赤いアイツが転移した件について ファンタジー編 作:アルファるふぁ/保利滝良
どうか最後までお付き合いください
女騎士セーナサイド
「本当に帰ってしまうのか?」
「まあなー」
「国民皆が、貴方を英雄として国に迎えたいと言っているんだがな・・・」
「それは無理な相談だ 俺も、向こうでやっとかなきゃいけないことがある」
「なんだ、それは?」
「怪獣退治だ」
「怪獣・・・ドラゴンより強い、凶悪な生物か」
「そうだ 俺の同僚や後輩たちは皆ヌルイからな、俺がいないと」
「本当は歯応えのある殺し相手がいなくなったからだろう?」
「まあなー」
「だがな、レッドマン」
「ん?」
「お前は、確かにこの世界を救ったんだ それだけは事実だ 胸を張って自慢してくれ」
「ははは、感謝の気持ちってやつか?」
「そうだ」
「・・・っ!」
「ありがとう、レッドマン 貴方がいなければこの世界は魔王の手に堕ち、人類は絶滅していただろう 本当に、本当にありがとう・・・!」
「お、おい、泣くなよセーナ」
「ありがとう・・・ありがとう・・・ありがとうっ!」
レッドマンサイド
魔王を倒してから早三日
魔王城は取り壊され、生き残りの魔物は(主に俺の手により)根絶やしとなった
事後処理の大半はセーナがやっていた アイツお姫様は堅苦しいからって騎士やってたけど、やるときはきちんとやるみたいだ
さて・・・
「帰るか」
たしか、ブルトンリモコンは・・・このボタンで元の世界だっけ? よし、ぽちっと・・・
「おーい!待て!レッドマーン!」
え?セーナ?
「まだ引き留めるのか?て言うかなんだそのドレス」
「ドレスは関係ないだろう!それよりも、これを」
ん、なんだこれ?剣か?
やけに見た目が良いが・・・
「フェニクス王家の家宝だ、土産に受けとれ!」
「いや、いらねえよ」
「遠慮しなくて良いぞ!」
いやレッドナイフで充分なんだけど
「それはな、国を救った大英雄に送られる剣だ 今それを持つのは、お前こそ相応しい」
そうか、なら
「わかった、ありがたく貰う」
よし、そろそろ行こう 未練が出てきたら大変だ
「じゃあな!レッドジャンプッ!」
女騎士セーナサイド
・・・行ってしまったか・・・
「おい、執事長はいるか?」
「いかがいたしました、姫様」
「手配してほしいことがある」
「それは・・・?」
「レッドマンの銅像を、魔王の被害にあった地に置こう!」
英雄の名を、永遠に残すために・・・な
レッドマンサイド
帰ーって来たぞ、帰ーって来たぞ!
ククク、久し振りの俺の世界・・・やっぱり空気が違う!
怪獣との殺し合いの匂いだ!
おっ!あんなところに、早速怪獣がいやがる!よし、ドラゴンなんかでなまった腕を・・・なおしてやるぜえ!
「レッドファイトッ!」
これでこの作品は完結となります
今まで応援してくれた方達に、最高の感謝を込めて・・・
「レッドファイトッ!」