛行船の一室に今回の試験官が全員集まり食事を取っていた。
最終試験を担当するネテロ会長の姿もそこにある。
「それで最終試験は一体何をするのでしょう?」
「新人が豊作な年かどうかはまだ最終試験次第だもんね」
「うむ、それだが。一風変わった決闘をしてもらうつもりじゃ」
最終試験に向けて、受験生たちはネテロとの面談に呼び出された――。
◇
「ではバンくん。まずなぜハンターになりたいのかな?」
「世界中の女の子をハントするため!」
「ほっほっほ、元気じゃなぁ。女子の尻を追いかけて世界を回るとはまさに男のロマンじゃて」
「では、おぬし以外の残った受験生の中で一番注目しているのは?」
「うーん。一番はゴンかなぁ。どこまで伸びるのかその頂点を見てみたいって意味で」
「では、最後の質問じゃ。今一番戦いたくないのは?」
「女の子たち全員!」
「――うむ。参考になった。ご苦労じゃった。最後に試験とは関係ないのじゃが、一ついいかな?」
「なんですか?」
「脱落した受験生たちのプレートを持っていたのは何故なのか、よければ教えてくれんか?」
「ああ、それですか。あのプレート、一次試験でヒソカに殺されたり、湿原で罠にはまって死んだ受験生たちのプレートなんですけど――
――彼らの死体ごと拾ってきたんで、試験後にどこかで火葬か埋葬してあげようかなって。あんなところに野ざらしじゃかわいそうじゃないですか」
「……そうか。プレートは死体を回収したついでだった、というわけなんじゃな」
「はい。あ、ハンター協会で葬儀を行ってくれるなら死体を全部出しますけど、どうします?」
「うむ……。協会としてではなく、儂個人で良ければ手配しよう。いかがかな?」
「良かったー。じゃあそれでお願いします!」
◇
「うむ。空間系の能力を持っているとメンチと四次試験の担当者が言っていたが、死体を埋葬するためか……」
ハンター試験は例え途中で死亡しようと自己責任。死して屍拾うものなしという厳しい世界。
そんな中で、縁もゆかりもない赤の他人の死体を拾い、わざわざ埋葬しようとするとは。
「面白い子が出てきたものじゃのう、良きかな良きかな♪」
◇
53 ポックル
・一番気になっている相手は?
「
・一番戦いたくない相手は?
「同じ理由で406番だな」
80 スパー
・一番気になっている相手は?
「406番、バンの坊やね。自分の実力を思い知らされたわ」
・一番戦いたくない相手は?
「もちろんバンの坊やよ。あと405番のゴンさんも……あの岩盤砕きパンチは無理よ……」
99 キルア
・一番気になっている相手は?
「ゴンさんだね。405番のでっかいの。その次はバンかな。406番ね」
・一番戦いたくない相手は?
「もちろんゴンさん」
191 ボドロ
・一番気になっている相手は?
「
・一番戦いたくない相手は?
「99番、406番、407番、408番。子供と戦うなど考えられぬ」
「一応言っておくと405番も11歳の子供じゃぞ?」
「なん・・・だと・・・!?」
246 ポンズ
・一番気になっている相手は?
「……406番。絶対にダメだと思った私がここにいられるのは彼のお陰だもの」
・一番戦いたくない相手は?
「それも406番」
294 ハンゾー
・一番気になっている相手は?
「
・一番戦いたくない相手は?
「もちろん
301 ギタラクル
・一番気になっている相手は?
「99番」
・一番戦いたくない相手は?
「……」
「特にいない、と」
「(コクン)」
403 レオリオ
・一番気になっている相手は?
「406番だな。ポンズのプレートを譲ってもらった恩があるし合格してほしいと思うぜ」
・一番戦いたくない相手は?
「そんなわけで406番とは戦いたくねーな」
404 クラピカ
・一番気になっている相手は?
「405番と406番」
・一番戦いたくない相手は?
「理由があれば誰とでも戦うし、なければ誰とも争いたくない」
405 ゴン
・一番気になっている相手は?
「99番キルア! 友達だから!」
・一番戦いたくない相手は?
「うーん、99・403・404・406・407・408・409・410番の8人は選べないや」
「いや多すぎじゃろ」
407 メイ
・一番気になっている相手は?
「406番のバンくん!」
・一番戦いたくない相手は?
「もちろんバンくん! あと405番のゴンさん」
408 レツ
・一番気になっている相手は?
「うーん、やっぱり405番と406番かな」
・一番戦いたくない相手は?
「405番と406番」
409 幻海
・一番気になっている相手は?
「405番と406番」
・一番戦いたくない相手は?
「405番と406番」
410 ぼたん
・一番気になっている相手は?
「やっぱりバンちゃんとゴンちゃんかね。というわけで405番と406番だよ」
・一番戦いたくない相手は?
「それもあの二人。というか本当にあたしが最終試験を受けていいのかい?」
「なあに、構わん構わん! 来るもの拒まずがハンター試験じゃからのう!」
※ちなみに原作だとパリストンが回収した5000人のキメラアント兵(選別で生き残った者たち)をハンター試験に送り込もうという計画もあった。
◇
「うーむ、物凄い偏ったのう」
だいたいの受験生が405番と406番に注目して避けたいと言っていた。
原作で注目を集めていた危険人物(ヒソカ)がおらず、イルミ(ギタラクル)は強さを誇示するようなこともしないので、結果としてフリークス兄弟が注目が集めていたのだ。
「406番と戦いたくないと言ってたのが――」
ポックル
レオリオ
ボドロ
ゴンさん
メイ
レツ
幻海
ぼたん
ポンズ
スパー
「10人か。いや、やっぱり多すぎるじゃろ。それで残りの5人が……ふむ」
ハンゾー
イルミ
バン
キルア
クラピカ
「女の子たちはちょいと退けて、ここをこうして、この三人はこっちで……」
ネテロ会長がちょちょいのちょっと筆でトーナメント表を書き上げて、満足そうに頷いた。
「うむ、これでよし。最終試験のトーナメント表の決定じゃ!」
こうして、ネテロ謹製の特殊な負け残りトーナメント表が出来上がったのだった。
トーナメントの組み合わせを考えて作るのが大変だった……!